俺ガイル/やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
【比企谷家】 八幡「ふぁーあ……朝か。いや、もう昼か」 八幡(ぶっちゃけこのまま寝ててもいいが……まあぼちぼち起きるとしますかね) 八幡(しかし、学校がないとこうもきっちり昼夜逆転しちまうのは不思議なもんだな) 八幡(早寝早起きみたいな良い習慣は…
目覚ましのピピピの音に目が覚めた 小町「おにーちゃーん、ご飯出来てるよー早くおーきーてー」 下の階から小町の声が聞こえる 未練たらしくベッドの中でウネウネ動いて、ベッドから発生する重力に逆らいながら起き上がった 下の階には既に朝食の支度をして…
結衣「ゆきのーん。ここの問題教えてー?」 雪乃「ここはこうで……」 いろは「雪ノ下せんぱーい。生徒会の仕事で相談なんですけどー」 雪乃「これはこうで……」 八幡「……」 八幡(雪ノ下は、二人に甘い。初めての友達と慕ってくれる後輩だ。多少舞い上がるのも…
海老名「おかしいな……どこに行ったんだろう……」 由比ヶ浜「どうしたの、何か無くした?」 海老名「うん、『水着エプロン男子高校生喰い』ってDVDが見つからなくて」 由比ヶ浜「すごいタイトルだね……」 三浦「あんたはまたそんなものを学校に持って来て……」 …
八幡「先生俺だけ他の生徒と扱いちがいませんか」 八幡「俺の将来が専業主夫でも大学にも進学して一時的とは言え働くから何も先生には迷惑かかりませんよね?」 平塚「それはだな・・・君が将来を思ってだな」 八幡「だいたい、俺と先生が将来付き合って結婚…
ある火曜日 八幡「うぃーす」ガラララ いろは「こんにちは!」ガラララ ドン 雪乃「こ、こんにちは(めちゃくちゃ自然に比企ヶ谷君が開けたドアを一色さんが閉めたわね・・・)」 八幡「雪ノ下、昨日休んでたみたいだけど大丈夫か?」 雪乃「ええ、もう大丈夫よ。それ…
八幡(土日、それは1週間という地獄に唯一のオアシスである。) 八幡(しかし、そんな貴重なオアシスをどのように使ったらいいのか俺は知らない) 八幡(もしも時間を切り取って他者に与える事が出来るなら俺は土日を切り取って売っている」 八幡「何なら「夏…
由比ヶ浜「お弁当作ってきたよ」 由比ヶ浜「どうかな?」 八幡「俺はお腹いっぱいだから遠慮しとくよ」グー 雪乃「私も自分の分あるし・・・」 由比ヶ浜「ヒッキーお腹なってるし・・・私上手く出来たから二人には食べてほしかったんだけど」 雪乃「仕方ない…
由比ヶ浜「ゆきのんとヒッキーが入れ替わったぁ?!」 比企谷「由比ヶ浜さんとりあえず落ち着いて座ってもらえないかしら」 由比ヶ浜「ヒッキー?!なんでゆきのんみたいな喋り方?!…ああ中身はゆきのんで…。あれれ」アワワ 雪ノ下「由比ヶ浜大丈夫か」 由比ヶ…
書記「一色さん、昨日比企谷先輩と千葉にいなかった?」 いろは「え?」 書記「あ、昨日・・・、偶然見かけて」 いろは「あっちゃー、書記ちゃんの方も気が付いてたのか」 書記「え?」 いろは「私も昨日副会長とデートしてるの見かけたからね」 書記「あ、…
最初はほんとに偶然だった。 早朝にサブレを連れて、これから通うことになる高校を見ておこうと思っていただけ。 朝も早かったしすぐに帰るつもりだったから、寝るとき着ていたクマさん柄のパジャマのまますっぴんで出掛けていた。 高校の近くまで行ったしそ…
総武高校を卒業して二十数年… 俺は高校時代の同級生だった川なんとかさんもとい川崎沙希と結婚した。 それまでぼっちだった俺がたくさんの人から祝福を受けて盛大な結婚式を行った。 さらに俺の女房となった沙希もしっかり者で面倒見もよく頼れる存在だ。 そ…
TV<続いてのニュースは千葉県で起きている連続殺人です TV<被害者は○人、いずれも若い男性で…… TV<……複数、単独犯両方で捜査を…… prrr prrr 雪ノ下「平塚先生? 珍しいわね。はい、雪ノ下です」 比企谷『雪ノ下か! 頼むヤバイんだ! 助けてくれ!』 雪ノ下…
八幡「うおっ、どうしたんだお前・・・その怪我」 沙希(比企谷があたしの眼帯を見て驚く) 沙希「別に・・・階段で転んだだけ」 八幡「・・・そうか、その、大丈夫なのか?」 沙希「・・・2、3日で治るってさ」 沙希(こいつが心配してくれる。それだけで…
いろは「先輩……、今付き合ってる人って……いますか?」 八幡「いるけど」 いろは「は?」 いろは(え、ちょっと待って。なに、この人付き合ってる人とかいるの? さっきまでそんなそぶり見せませんでしたよね? 今の状況(部室)でそんなこと言っちゃってもいい…
