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結衣「おめでとう。主人公ランキング一位」 八幡「いやー、あれはたまたまだって」【俺ガイルss/アニメss】

 

マネージャー「今日は、めちゃくちゃワラえる、ハメトーク、しゃべりまくり007の収録です」

 

八幡「えー全部バラエティ?」

 

マネージャー「売れるとどうしてもこうなんちゃうんですよー」

 

八幡「ゴールデンのドラマ出たいなー」

 

マネージャー「まあオファーはくるでしょう。今はバラエティをこなしましょう」

 

八幡「そういやあの人はどうなってるんだ? 雪ノ下さんとか由比ヶ浜さんとか」

 

マネージャー「もーテレビくらい見ましょうよ。 彼女たちもバラエティに出るようになってますよ。あ、今度CD出すみたいです」

 

八幡「うわー歌手デビューか」

 

マネージャー「あと妹さんも最近は上り調子じゃないですか」

 

八幡「あー小町はな。あいつは絶対人気でると思ってた」

 

マネージャー「あ、相変わらず・・・シスコンですね・・・」

 

小町「おにいちゃーん」

 

八幡「おー小町」

 

八幡「マネージャー、最初の仕事何時からですか?」

 

マネージャー「んー? まだまだ先だけど」

 

八幡「じゃあちょっとお昼ご飯いってきます」

 

マネージャー「わかったー。 あんまり遠くの店いっちゃダメだよー」

 

八幡「はいはーい」

 

八幡「さて、ちょっくら久しぶりにきょうだいでご飯といきますか」

 

小町「あー最近別々だもんねー 久々だね」

 

ワイワイ ガヤガヤ

 

小町「にしてもお兄ちゃんやったね。KAMIJYOさんとキリトさんより上だなんて」パクパク

 

八幡「でも一回だけじゃな。 3年連続で一位とらねえと」モグモグ

 

小町「殿堂入り、狙ってるんだ?」

 

八幡「そりゃな」

 

小町「じゃーバラエティも嫌がらないでしっかりやんなきゃ」

 

八幡「自分でもわかってるんだけどなー。小さい頃、電気ショックうける罰ゲームテレビでみてトラウマなんだよ。あれ以来お笑い芸人には絶対ならない、って決めたもんだ」

 

小町「さすがにそういうのは役者さんにはさせないと思うよ・・・・・・うん」

 

八幡「それも事務所が守ってくれたらの話だけどな」

 

八幡「おまえ今日は何もないのか?」

 

小町「アイドルグループのハリケーンとやるバラエティの仕事が」

 

八幡「うわーいきなりハリケーンかよ」

 

小町「お兄ちゃん出たいテレビとかあるの?」

 

八幡「そりゃカップルさんいらっしゃい! だろ」

 

小町「素人参加番組じゃん・・・・・・」

 

 

某テレビ局

 

スタッフ「では、準備できたらお呼びしますので」バタン

 

八幡「はーい」

 

八幡「個室の控え室とか初めてだから居心地悪いな」

 

八幡「トイレがてらテレビ局探検でもしてきますか」

 

マネージャー「ちょっとちょっと、あんまりやりすぎないでよ」

 

八幡「わかってますよ」

 

八幡 トコトコトコ

 

 「はっちまーん!」

 

八幡「?」

 

八幡「雪ノ下さん?」

 

雪乃「あはは、最近テレビ局内でよくあうねー」

 

八幡「そ、そうだねー」(相変わらずハイテンションだな)

 

雪乃「あたしさー いままで演技ことしか頭になかったけどバラエティもいいかなって」

 

八幡「雪ノ下さんなら絶対向いてるよ。元気いいし」

 

雪乃「でもマネージャーから、面白くなくていいって言われてるんだ。おしとやかで売っていくんだって」

 

八幡「んーどっちもありかなー俺としては。あっ、由比ヶ浜さんは?」

 

雪乃「ゆいっち? 今日はオフなんじゃない? 」

 

八幡「そーなんだ。 今日もお互いがんばろーね」

 

雪乃「うんうんじゃーね」ヒラヒラ

 

八幡 スタスタスタ

 

