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打ち止め「ばいばーい、ってミサカはミサカは手を振ってみるー!」 御坂妹「はい、さようなら。とミサカも手を振りつつ見送ります」【とあるss/アニメss】

 

「――あっ!いいところに!ってミサカはミサカは手招きしてみる!」 

 

 特に目的も無く、強いて言えばとある説教くさい黒髪の少年か、もしく自分のオリジナルの少女に会えはしないだろうか、 

 と思いつつ歩いていた10032号は、聞きなれた高い声音に足を止めた。 

  

 休日の賑わいを見せている街中で、点在しているカフェ。 

 その中でもかなりの規模を誇る店のテラス席から、ブンブンとこちらへ手を振る小さな影が一つ。 

 何だあれは、と頭の隅で思いつつ、10032号は仕方なしにそちらへ足を向けた。 

 

 「…こんにちは上位固体、生意気にこんな所で一人カフェですか?とミサカは挨拶をします」 

 

 「挨拶より先に喧嘩売られるってどうなの、ってミサカはミサカはちょっと憤慨してみる!」 

 

 キー!とわめく少女の真向かいには、誰もいない。 

 いつも一緒のロリコンはどうしたのだろうと思いつつ、10032号はとりあえず促されるままに席に座った。 

 

 「…で、どうしたのですか?とミサカはあのロリk…じゃねぇや、あのいつも一緒のはずの貧弱モヤシの存在を聞いてみます」 

 

 「確かにあの人は細身だけどそれは酷いよ!せめて白アスパラにして!ってミサカはミサカは値段の高い方でお願いしてみる」 

 

 「まぁ心底どうでもいいです、とミサカは投げやりに答えます」 

  

 「もう!…ところでね、お願いがあるんだけど今大丈夫?ってミサカはミサカは足をぶらぶらさせつつ聞いてみるー」 

 

 「息をする事で忙しいので、ちょっとここら辺で失礼しますとミサカは」 

  

 「あのね、ミサカはここで待ち合わせしてるんだけど、ちょっと行きたい場所があるの! 

  だからミサカが帰ってくるまで変わりにここにいて欲しいな!ってミサカはミサカはお願いしてみる」 

 

 「いや、だからちょっと用事があr」 

 

 「本当ちょっと!ちょっとだけだから!ね!何もしなくていいから!とミサカはミサカは、 

  ホテルの入り口前で女性を説得する童貞の物まねをしつつ、椅子から早速降りてみたりー!」 

 

 「話聞けよこのアホ毛幼女、とミサカは…あっ、」 

 

 「すぐ戻ってくるからー!とミサカはミサカは既に走り出してみたりー!じゃあお願いー!」 

 

 (くそ…覚えてろ上位固体、とミサカは悪態をつきつつ、基本良い子なのでやはりこの場を立ち去れません…)   

 

 (……そして待ち合わせ相手、とは) 

 

 (………嫌な予感しかしねぇ、とミサカは思わず周囲を見回し、もし該当するのであればすぐに逃g) 

 

 「アン? …なンだァ、オマエ…」 

 

 (…られませんでした、とミサカは思わずエマージェンシーコードを発信します!!) 

 

 

☆ようこそ ミサカネットワークへ☆ 

 

 

ミサカ速報(MSK)@ミサカちゃんねる 

 

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[ Rog in ]----------- 

 

ID:misaka10032 

 

PW:tomalove 

 

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    [ Enter ]

 

 

 「……なンだァ?……あのクソガキはどうした」 

 

 「……この席に代わりに座っているよう頼まれたのです、とミサカは大人なので親切に答えますが、 

  むしろ貴方は幼女を放ってどこに行っていたのですが、と逆にミサカは問いただしてみます」 

 

 「……飲みモン買ってきてたンだよ、見て分かンねェのか。…あのクソガキの分までなァ!」 

 

そういやトレイ持ってるわこいつ… 

しかもなんかいっぱい乗ってるわ… 

 

 

 「……とりあえず席に座ったらいかがですか、とミサカは親切にも目の前の席を勧めます」 

 

 「チ、…………」 

 

 「……何を買ったのですか、とミサカは何かいっぱい乗っているトレイを前に、少しメニュー内容に興味を持ちます」 

 

 「ア?…見りゃ分かンだろうが」 

  

 「いいえ。ミサカはこのカフェは何度も通りがかっていたので興味はありますが、入ったことはありません。 

  ですのでメニュー内容も分かりません、と正直に伝えるので説明しろ、とミサカは伝えます」 

  

 「……ジュースとコーヒーとォ…、パウンドケーキとチョコスコーンとブルーベリーチーズマフィンとマロンデニュッシュパイとニューヨークチーズケーキ…」 

 

 「…………」 

 

 「…………俺じゃねェからな」 

 

 

このロリコン、幼女に甘すぎだろ…マジぱねぇ… 

ちょっと舐めてたわ…

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………何見てンだコラ」 

 

 「…………いえ別に、とミサカはマフィンを熱烈な目で見つめながら、あくまで冷静に返答します」 

 

 「………ちっ、……オラよ」 

 

 「…なんですか?とミサカは、」 

 

「うるせェよ。…ンなうざってェ目で見るぐれェなら、さっさと食えっつってンだ」 

 

 「でも、これは上位固体の…」 

 

 「馬鹿ですかァ?ここは店だろォが。いつでも買いに行けンだろ」 

 

 「だけど…」 

 

 「アアもう、しつけェって言って…」 

 

 「…マフィンは飲み物が無いと喉に詰まってエライ事になります、とミサカはそのコーヒーを見つめながら、 

  正直に懸念を告白します」 

   

 「…好きにしろよもう…」 

 

 

あれ…マフィンとコーヒーくれた! 

