アニメssリーディングパーク

おすすめSSを当ブログで再編集して読みやすく紹介! 引用・リンクフリーです

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは」 一方「あァ?メンドクセェ…」【とあるss/アニメss】

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは営業スマイルでおねだりしてみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから芳川か番外個体と遊ンで来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「じゃあなぞなぞしよう!ってミサカはミサカは第一希望を述べてみる!」

 

一方「ンじゃオマエが問題出せよ」ゴロゴロ

 

打ち止め「うん!じゃあ第一問!」ターラン♪

 

 

打ち止め「パンはパンでも食べられないパンは?ってミサカはミサカはオーソドックスな問題を出題してみたり!」

 

一方「…」

 

 

一方「パンスト」

 

打ち止め「」

 

 

打ち止め(いや確かに食べられないけどってミサカはミサカは期待した答えが来なくて戸惑ってみたり)

 

 

打ち止め「せ、正解…かなってミサカはミサカはおまけで○をあげてみたり」

 

一方「ちなみによォ」

 

打ち止め「?」

 

 

一方「その理屈で言うと"パ"ッショ"ン"、パターン、パビリオン、パウンド、パンクラス、パンドラ、パンプスなンかも正解なのか?」

 

打ち止め「…り、理屈の上では…?ってミサカはミサカは意外な掘り下げにビックリしてみたり」

 

 

打ち止め「じゃあ今度はあなたが出して!ってミサカはミサカはハリーハリー!」ヘイヘイ

 

一方「あァ?ンー……」

 

一方「レベル1からレベル5までの難易度を用意してやれるが何がいい」

 

打ち止め「んーじゃあレベル1からで!ってミサカはミサカは小手調べ!」

 

 

一方「ハイ、第一もォン」ターラン♪

 

 

一方「食っても食ってもなくならねェものは?」

 

打ち止め「え?うーん…?」

 

 

打ち止め「わかんない!答えは何?ってミサカはミサカは抱きついてこうさーん!」ダキッ

 

一方「"年"だ。食っても食ってもなくなるんじゃなくて重ねるもンだからな」

打ち止め「あー、なるほどー」

 

 

打ち止め「じゃあ今度はミサカの番ね?」

 

 

打ち止め「女が濡れたので男がさしました。さて、何をさしたでしょうか!」

 

一方「……」

 

 

打ち止め「黄泉川がお酒飲みながら芳川に出してたんだよってミサカはミサカは大人ななぞなぞを出した事にご満悦!」フンス!

 

一方「……」

 

一方「……」

 

一方「…膣液、バルトリン腺液、スキーン腺液、子宮顕管粘液になどの分泌によって濡れた女性器に男性が挿すもの…」

 

一方「すなわち。」

 

 

一方「チ○ポだ」

 

打ち止め「」

 

※正解:傘

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは可愛い笑顔でおねだりしてみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから金髪のガキかフロイなンちゃらと遊ンで来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「じゃあオセロしよっ!ってミサカはミサカはゲーム盤を差し出してみたり!」

 

 

打ち止め「ミサカがせんこーね!」つ●

 

一方「あァわかった」つ○

 

打ち止め「ふっふっふー!手加減無用!全力で来い!でないと黄泉川との戦いでコツを掴んだミサカには勝てないぞ!」

 

一方「そォかよ」

 

 

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●●●●●●●● ←盤面

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打ち止め「」

 

一方「なンだよ?ちゃンと御要望通り手加減しなかっただろォが」

 

 

一方(これでガキも満足するだろ)

 

打ち止め(完全に掌握された上で完全にわざと負ける……だと…?)

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはしなだれかかっておねだりしてみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから非番の黄泉川と遊ンで来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「じゃあ外の公園で遊んで!」

 

 

打ち止め「砂場で何か山を作ろ?ってミサカはミサカは砂場へダーッシュ!」

一方「おい待て。そォやってオマエが汚した服は誰が洗うと思ってンだ?」

 

打ち止め「え?黄泉川か芳川じゃないの?」

 

一方「そォだ。俺達は居候の身。ただでさえ迷惑かけてンのに更に迷惑をかける真似はしちゃいけねェ」フルフル

 

打ち止め「! そ、そっかぁ…そうだよねってミサカはミサカは自分の浅慮さを恥じてみたり」

 

一方(悪いが流石にこの年で幼女と砂場で泥ンこ遊びなンてできねェ)

 

 

一方「滑り台とか…遊具で遊べ」

 

打ち止め「! うん!わかった!」ダッ

 

 

打ち止め「ねーねー!ミサカが乗ったブランコを後ろから押して?ってミサカはミサカはお願いお願い!」

 

一方「杖ついてる障害者に頼む事じゃねェと思うンだが」

 

 

打ち止め「あ、そっか…」ショボン

 

一方「……はァ…」カチッ

 

一方「よし、押してやる。」

 

打ち止め「わあ!本当?」

 

一方「いいか?上手く受け身を取れ」

 

打ち止め「え?受け身ってどういう――― 一方「ベクトルキーック!」バキャ!

 

 

ポ―――………ン

 

ドシャ!

 

打ち止め「」

 

打ち止め(ブランコから砂場にダイブさせよった…)

 

一方「楽しかったか?昔、小さい頃に公園であった奴にやったらウケたンだが…」

 

打ち止め「……」ウルウル

 

一方「ごめン」

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは懲りずにおねだりしてみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから公園によくいるガキと遊ンで来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「じゃあカラオケいこっ!ってミサカはミサカは誘ってみたり!」

 

 

打ち止め「何歌う?何歌う?デュエットしちゃう?ってミサカはミサカはイヤンイヤン!」

 

一方「俺は聞く専派だ。好きに歌え」つマイク

 

打ち止め「ぷー!一緒に歌いたいのに!ってミサカはミサカは頬を膨らませてみたり!」プクゥ!

 

一方「わかった、わかった。後で一曲だけな」ヒラヒラ

 

 

打ち止め「めーると♪とけーてしまーいーそぉー♪」

 

一方「…」

 

 

打ち止め「はいっ!終わり!はくしゅ!」ビシッ!

 

一方「あァよかったよかった」パチパチ

 

一方「ンじゃ帰るか。時間もそろそろだしな」ヨイショ

 

打ち止め「え…?でも、まだあなたと歌ってないよ?」

 

一方「…」

 

打ち止め「ロシアで聞いたけど…あなたは音痴ってわけでもないじゃない?なんで嫌がるのってミサカはミサカは理由を尋ねてみたり」

 

一方「…あンま歌うのは得意じゃねェンだよ。一般受けしない曲しか知らねェしな」フイッ

 

打ち止め「ミサカは笑わないよ。」フルフル

 

打ち止め「コアな曲でも。どんな汚い、恥ずかしい言葉の歌詞でも。」ニコッ

 

一方「……」

 

打ち止め「だから、歌お?ミサカとお歌を歌ってほしいな」ニコッ

 

一方「打ち止め…」

 

 

タタッタタッタ♪

 

パーヤッ♪パヤパッパヤー♪パッパッパヤッパー♪

 

テテッテ♪テテーッテ♪

 

 

【三年目の浮気】

 

 

一方「馬鹿言ってンじゃないよ♪オマエと俺は♪」

 

一方「ケンカもしたけど一つ屋根の下暮らして来たンだぜ?♪」

 

一方「馬鹿言ってンじゃないよ♪オマエの事だけは♪」

 

一方「一日たりとも忘れた事などなかった俺だぜ?♪」

 

打ち止め「よくいうわ♪いつも騙してばかりで♪」

 

打ち止め「私が何にも知らないとでも思っているのね♪」

 

一方「よくいうよ♪惚れたオマエの負けだよ♪」

 

一方「もてない男が好きなら俺も考え直すぜ♪」

 

打ち止め「馬鹿いってんじゃないわ♪」

 

一方「馬鹿言ってンじゃないよ♪」

 

打ち止め「遊ばれているのがわからないなんて可哀想だわ♪」

 

一方「3年目の浮気ぐらい♪大目にみろよ♪」

 

打ち止め「ひらきなおる♪その態度が気にいらないのよ♪」

 

一方「3年目の浮気ぐらい♪大目にみてよ♪」

 

打ち止め「両手をついて謝ったって♪許してあっげっない♪」

 

 

打ち止め(MNWから取得したミサカは死んだ眼で歌い続けた)

 

打ち止め(一般受けどうこう前に『お前何歳だよ』ってツッコミは入れられなかったってミサカはミサカはでも一緒に歌えてよかった)

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはしがみついておねだりしてみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから一人で遊ンで来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「じゃあダーツ!ダーツやろ!ってミサカはミサカはダーツの矢と盤を差し出してみたり!」

 

 

打ち止め「壁にかけてっと…じゃあミサカからやるね!えーいっ!」つ→

 

カツッ!