八幡「あの人ならバラエティにすぐ適応できるだろう」

 

八幡 プルルルル ピッ

 

八幡「もしもーし」

 

材木座「我だ!」

 

八幡「はぁ、材木座さん、何の用ですか」

 

材木座「なんだよー冷たいなあ。用がなきゃかけちゃいけないわけー?」

 

八幡「あんたは俺の彼女じゃねえ」

 

材木座「はははーっ 用があるっちゃあるんだ。俺ガイルメンバーでもっかい飲まない?今夜」

 

八幡「えー、打ち上げやったじゃないですか?」

 

材木座「あれは打ち上げ、これは飲み会」

 

八幡「そーですか。僕はかまいませんよ。あっ雪ノ下さんは近くにいるんで聞いときます。妹は無理矢理連れてくるんで」

 

材木座「よろしくー!」ピッ

 

 

ワイワイ ガヤガヤ

 

「かんぱーい」カン キン キン キン

 

八幡「まさかまさかですね。全員揃うなんて」

 

材木座「ほんとだな。全員俺ガイルにでてから忙しくなったってのに」

 

結衣「比企谷くん」

 

八幡「あー由比ヶ浜さん。お久しぶり」

 

結衣「久しぶり。あと、おめでとう。主人公ランキング一位」

 

八幡「いやー、あれはたまたまだって。由比ヶ浜さんだってヒロインランキングでいいとこまでいったじゃない」アハハ

 

結衣「でも事務所にはね、一位じゃなきゃダメだって。逆に怒られちゃった」

 

八幡「厳しいなー」

 

静「ランクインされるだけまだマシじゃない」ヌッ

 

八幡「うわっ! って平塚さんか」

 

静「私なんてランクインどころか候補にすら挙がらなかったのよ!」

 

八幡(また始まったよ・・・・・・)

 

小町「まーまー仕方ないですよー。今は学園ラブコメかネットゲームバトルがトレンドですから」

 

静「くっ、流行にはさからえないわね」

 

静「小町ちゃん、もっとビール!」

 

小町「はいっ! 今夜は小町もつきあいますよっ!」

 

八幡「しれっと未成年飲酒宣言するなよ」

 

雪乃「小町ちゃんじゃん? 元気してた?」

 

小町「はい。うちの兄がお世話になっております」

 

八幡「お母さんかよ・・・」

 

雪乃「八幡きょうはどうだった? うまくいった?」

 

八幡「全然。 雪ノ下さんとは逆でさ、しゃべりを勉強しろ、って怒られちゃった」

 

雪乃「んー今はバラエティに出ないと人気がでないからねー 私もできるなら映画、ドラマだけに出たいよ」

 

葉山「しゃべりなら俺にまかせな」キランッ

 

八幡「葉山さん、あなたはそりゃ本職ですから」

 

雪乃「芸人さんにはかなわないよねーやっぱ」

 

葉山「俺はしゃべりすぎだって怒られるな。 人のトークを奪うなって」

 

八幡「そーなんですよ。それが一番怖いからしゃべれないんですよ。人のトーク奪っちゃうんじゃないかって」

 

葉山「奪ったと思ったらすぐ相手に譲ればいいんだよ。そんなの気にしてたら一生しゃべれないぜ」

 

雪乃「そーだよー。 そうすれば他の人も気悪くしないし」

 

八幡「ですかねー」

 

三浦「あーあー、あたしもいつか主演張りたいなー そんでランキングのりたーい!」

 

戸塚「三浦さんならいけるいける」

 

三浦「あんたは来年あたりのるかもね。なんていうの? 男の娘? いまそういうのがはやってるらしいじゃん?」

 

戸塚「みたいだね」

 

三浦「あたしそういうキャラが全然ないんだよねー 役者もキャラ重視の時代だよ」

 

戸塚「俺ガイルみたいにちょっと悪っぽい女の子は」

 

三浦「ここだけの話さ、あれちょっと嫌だったんだよね。甘えた声だしたり短いスカートはいたりでしょ?」

 

戸塚「じゃあどんなキャラやりたいの?」

 

