2018-12-23から1日間の記事一覧
いろは「ほら先輩、はやくいきますよー」 八幡「わかったから、まったく。本当に今日で最後なんだな?」 いろは「はい、たぶん今日で全部片付くとおもいます」 八幡「たぶんね、もし片付かなかったら?」 いろは「明日もよろしくお願いしまーす」ニコッ 八幡 ハァ…
折本 (うーん。次はどんな本にしよっかな?...ん?あれは...) 折本 「あれ?比企谷じゃん!」 折本 「やっほー!」フリフリ 八幡 「折本」 折本 「休日に会うなんてレア体験だね。今からどっか行くの?」 八幡 「俺が休日は外に出ないみたいな言い方やめてくんな…
「なぁ、雪乃? 年末年始は実家に帰るのか?」 今日は俺の両親の御用納めの日だ。 明日からは2人とも家で過ごす。 朝から晩まで俺の家で雪乃と一緒にというわけにはいかない。 雪乃の動向が気になって雪乃を送る道すがら訊いてみた。 「家族なら姉さんを含め…
京成津田沼から千葉線に乗った。 ちょうど今まさに雪ノ下がやっているように千葉線は総武線と寄り添うように千葉方向へ並行して走っている。 っていうか、くっつくなよ。 時折ガタンと揺れると鼻腔をくすぐるようないい匂いが右側から漂ってくる。 何この我…
「ここはこうやって代入するのよ」 そう言うなり、すらすらと俺のノートに代入式を書いていく雪ノ下。 雪ノ下の一生懸命な横顔も美しいが、雪ノ下の書いた字もその端正な顔立ちと同様に美しい。 鉛筆の先から次々と文字が書き出されていく様は、あたかも錦が…
「よう…」 俺を見るなり雪ノ下雪乃は深いため息をついた。 「はぁー…… 今日は比企谷くんしか来ないことはわかっていたのに…… 期待してしまった私が馬鹿だったわ……」 こめかみのあたりに手を当て、まるで痛恨のミスをしでかしたような仕草を見せる。 「うっせ…