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打ち止め「ねーねー、コレ甘い?」 一方通行「微妙だなァ、ガキはやめとけ」【とあるss/アニメss】

 

 

一方通行は働いていません。

 

では、何をやってるのでしょうか? 

 

一方「新発売じゃねェか・・・買いだな」 

 

まず・・・一日中コーヒーを飲んだり、 

 

打ち止め「ねーねー、コレ甘い?ってミサカはミサカは首をかしげてみたり」 

 

一方「微妙だなァ、ガキはやめとけ」 

 

一日中コーヒーを飲んだり、 

 

一方「ン・・・もうなくなっちまった。問屋で買ったがマシかもなァ」 

 

一日中コーヒーを飲んだりして過ごしてます。 

 

prrrrr・・・ 

 

一方「もしもし」 

 

『少しは働くじゃん!!!!!!!!!!!!!!!』 

 

一方「ウオッ!?」 

 

ツー、ツー・・・ 

 

打ち止め「今の誰?」 

 

一方「黄泉川だ。何だいきなり、俺に仕事は無縁だっての」 

 

打ち止め「借金だらけなのにね、とミサカはミサカは毒づいてみたり」 

 

一方「はン、気にしたら負けだ負け」 

 

prrrrrrr 

 

一方「うるせェなあ、俺は働かねーッって言ってんだろ!」 

 

『は?何が?』 

 

一方「・・・誰だテメー」 

 

『誰と言われても・・・出前を頼みたいんだよ。ラーメンと餃子ね』 

 

一方「は?イヤイヤおたく間違ってますよ」 

 

『電話帳で調べたんだから間違いないんだよ。第七学区の〇〇寮の〇〇号室の上条ね。宜しく頼んだんだよ』 

 

ガチャ! 

 

一方「いやオイ!もしもーーーし!!!」 

 

ツー、ツー・・・ 

 

打ち止め「騒がしい人だね、ってミサカはミサカは少し呆れてみたり」 

 

一方「出前頼まれちまった・・・」 

 

打ち止め「出前?」 

 

一方「ただの間違い電話だ。ほっときゃイインだよ・・・」 

 

打ち止め「えっ?かわいそー」 

 

 

『少しは働くじゃん!!!!!』 

 

 

一方「・・・そういう事なのか?コレ」 

 

打ち止め「へ?」 

 

ーーーー・・・ 

 

ピンポーン 

 

上条「はいはい誰ですか~っと」 

 

禁書「やっときたんだよ!遅い!」ズカズカ 

 

上条「え?何の話?」 

 

ガチャ! 

 

一方「ア・・・」 

 

禁書「一時間は待たせすぎなんじゃないのかな?」 

 

一方「イヤ、ちょっと慣れてないんで時間が」 

 

禁書「まぁいいんだよ。お幾ら?」 

 

一方「値段?決めてねェな・・・」 

 

禁書「決めてない?まっさか」 

 

一方「エー・・・4500円・・・?で」 

 

禁書「?って何!?しかも高すぎなんだよ!!!」 

 

一方「そ、そォなのか?・・・じャァ5円で」 

 

禁書「え?5円?そ、それは安すぎなんじゃないのかな・・・?」 

 

一方「イイからほれ5円」 

 

禁書「は、はぁ・・・」チャリン 

 

一方「ハイ確かに。毎度どうもォッと」 

 

バタン! 

 

禁書「とととととととうま!とうまーーー!!」バタバタ 

 

上条「何ですか・・・ゲッ!?てめー勝手に出前頼んだなコノヤローーーー!!!!」 

 

禁書「5円でいいって・・・」 

 

上条「あ?幻想とか関係無しにブチ殺されてーのか?」 

 

禁書「いやホントだよ。私も信じられない話だけど・・・」 

 

上条「・・・毒でも入ってるんじゃないのか?」 

 

禁書「いただきます!」ズルズルーーー 

 

上条「馬鹿、ちょっと待て!・・・って・・・」 

 

禁書「ぐっ!?」ガタン 

 

上条「インデックス!?」 

 

禁書「美味すぎるんだよーーーーーー!!!」ビーーーーム 

 

上条「え?美味いの?」 

 

禁書「このラーメンは「麺、具、スープの凄い一体感を感じるんだなあ、銀河を探訪してるんだなあ」と感じられ、極上ラーメンの名を冠するに相応しい逸品」 

 