 

打ち止め「やった!当たったよ!ってミサカはミサカはどーだえっへん!」

 

一方「ハッ、真ン中に当てられなかった時点でオマエに勝ち目はねェよ」つ→

 

一方「この程度の物理計算なンざチョロいっての」ツルッ

 

一方「あ」ポーン…

 

 

ガスッ。

 

 

打ち止め「」

 

一方「」

 

 

壁「めっちゃ傷つきました」

 

 

打ち止め「あわわわわわ…どうしよう、黄泉川に怒られちゃう…ってミサカはミサカはガクガク」

 

一方「安心しろ。こォして…」ペタリ

 

黄泉川家皆で撮った写真

 

一方「こォしておけば剥がせはしねェはずだ」

 

打ち止め「」

 

 

一方「ンで…なンで今度は俺の部屋のドアに張り付けてやがンだ」

 

打ち止め「え?あなたのお部屋なら多少は大丈夫かなって」

 

一方「…まァいいけどよ」

 

打ち止め「じゃ、あなたは外したし…またミサカの番ね!えーいっ!」つ→

 

カツッ。

 

打ち止め「わーい!真ん中に当たったよってミサカはミサカは喜んでみたり!」

 

一方「……ハッ。だァから、言っただろォが。」ムクッ…

 

 

一方「初撃を真ン中に当てられなかった時点で」スッ…

 

一方「この学園都市第一位には勝てねェンだよ!!!」

 

一方「うるァアアア!!!」ブンッ!!!

 

 

ガチャ。

 

黄泉川「あ、一方通行!ちょっと話が――」

 

打ち止め「あ」

 

一方「あ」

 

 

サクッ。

 

 

黄泉川「」

 

 

一方「」

 

打ち止め「」

 

 

※しこたま怒られました。

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはあなたのお耳を引っ張ってみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから昼寝でもして来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「ゲームやろ!ゲーム!対戦しよ!」

 

一方「なンのゲームをやるンだ?ポケモンとかならやらねェぞ。最近のはわかンねェし持ってないから戦えねェ」

 

打ち止め「違うよ!格闘ゲームだよ!ってミサカはミサカはゲーム出すのを手伝ってほしいな?って目で見つめてみたり」

 

一方「チッ誘ったンだからオマエが出せよ… ほら、3色コードと電源ケーブル、コントローラーつけるからオマエはどけ」

 

打ち止め「ありがとうそんな事言いながら全部やってくれるあなたが好きよ?ってミサカはミサカは微笑んでみたり」

 

 

一方「…」ポチ。

 

 

『とある魔術師とインディアン』

 

 

一方「なンか悪意あるタイトルに見えンのは気のせいか」

 

打ち止め「気のせいだよ!」

 

 

キャミ条『キャラを選んでくれないとお前の幻想をブチ殺す!』

 

 

一方「コイツなンか最近どっかで見た気がすンだが」

 

打ち止め「気のせいだよ!」

 

 

一方「…じゃあ俺はこのアックマで」

 

アックマ『任せるのである!』ジャキン!

 

 

打ち止め「じゃあミサカはこのオシリーサで!」

 

オシリーサ『殲滅白書最強の私が相手してやるわ!』

 

 

打ち止め「ステージどこがいい?ってミサカはミサカは決戦のバトルフィールドへ!」

 

一方「ランダムにしとけ。後腐れがねェだろ」

 

 

キャミ条『第7学区の街中に決まったぜ!お前をブチ殺す!』

 

一方「なンかこの全裸にキャミソールのツンツン頭ウゼェな?」

 

打ち止め「そういうキャラだからね!」

 

 

アックマ『我が"アスカロン"の錆びになるのである!』ジャキン!

 

一方「ディフォルメされたくまさンの着ぐるみをいかついオッさンが…」

 

打ち止め「そういうキャラだからね!」

 

 

オシリーサ『あら、荼毘にしてあげるわ?』ボッ!

 

一方「やたらケツがでかい上にケツまるだしな赤い修道女…」

 

打ち止め「そういうキャラだからね!」

 

 

一方「……」カチカチ

 

 

アックマ『ふぅぅンぬっ!!ふぅぅンぬっ!!』

 

オシリーサ『「一本足の家の人喰い婆さ…いっやーん!いっやーん!』

 

打ち止め「あー!せっかくの詠唱が邪魔されたー!ってミサカはミサカは逃げろ逃げろー!」カチカチカチカチ!

 

オシリーサ『これで決めるわ!』ガキーン!

 

一方「カットイン?…チッ!」

 

打ち止め「くらえー!ひっさつ…!」

 

オシリーサ『「一本足の家の人喰い婆さん♪」』ユラッ…

 

オシリーサ『「髑髏のランプをくださいな♪」』ニタリ。

 

オシリーサ『「意地悪な義母や姉を焼き殺す髑髏のランプを♪」』ボボボ…

 

ボボボボボボボボボボボボボボォォブァアアアあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!

 

アックマ『ぬっ、ぬわあああああああ!?』

 

 

ばぼーん!

 

キャミ条『 K . O !』

 

 

オシリーサ『帰ったらサーシャちゃんをいーっぱいモフモフしよーっと♪』

 

 

打ち止め「うわーい!ミサカのかちーっ!ってミサカはミサカは勝利の雄叫びをあげてみる!」

 

一方「…」

 

一方「ハッ、まぐれだろ…ちょっとオマエの力量をはかり間違えただけだ」

 

一方「それに俺これ今日初めてだし初めて使うキャラだしあンなゲームバランス崩壊な技あるとか知らねェし」

 

打ち止め「」

 

打ち止め(こ、コイツ器ちっちぇー?!ってミサカはミサカは子供かお前は!)ガビーン!

 

一方「おら、次やンぞ」

 

打ち止め「はいはい」

 

 

一方「よし、コイツだ」カチッ

 

ねーちん『いきます…!"Salvere 000"!!!』

 

 

打ち止め「じゃあミサカはこれー」カチカチ

 

"雷神"とおる『俺を楽しませてくれよ?ベイビー?』

 

 

とおる『いくぜ、「全能神」…フルパワーの俺を見せてやる……!』

 

とおる『ミョ―――ルニィィ―――ル!!!』

 

とおる『接続!魔力供給開始だッッ!!』

 

ブァアアア!!!

 

とおる『ははっ…「必ず勝てる位置に世界を移動させる」術式――』

 

とおる『アーク溶断ブレードに、自分から截断されちまいな!』

 

ズシャアアアアアン!!!

 

 

ねーちん『キャアアアアアアア!!!』

 

 

キャミ条『 K . O ! 』

 

 

打ち止め「うわーい!また勝ったー!ってミサカはミサカはぶいぶいぶいっ!」

 

一方「……」

 

一方「っあー…」

 

 

一方「っべーな。こりゃ相当響いてやがるな… 昨日からの徹夜 」

 

打ち止め「」

 

一方「っべーわ。どォりで今日演算の調子が悪ィとは思ってたンだよな…」ヤレヤレ

 

打ち止め「」

 

一方「次やるぞ。まァもォ大丈夫だからな次からは容赦しねェから」

 

 

乱数ロット『ヒャッハー!さーて?さーて?テメェの精神はい・つ・ま・で・持つかなーぁああ?!』

 

一方「よし、最初から頭脳プレイしとけばよかったンだよ。俺に肉体労働系キャラなンて合わねェよ」

 

 

打ち止め「じ、じゃあミサカはこれ!」

 

オッエムス『私かい?…魔神になり損ねた、哀れな魔術師だよ』

 

シルビアーン『また子供を拾ってきた?だから!養えねえって!言ってるだろ!お仕置きだ!』

 

オッエムス『ひええええ?!』

 

シルビアーン『三角木馬にのんな!』

 

オッエムス『あはーん!』

 

シルビアーン『気持ち悪い!』ゲシッ!

 

オッエムス『理不尽だぁああ?!』ヒューン…

 

 

乱数ロット『ぐあああああああ?!!』チュドーン!

 

 

オッエムス『ハアハア…///』

 

 

オッエムス『この世で最も恐ろしい攻撃は、「説明のできない力」だ』キリッ

 

 

一方「……」

 

打ち止め「…」

 

 

一方「…いや、あの、あれだ。今日まだコーヒー飲ンでねェから」

 

打ち止め(いい加減に負けを認めろよってミサカはミサカは可哀想なものを見る目を向けてみたり)

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはあなたのまぶたを引っ張ってみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから体のほくろの数でも数えてろよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「ゲーセン行こっ!ゲーセン!ってミサカはミサカは連れてって!」

 

一方「何がやりてェンだ」カツッカツッ

 

打ち止め「うーんとね、うーんとね…あれ!あれがやりたい!ってミサカはミサカは指差してみたり!」

 

 

ユーフォーキャッチャー

 

 

一方「…おらよ、1000円分のクレジット入れてやったから好きにやれ」

 

打ち止め「わーい!ありがとう!あなた大好きよってミサカはミサカは喜びと感謝を示してみたり!」

 

 

チャンチャカチャーン♪

 

打ち止め「うーんと、うーんと…」カチャカチャ

 

ぽと。

 

 

打ち止め「あう。失敗失敗…」

 

一方「今のは角度計算が甘かったからだな。次気をつけろ」

 

 

打ち止め「あっ」

 

打ち止め「あー…おっしーい…」

 

打ち止め「あーダメダメダメ!あー…」

 

打ち止め「うう…」

 

 

打ち止め「あと一回になっちゃった…まだ景品とれてないのに」クスン

 

一方「…ちょっとトイレ行くから少し待ってろ。まだやるなよ」カツッカツッカツッ

 

打ち止め「?」

 

 

打ち止め「…」チラッ

 

 

一方「おい、そこのバイト」

 

半蔵「あ、はいはい」

 

一方「オマエあのユーフォーキャッチャーどォなってンだよ…?ウチの子取れなくて泣いてンだけどよォ?」

 

半蔵「いやそんな事を言われましても」

 

一方「あァン?死ぬか?いっぺん死ンどくか?あンな取りにくい位置に配置しやがってよォ…幼い子への配慮はナシですかァ?!」

 

半蔵「でしたら配置をしなおしますので…」

 

一方「あァー、あァー、"企業努力"と誠意が見えねェ―――なァ―――?」

 

打ち止め(モンスターペアレントみたいなクレーマーになってるぅぅぅ!!!ってミサカはミサカはそこまでの思いやりは要らないよ?!) 

