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静「ご飯にするか?お風呂にするか?それともワ、タ、シ?」 八幡「….どうやって入った」【俺ガイルss/アニメss】

 

静「さて比企谷!ご飯にするか?お風呂にするか?それともワ、タ、シ?」

 

八幡「とりあえず何でここに居るんですか?というか何でここに俺が住んでるって知ってる。そもそもどうやって入った」

 

静「冷たいなキミは…せっかく高校時代の恩師が会いに来たというのに」

 

八幡「居酒屋でバッタリ…みたいな再会ならよかったんですがね、仕事から帰ると昔の教師が居たとかホラーだわ」

 

静「せめてサスペンスかミステリーにしてくれ」

 

八幡「アンタ何するつもりだ」

 

八幡「で、何でここに居るんですか?」

 

静「実は実家の両親が私の家に来ると言い出して……会いたくないから逃げてきた!」

 

八幡「会いたくないって…何で」

 

静「結婚の話とかされるし…彼氏は居ないのかとかうるさいし…」

 

八幡(歳さえ知らなきゃ可愛いと思えたのに残念だったわ)

 

八幡「居留守とか使えばいいじゃないですか。何でわざわざ俺のとこに」

 

静「居留守は前に使ったが大家さんに話を通されて鍵を開けられてしまった」

 

八幡「いや、出て行ってくださいよ。ネカフェとかホテルとかあるでしょ」

 

静「うわぁぁぁぁぁん!!!!そんなこと言わないでぇぇ!!!捨てないでくれぇぇ!!!」がしっ

 

八幡「うわっ!!ちょっ苦しい!やめて!」

 

静「うわぁぁぁぁぁん!!!!追い出さないでぇぇ!!!」

 

八幡「わかった!わかったから!離して!」

 

 

八幡「落ち着きましたか?」

 

静「うん…」

 

八幡「…それで、まぁ要は誰かに話を聞いて欲しかったと」

 

静「うん……」

 

八幡「でも何でここがわかったんですか?」

 

静「雪ノ下に聞いた…」

 

八幡「じゃあ雪ノ下に助けてもらえば…」

 

静「だって…だって…都合が悪いって…比企谷の部屋教えるから…って」

 

八幡「わかったんで泣かないでください、近所に響くんで…」(あいつ、俺を売りやがった…)

 

八幡「どうやって入ったんです?」

 

静「キミの妹に鍵を借りた…」

 

八幡「まぁご両親もそう長くは居ないでしょうし少しの間なら居てもいいんで…」

 

静「ありがとぉ…ありがとね…持つべきものは教え子だな…」

 

八幡「鼻水出てるんで…服に着くんであんまり寄らないでください」

 

八幡(俺の土日が…俺の休みが…)

 

静「あ!そうだ!」

 

八幡「なんですか?」

 

静「なんなら両親にキミを紹介していいなら今すぐ胸張って帰れるぞ!」

 

八幡「お断りします」

 

静「半分は冗談だったんだが即答されると傷付くな…」

 

八幡(半分本気かよ…怖えよ)

 

八幡「とにかく居候の対価として家事はお願いしますから」

 

静「任せろ!食事と風呂の用意も出来ている!更には掃除もしといたからな!」

 

八幡「助かります。じゃあまず風呂入ってくるんで」(あれ?以外と悪くない気がするぞ)

 

静「フフフ、まさかキミがアラサー熟女モノを嗜むとはな!私は身の危険を感じるぞ?」

 

八幡「!!!」

 

八幡「パソコンは触らんでください」

 

 

八幡「ふぅ…サッパリした」

 

静「ご飯の用意は出来てるぞ!」

 

八幡「鯖の味噌煮とほうれん草のお浸しですか…1人だと野菜が不足しがちなんで助かります」

 

八幡「意外と家庭的ですね。いただきます」

 

静「見くびるなよ?花嫁修業は免許皆伝だ!」

 

静「ただ男運がなくてだな…ダメだ…結婚したい…」

 

八幡「先生は魅力的なんで相手はいくらでも居ますよ」

 

静「私みたいなおばさんでいいの?」

 

八幡「何その誘導尋問。よくないです断ります」

 

静「チッ……これでもまだ抱き心地は良い方だぞ…しかも30代前半とか1番食べごろだし…」ぶつぶつ

 

八幡「何ぶつぶつ言ってんですか。はしたないですよ」

 

八幡「そういえば布団出さにゃならんな」

 

静「私のことなら構わんでいいぞ」

 

八幡「いや、そうはいかんでしょ」

 

静「キミと同じベッドで構わん」

 

