俺ガイル/やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
八幡(……年が明けて初めての奉仕部の活動) 八幡(雪ノ下さんは早速先日罵倒語ディクショナリーに追加された言葉を開放なされたようです) 八幡「あら雪ノ下さん、言葉遣いがお下品よ。もう少し品のある言葉を用いられてはいかがかしら」 雪乃「それは誰の真…
季節は冬。吐く息は白くなり、地面も白くなり、リア充のムードはピンクになる季節。 なに、なんなの、冬は? 気温は冷たく、小町の目はクリスマスやらなんやら、恋愛事関連の行事が近づくたびに生暖かくなり、雪ノ下の目は冷たい。あ、最後のは何時もだった…
比企谷「雪ノ下が産婦人科から出て来た」 比企谷「おい、まじかよ…」 雪ノ下「…あら?」 比企谷「…うっす」 雪ノ下「こんなとこで会うなんて…奇遇ね」 比企谷「ああ、そうだな…その…俺は何も見てないことにするから気にすんな」 雪ノ下「何がかしら?」 比企…
プロローグ “誕生日”……。 年に一度、自分がこの世に生を受けた事に感謝する記念日であり、その親や友は、その者がこの世に生まれて来てくれた事に感謝し、その者の健やかなる成長を願う日でもある。 ある者にとって誕生日とは、また一つ大人へと成長した事を…
結衣「やっはろー☆」 雪乃「………………」ブスッ 八幡「………………」フンッ 結衣「ふ、二人ともどうしたの…?」 雪乃「由比ヶ浜さんこんにちは」ニコ 結衣「う、うん……」チラ 八幡「…………おう」 結衣「ひ、ヒッキーまで機嫌悪いし…」 雪乃「なんでもないの由比ヶ浜さん。ただ、…
八幡「俺たち付き合ってんの?」 雪乃「そんな訳ないわ、気持ち悪い」 八幡「だよな…」 雪乃「そうよ」 八幡「あのさ…」 雪乃「どうしたのかしら比企谷くん」 八幡「この近さはなんなの?」 雪乃「こうした方が暖かいでしょう?」 八幡「寒いんだったら、部…
八幡「最近いろはが好き過ぎてヤバい」 いろは「へぇ」 八幡 「…あれ?」 いろは「なんですか?」 八幡 「いや…あれ?」 いろは「あ。今なにげに名前呼びしました?ごめんなさいいきなり距離感詰められるとかそうゆうの慣れてないんでけっこう無理です」 八…
日曜日 マリンピア 小町「あれ? 部活に行ったんじゃなかったの?」 八幡「あー……」 小町「もしかして、サボったの?」 八幡「ま、まあそんなところだな!」 小町「そんなことしていいの? 後で雪乃さんに怒られるよ?」 八幡「いや、雪ノ下は体調が悪いみた…
それでも比企谷八幡は静かなる期待を寄せる。 「君たちに依頼がある」 平塚先生は部室に現れるや否やそう切り出した。 またいつぞやのキャンプの様に、何らかの行事を間接的に手伝わされるのだろうと思ったが、平塚先生はいつになく深刻な表情をしているので…
雪ノ下「……ト、トリックオアトリート」 八幡(今俺は信じられない光景を目の当たりにしている) 雪ノ下「………」 八幡(俺の自宅の玄関に雪ノ下が魔女の格好をしてこう言ったのだ) 八幡「トリックオア…トリート…」 八幡(………悪戯なんてもんじゃねえなこれは) 雪…
八幡「女とキスしたい」 雪乃「え?」 雪乃「今のは……私の聞き間違い? それとも何かの冗談かしら」 八幡「いや、割とマジなんだ」 雪乃「……比企谷くんは、目だけでなく頭も腐っていたようね。残念だわ」 八幡「何とでも言え。コミュ障ぼっちがキスに幻想抱…
由比ヶ浜「ヒッキー大変!小町ちゃんと体が入れ替わっちゃった!」 比企谷「……いや、小町の姿で言われても誰と入れ替わったのかわかんねえし」 由比ヶ浜「私私!由比ヶ浜結衣!!」 比企谷「へー。で、小町。それは新しい遊びか?」 由比ヶ浜「信じてないし…
雪乃「あら、比企谷くん。どこに行くの?」 八幡「部室だけど?」 雪乃「ちょっと待ちなさい。今日は活動は無しとあなたにも連絡をしてもらったはずよ」 八幡「誰にだ? って、由比ヶ浜しかいないか」 雪乃「ええ。あなたの家にファックスをするようにとちゃ…
雪乃「比企谷君何をやっているの?」 八幡「ガールフレンド(仮)」 雪乃「あぁ、よくCMでやってるアレね?」 八幡「そうだな。CM見て始めた」 雪乃「そう。やるのは勝手だけど、静かにお願いするわ」 八幡「えっ?俺何か言ってた?声を出すようなゲームじゃな…
八幡「催眠音声?」 材木座「左様。我が産み出したこの珠玉の一枚!その栄誉ある第一体験者に我が相棒たる貴様を選んだのだ!!」 八幡「お前が……?いらね」 材木座「なにぃぃぃぃ!?」 八幡「だって、お前が作ったってことは、お前が考えて、お前の音声が…