 

※結局散々文句垂れた後に一方通行さんが1プレイで取りました。

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはほっぺたペチペチしてみたり!」ペチペチ

 

一方「あァ?メンドクセェからテレビでも観てろよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「バッティングセンター!バッティングセンター行こっ!ってミサカはミサカはさあ行こうぜ!」

 

一方「…ッチ、杖つきを運動施設に誘うンじゃねェっつゥの…」カツッカツッ

 

打ち止め「ご、ごめんなさい…」

 

一方「…構わねェよ。オマエが行きてェとこならどこへでも連れてってやるってだけだ。俺の事は考えなくていい」

 

一方「ちょっと失言しただけなンだからそンなマジにとってンじゃねェよほらバットだケガすンじゃねェぞ」

 

打ち止め「…前から思ってたけど。あなたってひどく不器用だよねってミサカはミサカはそれでもあなたの優しさはちゃんとわかってるからねって思ってみたり」

 

 

打ち止め「よーし!いっくぞー!さあこーい!ってミサカはミサカはイチロー打法を真似してみたり!」

 

一方「軽いやつから行くぞ」カチ

 

 

バシュッ。

 

打ち止め「うえーい!」ブンッ

 

スカッ

 

一方「どンまい!どンまーい!」

 

打ち止め「」

 

 

バシュッ。

 

打ち止め「すべからず!すべからず!」ブンブン!

 

スカッ。

 

一方「へいへーい!ピッチャーノーコンだよォっ!かっとーばせー!らっすとオーダー!」パンパン!

 

打ち止め「」

 

 

バシュッ。

 

打ち止め「うなー!」ブン!

 

スカッ。

 

 

一方「あの機械壊れてンじゃねェのか?俺ちょっと店長に"聞いて"くるわ」ガタッ

 

打ち止め「やめて」

 

 

一方「あァ、疲れたり喉乾いたンじゃねェか?何が飲みてェンだ言ってみろ」

打ち止め「…あのね、ひょっとしてなんだけど。」

 

打ち止め「あなたがさっきからやたら不自然に優しいのって、さっきの失言のお詫びのつもりなのかなってミサカはミサカはジト目で見つめてみたり」

 

一方「……」プイ

 

打ち止め「…ミサカが自分の事ばかりで。あなたの事を考えてなかっただけだからそんなに気をつかわれてもミサカ困っちゃうよ」

 

打ち止め「優しいあなたは大好きだけど。『頑張って優しくする』のはきっと違うよってミサカはミサカはあなたに伝えてみたり」

 

一方「…」

 

 

一方「…オマエを、傷つけたンじゃねェかと」

 

打ち止め「ううん、そんな事ないよ。」フルフル

 

 

打ち止め「だからそんなに気にやまないでってミサカはミサカは項垂れるあなたの頭を撫でてみたり」

 

 

一方「…」カツッカツッ

 

打ち止め「…」テクテク

 

一方「…」カツッカツッ

 

打ち止め「…今日、楽しかったね!ってミサカはミサカは話題を提供してみたり」テクテク

 

一方「そォだな」カツッカツッ

 

打ち止め「あなたのホームラン凄かったよ!あなたの能力すごいよね!ってミサカはミサカは褒めてみたり」テクテク

 

一方「褒められるほどじゃねェよ」カツッカツッ

 

打ち止め「…」ワキワキ

 

一方「どォした。そンな手をわきわきさせて」

 

打ち止め「…なんでも。」フルフル

 

一方「…手、握って帰りてェのか」

 

打ち止め「うん。でもあなたは杖をついてるから。ってミサカはミサカは遠慮してみたり」フルフル

 

一方「…家まであと5分だ。」カチッ

 

一方「だから多少は無駄使いできる」

 

一方「おら、手ェ出せよ」つ

 

打ち止め「…うん!」つ

 

 

一方「…」スタスタ

 

打ち止め「…」テクテク

 

一方「…」スタスタ

 

打ち止め「…」テクテク

 

一方「…」スタスタ

 

打ち止め「…」テクテク

 

 

芳川「あら。おかえりなさい」

 

打ち止め「ただいま!ってミサカはミサカは無事帰還の挨拶をしてみたり!」

一方「今帰った。」バタン

 

芳川「…? あらあら。」クスッ

 

芳川「ねぇ。ひょっとしてあなた達手を繋いで帰って来たの?」クスクス

 

一方「…」プイ

 

打ち止め「うん!そうなの!ってミサカはミサカは喜びに溢れた報告をしてみたり!」

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは(>ワ<≡>ワ<)コシコシコシ!」コシコシコシ

 

一方「あァ?メンドクセェから芳川か番外個体と遊ンで来いよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「じゃああなたに本を音読してほしいな!ってミサカはミサカはリクエストしてみたり!」

 

一方「あァ、わかった。じゃあ俺が好きな本を読んでやる」

 

打ち止め「うっわーい!あなたの音読なんて貴重すぎるー!ってミサカはミサカはレア体験に胸を踊らせてみたり!」ワクワク!

 

 

一方「じゃあ読みまァす」

 

打ち止め「わー」パチパチパチ

 

 

一方「ボボボーボ○ボーボボ、第10巻。はじまりはじまりィ~」

 

打ち止め「?!」

 

 

一方「『ぐっ…こいつら強い!!』」

 

一方「『こうなったら兄弟3人の力を合わせるしかない!!いくぞ』」

 

打ち止め「漫画?!まさかの漫画?!普通絵本じゃないの?!」

 

一方「ウチにそンなファンシーなもンはねェ。これも芳川のだしな。『兄弟奥義!!!』」

 

一方「『マシンガンに頼ります!!』」

 

一方「『ダダダダ!!!ダダダダ!!!』」

 

打ち止め「効果音を口で?!」

 

一方「ド『く!こっちも何か武器はないのか!!』」

 

一方「ボ『ボンタンがある』」

 

一方「天『武器じゃねーじゃン!!!』」

 

打ち止め(キャラ毎に声色変えてる?!ってミサカはミサカはつっこんでみたり!)

 

一方「ド『そういえば古くから固いボンタンは鉄砲に勝る武器と言われていたな…』」

 

一方「天『言われてねーよ!!』」

 

一方「ボ『あえて柔らかいのだけ持ってきました』」

 

一方「天『何で!!?』」ビシッ!

 

一方「ド『やる価値アリだな』」コクン!

 

打ち止め「読みながらキャラのモーションまで入れてきた…ってミサカはミサカは半端ない熱の入り具合に恐怖を感じてみたり」

 

一方「注『ボンタン:みかんみたいなの』」

 

打ち止め「へー」

 

一方「3バカ『うおおおおおおお』!!!」

 

一方「『ボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタン』!!!!」

 

芳川「ねえ一方通行。私のボーボボ知らないかしら?10巻なんだけど」

 

一方「『ボンタンボンタンボンタンボンタン』!!!」

 

芳川「あら読んでたのね。後で返してちょうだいね?BOOK・OFFに売りにいくから」

 

一方「『ボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタン』!!!」

 

芳川「ちょっと、一方通行?聞いてる?」

 

一方「『ドガガガガガガ』ッッ!!!」

 

芳川「ねえ、一方 一方「『ぐおおおおおおおボンタン強え――――――!!』ッッッッ」

 

芳川「……」

 

打ち止め「…」

 

一方「ド『ボンタンが無くなった!!もっとくれ!!!』」サッ

 

芳川「……ボ『ボンタンならまだある!!』」

 

打ち止め「え?」

 

一方「ド『どこに?』」

 

芳川「…」ススッ…

 

一方「ド『どこにあるのボンタン?ねえどこに?』」

 

芳川「ボ『自分に甘い真拳奥義 いい加減人の話を聞きなさいチョップ』!!」

 

一方「は?おい芳川それ台詞違ッンフッ?!」メキョ!

 

打ち止め「」

 

一方「ぐ、ああああ…芳川、オマエ喉はアウトだろォが…!」ジタバタジタバタ

 

芳川「? あら、打ち止めに読んであげてたのね」

 

打ち止め「うん、読んでもらってた?かな?ってミサカはミサカはどっちかっていうと紙芝居を見せてもらってた気分」ウーン

 

芳川「…打ち止め。あれの続き、読む?」

 

打ち止め「うん!見たーい!ってミサカはミサカは貸出求むーっ!」

 

芳川「じゃあ売るのはもう少しあとにしようかしらね」クスクス

 

打ち止め「…あ!ねぇねぇあなた!ってミサカはミサカはつんつん!」

 

一方「あ゙ァ゙?なンだよ」ゴッホッ゙…

 

 

打ち止め「よかったら。続きも、前のも…」

 

打ち止め「あなたに読んでほしいなってミサカはミサカは上目使いでお願いしてみたり」

 

一方「…ッチ、しょォがねェな…」

 

 

芳川「あらあら。いいお兄ちゃんね?」クス

 

一方「うるせェよ」ケッ

 

 

~その夜~

 

 

黄泉川「はー…やっと寝れるじゃんよー」バタム。

 

黄泉川「教師に警備員と兼任してると本当に大変じゃん」

 

黄泉川「…せめて今日はゆっくり眠りたいじゃん……」ウト、ウト…

 

 

「ボ『つべこべ言わずに1コマ進め――――――!!!』」

 

 

黄泉川「………あ?」

 

 

一方「『バキ』ッッ!」キック

 

一方「ド『ぎゃああああああ』!!!」ピョイン♪

 

一方「『ボシャーン』!!ド『ぶ!!』」

 

一方「天『おお!!このコマボーナスステージだってよ!ラッキー!!』『ブォン』!」

 

 

黄泉川「………」

 

黄泉川「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

一方「天『ん~~~~ボーナスステージねえ』?」ニンマリ

 

 

ひた。  ひた。ひた。

 

 

一方「天『日頃の行いが良い私にこそふさわしい』」

 

打ち止め「わー」ワクワク!