八幡「あ、間違いが起こるとアレなんで布団出します」

 

静「心配するな。私とて教職に就く者だ」

 

八幡「まぁそれもそうですか」

 

静「避妊具はちゃんとある!」

 

八幡「そうですか。いざという時使ってください」

 

静「サイズもちゃんと揃えてるぞ!どれにする?」ごそごそ

 

八幡「出すな出すな」

 

静「ノリが悪いぞ比企谷」

 

八幡「ノリとか大学で卒業したんで」

 

静「そうか、もう社会人なんだな」

 

八幡「まぁ1年目ですけど」

 

静「もとよりキミに関しては心配はしていなかった。しっかりしていたから社会に出てもちゃんとやっていけると思っていたしな」

 

八幡「どうも…」

 

静「私は嬉しいよ」

 

八幡「教師が良かったからじゃないですか?反面で」

 

静「相変わらず素直じゃないなキミは」

 

八幡「上司にもよく言われます」

 

静「そうか…その上司の人も大変だな」

 

八幡「まぁお互いそれなりに…」

 

静「それでも上司の人が羨ましい」

 

八幡「?」

 

静「キミと居ると退屈しないからな…」

 

静「キミが後10年早く生まれてくれていたらと思うよ」

 

八幡「…ごちそうさま」

 

静「味はどうだった?」

 

八幡「小町の料理の次に美味しかったです」

 

静「シスコンは健在のようだな」

 

静「お風呂を借りるぞ」

 

八幡「ごゆっくり」

 

静「バレないように覗くんだぞ」

 

八幡「間に合ってます」

 

静「まったく、可愛くないなぁ」

 

 

静「いいお湯だった」

 

八幡「布団敷いといたんで」

 

静「お、すまんな」

 

八幡「そろそろ寝るんで」

 

静「え……あ、その…やさしくしてね…」

 

八幡「しねぇよ」

 

静「冗談だ」

 

八幡「俺明日も仕事なんで」

 

静「そうか、ゆっくり休んでくれ」

 

八幡「おやすみなさい」

 

静「おやすみ」

 

 

静「比企谷、まだ起きてるか?」

 

八幡「……まぁ、何か寝付けないんで」

 

静「今日はすまないな。迷惑かけて」

 

八幡「今更ですよ」

 

静「明日帰ることにするよ」

 

八幡「そうですか」

 

静「あぁ、両親から逃げることは何の解決にもならないからな」

 

八幡「逃げちゃダメなんて社会が植え付けた独善的な考えに過ぎないですよ」

 

静「ははは、変わらないな比企谷は」

 

八幡「全てから逃げるなんてまず不可能です。人間生きてる限り何かと戦ってんですよ、だから戦う相手を選ぶくらいの自由はあるし甘えだなんて思いません」

 

八幡「現に先生は苦しんでるでしょう」

 

静「?」

 

八幡「タバコ…やめたみたいですね。あんなにヘビースモーカーだったのに臭いすらしない」

 

静「まぁ…時代にそぐわないからな。男受けも悪いし…」

 

八幡「だから、帰るのは一向に構わないんですけど。逃げだと自分を追い込むのは何か違うと思うんで、それだけ言っときます」

 

静「ははーん、さては私に帰ってほしくないんだな?」

 

八幡「誤解させたみたいですね。すいません違います」

 

静「そう照れんでいいぞ」

 

静「なぁ比企谷…」

 

八幡「なんですか」

 

静「そっち行ってもいいか?」

 

八幡「断ります」

 

静「冷たいな…こういう時は女性を何も言わずに慰めるのが男の勤めだぞ」

 

八幡「それ下ネタ?」

 

静「へ?」

 

八幡(違ったのか)

 

静「そっちのベッドに入れてくれないならこれみよがしに自分で慰めてやる」

 

八幡「やっぱ下ネタじゃないですかヤダ」

 

八幡「ていうか、どさくさに紛れて入ってこないでください」

 

静「私は結構強引なんだ」

 

八幡「結構というかかなりでしょ…」

 

静「元とはいえ教え子に手を出そうなんて思ってない。ただ、男の背中を貸りたいこともあるんだ」

 

八幡「はぁ………今日だけですよ」

 

静「ありがとう…」

 

 

一ヶ月後

 

静「おかえり比企谷!ご飯にするか?お風呂にするか?それともワ、タ、シ?」

 

八幡「何故また居るんだ」

 

静「ふふふ、重大な報告があってな…」

 

八幡「報告?」

 

静「生理が来ないんだ!」

 

八幡「え………」

 

 

静「どう?ア、ナ、タ」

 