由比ヶ浜「ヒッキーゆきのんぶっちゃったよ・・・」 比企谷 「じゃーお前も一回雪ノ下にぶたればいいじゃないか」 やはり奉仕部の青春は間違っている 完 とは、やはりいかないものなのである 比企谷 「で、どうしたんだ由比ヶ浜、空気も読めて温厚なお前が雪…
2月14日それは男にとって夢の日であり絶望の日である 勝者は多くの物を手にいれ弱者は手にいれることが出来ない それが、このバレンタインデーというものだ そう考えれば小学生の頃から俺たちは社会の現実……弱肉強食を身をもって体験していると言える こんな…
雪ノ下「ごきげんよう、ひきぎゃっ…あっ……」 雪ノ下「下手こいたぁ~~」 雪ノ下「デンデンデンデンwwwwwwwwデンデンデンデンwwwwwwww」ピョンッ 雪ノ下「ウェーーーwwwwwwwwウェーーーwwwwwwww」 雪ノ下「ほらwほらwほらほらほらほらぁwwww…
【放課後 奉仕部部室】 コンコン 雪乃「どうぞ」 いろは「失礼しまーす」 結衣「いろはちゃん、どうしたの?」 いろは「実はですね、少し相談がありまして」 八幡「はぁ…………」 いろは「あー!なんでため息つくんですか!?」 雪乃「それで、相談とは何かしら?」…
八幡(人生は苦いよな…) 八幡(俺がガムシロップ入れるのもそれが関係してたりするよ?いや、ほんと) 八幡(現実は苦いから、せめて空想の世界は甘くっていう言葉もあるけど) いろは「先輩、ここの問題ってこうですよね?」 八幡「ん~そうだな、それであ…
八幡「二股かけているとか噂が出てる?」 小町「噂だけどね、噂」 八幡「それ、俺のことか?」 小町「小町がこうやって話題振ってるんだから、お兄ちゃんしか考えられないでしょ」 八幡「いや、小町の可愛さなら、男の一人や二人…」 小町「小町そんな悪い事…
部室 ガラッ 結衣「やっはろー……」 雪乃「どうしたの由比ヶ浜さん、なんだか元気がないようだけれど」 結衣「いや、ちょっとね……実はゆきのんに相談したいことがあるんだけど」 雪乃「構わないわよ。なんでも言ってちょうだい」 結衣「う、うん……」チラッ 八幡「…
姫菜「じゃ、そういうことで。修学旅行でもおいしいの、期待してるから」 姫菜「ヒキタニくん、よろしくね♪」 パタン 雪乃「なんだったのかしら......」 結衣「ん?ヒッキー?どしたの?」 八幡「......面倒だな」 結衣「へ?なにが?」 雪乃「面倒、というと…
由比ヶ浜「男の子ってツンデレが好きなの?」 比企谷「お前はいきなり何を言い出すんだ」 由比ヶ浜「だって姫菜が言ってたんだもん」 比企谷「まぁそういうのが好きな奴もいるけど」 由比ヶ浜「ヒッキーはツンデレ好きなの?」 比企谷「俺は別にそういうのは…
奉仕部 八幡(あー…目が痒い…冬の花粉症とか果てしなくめんどくさい体質になっていたとは…) 八幡(くそっ涙が止まらん…)グシグシ ガチャ 雪乃「あら、誰か知らない人がいると思ったら貴方だったの?先に来てるなんt」 八幡「…なんだよ」ポロポロッ 雪乃「!!?」ピク…
出会いとは悲劇の始まりである。 リアルが充実している者たちは出会いに希望を見いだし、そしてその出会いで失ったものから目を背け手に入れた物を誇示する。 まるで自分たちの出会いが後世に語り継がれるべき素晴らしいものであるかのように取り繕う。 その…
雪乃「葉山君、遅いわよ」 葉山「ごめん、雪乃ちゃん。遅れてごめん」 雪乃「まあ、いいわ。それで?今日はどこへ連れて行ってくれるの?」 葉山「雪乃ちゃんはどこへ行きたい?」 雪乃「私は…そうね、あまりこれといって行きたい場所は提示できないわ」 葉…
八幡「川なんとかさんの好感度が上がる機械?」 小町「うん」 八幡「色々ツッコミどころ多すぎだろ。あとあいつの名前は川崎だから」 小町「あれ? お兄ちゃん沙希さんの苗字ちゃんと覚えてたんだ」 八幡「覚えられないわけないだろう常識的に考えて。ネタに…
【沙希×八幡】 沙希「ねぇ、ちょっとあんた ……無視すんじゃないよ」ガシッ 八幡「(え? なんで俺いきなり不良に絡まれてるの? 比企谷家の不良債権だから? 漆原だから?堕天使だから?不良ちがいだからね、それ)俺に何の用? かわ、かわ、川越さん? あと肩掴…
八幡「うーすっ、うおっ!?」 雪乃「入ってくるなり奇声を発するなんて流石は比企谷くんね」 八幡「いや、しょうがねえだろ。部室に入ったら猫の着ぐるみを着た雪ノ下がいたんだから」 雪乃「そこは普通、私の可愛さに見とれる所なのだけれど……ああ、ごめん…