--朝・唯我家、玄関前 花枝「それじゃあ先に行くから。成幸のこと頼むわね」 双子「水希姉ちゃん行ってきまーす」 水希「うん、行ってらっしゃい。心配しないでお母さん。お兄ちゃんのことは全て私に任せてくれれば。ふふ、ふふふ…」 花枝「一番心配なのは…
真涼「勝負!今日は徹底的に勝負よ!鋭太!」 鋭太「いいぜ!かかってきな!」 真涼「鋭太…あなたは原作最新刊で私の『強敵』になったわ」 鋭太「ああ、そうだ」 真涼「そう!私たちはライバル!強敵同士!戦わないといけないわ!」 鋭太「ああ、いいぜ。俺…
ある火曜日 八幡「うぃーす」ガラララ いろは「こんにちは!」ガラララ ドン 雪乃「こ、こんにちは(めちゃくちゃ自然に比企ヶ谷君が開けたドアを一色さんが閉めたわね・・・)」 八幡「雪ノ下、昨日休んでたみたいだけど大丈夫か?」 雪乃「ええ、もう大丈夫よ。それ…
真涼「最近の鋭太は色々とおかしいわ」 鋭太「そうか?」 真涼「手を繋いでくれないし、抱きしめようとすると避けるし、キスをしようと目を閉じると逃げるわよね?」 真涼「私はあなたの偽彼女(フェイク)なのよ!彼女の演技が必要なのよ!?」 鋭太「いや…
………………問36後 夜 ラーメンうめえん ズルズルズル…… うるか 「んーっ! やっぱりこの時間のラーメンは最高だね、文乃っち」 文乃 「ほんとだねぇ……」 ズルズルズル…… 文乃 (うぅ……また太っちゃう……) 文乃 (でも美味しいよぅ……) 文乃 「あ、すみません。替え玉お願いしま…
八幡(土日、それは1週間という地獄に唯一のオアシスである。) 八幡(しかし、そんな貴重なオアシスをどのように使ったらいいのか俺は知らない) 八幡(もしも時間を切り取って他者に与える事が出来るなら俺は土日を切り取って売っている」 八幡「何なら「夏…
鋭太「真涼、今度の土曜日は暇か?…よかったらデートしないか?」 真涼「ごめんなさい、今度の土曜日はジョジョ読む日なの…だから…」 鋭太「そうか…せっかく真涼と一緒に過ごしたかったんだけど残念だ」 鋭太「しょうがない、土曜日は商店街を一人でぶらつこ…
小鳩「あんちゃん・・・」 圭「ん?」 圭「えっと・・・羽瀬川さん、だよね?」 圭「今日ウチのクラスに転校してきた」 小鳩「む、そなたは何奴だ?」 圭「何奴て・・・白銀だよ、同じクラスの」 小鳩「そうか、だが少し違うぞ」 圭「何が?」 小鳩「我が真…
由比ヶ浜「お弁当作ってきたよ」 由比ヶ浜「どうかな?」 八幡「俺はお腹いっぱいだから遠慮しとくよ」グー 雪乃「私も自分の分あるし・・・」 由比ヶ浜「ヒッキーお腹なってるし・・・私上手く出来たから二人には食べてほしかったんだけど」 雪乃「仕方ない…
由比ヶ浜「ゆきのんとヒッキーが入れ替わったぁ?!」 比企谷「由比ヶ浜さんとりあえず落ち着いて座ってもらえないかしら」 由比ヶ浜「ヒッキー?!なんでゆきのんみたいな喋り方?!…ああ中身はゆきのんで…。あれれ」アワワ 雪ノ下「由比ヶ浜大丈夫か」 由比ヶ…
桐乃「じゃあ、とりあえずメルルでも見よっか」 黒猫「なにが、とりあえずなのよ」 黒猫「今日はマスケラのブルーレイを持って来ているわ」 黒猫「それを見ましょう」 桐乃「ここ、アタシの家なんだけど」 桐乃「なんであんな厨二病アニメ、見なきゃなんない…
学園都市。 学生が八割を超えるこの街で一番空気が重くなるのが夏休み直後だ。 空はまだ青く太陽は燦々と輝いていて気温も暑苦しいままだというのに学業だけが普通に始まってしまう。 長期休暇中の開放感とダラけた生活も引き締められて両肩の上に窮屈な生活…
書記「一色さん、昨日比企谷先輩と千葉にいなかった?」 いろは「え?」 書記「あ、昨日・・・、偶然見かけて」 いろは「あっちゃー、書記ちゃんの方も気が付いてたのか」 書記「え?」 いろは「私も昨日副会長とデートしてるの見かけたからね」 書記「あ、…
最初はほんとに偶然だった。 早朝にサブレを連れて、これから通うことになる高校を見ておこうと思っていただけ。 朝も早かったしすぐに帰るつもりだったから、寝るとき着ていたクマさん柄のパジャマのまますっぴんで出掛けていた。 高校の近くまで行ったしそ…
総武高校を卒業して二十数年… 俺は高校時代の同級生だった川なんとかさんもとい川崎沙希と結婚した。 それまでぼっちだった俺がたくさんの人から祝福を受けて盛大な結婚式を行った。 さらに俺の女房となった沙希もしっかり者で面倒見もよく頼れる存在だ。 そ…