上条「何いってんだお前。5円だろ?」 

 

禁書「これで5円だなんて・・・私は幸運なんだよ!!」 

 

上条「・・・そんなに美味しいのか?」ズルズル 

 

禁書「はっ、餃子もあるんだった!」 

 

上条「・・・うまああああ!幸運だーーーーーーー!!!!」ガタン 

 

禁書「餃子も美味すぎる。震えが止まらん」 

 

ーーーー・・・ 

 

一方「帰ったぜェ」 

 

打ち止め「お帰りなさい~ってミサカはミサカは極上の笑顔でお出迎え!」 

 

一方「疲れたぜ・・・ラーメンと餃子作るのにこんなに時間がかかるなんてなァ」 

 

打ち止め「・・・それってホントに出前の注文だったの?」 

 

一方「あァ。ほれ、金も貰ってきた」 

 

打ち止め「うわぁ!ホントに!?」 

 

一方「ほら」コロン 

 

打ち止め「・・・5円?」 

 

prrrrrrr 

 

一方「ン?黄泉川かァ?」 

 

一方「もしもし」ガチャ 

 

『あ、すみません。出前をお願いしたいのですがいいですかぁ?』 

 

一方「はァ!?またかよ!!!!」 

 

『えーっとぉ・・・チャーシュー麺と、焼き飯をお願いしますぅ!』 

 

一方「・・・言いにくいんですがねェ、間違いd」 

 

『知り合いの子から「ここの料理は極上レベル」だと教えてもらったんです~』 

 

一方「は、はァ???」 

 

『〇〇に住んでる月詠です。お願いしますね~』 

 

 

少しは働くじゃん!!!! 

 

 

一方「はィ喜んでーーーーッ!!」ガタン! 

 

打ち止め「ヒィッ!?」ビクッ 

 

ーーーー・・・ 

 

上条「いやぁアレは美味かったな。何たって5円だぜ?」 

 

土御門「ウザいし嘘くさいニャー」 

 

青ピ「ウザいし嘘くさいで、カミやん」 

 

上条「いやホントなんだって!!!」 

 

小萌「ホントですよ~」 

 

青ピ「へ?もしかして先生・・・」 

 

小萌「こないだ食べました!最高でしたよ上条ちゃん!!」 

 

土御門「マジか、とっとと教えろ」 

 

青ピ「僕は、先生に教えて欲しいでーっす!!!」 

 

上条「何この差」 

 

prrrrrr・・・ 

 

打ち止め「もしもし!ハイ、ハイ、承りましたーってミサカはミサカは元気にお返事!」 

 

一方「なんだこりゃア!!!注文が多すぎだろォ!!!」 

 

打ち止め「間違い電話なのにね、ってミサカはミサカは」 

 

prrrrrr・・・ 

 

打ち止め「もしもし!あー上条さん、いつもお世話になってます!」 

 

一方「上条さンはお得意様だからなァ」 

 

打ち止め「ラーメンと餃子2人前~!」 

 

一方「オッケェェェェェェェ!!!」 

 

ピンポーン! 

 

打ち止め「はーい、どちら様・・・?」 

 

佐天「あんー、おいしいラーメンが食べれると聞いて」 

 

ハワイアン「ネットの書き込みで見ましたァ!ネットの書き込みで見ましたァ!」 

 

打ち止め「へ!?」 

 

佐天「最近すごいんですよ、クチコミでどんどん広がってますしね」 

 

ハワイアン「ネットの書き込みで見ましたァ!ネットの書き込みで見ましたァ!」 

 

打ち止め「ええええええ!?そんなに!?」 

 

一方「お客さん?イヤイヤ、幾ら何でも・・・」 

 

 

少しは働くじゃん!!!! 