 

 

ひた。ひた。ひた。

 

 

一方「ハ『おめでとう!ボーナスステージに止まった者には私からプレゼントをするというルールがある』『スタッ』」

 

 

ひた。ひたひたひた。

 

一方「天『何をくれるのかね?』『ズズ…』」

 

ガチャリ。

 

 

一方黄泉川「「ハ『 死だ 』」」

 

 

通行止め「「えっ?」」クルッ

 

黄泉川「……」ニッコリ。

 

打ち止め「その夜。『もう二度と夜中には読んでもらわない』ってミサカはミサカは誓いました……」プルプル

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはかわいこぶって上手におねだりしてみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェからプリキ○アのDVD見てろよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「うんとね、えっとね、あなたの能力でミサカを乗せて空を飛んでほしいのってミサカはミサカは希望を述べてみたり!」

 

一方「あァン?危ねェだろ却下だ却下」ゴロリ。

 

打ち止め「ええー!?そんな事ないよ!ってミサカはミサカは食い下がってみる!」

 

一方「万が一俺やオマエ、芳川や黄泉川、番外個体を狙う奴が来たら…」

 

一方「俺はどォやって電池切れの状態で守ればいいンだよ」

 

打ち止め「そ、それは…ってミサカはミサカは口ごもってみたり…」モゴ

 

一方「つゥかよ、俺が万が一オマエを落っことしちまったらどォすンだ?」

 

一方「いくら冥土帰しでも死人にベホマズンはかけられねェンだぞ」

 

打ち止め「うう…」

 

一方「だから、」

 

打ち止め「うぇっ、ふえぇ…」

 

一方「…ッチ、10分だけなら許してやる」

 

打ち止め「!」パァ

 

 

一方「よォし、マンションの屋上に来たぞ」

 

打ち止め「わくわくするっ!ってミサカはミサカは目を輝かせてみたり!」

 

一方「しっかり掴まってろ。オマエにかかるあらゆるベクトルは操作するが億が一って事も有りうる。いいな?」

 

打ち止め「うん…もうわかったよってミサカはミサカは内心耳タコ話にうんざりしてみたり」

 

 

一方「じゃあ…行くぞ」カチッ。

 

 

ドンッ!

 

 

打ち止め「…っ」プルプル

 

一方「…おい、せっかく空飛んでンだから目を開けろ。景色楽しまなくて何を楽しむンだ」

 

打ち止め「…ちょっと怖くなっちゃって」

 

一方「…降りるか?」

 

打ち止め「ううん。…あなたがぎゅーってしてくれたら大丈夫かなってミサカはミサカは遠回しに期待してみたり」

 

一方「…」

 

 

一方「…おらよ」ギュ

 

打ち止め「! えへへ…!///」

 

一方「ほら、一番眺めがいいとこだ」

 

打ち止め「…!」パチリ。

 

 

視界いっぱいに広がる空の青。

 

鈍色、白銀に輝くビル群。

 

くるくる回る風車と風。

 

人。人、人。

 

 

いつもは見上げるばかりの景色全てが、今は眼下に。

 

(あなたはこういう景色を見てたのねって、ミサカはミサカは思いを馳せてみたり。)

 

 

「どォだ。最高だろ」

 

ニヤリ。ドヤ顔で笑うあなたに思わず笑ってしまう。

 

「ふふ…うん。」

 

「Level5しか見れねェよォな景色だ。たんと味わえ」

 

「うん!あ、ねぇねぇ旋回とか、螺旋飛行とかやって見て!ってミサカはミサカはリクエスト!」

 

「…ちょっとだけだぞ」

 

グ ルゥゥ リ。

 

重力に従って頭に血が集まるのがわかる。

 

景色も牽連してぐるぐる回る。まさにレールのないジェットコースター。

 

「ふわぁ…!」

 

たぶん、きっと。この体験は将来ミサカの宝物になる。

 

そんな遊覧飛行だった。

 

 

打ち止め「あ、みてみて!番外個体がいるってミサカはミサカはウォー○ーを探せ気分!」

 

一方「あン?おォ。あの暗部の黒夜と一緒か」

 

 

~夜~

 

 

番外「やっほう。第一位。」

 

一方「…あン?なンだよ」グデー

 

番外「…今日さぁ。おチビと空飛んでたでしょ?見たよ」ヨイショ

 

一方「…俺の上にのし掛かってくるの止めてもらえませンかねェ?」

 

番外「はぁ?ナニナニ?最終信号とは違うミサカのメリハリエ口ボディに勃っちゃうとかぁ?」ニヤニヤニヤニヤ

 

一方「重いからに決まってンだろォが…」ッチ

 

番外「あっそ」ムス

 

番外「まあ?口リコンウサギさんは最終信号みたいな口リボディにしか反応しないもんね。ミサカのカラダのエ口さなんてわかんないっしょ?」プイッ

 

一方「なンでもいいからどけ。疲れてるし充電がしづれェンだよ」

 

番外「は?第一位に嫌がらせするのが大好きなミサカがやめてやるワケないじゃん」

 

番外「むしろ密着してやるし」ギュ

 

一方「…おい、動けねェだろ」

 

番外「や・だ☆」ニヤリ

 

一方「ハァ…わかった。勝手にしろ」

 

番外「は?何それ。ミサカは最初から最後まで勝手にしてるし。」ぎゅー

 

一方「ハイハイ」ヒラヒラ

 

番外「……」ムス

 

番外「えい」コチョコチョ

 

一方「なァンなァンですかァー…?」ジロ

 

番外「ちょっとはくすぐったいリアクションしろよ」ムス

 

一方「…めんどくせェ奴だなオマエは。何だ?何がして欲しいンだ」

 

番外「……」

 

一方「……」

 

番外「…べっつに!」ヒョイ

 

番外「ミサカの気持ちなんて、あんたにはたぶん一生わかんないよ」

 

一方「そォかよ」ゴロリ

 

番外「……」

 

 

一方「…」ウトウト

 

番外「ハァ?意味わかんない。ちょっと起きなよ第一位」ペシペシ

 

一方「……なンだよ」ムス

 

番外「普通そこで終わる?『じゃあわかろォと努力する』とか、『そンな事ねェ!』とか」

 

番外「あってもいいはずでしょ?」

 

一方「なくてもいいはずだろォが」

 

番外「ハァ?ハァ?じぇーんじぇんそんな事ないですケドー?あって当然ですケドー?」グニグニ

 

一方「頬を引っ張るンじゃねェ」ペチ

 

番外「…なんだよ、最終信号だったらもっと優しくするくせにさ」

 

一方「あァ?」

 

番外「不公平だよ。不平等。不利益。不平不満。不足。」

 

番外「ミサカだって妹達なんだけど。最終信号と同じ妹達なんだけど。」

 

一方「……」

 

番外「は?何?ミサカと最終信号の待遇の差ってなんなの?時間?イベント?」

 

一方「オマエ…」

 

番外「だって、納得できないよ」

 

一方「……」

 

番外「ハァ?だってさ、最終信号ばっかりズルくない?おかしいよ」

 

一方「…」

 

一方(…ああ、『いっつもお兄ちゃンばっかり!』とか『私にかまって!』とかのアレか…)

 

番外「何?ミサカをジッと見ちゃってさ。気があるの?今更ミサカに見とれてんの?バッカじゃねーの?」

 

番外「まあ見たければ見れば?どれだけ見てもミサカは手に入らないけどね」ニヤニヤ

 

一方「あァ…わかった、わかった。」ガシガシ

 

番外「何が?言っとくけど――」

 

一方「おら。」ダキッ

 

番外「へ?」

 

一方「オマエも俺にとって大事な奴だ。」ギュ…

 

番外「」

 

一方「最近オマエにかまってやらなかったのはよ、オマエが家にいない事が多いから…」スリ

 

番外「」

 

一方「あンまりかまってほしくねェのかと思ったンだよ」モフモフ

 

番外「」

 

一方「悪かったな。寂しい想いさせちまって」ギュ…

 

番外「 」

 

 

黄泉川「 」

 

芳川「 」

 

打ち止め「 」

 

 

一方「…あン?どォした?」クルッ…

 

一方「 」

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはマロニーマートダンスしながら誘ってみたり!」グイグイ

 

一方「あァ?メンドクセェから俺みたいに昼寝でもなンでもしてろよ…」ゴロン

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「あァ…わかった、わかった…何がしてェンだ」

 

打ち止め「映画が観たいなーってミサカはミサカは所望するーっ!」

 

 

~映画館~

 

一方「で、何が観てェンだ」

 

打ち止め「うん!最近流行りの『アンナと雪野武女王』だよ!」

 

一方「…」カツッ、カツッ

 

打ち止め「ミサカ一回観てみたかったの!…って早速帰ろうとしないで?!」

一方「オマエ…俺にそンなファンシーな映画を観ろってのか?」

 