ていうかなんかトレイごとこっちにくれた!! 

 

 「…ところで、とミサカは唐突に話題を切り出します」 

  

 「……ンだよ」  

 

 「…上位固体が最近、新しい靴を欲しがっているのはご存知ですか?と、 

  まぁ知ってる訳ねぇだろうなというのを前提で、ミサカはあえて聞いてみます」  

 

 「……新しい靴、だァ?」 

 

 「はい。先日ミサカネットワーク内で知識共有という名の脳内ファッションショーが行われた際に、 

  上位固体がそう言っていました、とミサカは伝えます。ちなみにどんな靴が欲しいのかも、ミサカは認知済みです」 

 

 「……でェ?それを俺に伝えて、一体どうしろって…」 

 

 「え、どうせ買うんでしょ?とミサカは鼻で笑いながら遠慮なくコーヒーを飲みます。何これ苦っ」

 

 「…………」 

 

 「まぁほら、何より貴方がドンピシャで上位固体の欲しい物が分かっていれば、買い物の際に無駄な手間が省けますし、 

  その上、上位固体からの尊敬の眼差しも思うがままですよ、とミサカはパウンドケーキを食べながら伝えまふモゴムゴ」 

 

 「………まァ、確かに、手間は省けるなァ。手間がな」 

 

 「そういう事にしておきましょう。つきましては、ぴったりのモノを見つけたら写真メールでお知らせしますので、 

  携帯番号とメールアドレスを教えてください、はいホラ携帯出して携帯とミサカは矢継ぎ早に言ってみます」 

 

 「…………」 

 

 「はい、では…っと、終了です。…用が無くても、寂しかったらメールしてきていいですよ? 

  まぁほぼシカトしますけど、とミサカはケーキのお礼に優しく伝えてみます」 

 

 「…………」 

 

 「…そういえば貴方は何も飲んでいませんね、とジュースにも既に口をつけていたミサカは、 

  今更ながら申し訳なさそうに謝罪しながら、チーズケーキを食べムグムグコーヒーの残りを飲み干し…ズズッ…苦っ」 

 

 「…モノ食いながら喋るンじゃねェよ…お前ら本当似てンだな、そういうとこよォ…」 

 

 「なん…だと…? 

  と、ロリコンに呆れた目で見られている事に、ショックを禁じえません、とミサカは断固講義します」 

 

 「ロッ、ロリコ…ッ!?」 

  

 「あ、やっべ(笑)嘘ですし冗談ですし(笑)とつい本音が零れた事を誤魔化しながら、 

  ミサカはいそいそと立ち上がり、何のコーヒーが良いですか?とあなたに聞きます」

 

 「は、え?…ア?…コーヒー?」 

 

 「はい。貴方の分はミサカが飲んでしまったので、代わりに買ってきます、とミサカは気の利く子をアピールします」 

 

 「もういちいち突っ込まねェけどよォ…つか、別にいらねェし」 

 

 「何にしますか?とミサカは問います」 

 

 「いや、だからァ…」 

 

 「早くしろよ、とミサカは問います」 

 

 「……ブラックで」 

 

 

 「…お待たせ致しました、とミサカは今時の子供ごとく、携帯をいじって暇を潰している貴方に声をかけます」 

 

 「クソガキから連絡ねェか、見てただけだ。……つか、何、コレ」 

 

 「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソース 

  モカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノです、とミサカは一気に答えますゼエハア」 

 

 「は?え、…何?」 

 

 「だから何でもクソも、ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップ 

  キャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ、だって言ってんだろがモヤシ、 

  二回も聞くなよ息切れで殺す気か?とミサカは憤慨しますゼエハア」 

 

 「……いや、もう名前言わなくていいわ。なンでこれ?……俺ブラックって言わなかったか?」 

 

 「売り切れてました、とミサカは涼しい顔で答えます」 

 

 「……ブラックが?」

 

 「ブラックが。 

  後、何か片仮名がいっぱい並んでてかっこいいので、きっとその中2病も満足すんだろpgr(笑)、 

  とミサカは新たに購入したハムエッグパイを食べながら返答しますムグムグ」 

 

 「つか…でけェし…普通に…」 

 

 「一気コールがいるならばいつでも用意があります、とミサカはグッと親指をたてます」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………はい、いっつーの!!ちょっといいトコ見t」 

 

 「コールすンな!!…ク、クソ…なンだこれマジで…」 

 

 「…ところでスプーンが進んでいないようですが?とミサカは、あなたの目の前にあるベン(ry を見つめつつ、 

  ただザクザクとスプーンで氷を刺して遊んでいるあなたを問いただします」 

 

 「食いモンで遊ぶかよ…このクッソ甘ェクリームと、下のコーヒーを混ぜてンだよ!」 

 

 「甘いものがそんなに苦手なのですか?とミサカは今更ながらに聞いてみます」 

 

 「本当に今更だろォが…嫌いも何も、まず食い慣れてねェンだよ。…つか、これそれ以前の問題だろォ…」 

 

 「マジでか。と、…そんな貴方に朗報です、とミサカはずずい、とお皿を突き出します」

 「ア?」 

 

 「見れば分かんだろオニオンパイです、とミサカはあなたの前に無理矢理お皿を起き、さぁ食え、と促します」 

 

