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初春「私、レベル7になったんですよ」佐天「私なんかレベル10だよ?」 一方「」【とあるss/アニメss】

 

初春「私、レベル7になったんですよ」

  

一方「何ィ!」

 

一方「俺は昔レベル6を目指してたが……それより上のレベル7だとォ!」 

 

 

佐天「まだレベル7なの?私なんかレベル10だよ?」 

 

 

一方「」 

 

一方「あばばばば」 

 

一方「に、逃げよう……」 

 

 

初春「あの人なんだろう?私達の話でビクビクしながら逃げていく」 

 

佐天「それよりさ、骨董屋にこんな面白いゲームがあるなんてね」 

 

初春「そうですね。ドラゴンクエストなんてありきたりなタイトルと思ったんですがやってみたら結構ハマリましたね」

 

佐天「そういえばローラ姫って何処にいるの?」 

 

初春「あれ?そのレベルなら楽勝で倒してるはずですが?」 

 

佐天「いやぁー。色々歩いてる内にメタルスライムが連続で十匹でたから」 

 

初春「凄いですね。じゃあ私の部屋で続きやりましょうよ」 

 

佐天「そうだね。復活の呪文があるからわざわざ自分のソフト持ってかなくて済むし」 

 

初春「それじゃ!お菓子やジュースをたんまり買っていきましょうー」 

 

佐天「あいあいさー」

 

一方「レ、レベル10……じゅう……」 

 

一方「ありえねェだろォがァ!俺の倍じゃねェか!」 

 

一方「何がどうなってるだ………」 

 

 

御坂「あら?一方じゃない」 

 

一方「おわっ!なんだ……第三位か……」 

 

御坂「何よ。そんなに驚いてビクビクしちゃって……」 

 

一方「さっき俺より餓鬼共が恐ろしい話してたもんで……」 

 

御坂「どんな?」 

 

一方「自分はレベル7とかレベル10とか言ってたァ……」 

 

御坂「レベル10!?」 

 

一方「第三位ィ……怖いよゥ……俺……ゴミクズにされちゃうよゥ……」 

 

御坂「何弱気になってるのよ!レベル10なんてありえないわよ!」 

 

一方「でもこの耳でちゃんと聞きましたァ……」

 

御坂「その餓鬼共ってどんな奴なの?」 

 

一方「なんかァ……二人の女の子で……ある一人は頭に花乗っけてましたァ……」 

 

御坂「!(それって初春さんじゃ……初春さんがレベル10?)」 

 

一方「俺も頭に花乗っけたらレベル上がるのかなァ……」 

 

御坂「んなわけないでしょ!ああっ!花乗っけちゃったし!」 

 

一方「似合いますねェ……」 

 

御坂「似合わないわよ!」 

 

一方「傷ついたァ……」グス 

 

御坂「泣かないの!に、似合ってる!似合ってるから!」 

 

一方「本当かァ!」パア 

 

御坂(なにこれかわいい)

 

御坂(とりあえず初春さんに電話しよう)ピポパ 

 

一方「もう一人の女はセーラー服来てたなァ……」 

 

御坂(やっぱり佐天さんか……)プルルル 

 

一方「俺もセーラー服……着ないと駄目なのかなあ……」 

 

御坂(もう突っ込まないでおこう……) 

 

一方「すいませェん……セーラー服一つ下さい……試着しまァす……」

 

佐天「うぅ……スターキメラ強い!強すぎる!」 

 

初春「私はリカントが怖いです」 

 

プルルル 

 

初春「電話だ。はい、もしもし」 

 

御坂「あ、初春さん?」 

 

初春「御坂さん?どうしました?」 

 

御坂「ちょっと聞きたい事があるんだけど、初春さんってレベルいくつだっけ?」 

 

初春(御坂さんもドラクエやってるのかな?) 

 

初春「さっきレベル7でしたけどやっとレベル9になりましたね」 

 

御坂「」 

 

初春「ちなみに佐天さんはレベル12になりましたよ」 

 

佐天「よし!上がったー!」 

 

初春「あ、今またレベルあがったみたいですね………って御坂………切れてる……なんだったのでしょう……」 

 

佐天「うーいーはーるっ!交代だよ!」 

 

初春「はーい!」

 

御坂「」 

 

御坂「あがががが」 

 

一方「どうしたァ?」 

 

御坂「さっきの二人って私の友達なんだけどさ……」 

 

一方「そうなのか?」 

 

御坂「今、レベルいくつって聞いたらレベル9になってた……」 

 