八幡「どうって…婚約者が下着で玄関に居たら驚くでしょ普通」

 

静「せっかく喜ばせようとセクシーランジェリーを買ったのにつれないなキミは」

 

静「コレ結構高かったんだぞ?」

 

八幡「そんなことより…

 

静「そんなこと!?」

 

静「こんな美女があられもない姿で居るのに襲いかかるどころかただいまのチューも無し!」

 

静「もしかして…浮気……」

 

八幡「いや、違うから」

 

静「うっ……うぅ…私のことなんか愛してないんだ…」

 

八幡「だから…

 

静「いいもん…ぐすっ……お腹の子は…私1人で育てるからぁ…ぐすっ…」

 

八幡「いや、違う…

 

静「もういい!実家帰るもん!」

 

八幡「だぁぁぁ!愛してる!愛してるから!」

 

静「……本当に?」

 

八幡「本当に」

 

静「じゃあ証明して」

 

八幡「は?」

 

静「ちゃんと愛してるなら証明してよ!」

 

八幡「玄関ではちょっと…」

 

静「やっぱり愛してないんだ…年増だから?やっぱり誰からも愛されないんだ私……それなのに妊娠までして…私…私…しにたい…」

 

八幡「だあぁぁもう!20代の性欲舐めんな!覚悟しろよぉ!!!」

 

静「きゃあ!エッチぃ!」

 

静「ふぅ………」

 

八幡「満足しましたか…?」

 

静「ちゃんと愛されてるとわかって安心したぞ!」

 

八幡「それはよかった」

 

静「ご飯とお風呂の用意は出来てるからな!」

 

八幡「先に風呂にしときます」

 

静「一緒にどうだ?」

 

八幡「風呂は1人で入る主義なので」

 

静「そうだよね…嫌だよね私なんか……これが雪ノ下とか由比ヶ浜だったら…」

 

八幡「あぁもう!行くぞ!背中流してもらう!」

 

静「いやん!もぉ…お風呂で何させる気?」

 

八幡(めんどくせぇぇぇぇ!!!!)

 

八幡「うぅぅ………」

 

静「はぁ……はぁ…対面座位って…最高…」

 

八幡(おかしい…風呂というのは疲れがとれるものだったはずだが……いつから風呂場はこんな激しい運動をする場所になった)

 

静「よし!もっかいだ!」

 

八幡「無理です休憩が必要です」

 

静「やっぱり…愛してないんだ…」

 

八幡「本当に愛が冷めますよ?」

 

静「やだぁぁぁ!捨てないでぇぇぇ!!!」

 

八幡「愛してるんで背中流してください」

 

静「エッチ」

 

八幡「普通に流すんだよ普通に」

 

静「冗談だ冗談」

 

八幡「帰ってきてからの方が仕事してるより疲れましたよ…ホントに…」

 

静「許してくれ、嬉しくてちょっとテンション上がってるんだ」

 

八幡「そう言ってもらえるのはありがたいんですが、せめて寝る前とかですね…」

 

静「寝る前にするのは当然だろう?」

 

八幡(まだやるのか…)

 

静「それにしても背中が大きくなったな…比企…えー…っと…はち…まん」

 

八幡「別に今まで通りでいいですよ」

 

静「そういうワケにはいかんよ。キミも敬語は使うな!変な気分だ」

 

静「は!まさか!教師と生徒でイケナイ事をしてるシチュエーションを楽しんでるのか!?」

 

八幡「それそっくりそのままアンタに返すわ」

 

静「先生に向かって何だその口の聞き方は!」

 

八幡「生意気な教え子に孕まされた気分はどうですか?」

 

静「教え子が変態だと苦労が絶えんよ」

 

八幡「流すの替わりますよ」

 

静「おう、悪いな」

 

八幡「いえいえ旦那の役目ですから」

 

静「旦那か…正直まだ教え子だという感覚が抜け切らん。教師としての私の手から離れた今でもな」

 

八幡「そんなもんでしょ、先生はいつまで経っても先生ですから。平塚先生にとっての先生も先生のままじゃないですか?」

 

静「たしかにそうだな。同窓会で会っても先生は先生のままだったな」

 

静「教師面をしてはいるが私はキミの子供を産めるのは女として嬉しいと思っている」

 

八幡「それはどうも…何か改まって言われると照れ臭いですけど」

 

静「その……キミはどうなんだ?妊娠までして言うのはなんだが騙したような形になってしまってるから」

 

八幡「どうとは?」

 

静「なんというか…自分の教師だった私がキミの伴侶になることに関してだ。もちろん年の差というのも」

 