 「なンでだよ」  

 

 「甘いモノを食べ飽きたら、次はおかず系と決まっています。そしてまた甘いモノに戻るのです。 

  これは常識です、エンドレスエイトなのです、とミサカは懇々と説得を続けます」 

 

 「……、…そォかよ」 

  

 「よし」 

 

 「…………」 

 

 「…………(モグモグ)」 

 

 「…………」 

 

 「…………(ズズッ)」 

 

 「…………」 

 

 「…………(モグモグ)」 

 

 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………(うう…何か喋れよとミサカは(ry)」 

 

 「…………」 

 

 「……そ、そう言えば、最近はバーゲンが始まってるみたいですね、いいなぁミサカも何か欲しい、 

  とミサカは少女らしい事を一人でこっそり口にします」 

 

 「……勝手に買やいいだろォが」 

 

 「…勝手に買やいいだろォが、とはどういう意味合いでしょうか?とミサカは物まねをしながら返答します、 

  我ながら似てました」 

 

 「似てねェよ!ドス利かせただけだろォが!!」 

 

 「ベン(ry が零れるので暴れるのはよして下さい、20000号に安価を取られると大変な事になります、 

  とミサカは忠告しつつ、それで勝手に買えとはどういう意味でしょうか、と再度問います」 

 

 「にまん…?あんか?」 

 

 「お気になさらず、とミサカは続きを促します」 

 

 「…チ、……だからァ…、欲しかったらこンな所で愚痴ってねェで、さっさとバーゲンなりなンなり、行けっつってンだよ。 

  あのクソガキの頼みなンか、わざわざ聞く事ねェだろォが。……俺と一緒に茶ァするなンざ、何の罰ゲームですかァ?」

 

 「いきなり饒舌になりやがりましたね、とミサカは少し驚きつつ、返答します。 

  …確かに現状のミサカの行動は、上位固体による依頼事項に端を発しています。命令ではなくあくまでも依頼なので、 

  シカトをかます事も可能です。…しかし、ミサカはなるべくなら上位固体の頼みごとは、聞いてあげたいと考えています。 

  下位固体が上位固体に対して、このような意識を抱くのは些か矛盾ではありますが、ミサカは大人しくその欲求に従います、以上です」 

 

 「…あァ?」 

 

 「要は、上位固体だけどあいつ見た目も中身も結局幼女だしな(笑)、とミサカは年長らしい口調で言ってみます」 

 

 「…ハッ、姉妹気取りですかァ?」 

 

 「え、ならあなたは何気取りなんですか?(笑)と喧嘩を売りつつも怖いので、ミサカはさっさと次の質問に移ります」 

 

 「…………」 

 

 「バーゲンとは知識としては知っていますが、実際には行った事はありません。 

  あなたはあるのですか?どんな感じなのですか?と、ミサカはその意味不明なデザインの服をジロジロと見ながら答えます。 

  何それ、ウルト○マン意識?」 

 

 「ぶっ殺すぞ」 

 

やっべ(笑)口滑った(笑) 

 

 

 「…バーゲンなンざ、俺も行った事ねェよ。行く必要ねェしなァ」 

 

 「それは何故ですか?とミサカは問います」 

 

 「金あっから、別にいつでも買えンだよ」 

 

 「…………」 

 

 

や、やだ…なんかかっこよく見えてきた…///  

 

 

 「そ、そうですか…ですがミサカはそんなにお金が無いので、是非バーゲンなどに行ってみたいと考えています。 

  どこかお勧めのお店はありますか、とミサカはブランドに詳しいらしいあなたに聞いてみます」 

 

 「あァ?お勧めェ?…つうかお前、そういや金はどうしてンだ。持ってンのか?」 

 

 「失礼な、とミサカは憤慨します。 

  お金の方は毎月きちんとメンテナンス費用が、それぞれの固体に対して割り当てられています。 

  基本的に衣食住全てが管理下にあるミサカ達には必要が無いので、普段使用することはありません。 

  しかし念の為にと冥土帰しより出歩く際には「緊急用に」と、カードを持たされています。 

  このベン(ry とパイは、そのカードを使用し購入しました。 

  初めて使用してみました、とミサカは報告します」

 

 「…、それで買やいいじゃねェか」 

 

 「バーゲンでの買い物は、果たして緊急に該当するでしょうか、とミサカは首を捻ります」 

 

 「このクソ甘ェ飲みモンとパイ買っておいて、まだそンな事言ってンのかァ?」 

 

 「それは緊急に該当する、とミサカは判断した為に購入しました。  

  理由としては、既に規定昼食時間が過ぎており、ミサカがカロリー摂取を必要としていた為。 

  そしてあなたがミサカにコーヒーをくれた事で、あなたの喉が渇きを覚えていた為です、とミサカは報告します」 

 

 「…俺はいらねェっつっただろォ」 

 

 「ですがミサカは必要だと判断しました。 

  …そういえば断られたのに何故でしょう、あれ?とミサカは、過去の自分の行動に疑問を覚えます」 

 

 「……、お勧めって、その前にどンなのがいいンだよ」 

 

 

 「…可愛い系統がいいです、とミサカは要望を伝えてみます」 

 

 「可愛い系だァ?…アバウト過ぎンだよ、ブランド毎にコンセプトも違うしよォ。 

  どンなンだよ、花でも飛んでりゃいいのか」 

 