打ち止め「あなたが一人で観るよりはずっといいと思うけどなってミサカはミサカはあなたのプライドは守られる事を伝えてみたり」

 

 

絹旗「超いらっしゃいませです!」

 

一方「ポップコーンと飲み物買うが…オマエは何味がいいンだ」

 

打ち止め「うんとね、うんとね!ミサカはメロンソーダとキャラメル味がいいなってミサカはミサカは希望を伝えてみたり」

 

一方「そォか。塩のM一つとキャラメルのS一つ。アイスコーヒーMとメロンソーダS」

 

絹旗「超かしこまりました!超少々超お待ちください!」

 

一方「少々なのかスゲェ待たされンのかどっちだ」

 

絹旗「超イヤですねー第一位様は超細かくて」プヒー

 

一方「なンで知ってるかは知らねェが早くやれ始まっちまうだろォが…」イライラ

 

 

打ち止め「ねえねえ、あなたは他に頼んだりしないの?」

 

一方「あァ」

 

打ち止め「ホットドックとか美味しそうなのあるよ?」

 

一方「俺はいい」

 

打ち止め「チュロスとかあるよ?ってミサカはミサカは本当に後悔しない選択かどうかを迫ってみたり」ジー

 

一方「…食いてェなら食いてェって言え」

 

打ち止め「いいの?!じゃあミサカは」

 

一方「買わないけどな」クルッ

 

打ち止め「?!」

 

打ち止め「どうしてどうしてってミサカはミサカは今買ってくれる空気の流れだったのに無視なんて納得できない!」

 

一方「オマエ今そンなたくさン食ったら晩御飯食べられなくなるだろォが」

 

打ち止め「あう!」

 

絹旗「あの」

 

打ち止め「食べれるもん!絶対晩御飯も食べられるもん!」

 

一方「無ー理ーでーすゥー。オマエが晩御飯食べられなくて俺が怒られンのが目に浮かびますゥー」

 

打ち止め「いぢわるー!」

 

絹旗「あの、超お待たせしましたー!」

 

 

~3番シアター~

 

 

一方「…いいか、絶 対 に 晩御飯残すンじゃねェぞ?」

 

打ち止め「うんわかった!ってミサカはミサカは買って貰ったチョコチュロスを頬張ってみたり!」ハムハム

 

一方「おい、俺の椅子の方に飲み物のカップを置け。隣の席の奴の迷惑になるだろォが」

 

打ち止め「はーい!」モグモグ

 

 

アンナ『ありのぉー♪ままのー♪姿ーみーせるのよぉー♪』

 

雪野『貴様ァァアアア?!謀ったなァァアアア!!!だがこの武女王(アーマメントクイーン)!貴様ごときに討ち取れる者ではないわぁああ!!!!』

 

一方「…」モグモグ

 

打ち止め「はむはむ」

 

 

雪野『ふ、ふははははははは!!!!ヴァカめぇぇえええ!!!だから貴様はアホなのだ!!!』

 

アンナ『ぐ………は………ッッッ』ドサ…

 

何か雪ダルマっぽいマスコット『皆!大変だ!このままじゃアンナがくたばっちまう!』

 

 

一方「大変だなァ」モグモグ

 

打ち止め「どうなっちゃうのかな」モグモグ

 

 

雪ダルマ『皆で歌うんだ!そしたらなんやかんやで不思議パワー的な何かによるアレが反作用してアンナは助かるぞ!』

 

 

一方「ふわっふわし過ぎだろ…もう少し設定煮詰めろよ…」モグモグ

 

打ち止め「へー」モグモグ

 

 

雪ダルマ『画面に歌詞が出るし、機械のチカラで音痴な人も上手いように聞こえるから皆で立って歌ってね!』

 

一方「ハッ、勝手にやってろよ」モグモグ

 

 

ガタッ、ガタガタ…

 

打ち止め「…立ってないのあなただけだよ?ってミサカはミサカは恥ずかしいから早く立ってほしいな」

 

一方「」ポロッ…

 

 

一方「レリゴー♪レリゴー♪」

 

打ち止め「レリゴー♪レリゴー♪」

 

 

アンナ『…!聞こえてくる……!皆の、歌が…!』

 

雪野『ふははははははは!!!何をヴァカな事を!!聞こえた所で貴様に何ができる!』

 

雪野『腕をもがれ、足はヘシ折れ。仲間は皆、貴様を守るために斃れた!!!』

 

雪野『できもしない事をほざく貴様に道連れにされ、憎まれているだろうよ!!!』

 

アンナ『…かもしれない…!』

 

アンナ『だが…!』グググ…

 

アンナ『まだこの身は滅んじゃいねえ!』

 

アンナ『託された"魂"は消えちゃいねえ!』

 

 

アンナ『この歌はまだ!!途切れちゃいねえ!!!』

 

アンナ『聴かせてやるぜ、武女王(クソッタレ)』

 

アンナ『…これが最期の「Let it go」だ』

 

 

一方「メルヘンだなァ」モグモグ

 

打ち止め「ねー」モグモグ

 

 

打ち止め「すごかったねー!最期のアンナのレリゴー・レクイエムバスター!ってミサカはミサカは映画の感想を話してみたり!」

 

一方「そォだな」

 

打ち止め「~♪」

 

 

一方「楽しかったか」カツッカツッ

 

打ち止め「うん!連れてってくれてありがとう!ってミサカはミサカはあなたに感謝してみたり!」

 

 

~黄泉川家~

 

 

黄泉川「―――で、今日私が作った特製ハンバーグが食べれなかったと」

 

打ち止め「はい…」セイザ

 

一方「……………」セイザ

 

 

芳川「勿体ないから私の夜食にするわね」

 

番外「夜食べると太るよ?」

 

黄泉川「ガミガミ!ガミガミガミガミ!じゃん!」

 

 

一方「…だから言っただろ…」

 

打ち止め「うんゴメンねってミサカはミサカは言うこと聞かなくてゴメンなさい」

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはあなたの耳たぶはみはみしてみたり!」ハムハム

 

一方「あァ?見りゃわかンだろ、今俺はコーヒータイム中だ」クピクピ

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「やめ、溢れ…!あァわかったわかった!何がしてェンだ?」ハァ

 

打ち止め「うん、あのねあのね!かくれんぼしよ!ってミサカはミサカは定番の遊びを持ちかけてみたり!」

 

一方「あァ?オマエと二人で?」

 

打ち止め「ううん。ミサカとあなたとお子様とフロイラインとカブトムシさんで5人だよ!ってミサカはミサカは参加者の充実さを伝えてみたり!」

 

 

~公園~

 

「みんなーっ!」タタタタ

 

フロイライン「あ、来ました」

 

フレメア「にゃあにゃあ!遅いぞ!」フリフリ

 

白垣根「お待ちしていましたよ」ニコリ

 

打ち止め「うん遅れてゴメンねってミサカはミサカは遅刻を謝罪してみたり」

一方「おい打ち止め!走るンじゃねェ」カツッカツッ

 

フレメア「にゃあ?大体、あの時の白い人だ!」

 

フロイライン「あの時はお世話になりました…む、"感謝"の気持ち…美味しいです二ツ星」

 

白垣根「おやあなたも一緒でしたか」ニコッ

 

一方「チッ、おい第二位。オマエ普段からこンなガキどもに混じって遊ンでンのか?」

 

白垣根「私は彼女達の護衛の役目を担う"私"ですからね」ニコッ

 

一方「ハッ、自ら進ンでボランティアとか随分綺麗になっちまったなァオマエ」

 

白垣根「おや、善性であろうとする、ありたがる事は美徳ではありませんか?」ニコッ

 

一方「ンだよ結局自分が善人である事を確認するためかよ。偽善野郎」

 

打ち止め「んもーう!あなたは喧嘩売るの禁止ー!」ペチペチ

 

 

フレメア「じゃあ大体、最初の鬼決めじゃんけんな!」フンス!

 

打ち止め「ようし、負けないぞってミサカはミサカは意気込んでみたり!」フンス!

 

白垣根「あ、もしよかったら私が鬼をやりましょうか?」ニコッ

 

フレメア「えー?いいからじゃんけんするのだ!じゃんけんして負けるやつが大体鬼なんだ!」

 

白垣根「そうですか?」

 

打ち止め「プレイsideも鬼sideも勝ち取るものだよ!誰かに押し付けるものじゃない!ってミサカはミサカはかくれんぼの暗黙のルールを言ってみたり」 

フロイライン「もぐもぐ…"情熱"…美味しいです二ツ星半」モギュモギュ

 

一方「じゃあじゃんけンな」

 

「「「「「さいっしょはグー!」」」」」

 

 

フレメア「にゃあにゃあ!では皆のもの隠れるのだ!」ダダダダ

 

打ち止め「よーし!見つからないとこに隠れるぞーって、ミサカはミサカは潜伏場所を模索してみたり!」ダダダダ

 

フロイライン「私も同じところがいいです」ダダダダ

 

白垣根「ではあそこなんて如何でしょう?」ダダダダ

 

 

一方「……いィーち、にィー、さーン……」

 

一方「ごーォ、ろォーく…」

 

一方(これやってると昔を思い出すな…)

 

 

『かくれんぼやろーぜー!』

 

一方『俺も入ーれーて!』

 

『………』

 

『いいよ?一緒に遊ぼうよ!』ニタリ

 

 

一方『いーち、にー、さーン』

 

一方『もーいーかい?』

 

シーン……

 

一方『もーいーかい!?』

 

 

シーン……

 

 

一方『…みンな隠れてる場所がわからないように言わないのかな』テクテク

 

一方『ここかな?』チラ

 

一方『どこだろ』キョロキョロ

 

一方『…こーさン!もうこーさン!』

 

 

シーン…

 

 

一方『……』

 

 

一方『……なンだよ、かくれンぼやるって言ったじゃンか』

 

一方『一緒にかくれンぼしてくれるって言ったじゃンか!』

 

 

一方『………皆、きらいだ……っ!』グスッ

 

 

一方「はァーち、きゅー」

 

一方(誰でも一つは持ってるガキの頃の苦い思い出ってかァ?)