三浦「そりゃ・・・・・・いもうと・・・かな」

 

八幡「無理だろ。身長でかいし」

 

三浦「ちょ! 比企谷っ! 聞こえたよっ!」

 

八幡「す、すびませんでしたっ!」

 

戸塚「あっははは、比企谷くんはおもしろいなー」

 

相模「比企谷先輩」チョンチョン

 

八幡「ん、どした?」

 

相模「飲み物、入れてきますか? なくなったみたいですし」

 

八幡「あー大丈夫。つーか相模、お前も飲めよ。おれらに気つかってんのか?」

 

相模「やっぱ私が一番年下ですし……」

 

雪乃「そんなのかんけーないって。たった一歳差でしょ。ほら、さがみんも座って飲んだ飲んだ」

 

相模「私まだ19歳なんですよ」

 

雪乃「じゃあオレンジジュースだ!」サッ

 

小町「気にしないでください。飲めないのは小町もですから」

 

相模「う、うん。 ありがと」

 

静「あーいいわーあの初々しさ。 今後が楽しみなのは相模さんね」

 

八幡「どういう意味ですか……」

 

材木座「相模さんは最終回の出演で少しだけ反響があったらしいよ」

 

八幡「えーまじっすか。一回だけでてこうなるってすごいっすね」

 

相模「これから来るだろうね相模さんは」

 

 

翌日

 

マネージャー「比企谷くんドラマのオファーきたよー」

 

八幡「はっや!」

 

マネージャー「これ資料」

 

八幡「はいはーい」

 

八幡「んーとなになに」ペラッ

 

八幡「俺が銀行員になって倍返しっ!」ペラッ

 

八幡「おにいちゃんがネットオンラインゲームにダイブしたまま帰ってこない」ペラッ

 

八幡「元郵便配達員の俺が大統領暗殺疑惑をかけられました」

 

八幡「……」

 

八幡「いつも思うけど、タイトルの付け方も変わったなー」

 

八幡「あと二番目のやつってキリトさんの主演してたやつのパクリなんじゃ」

 

マネージャー「んー流行ったものをまねるのはどの業界も同じだからねー」

 

マネージャー「タイトルの付け方も変わってくんだろうねー。子どもの名前とおんなじでさー」

 

八幡「ですねー。俺が主演してたやつも似たようなもんですもんね」

 

 

某撮影現場

 

監督「いきますよー3、2、1」

 

八幡「こっちを見ろおおおおおおおおおお!」バンッ

 

監督「はい、カットー。 比企谷くん机叩くのもうちょっと弱く。声がかき消されちゃってるよ」

 

八幡「はい」

 

八幡「こっちを見ろおおおおおおおおおお!」バンッ

 

監督「カーット」

 

八幡「こっちを見ろおおおおお!」

 

監督「カーット」

 

八幡「ううー手が・・・手が・・・」

 

小町「うわー真っ赤だー」

 

監督「いやー比企谷兄妹は相変わらず良いねー。 ずっと兄妹設定は使いたいくらいだ」

 

八幡「そ、そーですかー」

 

小町「むー、小町もいつかメインヒロイン張りたいなー」

 

監督「まだ中学生だからねー ちょっと早いかなー君は」

 

小町「でもガンバるっ!」

 

八幡(小町がヒロイン役? 想像できんな。よくて幼なじみだろ)

 

小町「お兄ちゃんは何を考えてるのかな?」

 

八幡「な、なんでもないっす・・・・・・」

 

 

翌日

 

マネージャー「比企谷くん、予想通りというか、やはり来たよ」

 

八幡「俺ガイルの続編?」

 

マネージャー「そーそー」

 

八幡「早すぎだろ」

 

マネージャー「うんうん。それでね、説明会みたいなのがあるんだって」

 

八幡「あーどんな話にするかとか?」

 

マネージャー「そんな感じだよ。言っちゃえば黙って座ってるだけなんだけどね」

 

 

説明会当日

 

P「えー、今日はわざわざ来て貰ってありがとう。めでたく俺ガイル続編のGoサインが出た」

 

雪乃「イエーーーーイ」パチパチパチ

 