 「えーと、えーと…ミサカの乏しい知識からでは…と必死にミサカは頭を悩ませてみます」 

 

 「アー、…そこ等辺のタメの奴ら、見てみろよ。好みのがいンじゃねェのか」 

 

 「そこらへん…」 

 

 「例えば、…ああ、あっちの席にいやがる女共とかよォ、」

 

    『うーいーはーる~!えいっ!』 

     

    『ちょ…っ!もう、佐天さんっ!お店でいきなりスカート捲らないで下さいっ!何なんですか!?』 

 

    『いや、何か期待されてるような気がして…。しかし私服でも捲りやすいスカートで、何よりだね~』  

 

    『もう!佐天さんに捲られる為に、スカートを着ている訳じゃないですよ!っとに、毎回毎回…』 

 

    『そんな…まるで、人が会う度にスカートを捲っている痴女みたいに…!』 

    

    『自覚があるなら何よりです』 

 

 

 「…どう、なンだ?(って、なんだァあの女…なンで頭に花瓶乗っけてやがンだ…流行?流行なのか?)」 

 

 「…確かに可愛いです、とミサカは素直に率直な意見を述べてみます。 

  彼女たちはお姉様の知り合いなので認知していましたが、私服は始めてみましたよく似合っています、 

  とミサカは素直にグッジョブを送ります。 

  あの花瓶以外は」 

 

 「やっぱり花瓶なンか、アレ…」 

 

 「正確には、彼女の「温度を一定に保つという能力」を、常に堅持・持続・使用させ、 

  能力の確認と向上を行う為に生花をつけているのではないか?と、ミサカは推測します。 

  でもアレは正直なくね?(笑)、とミサカは見たままの感想も報告してみます」 

 

 「お前だって今日はしてねェけど、デコになァンかでけェの、いつも着けてンだろォが。…もォ必要もねェってのに」 

 

 「アレはミサカのチャームポイントであり、どこでも暗視ゴーグルはとても優れているものです! 

  と、ミサカは一緒にすんなと憤慨しつつ主張します!」 

 

 「ああ、そォかよ…で、結局どっちの奴の服装が好みなンだァ?」 

 

 「……花瓶さんの方かな、とミサカは悩んだ末に答えます」 

 

 「ふうン……じゃあ店はなァ…、」 

 

 

 「…分かりました有難うございます、とお店の名前と場所を入力したPDAを眺めながら、ミサカはお礼を言います」 

 

 「…つうかお前ら、いっつもその制服だよなァ。なンで?こだわりでもあンのかァ?」 

 

 「さあ?とミサカは首を捻ります。 

  生まれた時からこうでしたし、この服装が嫌になったり疑問に思ったりしたことはありません。 

  ですがやはり違う格好もしてみたいと最近は思うのです、とミサカは自我の成長っぷりを自賛します」 

 

 「ああそォかよ…。 

  …確かにあのクソガキも、違うのが着たいーとかつって、色々とわっがまま言いやがるけどなァ。  

  一緒に行くと、ウロチョロしやがってよォ…アレ買えコレ買えうるっせンだよ。 

  しかもよォ、お前ぐれェの年なら調度ぐらいの服ばっか、選びやがって。背伸びしたいお年頃ですかァ?ってンだよ。   

  クソガキはクソガキらしく、動きやすくてやっすい服着ときゃァいいンだよ。すぐにでっかくなるし、汚すンだからよォ。 

  それを何べん言っても聞きやがらねェでよォ、毎回毎回…」 

 

 「…………」 

 

  

おおお…た、大変だぜ… 

ロリコンの惚気が始まりやがった… 

 

 

 「……あァ、そォだ。お前も次、ついて来いよ」 

 

 「あ、…え?」 

 

 「あのクソガキの服選びン時に、来いっつってンだよ。背伸びした服ばっか欲しがりやがるからよォ、 

  自分よりもちゃんと似合う奴がいりゃア、冷静になンだろ。いい加減諦めさせたいンだわ。 

  ついでにさっきの店も、教えてやっからよォ。分かンなくてクソガキ伝いに二度聞きされても、迷惑だしなァ。 

  ……まァ別にそンな、どうしてもって訳じゃねェし?むしろ来なくてもいいンだけどよォ」 

 

 「…ミ、ミサカで宜しければ、お、お供します…と意外な誘いに、多少混乱しつつもミサカは頷きます」 

 

 「……そォかよ」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「………あっ」 

 

 「…?……あ、」

 

 「おーまーたーせ~!ってミサカはミサカは、いたっ!?」 

 

 「…てっめェ、このクソガキ!人に買いに行かせておいて、どこ行ってやがったンだ!?」 

 

 「酷い!いきなりチョップしなくてもいいじゃない!ってミサカはミサカは抗議してみる!」 

 

 「うるっせンだよ、携帯も切りやがって!そォンなに迷子になりたいンですかァ!? 

  お望みなら、日曜のデパートの食品売り場のド真ん中に放ってやりますがァ!?」 

 

 「ううう、嫌だ!そんな事されたら、ミサカは一生試食で生きていく事になっちゃう! 