 

 

一方「2名様ご案内ィィィィィ!!!!」 

 

あんーってなんだよ、感じてんのかこの女 

 

ーーーー・・・ 

 

黄泉川「・・・少し言い過ぎたかも知れないな。このご時世、働き口もそうそう無いじゃん」 

 

ガチャ 

 

黄泉川「羊羹買ってきたじゃん。一緒に食うじゃん!」 

 

打ち止め「いらっしゃいませーーー!!」 

 

一方「1名様ご案内ィィィィ!!!!」 

 

黄泉川「・・・」 

 

打ち止め「あ、ヨミカワだ!ってミサカはミサカはテーブルを拭きながら答えてみたり」 

 

黄泉川「え?何?ラーメン屋?」 

 

打ち止め「ご注文は!?」 

 

黄泉川「・・・」 

 

打ち止め「ラーメン1つ!」バーーーン 

 

黄泉川「なに勝手に決めてるじゃん!?じゃなくて・・・」 

 

打ち止め「何?餃子?」 

 

黄泉川「違う違う違う違う違う違う違う違う!これは一体どういう事じゃん!?」 

 

芳川「・・・何が何だかさっぱりじゃん」ズルズル 

 

黄泉川「あ、居た」 

 

芳川「美味しい・・・」ホロリ 

 

御坂妹「チャーハンお替りお願いします。とミサカは果敢にも限界に挑戦します」 

 

一方「イイねェイイねェ!いい食いっぷりだねェ!!!」 

 

冥土返し「ハッハッハ」ズルズル 

 

御坂妹「非常に美味です。これで5円とはとミサカは脱帽の勢いで」 

 

一方「ヘイお待ち!!!!」 

 

御坂妹「・・・素晴らしいスピードです」 

 

冥土返し「ハッハッハ」ゲッフゥ 

 

佐天「凄いねご主人。この店すっかり有名だよ」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

一方「そうッスねェ・・・感慨深いぜェ」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

佐天「今度、私の友達を連れてきますね!常盤台のレールガン!」 

 

一方「当店は誰でもウェルカムだァ!」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

一方「・・・お客さン、そいつを頼むとは通だねェ・・・」 

 

佐天「へ?」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

一方「仕方ねェな、美味すぎワロタァ!!!一丁!!!」 

 

打ち止め「おお、とうとう頼む猛者が現れたんだねってミサカはミサカは震えが止まらん」 

 

ハワイアン「一生震えてろ」 

 

佐天「裏メニューですか?」 

 

一方「おたくらが注文第一号だゼェ・・・!」 

 

一方「ヘィ、美味すぎワロタァ!!!お待ち!!!!」 

 

・美味すぎワロタァ!!! 

極秘素材「美味すぎワロタァ!!!」をそのままじっくり焼き上げた贅沢な逸品。 

主人の愛が伺えると評判のメニューである。 

 

佐天「凄い・・・匂いだけで気絶しちゃいそう」 

 

ハワイアン「ネットの書き込みで見たとおりです」 

 

佐天「ね、私も食べていい?」 

 

ハワイアン「勿論ですよ!」 

 

パクッ! 

 

佐天「!!!!!」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11」 

 

一方「悪ィ、コイツは極秘だからそうそう出せねェんだよ」 

 

ーーーー・・・ 

 

数日後 

 

黒子「お姉様」 

 

美琴「んー?」 

 

黒子「ハワイアンからメールがきましたの。ラーメン食いに行こうとか」 

 

美琴「良いわねぇ。最近食べてなかったし」 

 

黒子「決まりですわね。返信しておきますわ」 

 

美琴「マカダミアナッツでも浮いてるラーメンかしら?」 

 

黒子「佐天さんも一緒ですし、そんなゲテモノ系じゃないと思いますわよ?」 

 

美琴「それもそうね」 

 

佐天「あ、御坂さん白井さん!」 

 

ハワイアン「アローハー」 

 

美琴「アローハー」 

 

黒子「で、何処のラーメン屋さんですの?」 

 

佐天「最近何かと話題のあの店ですよ!」 

 

美琴「・・・もしかして、「らぁめん一通」!?」 

 

黒子「・・・初耳ですわ」 

 

ハワイアン「スゴイ美味しんですよ!スゴイ美味しんですよ!」 

 

美琴「ホラ、噂になってたじゃない!」 

 

黒子「うーんと・・・あぁ、やたら若い二人が営んでるラーメン屋?」 

 

美琴「そうそう、みんな5円って噂の!」 

 

佐天「事実ですよ」 

 

ハワイアン「ネットの書き込みを見ました?」 

 

黒子「5円・・・?胡散臭いですわねぇ」 

 

佐天「早く行かないと座れませんよ!ホラホラ!!」 

 

美琴「黒子、行くわよ!」キラキラ 

 