一同 パチパチパチパチ

 

P「えー金曜10時だった放送時間も9時に放送されることになった」

 

結衣(これで今より人気出るかも・・・)

 

P「キャラの立ち位置は基本的に変わることはない。変更点はただ一つ」

 

P「ぼっち、といったスクールカースト色は極力減らし、ハーレムラブコメテイストを増やす」

 

八幡「????」

 

材木座「ちょ、ちょっと待ってください。スクールカーストの描写は俺ガイルの生命線じゃないですか」

 

P「あーいやー。ゴールデンなんでな・・・そういうのはあまりな」

 

P「前作は気をてらった内容でたまたま人気が出ただけで、二度もうまくはいかない、というのが上の判断だ」

 

八幡「そんな」

 

小町「そーですよ。兄と妹の恋愛が許されるわけないじゃないですか」

 

戸塚「小町ちゃん、そういう問題じゃないと思うんだけど・・・・・・」

 

小町「彩加さんも、お兄ちゃんとベタベタしないといけないんですよ。男同士の恋愛なんてもう」

 

戸塚「あたし女なんだけどなー・・・・・・」

 

三浦「劇中の話をしてるんだよ」

 

P「あー男同士のそれは支持層が結構いるんだよ」

 

小町「えー・・・・・・」

 

P「まあ撮影開始はまだ先なんだがな」

 

材木座「ならまだ変えられるでしょう。スクールカーストあっての俺ガイルですから」

 

P「うーん。苦情きたら困るしなー」

 

材木座「わかんないじゃないですかそんなこと」

 

八幡(いつもヘラヘラしてる材木座さんが熱い)

 

八幡「俺も納得できません。シリアスにブラックにいきましょうよ」

 

P「うーむ」

 

静「私も反対です」(ハーレムになったら私の出番なくなるじゃない!)

 

P「平塚さんまで・・・困ったな」

 

P「今日はこれくらいにして、また別の日に話をしようか」

 

材木座「そういうことなら」

 

葉山(ハーレム路線になったら俺も降板させられるし、まずいな)

 

八幡「といったものの、口論になればこっちに勝ち目はないんだよなあ」

 

葉山「あー大丈夫 口先なら俺が」

 

戸塚「そーいうのとはちょっと違うと思うよ」

 

葉山「えぇー」ビヨーン

 

八幡「今だけは芸人のノリやめてください・・・・・・」

 

葉山「君キャワいいねー!」

 

三浦「葉山っ! あんまふざけてると・・・」

 

葉山「わわわっ! ごめんごめん! ごめんって」

 

戸塚「まーまー三浦さん。 葉山さんは和ませようとしてるんだよ」

 

八幡(一番劇中とのギャップがないのが三浦さんなんだよな)

 

相模「先輩先輩」グイグイッ

 

八幡「どした交配」

 

相模「あの、ハーレム路線にするのって時間帯が早まったからっていうのが理由なんですよね」

 

相模「ならお願いして遅めてもらったらいいんじゃないですか? いっそ深夜帯とか」

 

雪乃「だーめっ!」

 

相模「うわっ! 雪乃さん・・・・・・」

 

雪乃「もっともっと人気でなきゃって時に深夜ドラマなんてダメだからね」

 

材木座「時間帯変更もテレビ局やスポンサーとの話になってくるしな。 内容はともかくこればっかりは」

 

葉山「いっそ戦隊ヒーローみたいに休日の早朝にやるのは」

 

八幡「誰が見るんですか誰が」

 

 

つまりこういうことか

 

八幡 大ブレイク中

 

雪乃 大ブレイク中

 

結衣 大ブレイク中

 

葉山 イケメン芸人

 

材木座 ベテラン

 

 

某収録現場

 

相模「せんぱーい」

 

八幡「おお後輩。相模もここだったのか」

 

相模「あの、先輩企画書くらい目を通してください」

 

八幡「いやー悪い悪い。ほとんどマネージャー任せでな」

 

八幡「それ企画書」

 

相模「はい」

 

八幡「ちょっと見せて」ペラッ

 