一方「」 

 

御坂「もう一人はレベル12になってた……」 

 

一方「」 

 

御坂「でも私が電話してる間にまたレベル上がったって」 

 

一方「」 

 

御坂「………」 

 

御坂「立ったまま気絶を……」

 

御坂「頭に花乗っけたセーラー服を着た少年は放置して寮に戻るか……」 

 

御坂「ただいまー」 

 

黒子「お帰りなさい。お姉様」ピコピコ 

 

御坂「あれ?今日はジャッチメント非番?」 

 

黒子「いえ、早退してきたんですの」ピコピコ 

 

御坂「ええっ!ジャッチメント一筋のあんたがっ!?」 

 

黒子「はい。このゲームにハマってしまいまして」ピコピコ 

 

御坂「何それ?」 

 

黒子「ポケモンですの」ピコピコ 

 

御坂「うわー白黒じゃない!あんたにピッタリね」 

 

黒子「それって褒めてるんですの?」

 

黒子「初春と佐天さんと一緒に骨董屋で見つけたんですの」ピコピコ 

 

御坂「なんで私はハブられてるの!?」 

 

黒子「その日お姉様は猿人類とデートしてたではありませんか」ピコピコ 

 

御坂「あ、そういえば……」 

 

黒子「初春と佐天さんも私と同じようなゲーム買って、今もどっぷりハマってるんですの」ピコピコ 

 

御坂「へー。そのゲームってどういうゲームなの?」 

 

黒子「RPGですわ」 

 

御坂「あーるぴーじー?」

 

黒子「分かりやすく言うと悪事を働く者を自分の力で倒していくって感じですの」ピコピコ 

 

御坂「へー。面白そうじゃないの!私にもやらせてよ!」 

 

黒子「お姉様にはちょっと合わないと思いますの……」 

 

御坂「なんでよ!悪い奴は私の電撃でやっつけてやるんだから!」 

 

黒子「お姉様……これはゲームですよ……それに電撃を使うためにはレベルを上げないと……」 

 

御坂「レベル?」

 

黒子「RPGは強い敵を倒したり便利な技を覚える為にはレベルというものが必要ですの」 

 

御坂「へー………………あっ!成る程!」 

 

黒子「どうしました?」 

 

御坂「あのさ……初春さんと佐天さんが買った奴もRPGって奴なの?」 

 

黒子「そうですわね。たしかRPGの元祖と言われてるドラゴンクエストですの」ピコピコ 

 

御坂「そのドラゴンクエストもレベルとかあるの?」 

 

黒子「良く知ってますね。はい、ありますの」 

 

御坂「そっか………そうかあ………………良かったあ………」 

 

黒子「お姉様……もしかして本来のレベルと勘違いしてるんじゃ……」 

 

御坂「そそそんな事ななないあいじゃんじゃん!」 

 

黒子(ツンデレって分かりやすいですの)

 

御坂「詳しくはかくかくしかじか」 

 

黒子「成る程。お姉様……普通に考えればレベル10はありえませんの……」 

 

御坂「私も思ったわよ!でも一方が……」 

 

黒子「一方って?あの第一位ですの?」 

 

御坂「ああああ!!一方!!教えあげないと!!」 

 

黒子「その一方さんもお姉様と同じ勘違いを?」 

 

御坂「そうなのよ!あ……」 

 

黒子「どうしましたの?」 

 

御坂「なんか急にめんどくさくなってたわ………まあ、いいや………」 

 

黒子「いや、言った方が……」 

 

御坂「あっ!このピカチュウって名前のモンスター可愛いわね!なんか親近感沸く!」 

 

黒子(そりゃあ……)

 

 

数日後 

 

一方「はァ………はァ………」 

 

ねー私レベル20になったよ 

 

私なんかレベル25だよ 

 

早いねーいいなあー 

 

 

一方「ここも駄目だァ………に、逃げないと………」 

 

 

園都市は空前絶後のRPGブームとなった 

一方はゲーム自体を知らない為 

こそこそ逃げる努力を続けていた 

 

 

一方「なんでェ………グス………こんな事に………」 

 

 

御坂「やっほー」

 

一方「第三位っ!!」 

 

御坂「まだ頭に乗っけてセーラー服着てるの?」 

 

一方「うるせェ!!」 

 

御坂「それより聞いてよ。私、やっとレベルあがったよ」 

 

一方「え?」 

 

御坂「レベル99に」 

 

一方「」 

 

 

 

 

 

 

初春「私、レベル7になったんですよ」一方「何ィ!」

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