黒子「え、えぇ」 

 

ハワイアン「ネットの書き込みを見たんですよね?」 

 

ーーーー・・・ 

 

上条「なぁ、こんなに早く来ても大丈夫なのか?」 

 

一方「当店はそんな事気にしねェ」 

 

打ち止め「ハッピーチャイルド、気にしない」 

 

禁書「うわぁい!じゃあいつもの!大将!」 

 

一方「オッケェェェェェェェ!!!ラーメンに餃子ァァァァァァァ!!!」 

 

打ち止め「はい、サービスに白ごはん!ってミサカはミサカはさり気ない優しさを見せつけたり」 

 

禁書「神の店なんだよ・・・」ホロリ 

 

上条「これで5円だもんなぁ」 

 

芳川「就職先が決まって良かったわ。私も」フキフキ 

 

黄泉川「あいつ、充実してるみたいでよかったじゃん」 

 

ガチャ! 

 

佐天「こんにちは~!」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

一方「らっしゃいッ!お、涙子ちゃんにハワイアンさんじゃねェか!」 

 

打ち止め「あ!ハワイアンさん・・・今日は無いんだよってミサカはミサカは申し訳なさそうに項垂れる・・・」 

 

ハワイアン「ワロエナイ」 

 

美琴「マンションの中にラーメン屋・・・」 

 

黒子「シュールですわね」 

 

打ち止め「あ、お姉様!」 

 

一方「四名様ご案内ィィ!!」 

 

美琴「・・・ちょっとまって」 

 

黄泉川「こちらにどうぞじゃん!」 

 

佐天「今日は何食べようかな~」 

 

打ち止め「ワンタン麺始めました!ってミサカはミサカはさり気なく購買促進」 

 

黒子「あら、美味しそうですわね」 

 

美琴「ちょちょちょ、ちょっと待った!」 

 

ハワイアン「うるさすぎワロタァ!!!」 

 

美琴「アンタのがうるさいわよハワイアン!!!」 

 

ハワイアン「うるさすぎワロタァ!!!」 

 

上条「店内ではお静かに」 

 

禁書「全くだよ。この短髪豚野郎」 

 

御坂「・・・なんでアンタ達が居るのよ」 

 

上条「常連ですもの」 

 

禁書「大将、替え玉!」 

 

一方「クックック・・・カウンターを見てみな」 

 

禁書「これは・・・既に用意してあるんだよ!!!」 

 

一方「この俺を舐めてもらっちゃァ困るぜ、お嬢さン」 

 

禁書「この大将、出来る・・・!!」 

 

美琴「ちょっと!」ビリビリ 

 

黒子「お姉様、店内で能力は禁止ですわよ」 

 

佐天「じゃあ私はワンタン麺!」 

 

芳川「ワンタン麺・・・麺の硬さは?」 

 

佐天「気持ち固めで」 

 

芳川「気持ち固め・・・どんな気持ち?」 

 

佐天「何度も(「・ω・)「されるあのやるせない気持ちで」 

 

芳川「テレテレテッテ・・・っと」カキカキ 

 

黒子「チャーシュー麺・・・いや、五目ラーメン・・・迷いますわね」 

 

ハワイアン「マカダミアラーメン!」 

 

美琴(あるのかよ!!!!) 

 

ガチャ 

 

御坂妹「やってますか?」 

 

一方「オォ、クローンじゃねェか」 

 

御坂妹「あ、お姉様。どうも」ペコリ 

 

美琴「ゲェッ!?」 

 

黒子「決めましたわ!五目ラーメンで」 

 

芳川「麺の硬さは」 

 

黒子「ハードボイルド」 

 

芳川「固め・・・と」 

 

御坂妹「いつものお願いします」 

 

一方「ラーメン大盛にチャーハンだなァ!オッケェェェェェェェ!!!」 

 

美琴「いいから聞きなさいって・・・!!」 

 

ハワイアン「座って下さい」 

 

佐天「そうですよ。いくら御坂さんでも許しませんよ」 

 

美琴「ぐぅっ・・・」 

 

打ち止め「大丈夫!!ってミサカはミサカはなだめてみたり」 

 

一方「ウチは健全なラーメン店だゼェ」 

 

上条「そうだぞ、大将に失礼だぞ」 

 

禁書「そうだそうだ!」 

 