 

 

一方「十!」

 

一方(…これで帰られてたら俺はもォ一生かくれンぼはしねェ)

 

一方「もォいいか!?」

 

「もーいーよーって、ミサカはミサカはお返事してみたり!」

 

一方「…」

 

一方「…ハァ、自分の位置もろバレしちまってンじゃねェか」カツッカツッ

 

一方「もォいつでも見つけられるアイツは後回しでいいな」キリッ

 

 

一方「ンじゃ、探しに行くとしますかァ」ニタリ

 

 

フレメア(ふふふ…大体、ここなら絶対見つかるまい!)

 

フレメア(なんてったって木の上の方だぜ?にゃあにゃあ!)

 

フレメア(これで最後まで残って「もーフレメアちゃん隠れるの上手すぎー!」って言われるのは大体私だ!)

 

一方「見ィー……つっ……けたァ♪」ガシッ

 

フレメア「うにゃァァアああああアアア?!」ドッキーン?!

 

 

フロイライン(隠れる……私は公衆トイレの個室に入って鍵をかけました)

 

フロイライン(私を見つけるのは男性では不可能です)

 

フロイライン("楽しい"…三ツ星です)モグモグ

 

 

ガタン!

 

 

フロイライン「?」

 

ガタ、ガタン!

 

フロイライン「??」

 

ガシッ

 

 

一方「見ィー……つっ……けたァ♪」

 

フロイライン「あの、ここ女子トイレですよ?」

 

 

白垣根(ふふ…私を見つけられますか?第一位)ニヤリ

 

白垣根(ある場所では未元物質で"私"を大量生産して誰が私かわからなくし…)

 

白垣根(空に未元物質で光を屈折させ透明化した"私"…)

 

白垣根(地中に潜ませた"私"!)

 

白垣根(数々のダミーがいる中…しかして本物の私はゴミ箱の中なんですよ!)ドーン!

 

白垣根(これなら絶対見つかりません!)

 

一方「…」ガシッ

 

白垣根(ん?ゴミ箱が持ち上げられた?)

 

一方「すンまっせーン!これの中身も捨ててもらっていいですかァー」

 

お掃除ロボ『了解デス』ウィーンガシャッ

 

白垣根(?!)

 

 

打ち止め「……」

 

打ち止め(まだかな)

 

打ち止め(山みたいな遊具の中に隠れてるし…普通すぐに見つかっちゃうと思うんだけど)

 

打ち止め(ってミサカはミサカは暇をもて余してみたり)

 

打ち止め(んー…回転率が悪いなら鬼を増やすか、ミサカがここから出てわざと見つかろっかな)

 

打ち止め(ってミサカはミサカは合理性や効率を考えてみたり)

 

 

一方「…こンなとこにいやがったのか」

 

打ち止め「あ、やっときた!」

 

一方「ったく、オマエはかくれンぼの天才かっての。オマエが一番最後だ」

 

打ち止め「わーい」テテテ

 

一方「…打ち止め見ーつけた」

 

打ち止め「見つかっちゃった~ってミサカはミサカはお決まりのやりとりをしてみたり!」

 

 

一方(かくれンぼって本当は楽しいものだったンだな…)ギュ

 

打ち止め(まさかあなたから手を繋いでくれるとは?!ってミサカはミサカは嬉しい誤算!)

 

 

白垣根「…」ズーン…

フロイライン「…」ズーン

フレメア「…」ズーン

 

↑かくれんぼが若干トラウマになった人たち。

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはあなたの服の中に潜りこんでみたり!」モソモソ

 

一方「おいやめろ今俺はコーヒータイム中だ」クピクピ

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「やめ、溢れ…!あァわかったわかった!何がしてェンだ?」ハァ

 

打ち止め「ジェンガやろ!ジェンガ!ってミサカはミサカはジェンガ片手にお誘いしてみたり!」

 

一方「構わねェが二人でかァ?」

 

打ち止め「うんっ!あなたとしたいの!」

 

一方「まァいいけどよォ…」ヨイショ

 

打ち止め「さっきね、芳川がコンビニでミサカにジェンガ買ってくれたんだよってミサカはミサカは最近あった嬉しかった事を報告してみたり!」

 

一方「ほォ?アイツ金ねェくせによくそンな余裕あったな」カチャカチャ

 

打ち止め「うん、なんかね、『臨時収入があった』んだって!ってミサカはミサカは芳川の経済情報を流してみる」

 

一方「あァ?『臨時収入』だァ?」カチャカチャ

 

打ち止め「パチンコで20万買ったんだって!ってミサカはミサカはオフレコ情報も流してみたり!」

 

一方「アイツいよいよ末期だなァ」カチャカチャ

 

 

一方「おら、ジェンガ組めたぞ」

 

打ち止め「わーい!ありがとう!」

 

打ち止め「それじゃあ…」

 

一方「オマエからでいいぞ」つジェンガハンマー

 

打ち止め「うんありがとう!」

 

 

打ち止め「どりゃあああああああああ!!!ってミサカはミサカはジェンガに盛大にダイブしてみたりぃぃぃいいい!!!」

 

ガッチャーアアアン!!!

 

 

一方「?!」

 

打ち止め「ねぇねぇ!どうだった?!ミサカ何点?ってミサカはミサカはあなたに採点をお願いしてみたり!」キャッキャッ!

 

一方「いや意味がわかンねェよどォいう事だ」

 

打ち止め「え?だって芳川が『ジェンガっていうのはね、組んだジェンガタワーをいかに豪快に壊すかを競うゲームなのよ』って」

 

一方「ちょっと後で芳川さンにはお話しなくちゃいけなくなっちまったなァ」 

 

一方「いいか打ち止めァ?ジェンガってのはタワーを倒さないでブロックを抜いていくゲームだ」

 

一方「最初っからぶち壊す気でジェンガやるとかキレても許されるレベルだぞ」

 

打ち止め「そ、そうだったの?!」ガーン!

 

一方「俺がオマエのために一生懸命タワー組んだのに、そのオマエに崩されるとかマジで鬼かと思ったからな?」

 

打ち止め「ごめんなさい」ペコ

 

一方「だが芳川とやる時は盛大にやってやれ。存分にな」

 

打ち止め「うんわかった!ってミサカはミサカはいいお返事してみたり!」

 

一方「じゃあもっかい組むからちょっと待ってろ」カチャカチャ

 

打ち止め「あなたって本当に優しいよねってミサカはミサカは微笑んでみたり」

 

 

一方「おら、出来たぞ」

 

打ち止め「うん!じゃあやろっ!」

 

 

芳川「あら?楽しそうね?私も混ぜてもらってもいいかしら?」

 

打ち止め「うん!いいよ!ってミサカはミサカは芳川のためのスペースをあけてみたり!」

 

芳川「ありがとう」ニコッ

 

芳川「それじゃあ、誰から――――

 

打ち止め「どりゃあああああああああ!!!ってミサカはミサカはジェンガに盛大にダイブしてみたりぃぃぃいいい!!!」

 

ガッチャーアアアン!!!

 

一方「?!」

 

芳川「?!」

 

 

一方「お、オマ、オマママママ………」

 

芳川「ちょっと打ち止めどうしたの!?」

 

打ち止め「え?だってこの人が『芳川とやる時は盛大にやれ』って…」キョトン

 

芳川「……」チラッ

 

一方「一応言っとくが元凶はオマエだからな?」

 

 

 

打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカはあなた髪の毛を指でくるくるしてみたり!」クルクル

 

一方「あァ?見りゃわかンだろ、今俺はコーヒータイム中だ」クピクピ

 

打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グイグイグイグイ

 

一方「やめ、溢れ…!あァわかったわかった!何がしてェンだ?」ハァ

 

打ち止め「水族館!水族館行きたい!ってミサカはミサカは連れてってー!」

 

~とある水族館~

 

 

一方「チッ、最近の水族館のチケットって高ェな…」ブツブツ

 

打ち止め「楽しみ~♪」

 

一方「ところでオマエは何を見たいンだ」

 

打ち止め「あのねあのね!イルカさんとシャチさんが見たいのってミサカはミサカは目当てを教えてあげるっ!」

 

一方「ほォ…その二択か」

 

打ち止め「? なあに?何かあるの?ってミサカはミサカは訊ねてみたり」キョトン

 

一方「いいか?まずはイルカさンだが」

 

打ち止め「うん」

 

一方「確かにイルカはチャーミングだ。2年に1度の割合で海に迷うダイバーがイルカに助けられているし、」

 

一方「2004年11月にはニュージーランドで3人の水難救助員をイルカ達が団結して助けたという報告もある」

 

一方「頭もいい。ある程度の会話が可能で、尾ひれでサーフィンをしたりジャンプしてコミュニケーションがとれたりな」

 

打ち止め「へぇー!ってミサカはミサカはイルカさん豆知識に聞き入ってみたり!」

 

一方「―――だが、」

 