八幡「なるほど、ほわいとしちゅーさんとのトーク番組か」

 

相模「わたしこういうのはじれてなんですよ」

 

八幡「おい呂律回ってないぞ。リラックスリラックス」ギュッ

 

相模「ちょっ? 何してるんですか?」

 

八幡「可愛い可愛い後輩を落ち着かせるためだ。我慢しろ」

 

相模「我慢なんて、そんな」

 

飢え田「ブハハハハハ! じゃあ相模さんがおいしいとこ持ってったわけだ?」

 

八幡「まあ結果的にはそうですね。でもこれも運ですから恨みっこなしですよ」

 

蟻田「やっぱ運必要だよねー 」

 

飢え田「相模さんは、俺ガイルの現場どうだった?」

 

相模「そーですねー皆さんいい人でとても楽しくて」(あーんもう普通のことしかいえてないや・・・・・・)

 

八幡「相模さんはとても気遣いもできるし、社交的ですからいるだけで現場がイキイキとするんですよ」

 

相模(先輩ほめすぎだし! 気遣いはともかく、社交的なのは材木座さんだし!)

 

飢え田「まさにこれからが楽しみといったところですねー」

 

相模 トホホホ

 

八幡「落ち込むなって。はじめはみんな下手くそなんだよ。 それで当たり前なんだ」

 

相模「それにしても、ほぼ全部が紋切り型のコメントっていうのはないでしょう・・・・・・」

 

相模「それと先輩、私のこと脚色していいんですか? 社交的とかいってましたけど」

 

八幡「はぁん? 脚色? どこが? ほんとのことだろ?」

 

相模「それは材木座さんとか葉山さんとか」

 

八幡「あの二人は明るいっちゃ明るいんだけどな、羽目はずしちゃうときあるだろ? 」

 

相模「確かに」

 

八幡「おまえは限度をわきまえてる。 だから脚色でもなんでもないんだ」

 

相模「そんなもんですかね」

 

相模「先輩それと俺ガイル続編の件ですが何か決まりました?」

 

八幡「いんや。Pともう一回話し合い。そっちにも連絡きてるだろ?」

 

相模「はいきてますきてます」

 

八幡「がんばろうな。とくにおまえにとっちゃチャンスなんだからよ」

 

相模「はいっ!」

 

P「んーやっぱりラブコメ路線でいくしかないよーこれ」

 

材木座「俺ガイルのよさはそこじゃないんですって」

 

結衣「あの・・・・・・」

 

八幡(おっ、由比ヶ浜さんが)

 

雪乃(ゆいっちが)

 

葉山(久々にしゃべった)

 

シーン

 

結衣「」ミンナチュウモクシテハズカシイッ

 

P「由比ヶ浜さん?」

 

結衣「は!? あの、Pの前で舞台やればいいんじゃないかな? ほら、二度もうまくはいかないって言ってたから

Pの前で大丈夫だ!ってとこ証明すれば」

 

雪乃「なるほど。オーディションねー」

 

相模「判断の目安になっていいかも」

 

材木座「口喧嘩するよりはよっぽど生産的だな。賛成だ」

 

八幡「プロデューサー、どうなんですか?」

 

P「うん。 このままウダウダ言い合っていても仕方ないからね。由比ヶ浜さんの案に乗ろうか」

 

 「おおおおおおーっ」

 

P「ただし、結果出さないとだめだからね。 エキストラとか衣装は用意するよ。しっかりやってくれ」

 

 

翌日

 

小町「とはいったけど、お話とかどうすんの?」

 

八幡「そりゃ原作にそってつくってけば大丈夫さ」

 

小町「ふーん」

 

八幡「なんだ?不安なのか? 一作目の撮影と同じようにやればいいんだって。しかもこれ舞台だし」

 

小町「だからまずいんだよ。失敗が許されないから」

 

八幡「あー」

 

小町「お兄ちゃんオフ返上して今練習すべきだよ!」

 

八幡「俺かよ!おまえはちがうのか」

 

小町「出番が少ないからいいのでーす」

 

八幡「いや多いだろ・・・前作より多いだろ・・・・・・」

 

