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美琴「いやいやいやっ!私は普通の人間だから!」 佐天「あたしもノーマルですよ!」 【とあるss/アニメss】

 

佐天「写真撮影?御坂さんと?」

 

初春「はい、上からの命令で佐天さんと御坂さんの写真を撮れって言われてるんですよ」 

 

御坂「えーと…いったい何のために?」 

 

初春「それが私にもよく伝えられてないんですけど、本の表紙がどうとかって言ってました」 

 

佐天「本?なんかいかがわしいんだけど……」 

 

初春「そこはちゃんと確認しました。学園都市外の健全な本らしいですよ」 

 

御坂「外?学園都市の宣伝かなにかかしら?」 

 

佐天「それなら御坂さんはともかくなんで私が?」 

 

初春「さあ?とにかく撮影しないと上から文句言われちゃうのでいいですか?」 

 

御坂「腑に落ちないけど、初春さんの頼みならしょうがないかな」 

 

佐天「御坂さんがそういうなら……。スカートめくり一回でチャラにしてあげよう!」 

 

初春「そんなの関係なくめくってるじゃないですか!!」 

 

御坂「そういえば黒子は?」 

 

初春「あー……。めんどくさそうな事になりそうなので外回りに行ってもらってます」 

 

御坂「ふーん?」 

 

佐天「それで普通に写真撮るの?」 

 

初春「ポーズ指定されたのでそれでお願いします」 

 

御坂「へー、でどんなポーズなの?」 

 

初春「ハグしてください」 

 

御坂佐天「「……えぇー」」 

 

初春「駄目なんですか?」 

 

御坂「駄目っていうか……」 

 

佐天「恥ずかしい……」 

 

初春「えぇー……。佐天さんなんていっつもおはようっていいながら抱きついて来るじゃないですかー」 

 

佐天「それはノリというか、毎日してるから慣れていうか」 

 

御坂「ハグしてって言われてするのとは違うわよね」 

 

初春「はあ……。じゃあお二人はその程度の仲だったんですね」 

 

佐天「へ?」 

 

初春「御坂さんと佐天さん親友同士だと思ってたんですけどねー。ハグすら出来ない程度の仲だったなんて残念です」シュン 

 

御坂「ちょっと待って初春さん!私は佐天さんのこと親友だと思ってるわよ?!」 

 

佐天「あ、あたしも御坂さんのこと親友だと思ってます!」 

 

初春「じゃあ早くハグしてください」 

 

佐天「うーわかったよぅ」 

 

御坂「……これでいい?」ギュッ 

 

初春「なんか二人とも妙にガチガチしてません?あと距離が遠いです」 

 

佐天「やっぱりなんか恥ずかしいし…//」 

 

御坂「早く写真撮ってもらえないかな?//」 

 

初春「これじゃーダメです!もっと近づいて!自然体で!」 

 

初春「いつもの佐天さんを思い出して下さい!」 

 

佐天「じゃ、じゃあさ!初春は出来るの?」 

 

初春「え?そりゃあ出来ますよ?お二人のこと親友だと思ってますし」 

 

佐天「ほほう!じゃあやってみてよ!」 

 

初春「はい」ギュッ 

 

御坂「わっ」 

 

初春「はい」ギュッ 

 

佐天「むぅ」 

 

初春「はい、次どうぞー」 

 

御坂「こう?///」ギュッ 

 

佐天「あう///」 

 

初春「さっきよりはいいですけどもう一息です!」 

 

初春「というかなんでそんなに緊張するんですか?意識しすぎじゃないですか?まさか佐天さんと御坂さんも白井さんと……」 

 

御坂「いやいやいやっ!私は普通の人間だから!」 

 

佐天「あたしもノーマルですよ!彼女より彼氏がいいです!」 

 

初春「じゃあ早くしてくださいよー。白井さん帰って来ちゃいます」 

 

佐天「わかったよぅ!えい!///」ギュッ 

 

御坂「やっぱり恥ずかしい///」 

 

初春「いいですねー!照れてる佐天さん絵になりますよー!」パシャッパシャッ 

 

初春「強いて言えば御坂さんはもっと堂々と頼れるお姉様感を出してください!」パシャッパシャッ 

 

御坂「ぐ、具体的にはどうすれば……」 

 