  ごめんなさい~って、ミサカはミサカは正直に謝ってみる」 

 

 「次はねェからな!…しかも、代わりに人を代理に使いやがって…こいつの都合もあンだろが」 

 

 「10032号、怒ってる…?って、ミサカはミサカはおそるおそるさっきから無言の10032号に聞いてみる…」 

 

 「……いえ、怒っていません。 

  おかげで色々と有意義な情報と、…有意義な約束が得られ、ました。とミサカは複雑な気分ながら、 

  ちょっとウキウキとしている事を伝えます」 

 

 「…えへへ、そっかー!なら良かった!とミサカはミサカは安心してみる!」 

 

 「クソ、もういい時間じゃねェか…。オラ行くぞクソガキ、夕飯前のラッシュに合いたくねェンだよ」 

 

 「はーい!とミサカは今日の黄泉川からのリクエストメモを、もう一度読み直してみる~」 

 

 「…お前はどうすンだ?」 

 

 「あ、ミサカもそろそろ帰還ですので、と体内時計を確認しつつミサカは答えます」 

 

 「あっそォ。…じゃあなァ」 

 

 「ばいばーい、今日はありがと~!ってミサカはミサカは手を振ってみるー!」 

 

 「はい、さようなら。とミサカも手を振りつつ見送ります」 

 

 「…………」 

 

 「…………(あ、スーパーに入っていきました…とミサカは二人の睦まじい背中を見送ります…)」 

 

 「…………(二人揃うと途端に騒がしかったですね、とミサカはふう~やれやれ、と溜息をつきます)」 

 

 「…………(まぁ上位固体が、笑顔で何よりです。と、ミサカは年長者らしく頷きます)」 

 

 「…………(買い物かぁ…いつ行くんだろう、とミサカは次の予定がある事に少し嬉しくなってみます)」 

 

 「…………(……せっかくメルアド知ってるし、出会い系登録前に、ちょっと念の為に確認メールでも送ってみようかな、 

       とミサカは用心深さを盾に後で一方通行へメールを出してみよう、と考えます…)」 

 

 「…………」 

 

 「…………(今日は楽しかった、かも…とミサカは…。 

       いやいや……うーん、ミサカはそんな気が、した気が、あくまでもしたような気が、します!…よし!)」 

 

 

 「…さて、かーえろ。っと、ミサカは上機嫌な口調で呟きます」 

 

 

 (またあの二人に会えると、いいなぁ) 

 

 

 

 

 「あ、ミサカも行くー!ってミサカはミサカは慌てて靴をはくあなたに声をかけてみたり!」 

 

 「駄目だ。クソガキはさっさと歯ァ磨いて寝ろ」 

 

 「えーなんでなんで!ってミサカはミサカはつれないあなたに地団駄を踏んでみる!」 

 

 「うるせェ。深夜にコンビニ行きたきゃ、さっさと大人になるンだなァ」 

 

 「あなただって大人じゃないじゃん!ってミサカはミサカは、その貧弱な成長途中の体と精神面を指摘…あいたた! 

  痛い痛い!こめかみグリグリはやめてー!ってミサカはミサカは悲鳴を上げてみる!」 

 

 「寝ろ!」 

 

 「ううう…分かったぁ…。じゃあじゃあ、せめて明日のおやつ用に、 

  プリンを買ってきてほしいのー。ってミサカはミサカはおねだり~」 

 

 「気が向いたらなァ」 

 

 「上に生クリームが乗ってるやつがいいなぁ! 

  ってミサカはミサカはあの味を思い出して、思わずくるくる回ってみる~きゃー♪」 

 

 「夜中に暴れンな、買ってきてやンねェぞ」 

  

 「それは困る!ので、ミサカはミサカは大人しく玄関でお見送り~。行ってらっしゃーい!」 

 

 「ああ、ハイハイ。寝てろクソガキ」 

 

 「起きて待ってちゃ駄目?ってミサカはミサカは」 

 

 「駄目だ」 

 

 「もー!じゃあおやすみなさい、って今のうちにミサカはミサカは言っておくー!」 

 

 「さっさと寝ろ」 

 

  

 (ああクソ、うるせェうるせェ…つか、段々と夜更かしになってやがンな…) 

 

 やめさせねェと、と最近の打ち止めの就寝時間を思い返しながら、一方通行は夜道を歩いていた。 

 

 かつ、とアスファルトの上に杖の音が響く。 

 街灯のおかげで明るい歩道には、ちらほらと人影が見える。 

 打ち止めにはああ言ったものの、まだ深夜という時間にはほど遠いせいだろう。 

 友人と歩いている者、携帯を見ながら歩いている者、急ぎ足で過ぎていく者。様々だ。 

 それらを横目に、暇なこって、と己を棚に上げながら、だらだらと歩く。 

 すると。 

 

 (……、なンだァ?) 

 

 後少しでコンビニ、といった所まで来た時点で、一方通行は目の前の人影に気づいた。 

 どう見てもこちらを凝視し、立ち止まっている。顔はよく見えない。 

 けれど顔を見る必要が無いぐらいに、その格好にはかなりの見覚えがあった。眉をひそめる。 

 そしてそのまま、訝しげに思いつつも口を開いた。 

 

 「……何してンだァ?オマエ…」 

 

 「に゙ゃっ!?」 

 

 「……にゃ?」 

 

 「い、いえ、あの、こ、こんばんは!…とミサカは、ど、どもりつつも挨拶をします…」 

 

 「…あァ?」 

 

 そこにいたのは、昼間に別れた筈のクローンだった。 

 違うのは、その時にはつけていなかったあのでかい暗視ゴーグルが額にあり、首にネックレスがない事と。 

 そして思いきり、挙動不審なところだった。 

 声をかけただけで、ビックー!と音がする程に飛び上がるのは、幾ら自分の事が怖いと言えど、いかがなものか。 

 昼間はあれだけ平気そうに、目の前で暴言を吐きつつ茶をしばいていたくせに。 

 一方通行はその怪しさに、いよいよもって、ガラ悪く眉をひそめた。 

 