美琴「・・・ラーメン!」 

 

芳川「はいはい」カキカキ 

 

上条「しかし大将。この店も繁盛してるね」 

 

一方「アァ・・・元はと言えば嬢ちゃんの一本の電話がキッカケだんだよォ」 

 

禁書「へ、私?」 

 

一方「あの出前の注文の間違い電話がなけりゃァ俺はこンな店やってなかった・・・と思うぜェ」 

 

禁書「ホントに間違い電話だったんだ・・・」 

 

一方「ある人から、働けと言われてなァ・・・それで思い立ったように造ったんだよォ」 

 

黄泉川(一方通行・・・)ホロリ 

 

御坂妹「グスッ・・・なんという感動の秘話。とミサカは思わずもらい泣きを・・・」 

 

ハワイアン「どうぞ、トイレットペーパーです」 

 

御坂妹「ありがとうございます、ハワイアン女史・・・グスッ」 

 

打ち止め「何だか恥ずかしいねってミサカはミサカは照れてみたり///」 

 

御坂妹「ズビーーーーーーー!!!!」 

 

prrrrrrr・・・ 

 

打ち止め「はいもしもし」ガチャ 

 

『鈴木さんのお宅で間違いなかろうか?』 

 

打ち止め「へ?」 

 

『とぼけでも無駄だ。お宅の息子さんは預からせてもらった』 

 

打ち止め「えぇぇぇぇぇ!?ってミサカはミサカはオロオロ・・・!」 

 

『何言ってんだ。無事に返して欲しければ5000万用意しな』 

 

打ち止め「5000万円だなんて大金・・・あるよ!昨日で売上5000万超えたし」 

 

『ほほう、だったら話は早い』 

 

一方(エラく長い電話だな) 

 

打ち止め「わ、わかりました!」 

 

ガチャ! 

 

ハワイアン「どうしたんですか?トイレですか?」 

 

打ち止め「息子が人質に取られたから5000万円で助けに行かないと・・・!」オロオロ 

 

芳川「??」 

 

一方「間違い電話かァ!?」 

 

打ち止め「ハッ!?そうか、間違い電話・・・なのかな?ってミサカはミサカは冷静に考えてみる」 

 

佐天「はい、フリスク」 

 

打ち止め「むぐ・・・ヒャー!スースーする!」 

 

美琴「ヒャーじゃないわよ」 

 

一方「ンな事気にすンな。休憩しな」 

 

黒子「疲れているのでは?」ズズー 

 

打ち止め「そうかなぁ・・・?」 

 

一方「いや、待てよ・・・以前黄泉川にこんな事を言われたなァ」 

 

黄泉川「?」 

 

 

少しは人質救助するじゃん!!! 

 

 

一方「・・・ッてなァ」 

 

芳川「・・・言ったの?」 

 

黄泉川「いやいやいやいや!!!事実を捏造するんじゃないじゃん!!!!」ブンブン 

 

上条「言われたんなら仕方ないな」 

 

禁書「救助しに行かなきゃね」 

 

一方「!?」 

 

上条「あぁ・・・持っていこうぜ、5000万!」 

 

ハワイアン「大金ですね!下さい!」 

 

佐天「こらこら、脳内常夏は黙ってないと」 

 

一方「・・・さ、流石に5000万はでかいぜェ?」 

 

上条「ホントに渡すわけじゃないだろ」 

 

佐天「こうしてる間にも鈴木さんの息子は泣いてるかも知れませんよ!?」 

 

黒子「えーん!パパァーー!!!」 

 

一方「鈴木の息子ォォォォォォ!!!!!(仮称)」 

 

上条「俺らが行けば怖くない!何たってらぁめん一通の常連だぜ!?」 

 

禁書「全くだよ。たまには大将のお役に立たないといけないんだよ!」 

 

一方「お・・・お前ら・・・」ジーン 

 

打ち止め「優しい人達だね、ってミサカはミサカは感動の嵐・・・!」 

 

御坂妹「素晴らしいです・・・涙が止まりません・・・!」 

 

ハワイアン「はい、あぶらとり紙です」 

 

御坂妹「どうも・・・ズビズバーーーー!!!!オエッ!!!」 

 

ハワイアン「すごい、ベタベタだぁ」 

 

一方「すまねェ・・・すまねェ・・・」 

 

芳川「いいお客さんに恵まれたわね」 

 

一方「あァ・・・打ち止め!場所は何処だ!!!」 

 

打ち止め「近所の〇〇公園!」 

 

ハワイアン「よぉし・・・これが終わったら、みんなで祝杯あげるぜ!」 

 

一同「おお!!!」 

 

黄泉川「・・・いくの?間違い電話以前にイタズラ電話かも知れないのに?」 

 

芳川(アンチスキルがそういう事言っていいの?) 