初春「そうですねー、もっと佐天さんを抱き寄せる感じで。佐天さんは御坂さんに寄りかかるようにしてください」パシャッパシャッ 

 

御坂「こ、こう?///」 

 

佐天「あぅぅ……」(近い!近すぎぃ!///) 

 

御坂「こ、こう?///」 

 

佐天「あぅぅ……」(近い!近すぎぃ!///) 

 

佐天「というかなんでこんなにくっつかないと駄目なの?」 

 

初春「そのほうが売上伸びますからー。おー、いい感じですよー!もっと顔近づけてもらえますー?佐天さんは見上げる感じで」パシャッパシャッ 

 

御坂(もうどーにでもなーれ!)グイッ 

 

佐天「御坂さん!?///」 

 

初春「ぬっふぇっ!完璧ですよー!いいぞー!」パシャッパシャッパシャッ 

 

御坂(佐天さん細いなー…なのにちゃんと胸はあるしいいなーずるいなー///)ジーッ 

 

佐天(近くでみるとすっごくきれいだなー…///)ジーッ 

 

初春「ふぅー、いい感じの写真が撮れました!ありがとうございます」 

 

御坂(佐天さん…)ジーッ 

 

佐天(御坂さん…)ジーッ 

 

初春「あのー、もういいですよー?いつまで見つめ合ってるんですかー?」 

 

御坂「えっ!」パッ 

 

佐天「あっ…」パッ 

 

初春「もう……あれですか?赤い実はじけちゃいましたか?」ニヤニヤ 

 

佐天「いや、そんなんじゃないって」アセアセ 

 

御坂「ちょっとぼーっとしてただけだからね」アセアセ 

 

初春「そうですかー?」ニヤニヤ 

 

ガチャ 

 

白井「ただいま戻りましたの」 

 

初春「お疲れさまです」 

 

白井「今日は特に問題ありませんでしたわ」 

 

初春「それはなによりですねー」 

 

白井「!あらお姉様いらしてたんですのね、ん?」 

 

御坂「………///」チラッ 

 

佐天「………///」チラッ 

 

白井「んん゛!!??」 

 

白井「どどどどどどういうことですの!?初春説明してくださいまし!」 

 

初春「あー……赤い実はじけちゃいました」ニコ 

 

白井「の゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!」ダンッ!ダンッ! 

 

御坂「黒子うるさい!」バチッ 

 

白井「今日も痺れますのお゛!」アフン 

 

御坂「ね、これからどこかでかけない?」 

 

佐天「! いいですよ!どこ行きます?」 

 

御坂「そうね、あそこの新しくできたっていうケーキ屋とかどう?」 

 

佐天「いいですねー、行きましょう!」 

 

初春「私と白井さんはまだ仕事がありますのでー」 

 

佐天「そっかーじゃあ行ってくるね」 

 

御坂「またね、初春さん」 

 

ガチャ 

 

白井「お、お姉様………」ガクガク 

 

初春「白井さん白井さんいいもの見せてあげますよー」 

 

白井「私はいま悲しみにくれていますの……」シクシク 

 

初春「せっかくの御坂さんの激レア照れ顔写真なのになー。白井さんは見なくていいんですねー、残念だなー」 

 

白井「早く見せてくださいまし!」シュバッ 

 

初春「はいはーい」 

 

白井「な、なんと!!!これだけで三回はいけますわ!!!」 

 

初春「そうですか、それはよかったですねー」(白井さん残念な人だなぁ) 

 

ピロリン 

 

初春「あ、メールが二通も」 

 

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from:佐天さん 

sub:無題 

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あのさ、ケーキお土産に買ってくから 

さっきの写真、私にもくれないかな? 

 

あ、これ御坂さんには内緒ね!(>_<) 

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初春「わーいケーキ楽しみです!」 

 

 

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from:御坂さん 

sub:お願いがあるんだけど 

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さっき撮った写真もらえない? 

今度一緒に学舎の園でケーキ奢るので(゚o゚;) 

 

このことは佐天さんには内緒にしといてね 

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初春「わーいまたまたケーキだぁ!」 

 

初春「いやーこれから楽しみが増えますねぇ」ニヤニヤ 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐天「写真撮影?御坂さんと?」

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