八幡「ホントに今更ですね。まぁなんつーか強引なのは奉仕部に強制入部させられた時から変わってないし、その時から男運のステータスが乏しい先生を俺が貰っちゃうまであると思ってたんで」

 

静「ははは、やっぱり面白いなキミは。それに優しい……」

 

静「雪ノ下や由比ヶ浜には悪いことをしたかな…」

 

八幡「あいつらとそういうのは折り合いつけてるんで気にしなくて平気です」

 

静「色々とあったんだなキミも……私は自分の人生に引け目が無いように生きていたつもりだ。しかし、今になってそれが崩れてしまった…キミの優しさに漬け込んだ自分が情けない」

 

八幡「…………」

 

静「ひゃっ!!!???」

 

静「いきなり抱きつくな!びっくりしただろ!」

 

八幡「女が凹んでる時は黙ってこうしろと小町に教わったので」

 

静「妹に教わるとは…情けないな……」

 

静「!?……あっ……そこは……」

 

静「ダメって言ったのにぃ…….」

 

八幡「そう言ってる割りに嬉しそうですね」(俺は何であんな恥ずかしいことを……)

 

静「そんなこと言うならせっかく作ったハンバーグをキミにはあげないぞ!」

 

八幡「………」土下座

 

静「こんな綺麗な土下座見たことないんだが」

 

八幡「会社で鍛えられてるんで」

 

静「やだ、カッコ悪い…」

 

八幡「大事な嫁さんと子を養うためなら土下座のオリンピックだって出ますよ。なんなら金メダルを取るまである」

 

静「だ、大事って…う、うるさいなぁ…なんだいきなりそんなこと言って…さっきといい今日は何か変だぞ!ハンバーグおっきい方あげちゃう!」

 

八幡「どうも」(計画通り…)

 

静「そういえばさっき帰って来てから何か言おうとしてなかったか?」

 

八幡「あぁ、結婚式とかどうするかどうか相談しようと思って」

 

静「結婚式か…なるだけ質素に済ませるつもりだ。そのうちお腹も目立つだろうから籍を入れるだけでも構わん」

 

八幡「そうですか。正直娘を結婚もせずに孕ませた男としては会い辛いんですが先生の両親にもちゃんと挨拶しなきゃいけないですね」

 

静「そうでもないだろう、むしろ崖っぷちの娘を貰ってくれたと手厚い歓迎が待ってる」

 

静「逆に私としてはキミの両親に会うのが恐いんだが」

 

八幡「先生にも恐いもんがあったんですね」

 

静「高校の時の教育が足りなかったようだな…」

 

八幡「すいませんでした!」

 

静「まぁ何と言うか、まだ若いキミと元ではあるが教師という立場に居ながらこういう関係になったワケだからな…合わせる顔が…」

 

八幡「大丈夫じゃないですか?年の差があるだけで経歴に傷があるわけでなし、しかも公務員だし社会的な信用はあるでしょ。ただ、これが何処ぞの馬の骨が小町を孕ませたとなったら親父が激怒するのは間違いないですね。俺もキレる」

 

 

八幡「だからあんまり気にしないでいいです。式も近しい親族だけ呼んで教会とかで挙げればいいんじゃないですか?」

 

静「そう言ってくれるとありがたいな」

 

八幡「孫の顔もそうですがウエディングドレス姿を見せるのも親孝行なんじゃないですか?」

 

静「生意気言って……イクの早いくせに…」

 

八幡「それ関係無くね?」

 

 

静「キミがイクの早いからこっちも演技が大変なんだぞ」

 

八幡「演技だったのかよ!」

 

静「当然だ。そんな経験値の足りないチ○ポにイかされるほど私は甘くないぞ!精進したまえ」

 

八幡「よくも言ったな?今夜は寝かさねぇから覚悟しろ」

 

静「ケダモノ!」

 

静「とまぁ話は戻すが」

 

八幡「アンタが脱線させたんだろ」

 

静「結婚式するとなるとやっぱり費用の問題がな、私も貯金はあるが出産ともなるとお金もかかるし、私は休職することになるからな。キミも奨学金の返済があるだろうし、そっちに回す余裕は無いんじゃないかと」

 

八幡「実はウチの母親が俺と小町の結婚資金を積み立ててくれてたみたいなんですよ」

 

静「そうだったのか…しかし、それに乗るのも…」

 

八幡「俺としても嫁がアラサーの間にドレスを着せたいんですよね……アラフォーはちとキツい…ぶへぇぇぇ!!」

 

静「口には気を付けたまえよ?私の前でアラフォーという言葉は今後禁止だ!」

 

八幡「だからって殴らんでも……」

 