真涼「いよいよ。エイプリルフールになったわ」 真涼「今日は4月1日!携帯のカレンダーの確認もしたわ」 真涼「というわけで騙されなさい!鋭太!」 鋭太「…今、何時だ?」 真涼「何を言ってるのかしら?4月1日の0時よ?」 鋭太「帰れ。以上」 ガタン …
ミサト「ただいま…」 シンジ「お帰りなさい、ミサトさん…」 シンジ「アスカの具合どうですか?」 ミサト「いい方向にむかってるわ、治療が思うよりうまくいってるみたい」 シンジ「本当ですか!よかったー…」 シンジ「でも、あのときボクがしっかりしていれ…
TV<続いてのニュースは千葉県で起きている連続殺人です TV<被害者は○人、いずれも若い男性で…… TV<……複数、単独犯両方で捜査を…… prrr prrr 雪ノ下「平塚先生? 珍しいわね。はい、雪ノ下です」 比企谷『雪ノ下か! 頼むヤバイんだ! 助けてくれ!』 雪ノ下…
らいは「おにーちゃん!朝だよ!起きてー!ご飯できたよー」 違和感に気がついたのは朝起きてからだ。 風太郎「らいは。顔に0って書いてあるぞ」 らいは「ゼロ?」 風太郎「ああ。デカデカと大きな字で」 らいは「お父さん、本当?」 勇也「あ?何も書いて…
何度試そうにもこれ以上カレンダーを捲ることが出来なくなって、そこでようやく今が何月かを理解した。 玄関から一歩外に出ればそこにはもう冬が広がっており、間もなく今年が終わってしまうという事実をぼんやりと悟る。 すっかり歩きなれてしまった通学路…
八幡「うおっ、どうしたんだお前・・・その怪我」 沙希(比企谷があたしの眼帯を見て驚く) 沙希「別に・・・階段で転んだだけ」 八幡「・・・そうか、その、大丈夫なのか?」 沙希「・・・2、3日で治るってさ」 沙希(こいつが心配してくれる。それだけで…
(ーーーーこうして、ひたむきな情熱とたゆまぬ努力によって、一人前の実力を身に付け、河村・スパイダー・きらりと雲雀ヶ丘歌穂を、緑道翠音から取り戻した安曇誠司。その後、二人から告白を受ける彼の姿を見た叶巡璃は……) 巡璃(これで、”この世界”の誠司…
いろは「先輩……、今付き合ってる人って……いますか?」 八幡「いるけど」 いろは「は?」 いろは(え、ちょっと待って。なに、この人付き合ってる人とかいるの? さっきまでそんなそぶり見せませんでしたよね? 今の状況(部室)でそんなこと言っちゃってもいい…
―比企谷家― 八幡 「ただいまー」 シーン 八幡 (まだ小町帰ってきてないのか) ガチャ 八幡 (今の内に風呂沸かしとくか) ??? 「あ、あの」 八幡 「うぉっ!?」ビクッ ??? 「ご、ごめん」 八幡 「だ、誰だよ...って留美?なんでここに?」 留美 「ここに泊めさせても…
小町「あ、おはよお兄ちゃん。もうご飯出来てるよ」 八幡「おお、おはよう。いつも悪いねぇ小町さんや」 小町「もう、それは言わない約束でしょー」 八幡「いや、なんとなくだよ。なんとなくお約束ってやつだ」 八幡(本日のメニューは、ベーコンエッグ、わ…
白鷺千聖という人間の価値は一体どれほどのものだろうか。 新宿の一等地にあるホテルの一室で、ベッドサイドの仄暗い明かりをぼんやり眺めながら、私はそんなことを考えていた。 時刻は日付が変わる三十分前。今日という、パステルパレットにとって、あるい…
八幡「あぁぁぁぁぁっ!! 死にたい死にたい!」 八幡「(恥ずかしいよぉぉぉぉっ!!)」ジタバタ 八幡「(なんで俺はあんなことを言ってしまったんだぁぁぁぁっ!!)」ゴト 八幡『俺は・・・! 本物が欲しい・・・!』グス 八幡「(俺のバカ俺のバカ! バカだろ本…
石上「藤原先輩って……最近、存在感無いですよね」 藤原「え!?」 石上「いえ、最近の本誌や単行本を読んで思っていたんですが、藤原先輩って会長の特訓回と伊井野を弄る以外ではほぼ存在感出してませんよね?」 藤原「え? ど、どゆこと?」 石上「藤原先輩…
~ある朝、白銀家~ 圭「ふああ・・・おはよ」 圭「って、誰もいないし」 圭「そういやお兄朝早いって言ってたような・・・」 圭「ま、どうでもいいけど」 圭「でもちゃんと朝ご飯はあるし」 圭「私もとっとと食べて学校に・・・」 圭「って、あれ?」 圭「…
雪ノ下「……」 雪ノ下「比企谷君といると身体が熱くなるのだけども」 八幡「風邪だな。最近流行ってるらしいな」 雪ノ下「……」 雪ノ下「比企谷君を見てると安らぐのだけども」 八幡「部室は静かだからな。ここにいるだけで安らぐだろ」 雪ノ下「……」 雪ノ下「…