―比企谷家― 八幡 「ただいまー」 シーン 八幡 (まだ小町帰ってきてないのか) ガチャ 八幡 (今の内に風呂沸かしとくか) ??? 「あ、あの」 八幡 「うぉっ!?」ビクッ ??? 「ご、ごめん」 八幡 「だ、誰だよ...って留美?なんでここに?」 留美 「ここに泊めさせても…
小町「あ、おはよお兄ちゃん。もうご飯出来てるよ」 八幡「おお、おはよう。いつも悪いねぇ小町さんや」 小町「もう、それは言わない約束でしょー」 八幡「いや、なんとなくだよ。なんとなくお約束ってやつだ」 八幡(本日のメニューは、ベーコンエッグ、わ…
八幡「あぁぁぁぁぁっ!! 死にたい死にたい!」 八幡「(恥ずかしいよぉぉぉぉっ!!)」ジタバタ 八幡「(なんで俺はあんなことを言ってしまったんだぁぁぁぁっ!!)」ゴト 八幡『俺は・・・! 本物が欲しい・・・!』グス 八幡「(俺のバカ俺のバカ! バカだろ本…
雪ノ下「……」 雪ノ下「比企谷君といると身体が熱くなるのだけども」 八幡「風邪だな。最近流行ってるらしいな」 雪ノ下「……」 雪ノ下「比企谷君を見てると安らぐのだけども」 八幡「部室は静かだからな。ここにいるだけで安らぐだろ」 雪ノ下「……」 雪ノ下「…
奉仕部部室 八幡「うーす」 八幡(あれ、誰もいない) 八幡(バッグがあるのを見ると……飲み物でも買いに行ったか?この前紅茶の茶葉なくなったとか言ってたし) 八幡(……ナチュラルに俺は置いてかれるのか……) 八幡(別に寂しくないし。一人ぼっちは慣れてる…
少女「こ、こんにちはー……」 雪乃「こんにちは」 結衣「や、やっはろー?」 八幡「……?」 少女「ここ、奉仕部、であってますか?」 雪乃「ええ、そうよ。依頼の方かしら?」 結衣「話すのは初めて、だよね?」 少女「はい、私も二年生ですけどみなさんとは話…
帰り道 雨 ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…クゥーン…」 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…」 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…クゥーン…クゥーン…クゥーン…クゥーン…」 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…」 雪ノ下「…」 雪…
八幡「……」ペラ 雪乃「……」ペラ 結衣「……」ポチポチ 八幡「……ふぅ」パタン 八幡(しっかしホント何もしねぇなこの部活……。というか果たしてコレを部活と呼んでいいものか) 八幡(そういや他の奴は普段、何をしているんだろうか。どうもこう暇だといらん事に頭を働…
何となく点けられているリビングのテレビからは毎年この季節によく聞く名曲が流れていた。 あの「パジャマを脱いだら出かけよう」とかいって猥褻物陳列罪を推奨するあの歌だ。 やだ、なにそれこわい。 正解はケンタツキーのCMに使われてるやつ。 そう、「今…
いろは「……」スタスタ 八幡「……」スタスタ いろは「……」 八幡「なあ…一色…」 いろは「話しかけないでください…」 八幡「す、すまん…」 いろは「あ、いえ……すみません」モジモジ 八幡「なんでこんなことになったのか…」 八幡(時刻は朝6時前…まだ辺りは暗い…) 八幡(な…
八幡「レポートに将来先生の家に永久就職するって書いたら、毎日電話とメールの嵐なんだが」 雪乃・結衣「」 結衣「ヒ、ヒッキー嘘だよね?」 雪乃「・・・」 八幡「嘘というかレポートに将来の事についていつも通り書こうと思ったがその頃独身ならと思って…
prrrr 雪ノ下「はい、雪ノ下です」 由比ヶ浜『あ、ゆきのん!ヤバイの!助けて!』 雪ノ下「落ち着いて由比ヶ浜さん。状況を説明して頂戴」 由比ヶ浜『無理無理無理!ヤバイんだって!』 雪ノ下「だから何があったのか説明しなさいと言っているの」 由比ヶ浜『説明…
結衣(よーしっ。今日も奉仕部がんばるぞーっ!) 結衣「やっはろー!」ガラッ 八幡「あっ」キガエチュウ 結衣「えっ」 八幡「・・・・・・閉めてくれ」 結衣「うわああああっ!?」ピシャァン 結衣「なっ、何で脱いでんの!」 八幡「今日体育の補習なんだよ、他に着替…
海老名「…………」 戸部「あの……、俺さ、その……その」 葉山「…………」 大岡「…………」 大和「…………」 雪乃「…………」 結衣「…………」 八幡(戸部を振られないようにし、かつ彼らのグループの関係性を保ち、海老名さんとも仲いいままにしておく) 八幡(ならやっぱ、方法…
いろは「…あれ?もしかして比企谷せんぱいですか?」 八幡「あ?…えーと、一色、だったか?」 いろは「わー!本当にせんぱいだー懐かしい!」 八幡「一色…いろは?」 いろは「そうですよー。一色いろはです。せんぱいが高校卒業して以来ですから、3年ぶりく…