静「キミの気持ちはありがたいが、これから家庭を持とうというのにいきなり親に頼るのはよくないと思うんだ」

 

静「だから我慢する所は我慢していこう」

 

八幡「じゃあ夫婦の営みも我慢する所は我慢しましょう」

 

静「それは無理だな」

 

 

2週間後

 

静「どうしたんだ?珍しく出不精のキミが出かけようなんて」

 

八幡「いいから、ほら乗った乗った」

 

静「ドライブか?そういえば昔悩めるキミを乗せてドライブしたな。その時はまさか結婚相手だなんて思いもしなかったがな」

 

八幡「そんなこともありましたね」

 

静「ところで何処に行くつもりなんだ?」

 

八幡「着いてからのお楽しみですよ」

 

静「なんだか6年前と逆になった感じだな」

 

静「どこか景色の良い所でも連れて行ってくれるのかな?私の旦那様は」

 

八幡「もっと良いとこかもしれないですよ」

 

静「え……ラブホ?昨日あれだけしといてまだしたりないのか?それにまだ昼だぞ…」

 

八幡「ちげーよ!何でそうなる!しかも睡眠妨害してまでアンタがせがんできたんだろ!」

 

静「それはそうと良いラーメン屋を見つけてな!帰りに行こう!」

 

八幡「昨日もラーメン食べたじゃないっすか…」

 

静「昨日とは一味違うぞ!」

 

八幡「ラーメンばっかり食べるからラーメン責めされる夢見ましたよ」

 

静「何その幸せな夢」

 

 

八幡「着きましたよ」

 

静「え?教会?」

 

 

静「おい!比企谷!どういうことだ?」

 

係員「新婦の衣装とメイクの準備はできてます」

 

八幡「はい、お願いします」

 

静「こら!話聞け!」

 

静「話を聞くまでここを動かんぞ!」

 

八幡「連れて行け」

 

係員「かしこまりました」

 

静「わぁ!何する離せ!一体どうなってるんだ!」ズルズル

 

\コラー!ヒキガヤー!/

 

\タンショー!ホーケー!ソーロー!/

 

八幡「教会でなんつうことを口走ってんだあの人は…」

 

八幡「さて、俺も準備するか」

 

 

控え室

 

係員「新婦さんの準備完了しました!」

 

八幡「ありがとうございます」

 

静「これは一体どういうことなんだ…」

 

八幡「やっぱりドレス似合ってますね。綺麗ですよ」

 

静「そんなこと聞いてるんじゃない…あとタキシード似合ってないぞ」

 

八幡「うるせぇほっとけ」

 

係員「来賓の方も揃いました」

 

静「来賓?」

 

八幡「よし!行くぞ静!」

 

静「!?」

 

静「ちょっ!引っ張るな!歩きにくいんだ!」

 

静「私は怒ってるぞ!何の相談もなくこんなことして!」

 

八幡「……」

 

ガチャ

 

静「!?」

 

雪乃「平塚先生。ご結婚おめでとうごさいます」

 

結衣「平塚先生!おめでとう!」

 

八幡母「静さん!八幡!おめでとう!」

 

八幡父「…………」

 

八幡「何か言えよクソ親父」

 

小町「新郎!タキシード似合ってないぞぉー!」

 

八幡「うるせぇ!」

 

平塚母「静!おめでとう」

 

平塚父「…………」

 

平塚母「お父さんも泣いてないで声かけてあげてください」

 

静「雪ノ下に由比ヶ浜…小町…お義父さんお義母さんそれにウチの両親まで…」

 

八幡「内緒で皆に集まってもらったんだ。結構大変だったんだぞ?」

 

静「何かそのドヤ顔腹立つ」

 

八幡「神父さん待ってるから行くぞ」

 

静「…….うん」

 

神父「静さん あなたは今八幡さんを夫とし 神の導きによって夫婦になろうとしています、汝 健康の時も病めるときも 富ときも貧しき時も、幸福の時も災いにあうときも、可能な時も困難なときも、これを愛し敬い慰め遣えて共に助け合い 永久に節操を守ることを誓いますか?」 

 

静「はい、誓います」

 

神父「八幡さん あなたは今静さんを妻とし 神の導きによって夫婦になろうとしています、汝 健康の時も病めるときも 富ときも貧しき時も、幸福の時も災いにあうときも、可能な時も困難なときも、これを愛し敬い慰め遣えて共に助け合い 永久に節操を守ることを誓いますか?」 

 

八幡「えー……っと…うん…多分…」

 

静「誓えや」

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡(23)「何故ここに居る…」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470018141/

静「じゃじゃーん!」

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