 

御坂妹「これは書籍化決定ですね。印税ガッポガッポ」 

 

始まりは一本の間違い電話だった。 

そして気がつけば、隠れた名店「らぁめん一通」を立ち上げていた。 

 

すべてが上手く行ったわけではない。 

・・・が、素晴らしい常連客に恵まれた一方通行 

 

これ以上の喜びが一方通行にあるだろうか? 

 

そして、一方通行は鈴木の息子(仮称)を救うために仲間たちと立ち向かうのだ!! 

 

一方「待ってなァ・・・鈴木の息子(仮称)!!!」 

 

 

姫神(何あれ・・・近づかないようにしよう) 

 

ーーーー・・・ 

 

上条「着いた」 

 

美琴「鈴木の息子(仮称)は?」 

 

ハワイアン「見当たりませんね」 

 

佐天「見つけ次第私の釘バットでボコボコにしてやりますよ!」 

 

黒子「いや息子をボコボコにしちゃダメでしょうに」 

 

打ち止め「5000万は渡さない・・・かも」 

 

一方「本当にここかァ?」 

 

打ち止め「間違いない!たぶん」 

 

御坂妹「情けない上位個体ですね。とミサカは呆れ顔で見下します」 

 

禁書「そうだ!呼べば反応するかも」 

 

一方「グッドアイデアだぜェ!呼べば応える!洗えば食える、何物も!!」 

 

黒子「へ?quell?」レジェーン 

 

上条「鈴木の息子(仮称)ォォォォォ!!!」 

 

ハワイアン「今出てきたらマカダミアナッツあげますよ~」 

 

佐天「あ、一個ちょうだい」 

 

ハワイアン「すみません・・・全部食べちゃいました」 

 

佐天「そっか」 

 

黄泉川「じゃああああああん!!何処に居るじゃん!?」 

 

黒子「それらしき人は・・・やっぱり見当たりませんわね」 

 

prrrrrrr・・・ 

 

一方「・・・電話?」 

 

美琴「あ、私の携帯だわ」 

 

禁書「なんでマナーモードにしないの?馬鹿なの?」 

 

美琴「うるさいわねクソ尼が。でも知らない番号?」 

 

黒子「・・・!もしかして犯人から!?」 

 

上条「なんて事だ・・・ビリビリの番号が割れてるだなんて」 

 

美琴「・・・でるわよ」ゴクリ 

 

一方「頼むぜェ」 

 

美琴「・・・もしもし?」 

 

『火事だアアアアアアアア!!!!』 

 

美琴「はぁ!?」 

 

『今すぐ来てくれええええええええ!!!』 

 

美琴「家事?」 

 

『〇〇のマンションで火事だ!!!すっげぇ燃えてるって!!!』 

 

美琴「ええ・・・ええ・・・」 

 

上条「やっぱ犯人からか?」 

 

黒子「私、いつでも行けますわよ」 

 

上条「上条さんも説教いけるぜ!」 

 

佐天「わ・・・私も!あく・即・斬の心意気で!」 

 

芳川(斬というより殴だけどね) 

 

ピッ! 

 

御坂妹「・・・犯人は、何と」 

 

美琴「間違い電話だった」 

 

禁書「なんだ間違い電話なんだね」 

 

打ち止め「よかった・・・ってミサカはミサカは」 

 

一方「ま、待て・・・これはひょっとして何かのメッセージじゃねェのか?」 

 

ハワイアン「メッセージ?」 

 

一方「全ては間違い電話から始まった。つまり・・・この間違い電話にも何か意味があんじゃねァか?」 

 

黒子「な、何ですって・・・!?」 

 

ハワイアン「バーローwwwwwwwwwww」 

 

一方「つまり・・・この火災現場に行けば、謎は解ける」 

 

禁書「な・・・何だって・・・?」 

 

上条「クソァ!罠だったのか!!!」 

 

打ち止め「火災現場に行かないと!!」 

 

一方「あァ・・・それに、黄泉川もこう言ってたしなァ」 

 

 

少しは消火活動するじゃん!!! 