小町「全員がそろう日ってあるかなー?」

 

八幡「そりゃもう、早朝か夕方か深夜にやるしかないな。たぶんレギュラーがあるやつはいないから」

 

小町「なるほどー」

 

小町「これで全部オッケーっと」

 

八幡「だな。あとはみんなに話して調整するだけだ」

 

マネージャー「ひーきがーやくん」

 

八幡「マネージャー? いたんですか?」

 

マネージャー「なんか面白そうなことするそうじゃない?」

 

八幡「俺ガイルハーレムラブコメ化阻止大作戦ってやつですよ!」

 

マネージャー「あー言ってたね。 ハーレムやっぱ嫌なんだ?」

 

八幡「ええ。原作者もハーレムにしたらアカンと言ってますし」

 

マネージャー「あるんだよね。映像化にするとこういうことがさー」

 

マネージャー「でもがんばってよ。 応援してるからさ」

 

八幡「はいっ!」

 

プルルルルr

 

ピッ

 

「はいっ?」

 

八幡「おれおれおれおれおれおれお」相模「先輩ですか?」

 

八幡「ちっ、ばれたか」

 

相模「ばれなきゃどうするつもりなんですか・・・・・・」

 

 

八幡「つーわけで暫定的にこういうスケジュールでいくことになったんだけど」

 

相模「はい全然らいじょうぶですよ」

 

八幡「ろれつ回ってないぞ? 大丈夫か?」

 

相模「これからオンリーフラワーズとの競演なんで緊張してるんですよ」

 

八幡「えーまじで? 悪い悪い」ピッ

 

八幡(大丈夫かホント)

 

八幡(うしっ! これで全員に連絡し終わった)

 

八幡(八幡ハーレム阻止計画・・・・・・)

 

八幡(がんばりますっ!)

 

材木座「んーとだいたい30分くらいの尺でいいから・・・この流れでいくか」

 

 「「はいっ!」」

 

相模「がんばりましょーね先輩」

 

八幡「ああ、もちろん」

 

稽古は始まった・・・

 

静「はあああ・・・・・・結婚したい・・・・・・」

 

演出担当「うーん、なんか悲壮感が足りないなー」

 

静「ええー、昼ドラでかなーり鍛えられたはずなのに・・・・・・」

 

八幡(昼ドラかよ・・・)ハハハ

 

材木座「なかなかうまいんだけどな、演出さんが厳しい人だなこれは」

 

八幡「そうなんすか」

 

雪乃「あらヒキニートくんじゃない」

 

八幡「俺の将来を暗示するアダ名をつけるな」

 

 カーット オッケー

 

八幡 ホッ

 

雪乃「やったねー」イェイイェイ

 

材木座「フッフッフッ・・・久しぶりだな八幡よ・・・・我こそは剣豪将軍、材木座ァァァァァァ! 義輝だあ!」シャキーン

 

演出「うーん、痛々しさが足りないなー」

 

八幡(抽象的すぎる・・・・・・)

 

材木座「やっぱそうですかねー」

 

八幡(わかっちゃうんだ?)

 

結衣「ねえ何それ?」

 

八幡「いや、わからないならいい。おまえの頭にはまだ早すぎた」

 

結衣「ちょ! ヒッキー!馬鹿にしすぎだからあああ!」ポカポカポカ

 

八幡「痛い痛い! わかった悪かったよ」

 

ハイオッケー

 

八幡 ホッ

 

結衣「あ、あの・・・比企谷くんその・・・痛くなかった・・・かな?」

 

八幡「ああ、全然大丈夫だ。つーか仕事なんだからいちいち気にするな」

 

結衣 コクン

 

八幡(相変わらずギャップがすごすぎる)

 

八幡「ふーっと・・・」

 

マネージャー「ひーきーがーやーくんっ!」

 

八幡「? マネージャー? なんでここにっ?」

 

マネージャー「来ちゃった」

 

八幡「彼氏のバイト先に来た彼女のモノマネはいいですから」

 

マネージャー「あはは、比企谷くんだけ働かせてマネージャーが帰れますかっ」

 