 「オマエ…昼間の奴かァ?何の用…」 

 

 「ち、違います!とミサカは、」 

 

 「…ア?」

 

 「ミ、ミサk、やべっ噛んだ、…ミサカは、け、検体番号14510号と言います。 

  昼間のは10032号です、とミサカはきちんと、…じ、自己紹介をしてみます…宜しくお願いします…」 

 

 「……、なンだって?」 

  

 しかし返ってきた言葉の意外さに、思わずしかめっ面が解けた。 

 そのまま言葉を反芻し、まじまじと目の前のクローンを見つめてみる。  

  

 「いえ、あの、そんな見つめられると…ミ、ミサカはどうしていいか分かりません、 

  とミサカは思わず手持ち無沙汰で、ゴーグルを伸ばしたり引っ張ったり伸ばしたり、いてっ!」 

 

 「…落ち着けよ」 

 

 「は、はい…」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「……いや、だからなンなンですかァ?」 

 

 「いえ、あの、ミサカにも……その、携た…携、番…その、…うう…」 

  

 「…………」 

 

 そんなに自分の事が、このクローンは怖いのだろうか。 

 目線もあっちを見たりこっちを見たりと定まらず、しかしこちらの顔は見ない。なのに目の前からは動かない。 

 一体何がしてェンだ、とまた眉をひそめかかった所で、一方通行は思い当たり、口を開いた。 

 よくよく考えれば、クローンがわざわざ自分に会いに来る理由など、一つしかない。 

 

 「…あのクソガキに、会いに来たのか?」 

 

 「えっ?」 

 

 「あいつなら、家にいるけどよォ。…もう遅いから、今から興奮させたくねェンだわ。うっせェしうぜェし寝なくなンし」 

 

 「え、あ、はい。…はい?」 

 

 「つう事で、また日ィ改めて来るンだなァ。…オラ、どけ」 

 

 「あ、…」 

 

 言っても呆けたようにそこから動かないクローンに息を吐き、大人しく自分が歩行をずらす。 

 擦れ違いざまに、一度だけヒラリと手を振ると、一方通行はそのまま歩きだした。 

 かつ、と杖の音が再びアスファルトに響く。そのまま、何も遮られることなく、二度、三度。 

 しかしそれが十度目にさしかかった所で、一方通行は盛大に舌打ちをすると、振り返った。 

 

 「…だァから、今日は無理だっつってンだろ!早く帰れ」 

 

 「う、いや…はい…、とミサカはうな垂れつつ、とりあえずどうしようもなく頷きます…」 

 

 クローンは未だ同じ場所から動こうとせず、それどころか目が合うと、がくりと俯いた。 

 あからさまに意気消沈しているのが伺える。一方通行はきちんと振り返り体を向けると、もう一度舌打ちした。 

  

 「…ああもうだからァ、ちゃんと事前に言やァ、会わしてやるっつってンだよ」 

 

 「……じ、事前に言う?それは貴方にですか?と、ミサカは光明が見えた気がして、思わず顔を上げます」 

 

 「ア?…別に俺じゃなくて、あのクソガキにでもいいだろォが」 

 

 「…そんなつまんねぇ事しても仕方ねぇだろうが、とミサカは再び意気消沈します…」 

   

 「ハ、ハアァ?」 

 

 「…だ、だってほら、幼女ですし!一旦した約束を、忘れてしまうかもしれませんよ?とミサカはとりあえず続けます」 

 

 「オマエらにゃ、ネットワークがあンだろォが。共有しときゃいいだろ、予定」 

 

 「うう…、あ、でも!その日にミサカが行くとなると、きっと他のミサカも行きたがり、 

  色んなミサカが集結しエライコッチャな事になる可能性があります、 

  とミサカはあなたの家の周辺で騒ぎが起きそうな予感を吐露します!」

 

 「ハアァ?なンっだ、そりゃ」 

 

 「だ、だからですね!…ミサカだけで上位固体に会いに行きたい時は、じ、事前に予定を取る場合、 

  上位固体以外への連絡が必要になります!とミサカは全力で訴えます!」 

 

 「顔近ェンだよ! 寄ンな!!」 

 

 「あ、すいません」 

 

 いつのまにか眼前にまで迫っていたクローンの肩を、ぐい、と慌てて左手で押し戻す。 

 一体何がこの少女を必死にさせているのか、と少々呆れつつも、一方通行は再度まじまじとその表情を見やった。 

 目がきらきらとしていて、頬が紅潮している。夜目にもそれがはっきりと伺えて、改めて一方通行は少し驚く。 

 表情筋は相変わらず動いてなさそうだが、これは最早無表情キャラでは無いだろう。 

 随分と、変わったものだ。 

 

 「…でェ?…結局あのクソガキじゃなくて、俺と予定組めば丸く収まるって事で、いいンだな?」 

 

 はあ、と息をつき、尻のポケットから薄い携帯を取り出す。 

 ばちん、と反動で折りたたみを開いて画面を表示させれば、目の前のクローンもとい少女が、イエス!と叫んだ。 

 

 「…あ?」 

 

 「いえ、はい、やった!…あ、違う!…そ、その通りです、とミサカはあなたの速やかな判断にグッジョブを送ります」

 

 「…わっけ分かンねェなァ、もう…。オラ、携帯出してこっち向けろ」 

 