 

 

一方「・・・ってなァ」 

 

芳川「・・・言ったの?」 

 

黄泉川「こんなに押されちゃホントに行ったような気がするじゃん」 

 

美琴「火災現場は聞いたわ。案内するから!」 

 

一方「頼むぜェ超電磁砲!!」 

 

ゴォォォォォ・・・!!! 

 

一方「・・・」 

 

打ち止め「・・・」 

 

美琴「あ、ここね!」 

 

上条「うっわ・・・派手にやってるなぁ」 

 

禁書「消防車は!?」 

 

ウーウーウー・・・! 

 

佐天「そこまで来てますよ」 

 

ハワイアン「・・・あれ?燃えてるところってもしかして」 

 

 

 

一方・打止「み、店エエエエエェェェェェェェェェェェ!!!!!!???????」ガビーーン 

 

芳川「Oh・・・」 

 

打ち止め「みせ、みせ、みせええええ!!らめえええええええ!!!!!!」ダダッ 

 

一方「ガキィ!待ちやがれ!!!」ダダッ 

 

芳川「二人とも!待ちなさい・・・」 

 

佐天「・・・行っちゃいましたね」 

 

ハワイアン「あ、消防車も来ましたね」 

 

上条「助けに行かなきゃ・・・」 

 

美琴「大丈夫よ。アイツの能力は知ってるでしょ?」 

 

上条「・・・あ、そうか」 

 

黄泉川「店は仕方ないけど、とりあえずアイツの無事を祈るじゃん」 

 

ガシャーーーン!!! 

 

一方「よっしゃァ!!!」 

 

打ち止め「ふぐぅ!!」 

 

芳川「あ、飛び出してきた」 

 

上条「すげー、無傷だぞ」 

 

禁書「なんでそんなに冷静なの!?」 

 

美琴「・・・まぁ、色々あってね」 

 

打ち止め「店が!店が!ってミサカはミサカはミサカミサカミサカmskmskmsk!!!!」 

 

御坂妹「落ち着いて」 

 

一方「クソァ・・・店はもう無残だった。何もねェ・・・あるのはこれだけだ」スッ 

 

ハワイアン「それは・・・美味すぎワロタァ!!!」 

 

禁書「くっ・・・」ウルッ 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

ーーーー・・・ 

 

打ち止め「ぐひっ・・みぜがああああああ・・・!!」ビャー 

 

一方「・・・仕方ねェ。こうなったのもウチの管理危機の無さが原因だろォ」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

御坂妹「確かにこれは美味いですね、とミサカはおもわず美味すぎワロタァ!!!」 

 

佐天「・・・でも、思い出が消えたわけじゃないんですよ」 

 

禁書「そうだよ。あの味は忘れないよ!だから・・・」 

 

一方「・・・やっぱ、慣れない事はするモンじャ無かったのかもなァ・・・悪党は悪党らしく、ってことか?」 

 

上条「あ?」 

 

一方「ヒャッハァ!もうヤメだヤメだ!もうこんなの懲りごりだゼェ!」 

 

上条「て、てめぇ!何ほざいて」ハワイアン「何を言ってるんですか?」 

 

一方「アァ!?」ギロ 

 

上条「は、ハワイアンさん。被ってるって。ちょっと」 

 

ハワイアン「こうやって、ここにいる人達は・・・貴方に惹かれてきたんですよ。貴方には、人を惹きつける力があるんです」 

 

ハワイアン「悪党とかどうとか、貴方のこれまでは知りません。でも!これからをみんなで作っていくことは出来ないんですか!?」 

 

一方「・・・何が言いてェ」 

 

ハワイアン「それは私が言うことじゃありません。でも、貴方を求めてる人は、貴方が思ってる以上に多いんです!!」 

 

禁書「そうだそうだ!さっさとラーメン食わせるんだよ!」 

 

佐天「そうですよ!私は一番の常連なんですから今更アレが食べられないなんて・・・」 

 

御坂妹「美味すぎワロタァ!!!」 

 

美琴「わ、私は・・・そんなに思い入れ無いけれど、美味しかったわよ」 

 