一方「過去17年間…海洋生物学者たちは時々砂浜に打ち上げられるイルカの赤ちゃンの死体に注目した」

 

打ち止め「……え?」

 

一方「死体はどれもズタボロなンだと。イルカの成体の雄がな、赤ちゃン見つけては殴り殺しちまうンだよ」

 

打ち止め「えっ……」

 

一方「しかもその後、特に理由もなく死体を弄ぶ」

 

打ち止め「」

 

一方「それからな、イルカは実は非常に性欲が強い」

 

打ち止め「?」

 

一方「めちゃンこエ口い。エ口エ口なンだよ」

 

打ち止め「……?」

 

一方「1994年には人間の女に惚れたオスのイルカがその女に近づく男二人に襲い掛かってその内の一人を殺しちまったンだ」

 

一方「男が酔っ払ってたり、イルカにちょっかいをかけていた…なンて事情もあるにはあるが…」

 

一方「愛らしい見た目やイメージだけで『野性動物』を見ねェ方がいい」

 

打ち止め「」

 

 

一方「次にシャチさンだが」

 

打ち止め「シャチさンも?!ってミサカはミサカは聞くのが怖い!」

 

一方「むしろシャチさンのがめちゃくちゃ怖いぞ?シャチさンは別名"海の殺し屋"だからな」

 

打ち止め「?!」

 

一方「例えば、その体躯で」

 

打ち止め「も、もういいよ!ってミサカはミサカはこれ以上聞きたくなーい!」イヤイヤ

 

一方「ンだよ、これからが本番だってのに」ゲッヘッヘ

 

打ち止め「ミサカはね、何でもそうだけど誰かの悪いところじゃなくて、良いところをよく見る派なの!」プンプン!

 

 

打ち止め「…あなたみたいに、悪いとこばかり見られがちな人の側にいるから余計にねってミサカはミサカは呟いてみたり」ポソリ

 

 

一方「マンボウとか海月は癒されるよなァ…」ホワ

 

打ち止め「ゆーらゆらたゆたってて、楽しそうだよねーってミサカはミサカは同意してみたりー」ホワ

 

 

~水中トンネル~

 

 

打ち止め「あーっ!見て見て!マンタ!でっかいマンタだよ!ってミサカはミサカは大興奮!」

 

一方「マンタの泳ぎ方ってなンかいいよなァ…」

 

 

打ち止め「うおー…でっかいお魚…」

 

一方「ああいうのって食ったら美味そうだよなァ…ワサビ醤油なンかでいきてェ」

 

 

~イルカショー~

 

 

ヴェント「ハーイっ!そっれじゃあ!今からイルカショーやりまーすっ♪」

 

打ち止め「わあ!楽しみー♪」パチパチ

 

一方「水飛沫飛ンでくるからしっかりカッパと傘を装備しろよ?」

 

打ち止め「うー、ごわごわするーってミサカはミサカはカッパの動きづらさに辟易してみたり」

 

ヴェント(すっぴん)「まずはイルカさん達のダンスを御覧くださーい!」

 

 

イルカ「きゅっ♪」

 

イルカ「きゅっ♪」

 

イルカ「きゅ♪」

 

 

打ち止め「うわあーカワイイ!」

 

一方「へェー」

 

 

ヴェント「それっ!ジャンプしなさい!」

 

イルカ「きゅーっ♪」ジャーンプッ

 

バッシャーン!

 

打ち止め「うおー!すごいすごーい!ってミサカはミサカは拍手喝采してみたり!」パチパチパチパチ!

 

一方「あァ、確かにスゲェよ。まず、あの水中から空中へ跳ぶジャンプに必要な筋力は…」

 

打ち止め「頭いい人ってどーして素直に抽象的なスゴいって感想が出ないんだろってミサカはミサカは思ってみたり」

 

 

ヴェント「ほらっ」つボール

 

イルカ「きゅ♪」ポン、ポン!

 

 

打ち止め「あっみてみて!鼻でキャッチボールしてる!」キャッキャッ!

 

一方「上手いもンだな」

 

 

ヴェント「ヘーイ!」ポーン!

 

イルカ「きゅ♪」ポーンポーン!

 

イルカ「きゅ♪」ポーン!

 

ヴェント「よし!ご褒美の魚よ!」ポーイ

 

ヴェント「可愛いやつめ!ほらもう一匹!」ポーイ!

 

 

打ち止め「いいなーミサカもエサやりたーい!ってミサカはミサカは楽しそうなイルカのお姉さんを羨んでみたり」

 

 

ヴェント「イルカと泳いでみたい人ーッ!」

 

 

一方「…行かねェのか?」

 

打ち止め「さすがに泳ぐのはちょっと怖いかなってミサカはミサカは怖じ気づいてみたり」

 

 

ヴェント「今からイルカさんにエサやるんだケド」

 

ヴェント「やりたいチビッ子はいるカナーッ?!」

 

 

打ち止め「ハイハイッ!ハイハイハイハイハーイッ!!!ってミサカはミサカは必死に猛アピールっ!」

 

一方「気をつけろよォー」

 

 

打ち止め「おー……」

 

イルカ「きゅ」

 

 

打ち止め「ど、どうぞ!ってミサカはミサカは差し出してみたり」つ魚

 

イルカ「きゅー」バクンッ

 

打ち止め「わひゃあっ!?ってミサカはミサカはひっくり返る!?」

 

ヴェント「口に放り込む感じでやると上手くいくわよー?」クスクス

 

 

一方「楽しかったか」

 

打ち止め「うん!楽しかった!」

 

一方「じゃあお土産でも買っていけ」つ金

 

打ち止め「うん!」

 

 

~土産コーナー~

 

 

打ち止め「黄泉川にーつまみの干物ー」

 

打ち止め「芳川にーイルカのストラップー」

 

打ち止め「番外個体にーイルカのシルバーアクセー」

 

打ち止め「お子さまとおねーちゃんとカブトムシにーイルカグミー」

 

打ち止め「自分にーイルカのぬいぐるみー」

 

打ち止め「あの人にー…?」チラッ

 

 

「限定!イルカペアキーホルダー!」

 

打ち止め「……」

 

 

一方「コーヒー美味ェ」クピクピ

 

打ち止め「おーまーたーせっ!ってミサカはミサカは買い物終了をお知らせします!」

 

一方「じゃあ帰るぞ」カツッカツッ

 

打ち止め「ん!」トコトコ

 

 

黄泉川「へー?そっかー水族館かー」

 

打ち止め「うんっ!はいこれお土産!ってミサカはミサカは両手で渡してみたり!」

 

黄泉川「おー!ありがとうじゃん!」ニコッ

 

打ち止め「はいっ!芳川!」

 

芳川「あら素敵なお土産ね?ありがとう」ニコッ

 

打ち止め「はい!番外個体!」

 

番外「ふーん?中々いい趣味だね?ミサカ気に入ったよ」ニヤリ

 

打ち止め「それからー…」チラッ

 

一方「疲れた時のコーヒーは美味ェな」クピ

 

 

打ち止め「はいっ!あなたにも!ってミサカはミサカはプレゼントフォー・ユー!」

 

一方「あン?」

 

打ち止め「ペアのイルカキーホルダーなんだよってミサカはミサカはあなたにも持っててほしーなー?」

 

一方「…わざわざ悪ィな」

 

打ち止め「…ひょっとして、気に入らなかった?」ショボン

 

一方「いや。丁度携帯のストラップが欲しかったとこだしな」カチカチ

 

一方「ほら着けた。これでいいか?」

 

打ち止め「! うん!あ、ほら見て!ミサカも携帯につけてるの!」つ携帯

 

打ち止め「おそろいだねっ!ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみたり!」ダキッ

 

一方「そォだな」クピ

 

 

一方「………暑い」グダッ…

 

一方「クソッタレ、なンでこンな時に限って温度調整マッスィーンが壊れやがるンだ」

 

エアコン「ぶっちゃけ常時稼働と寿命が原因ッスねマジで」

 

 

一方「…空調効いてる喫茶店で水出しアイスコーヒー飲みに行くか」ノソノソ

 

 

 

打ち止め「あーなーたーっ!ってミサカはミサカはあなたにダーイブッッ!」

一方「ごっ、がァァァァあああああッッ?!」ズシャアアアアッッ!?

 

 

 

打ち止め「ねぇーねぇー!あーそーぼっ!ってミサカはミサカはあなたのお腹に顔をすりつけてみたりーっ!」スリスリ!

 

一方「お、ご…」ピクピク

 

打ち止め「あのねあのねっ!今日夏の花火大会あるんだって!屋台も出るんだってー!ってミサカはミサカは行きたい行きたい!」

 

一方「…っ、」プルプル

 

ゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴスゴス

 

打ち止め「あうっ?!あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう?!」

 

打ち止め「ひっどーい!なんで連続横チョップするのってミサカはミサカはほっぺたをさすってみたりーっ!」プクー!