 「はい」 

 

 どこから取り出したのか、少女の手には既に携帯が握られていた。 

 女の子らしくない、味も素っ気も無い携帯にちらり、と一度視線をやってから、一方通行は決定ボタンを押した。 

 数秒で、「complete」という文字が画面に表示される。 

 

 「…クソガキに会いたくなったら、連絡してこい。適当に周りの保護者共に伝えといてやらァ」 

 

 「…………」 

 

 「…おい、聞いてンのか?」 

 

 「はい。…会いたくなったら連絡してこい、ですね?とミサカはその言葉を噛み締めます」 

 

 「いや…なンかでっけェ単語が抜けてっけど…まァもう、どォでもいいわ…」 

 

 何が面白いのか、じっと携帯の画面を見つめたまま返答をする少女に、再度大きな息を吐くと、 

 一方通行は今度こそコンビニへ行く為に背を向けた。 

 かつ、と聞き慣れた音が再び響く。 

 

 するとそれに気づいたように、背中に声がかかった。 

 

 「あ、あの!…とミサカはあなたを引き止めます!」 

 

 「アアアもう…ハイハイ、なーンなンですかァ!?いい加減にしろや!」 

 

 「お腹が空きました」  

 

 「………ア?」 

 

 「リピートします。お腹が空きました」 

 

 「…………」 

 

 「…と、ミサカは夕食の規定時間をとうに過ぎているのに、未だ何も摂取していない事をここに告白します」 

 

 「…………」 

 

 「ほら、やるべき事やって目標もとりあえず達成できたので、安心するとすぐに三大欲求がきたというか、 

  とミサカは自分に正直になってみます」 

 

 「…………」

 

 「……あ、グーって鳴った、とミサカは独り言を言ってみます。 

  …おや、そういえば、あんな所にコンビニが?と続けてミサカはもう一度独り言を言ってみます」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「………好きにしろよもう…」 

 

 「よし、言質を取りました!とミサカはドヤ顔であなたの隣に並びます」 

 

 「…………」 

 

 

 (…なンなンだァ、こいつら…マジで意味分かンねェ…) 

 

 (昼間の奴といい、こいつといい…どういうつもりだァ…?) 

 

 (意味不明過ぎンだろ…) 

 

 (…………) 

 

 

 (…ちょっと怖ェ…) 

 

 

 「…こんな夜中に、何をコンビニに買いに来たのですか?とミサカは今更ながらに聞いてみます」 

 

 「あァ?コーヒーとォ…、まァ、なんか適当に」 

 

 「コーヒーですか…、とミサカは文献で読んだ情報を脳内で検索します…豆…焙煎…」 

 

 「あ?…オマエ、飲ンだ事ねェのか?」 

 

 「はい、とミサカは返答します。 

  他のミサカの中には賞味した事がある者もいますが、ミサカ14510号はありません、とミサカは伝えます」 

 

 「あっそォ…人生損してンなァ」 

 

 「えっ、マ、マジでか…とミサカは自分の損失っぷりを今更ながらに、か、考えてみます…」 

 

 「…まァ、今日飲んでみりゃいンじゃねェの」 

 

 「え、…でも、」 

 

「あ?」 

 

 「ミサカは残念ながら、今は持ち合わせというものが…つまりお金がありません、と胸を張って言ってみます」 

 

 「…そりゃ難儀なこって」 

 

 「意外とそうでもないです、節約術が身につきますし、とミサカは親指をグッと立ててみます」 

 

 「アー…どうせお前らの、なンだ…妹?みてェな奴だって、好き勝手に俺の金使ってンだからよォ。 

  今更コーヒーを幾つ買ったって、変わりゃしねェっつの」 

 

 「え?」 

 

 「うるせェよ、…来ねェのか来るのかどっちなンだよ」 

 

 「や、え、い、行きます!とミサカは慌てて後を追い、コンビニへ入ります!」 

 

 

 「…こんなモンかァ?」 

 

 「ず、随分多量のコーヒーを買うのですね、とミサカはその籠いっぱいの缶に少々驚きます…」 

 

 「何回も来ンの面倒だしな。…でェ?お前はどれにすンだよ」 

 

 「え、あ、…どれがいいんでしょうか、とミサカは数種類のコーヒーを前に悩みます…」 

 

 「ああ、飲ンだ事ないンだったなァ…どンな味が好みなンだよ。 

   

  甘ェのか?普通か?ブラックかァ?」 

 

 

「…ミサカは、その、あなたと同じものがいいです、と希望を伝えます」 

 

 「ブラック?…苦ェぞ」 

 

 「はい。だけど初めてのコーヒーですし、せっかくならあなたのお勧めのものを飲みたいです、 

  とミサカは正直に伝えます」 

 

 「ふうン……俺は、オマエにはカフェオレとか甘ったるいモンの方が、いいと思うがなァ…」 

 

 「そ、それは何故ですか?とミサカは問います」 

 

 「……アー、見た目的、に?」 

 

  

 (そ、それは!ミサカが女の子らしいとか甘い感じとかなんか、なんかそういう…!?) 