黒子「ええ。私も常連になろうと思ってましたのよ」 

 

ハワイアン「貴方を求めてる人を跳ね除けること・・・それは、どんな事よりも重いんです!!!!」 

 

上条「うんうん、俺もそんな感じのこと言おうと思ってたのね」 

 

御坂妹「美味すぎワロタァ!!!」 

 

一方「ぐ・・・」 

 

打ち止め「・・・ミサカ、やりたい」 

 

一方「・・・そうか?」 

 

打ち止め「まだまだこれから店を大きくしたい!ミサカは、あなたともっと店をやりたいの!!!」 

 

芳川「そうね・・・就職先がパァになるのはゴメンだわ」 

 

黄泉川「一方通行!少しは働くじゃん!!!」 

 

ハワイアン「・・・どうなんですか!?大将!!」 

 

 

 

一方「・・・ク、ククッ・・・!ギャッハハハハハハハハァア!!!!!」 

 

上条「!?」 

 

一方「ワリィなァ・・・皆様方よォ」 

 

上条「・・・」 

 

一方「やっぱ駄目だわ。らぁめん一通は閉店だァ」 

 

打ち止め「っ・・・馬鹿っ!!!」 

 

禁書「とうま、やっちゃって」 

 

上条「オーイエー」ググッ 

 

一方「こんな状態じゃァラーメン作れねェなァ。ガキ」 

 

打ち止め「・・・そ、そうだよ!ってミサカはミサカは睨みつけながら答えてみたり!!」 

 

一方「一旦閉めて、リニューアルオープンなんかどうだァ?どうせだからもっと清潔感あふれる店にしたいぜェ!!」 

 

打ち止め「・・・ぞ、ぞうだねええぇぇぇぇ・・・びえええええええん!!!」 

 

佐天「・・・あっはは、もうちょっと店内を広くしたらどうですか?」 

 

御坂妹「美味すぎワロタァ!!!をレギュラーメニューにしたら如何でしょうか?」 

 

ハワイアン「はい、キッチンペーパー」 

 

打ち止め「ありがどう・・・ブビーーーーーー!!!」 

 

ーーーー・・・ 

 

小萌「・・・普通のマンションですね」 

 

上条「まぁ隠れた名店みたいなもんですから」 

 

禁書「さ、早く行こう!」 

 

姫神「・・・何屋さんだったっけ?」 

 

上条「ラーメン屋だよ」 

 

禁書「今日リニューアルオープンなんだよ!待ちくだびれたかも」 

 

小萌「出前はよく頼んでたんですけどね~。店に行くのは初めてですぅ」 

 

ガヤガヤ・・・ 

 

上条「おう」 

 

佐天「あ、こんにちは・・・流石に嗅ぎつけましたね」 

 

美琴「げ、大食いシスター・・・」 

 

禁書「なんなんだよ、この短髪クソウナギ」 

 

黒子「出会い頭に喧嘩はお止しなさいな」 

 

小萌「まだ開いてないんですか?」 

 

ハワイアン「早く開け、早く開け・・・!!!」 

 

姫神(何この娘、こわい) 

 

ガチャ! 

 

打ち止め「・・・30分位前から開いてるけど、ってミサカはミサカは呆れ顔」 

 

佐天「えぇっ!?」 

 

御坂妹「どうも、とミサカは頭を下げます」ズズー 

 

美琴「食うか頭下げるかどっちかにしなさい」 

 

芳川「何名様かしら?」 

 

黄泉川「おや、何処かで見た顔じゃん」 

 

小萌「何ですかその反応!」 

 

打ち止め「八名様ご案内ー!ってミサカはミサカは高らかに手を上げてみたり」 

 

一方「オッケェェェェェェェ!ご注文はァ!?」 

 

禁書「もちろんいつもの!」 

 

ハワイアン「美味すぎワロタァ!!!」 

 

姫神「・・・オススメは?」 

 

一方「アァ、蒸し芋始めたゼェ」 

 

姫神「いや、ラーメンのオススメ・・・蒸し芋一つ」 

 

芳川「硬さは?」 

 

姫神「か、硬さ・・・???」 

 

 

一方通行は、ラーメン屋を営んでます。 

アルバイトも募集中! 

 

 

 

 

 

 

 

一方通行は働いていません。

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