八幡「そんなの気にしなくていいっすよ」

 

マネージャー「あーせっかく夜食おにぎり持ってきたn」八幡「ください」

 

マネージャー「現金なやつ・・・ほらあーん」

 

八幡「いやそれはさすがに・・・」

 

相模「せんぱいっ!」

 

八幡「ん? どした後輩そんな大声出して」

 

相模「ちょっとわかんないとこあるんでこっち来てくれませんか」チョイチョイ

 

八幡「はいよ」

 

八幡「マネージャーちょっと」

 

マネージャー「はいはい」

 

八幡 ドシタサガミ

 

相模「ええとですね・・・」(何よあの女・・・マネージャーのくせにイチャイチャするなんてあり得ない!)

 

静「フッフッフッ・・・わかったわよこの静」

 

小町「わかりましたか」

 

静「ええ小町ちゃんも?」

 

小町「はい。 相模さんそれにしてもすぐ顔にでちゃってますねー。役者としてはまだまだだー」

 

八幡「誰が役者としてまだまだなんだ?」

 

小町「お兄ちゃん?」

 

八幡「おまえは確かに才能あるけど、そんなこと言っちゃいけないな」

 

小町「はい気をつけますすみません」

 

静「一応ほめ言葉はかけるのね。筋金入りのシスコンだわ」

 

ハイオッケー

 

材木座「よしっ! これで全部オッケーだ! あとは明日の通し稽古がんばるぞ」

 

「「おーっ」」

 

八幡(考えてみりゃ二週間で練習ってハードスケジュールだよな。よくできたな俺たち)

 

相模「先輩、食事に行きませんか?」

 

八幡「おーいいなーいこーいこー」

 

材木座「おい俺もいくぞおれも」

 

葉山「俺も一緒にいいか?」

 

雪乃「わたしもー ゆいっちもいこ?」

 

相模「」

 

小町(がんばれ相模さん)

 

通し稽古も無事終了し本番・・・・・・

 

P「うん。なるほど」

 

材木座「それで? 結果は?」

 

P「慌てるな。今日は結論は出さない」

 

八幡「えー?」

 

P「これから他のプロデューサーさんと会議してきめるんだ。ですよね?」

 

他p「ええ」

 

P「その方が君たちも納得いくだろ? ここでポンッっと結論出されるよりは」

 

材木座「まあそうですね。お願いします」

 

P「うむ」

 

 

発表当日

 

P「えー、今日は集まって貰ってありがとう。私たちの結論がでた」

 

材木座「じらすなじらすな」

 

P「どこかじらしてるんだ・・・まだ一言目だろうが」

 

八幡 ソワソワ ソワソワ ガタガタ

 

三浦「比企谷、うるさいっ」

 

八幡「は、はいっ」

 

シーン

 

P「えー俺ガイルははじめ、ラブコメ路線でいくとしていたがスクールカーストでいこうと声があがったため君たちの演技をみてきめることになった。それをうけた私たちの結論は・・・・・・・・・」

 

 

某バラエティ番組

 

司会者「では、相模さんと比企谷さんお二人から告知があります」

 

相模「私たちが出演するドラマ、やはり俺の青春ラブコメは間違っている、ってよ、が毎週金曜9時から放送となります」

 

八幡「スクールカーストといった従来のハーレムラブコメドラマとはまた違った味が楽しめると思います」

 

相模八幡「ぜひご覧ください!」

 

 

収録終了後

 

相模「やっぱトーク難しいですねー」

 

八幡「これもトレーニングだ。っておれも偉そうなこといえないか」タハハ

 

相模(比企谷先輩・・・わたしは先輩と比べたらまだまだ知名度は低いですが)

 

相模(もっともっとがんばって、雪ノ下さんや由比ヶ浜さんも、ミ・サーカさんも追い抜いて)

 

相模(日本一のヒロインになってみせますね。そのときは・・・・・・)

 

八幡「俺の顔なんかついてるか?」

 

相模「!? い、いえ。 がんばりましょうね!俺ガイル!」

 

八幡「ああもちろんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷八幡「男前主人公ランキングで一位になったら仕事増えた」

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