 

 (見た目、あのクソガキとそっくりだしなァ…あいつカフェオレしか飲まねェし) 

 

 「あ、あの!」 

 「…あァ?」 

 「せ、せっかく初めてのコーヒーを飲むので、味わってゆっくり飲みたいなーと、 

  ミサカはあの…あそこの、奥にある静かなベンチを見ながら、呟いてみます…」 

 「…………」 

 「…感想、聞いてくれる人がいると、とても嬉しいですし、とミサカは更に呟いてみます…」 

 「……別にいいけどよォ、…奇特すぎンだろ、てめェ」 

 「え?」 

 「行くンだろ」 

 「あ、はい、とミサカは急いで隣に並びます」 

 

 「…っと、……ふう」 

 「…お隣失礼します、とミサカは少し緊張しつつ確認を取ります」 

 「ハイハイ、どうぞォ」 

 「…………」 

 「………、でェ?」 

 「えっ!?」 

 「…飲まねェのかよ、コーヒー」 

 「あ、はい!飲み、飲みます!とミサカは急いでプルトップを開け、口にします」 

 「別にそンな急かしてねェけどよォ…、」 

 「(ゴクゴク)」 

 「…………」 

 「……な、なるほど…?とミサカはコーヒーの味を、初めて認識してみました…」 

 「どォだよ?」 

 「もんのすげぇ苦いです…とミサカは正直に言います…」 

 「ハッ、だろォなァ! 初めてでブラックってのも、どォかと思うぜェ」 

 「(お、う、わ、笑った…)」 

 「まァこれに懲りたら、次から大人しく甘ったるいのにするこった」 

 「…そうします、と何となくミサカは顔を上げられずに、頷きます…」 

 「なんだァ?…そンなに苦かったのかよ」

 

 「いや、あの…ブラックはブラックで、苦味の中にも香ばしさと風味があり、 

  確かに美味しいものでした、とミサカは伝えます」 

 「そりゃ何より」 

 「…………」 

 「…………」 

 「…………」 

 「……つうかよォ、」 

 「は、はい!」 

 「…なンでオマエ、俺に絡ンでくんだよ」 

 「え…、」 

 「正直、意味分かンねェ」 

 「…それ、は…」 

 「…昼間の奴といい、そンなに絡まれても困ンだよ。 

  …そンなに気軽に話しかけられても、そンなに普通に笑いかけられても、そンなに普通に隣にいられても。 

  どうしていいか、俺には未だに、分かンねェンだよ」 

 「…………」

 

  

 「オマエらが何を言おうと、どうしようと、あれからどンだけ立とうと、俺は無かった事にする気はねェ。 

  …オマエらだって、それでいい」  

 「…………」 

 「……アー、だからよォ、なンつうか、」 

 「……、まりやがれ、」 

 「ア?」 

 

 「黙りやがれ、とミサカは言っています」 

 

 「…は?」 

 

 「…もう聞き飽きました、あなたのその言葉は贖罪は罪悪感は! 

  何度ミサカ達に頭を垂れれば気が済むんですか? 

  いつになったら自分を許すんですか?ていうかマジ女々しいんだよいい加減にしろ、とミサカは言い捨てます」 

 

 「え?」 

 

 「何度も上位固体が言ったでしょう、何度も伝えたでしょう、何度も見てきたはずでしょう! 

  過去のあなたをミサカ達が許す事はありません!忘れることもありません! 

  でも、だからって、どうして今のあなたを、好きになっちゃいけないんですか!!」 

   

 「…………は?」

 

 「…と、ミサカはっ、言い捨てっ、」 

 

 「えっ!?……えっ!?」 

 

 「…うっ、ひっ、ううう~…っ」 

 

 「なっ、オマエ、ちょっ…、ええ!?」 

 

 「ひっ、く、うっ、ううー!」 

 

 「…な、泣くなァ!!…とりあえず、泣くな、マジで!頼むからァ!」 

 

 「うっ、じゃ、じゃあ、抱きっ、抱きしめて、くださいっ」 

 

 「は?…え?なンだって?」 

 

 「早く!!!」 

 

 「えっ、…ああクソ、な、なンなンですかァ!?……クソォ…」 

 

 「…………ぐすっ、」 

 

 「…………」 

 

 「…………」

 

 「………、…泣き止みましたかァ」 

 

 「…まだ、です、とミサカは伝えます…」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………あのよォ…、」 

 

 「……、はい…」 

 

 「……やっぱり、ちょっとオマエの言ってることも、考えてることも、分かンねェわ」 

 

 「…………」 

 

 「…だけどォ、まァ…なンだ、オマエが俺に必死っつうのは、分かった…」 

 

 「…………」 

 

 「だから、…ああクソ、なンつうの? 

   …あー、理解はしてくようにするから、なるべく。 

  

 オマエの言ってる事とか、そういう、…俺に向けてくれてる感情とか」 

 

 「…………ぐすっ、」

 

 「……それでいいですかァ」 

 

 「…今日の、ところは、…それで引き下がり、ます…とミサカは言います…」 

 

 「あっそォ……」 

 

 「…………」 

 

 「……もォいいかよ」 

 

 「…まだです」 

 

 「………あのよォ、」 

 

 「まだです」 

 

 「…すンませン」 

 

 

 (…、とミサカは言いつつ、このまま眠りたい気分です…) 

 

 (正直、震えるぐらい、嬉しい) 

 

 

 「オイ…」 

 

 

 (幸せ…)  

 

 

 「…全く聞いてやがらねェなァ…はァ…」 

 

 「…………」 

 

 「…………」 

  

 「…………」 

 

 「…………」 

 

 「…………何か喋れよ、とミサカは言います」 

 

 「えっ!?」 

  

  

 

 

 

 

 

 

一方通行「…………」御坂妹「……(何か喋れよとミサカは(ry)」

http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267808579/