 

一方「オマエの胸に聞いてみやがれこのすっとこどっこい」イライラ

 

打ち止め「ねぇ行こう?ミサカとわたあめ食べたりお面つけて花火みたりしよ?ってミサカはミサカは瞳に星入れて誘ってみる!」

 

一方「芳川とか友達と行ってこい。そォいうのも大事な勉強だ」ヒラヒラ

 

打ち止め「じゃああなたもそういう勉強しよ?ってミサカはミサカはあなたと楽しみたい気持ちをあらわにしてみたり」クイクイ

 

一方「めンどくせェ」ゴロリ

 

打ち止め「うわーん!やだやだー!あなたも一緒がいいーっ!ってミサカはミサカは駄々をこねこねしてみたりぃぃいいい!!」

 

一方「うっぜェ…ただでさえクソ暑くてイライラしてるってのによォ…」

 

 

~数時間後~

 

 

一方「おら、走るンじゃねェよ」カツッカツッ

 

打ち止め「へへーまさか浴衣と下駄を買ってもらえるなんて!ってミサカはミサカは嬉しさのあまりくるくる回ってみたり!」クルクル

 

一方「夏祭りには浴衣だから買ってやっただけだ。いつもはこンな甘やかしたりしねェからな覚えとけ」カツッカツッ

 

打ち止め「うーんあなたはいつも優しいから甘やかされてるとかミサカわかんないなー?」カラッコロッ

 

打ち止め「あ!あなたも浴衣似合ってるよ!ってミサカはミサカはあなたの袖にしがみついてみたり!」カラッコロッ

 

一方「ハイハイどォも。危ねェからやめろ」カツッカツッ

 

 

「結局このさば焼きが美味いってわけよ!買ってかない?」

 

「神の血(ワイン)と神の肉(パン)はいかがですかねー?」

 

「………わたあめはどうだ?舶来」

 

「ホットドックを凶悪に改造した木原印のハウンドドックぁいかぁっすかァーー?!オラァ!買ってけクソガキ」

 

打ち止め「うわー色んなお店があるね!どれから行く?!」ワクワク

 

一方「あァいうガラ悪い危なそォなとこには行っちゃいけませン」グイ

 

 

「へい、そこのカワイイお嬢ちゃん」

 

打ち止め「?」クル

 

ステファニー「私の射的、やってかない?他とは違ってめがっさおっもしろいぞー?」

 

打ち止め「へぇ?どんなのなのー?ってミサカはミサカは興味しんしん!」ダーッ

 

一方「オマっ…ちょ、待ちやがれ!」カツッカツッカツッカツッ

 

ステファニー「ふっふっふ。なんと!実弾をぶちまけられるのだー!」つガトリング銃

 

打ち止め「」

 

一方「」

 

ステファニー「あ、安心してね?最新のロボット工学の技術が満載な脚がついてるからお子様でも安全に撃ち放題だから!」ニコッ

 

一方「もしもし、警備員ですかァ?ちょっと危険物所持した危ないバカがいるンですゥ」

 

ステファニー「即通報とか止めて?!」ガーン!?

 

ステファニー「タダで!一回分タダでやらせてあげるから!」

 

打ち止め「ほんと?」

 

一方「おいやめろ食いつくンじゃねェよ。こォいう頭ヤバイのは牢にブチこんどいた方がいいンだって」

 

ステファニー「失礼ですね、私これでも元警備員ですよ?」

 

一方「辞めてるンじゃねェか胡散臭さ倍増じゃねェか」

 

ステファニー「いや辞めたっていっても自分から辞めましたし?」

 

一方「ほォ?」

 

ステファニー「その後、傭兵になって暗殺者として学園都市にカムバックしてきたんです」

 

一方「そのまま外で死ンどけばよかったのにな」

 

打ち止め「!」

 

くまたんぬいぐるみ

 

打ち止め「ねぇねぇ!ミサカあれ欲しい!やろう?ってミサカはミサカは挑戦理由を見いだしてみたり!」

 

一方「…一回だけだからな」チッ

 

ステファニー「毎度っ♪」

 

ステファニー「じゃあ説明するわね?」

 

打ち止め「はーい」

 

 

ステファニー「まあとにかく?要はただ賞品に弾を当てればいいだけなんだけど…」

 

ステファニー「やっぱり賞品(てき)の手足や腹部に当たっただけじゃ殺害(ヒット)した事にはならないと思うのよ」

 

打ち止め「へー」

 

ステファニー「負傷させると仕留め易くはなるけどね。より多くの賞品(てき)を倒したいなら眉間や心臓を狙うのをオススメしたい!」グッ!

 

打ち止め「」プルプル

 

一方「俺はオマエの眉間や心臓にブチこンでやりてェよ」

 

ステファニー「え?なんでよ」

 

一方「教育上よくねェンだよクソッタレ」

 

ステファニー「そ?あ、じゃあ"仕込み"もやめとく?」

 

一方「…なンかあンまり聞きたかねェが…何だ仕込みって」

 

ステファニー「いやリアル感出すためにね?賞品を撃った時に赤い液体がドバッて出るようにしたんだけどさ」

 

一方「今すぐそのトラウマ製造仕込みは全部外せ」

 

ステファニー「えー」プクー

 

一方「えーじゃねェよ。他にはねェだろォな」

 

ステファニー「賞品(てき)に当たったら『断末魔の叫び声テープ』が流れるくらい?」

 

一方「オマエもォ店畳め」

 

 

~全部外しました~

 

 

打ち止め「よーし!えい!」カチッ

 

ウィー……むっ

 

バラタタタタタッッッッ!!!!

 

ギュー…むっ

 

くまたんぬいぐるみ→愉快なオブジェ

 

打ち止め「」

 

ステファニー「おっ、やるねお嬢ちゃん!一回の掃射で仕留めたね!」

 

打ち止め「くまたんが…くまたんがミサカのせいで…」ブツブツ

 

一方「スクラップ決定だな」カチッ

 

 

~ぶっ潰しときました~

 

 

一方「チッ、せっかくの祭り気分を台無しにしやがって」カツッカツッ

 

打ち止め「でも予備のくまたんぬいぐるみ貰えたねってミサカはミサカはわりと満足!」カラッコロッ

 

一方「普通のだ。次は普通の店行くぞ」カツッカツッ

 

打ち止め「あ!金魚すくいだって!ってミサカはミサカは暗に『行きたい』意思表示をしてみたり」チラッ

 

一方「行きてェなら素直に言え」カツッカツッ

 

 

白垣根「おや?これはどうも」ニコッ

 

一方「よし、他行くぞ」クルッ

 

打ち止め「えーなんでーってミサカはミサカは理由開示を求めてみたり」

 

一方「ぜってェろくなもンじゃねェからだ」

 

白垣根「それは心外ですね。どうか見てから言ってください」

 

打ち止め「ミサカやりたい…」チラッ

 

一方「…チッ、好きにしろ」

 

打ち止め「じゃあ一回やらせて?ってミサカはミサカは百円を握りしめた手をつきだしてみたり!」ニコッ

 

白垣根「ありがとうございます」ニコッ

 

白垣根「ではどうぞ!救いに救ってください!」ニコッ

 

 

カブトムシ達「「ごぼぼぼぼぼぼぼぼ」」

 

打ち止め「」

 

一方「やっぱな」カチッ

 

白垣根「水中で瀕死のカブトムシを掬って救う、『カブトムシ救い』でS 一方「ベクトルパァンチ」バッキャア

 

 

~ぶっ潰しときました~

 

 

一方「だから言っただろ、ぜってェろくなもンじゃねェって」カツッカツッ

 

打ち止め「でも白いカブトムシ一匹掬えたねってミサカはミサカはちょっと嬉しかったり」

 

カブトムシ「…」キシキシ…

 

一方(「捨てちまえ」って言いてェ)カツッカツッ

 

 

一方「次はどこ行きてェンだ」

 

打ち止め「んー…お腹すいちゃったから、ミサカ何か食べたいなってミサカはミサカは空腹を訴えてみたり」

 

一方「じゃあそこのお好み焼きにするか」カツッカツッ

 

打ち止め「わーい!」カラッコロッ

 

 

麦野「いらっにゃいませにゃーん♪」ニャン♪

一方「……」

 

打ち止め「わあ、可愛いね!ってミサカはミサカは猫耳と尻尾つけたむぎにゃんを褒めてみたり!」

 

麦野「」

 

一方「…オマエ…何してンだ」ウワァ

 

麦野「……」

 

麦野「…久しぶりね、第一位。私がこういう"表の世界"にいるのがそんなに気にくわない?」キリッ

 

一方「いやあのな?」

 

麦野「でもね、アンタにだってここに来てる。アンタも私と同じって忘れてんじゃないでしょうね」キリッ

 

一方「違」

麦野「…安心しな。私だってアンタを責めたいワケじゃない」

 

麦野「でもね、私達みたいな人間だって楽しむ権利くらいあるはずよ」

 

一方「第四位…」

 

麦野「いえ、これは正確じゃないわね。『そんな権利なんてない』なんて強制できる人間がいないってだけ」

 

麦野「だからこそ。私は勝手に…私の好きに生きて、楽しむって決めたのよ」キリッ

 

麦野「アンタも…そうなんでしょ?」キリッ

 

一方「いやオマエわかってて言ってンだろ?俺がドン引きしてンのはオマエの格好と言動だ」

 

麦野「うっせえよ!人がせっかく話逸らそうとしてんだからノりなさいよぉぉ!!!////」

 

一方「まァオマエの痛い趣味は置いといて、だ」

 

麦野「ハァ――――?!痛くないわよ?ゼェーんゼェン痛くないわよー?」

 

一方「俺たちは客だ。オラ、さっさとメニュー見せやがれ麦にゃン」

 

打ち止め「そーだそーだ!メニュー見せろ麦にゃーん!ってミサカはミサカは便乗してみたり!」

 

麦野「うっせえよ!麦にゃん言うな!ばかやろー!!////」

 

一方「つゥかオマエ一人でにゃンにゃン言ってンのかよ?痛い上にぼっちできめェとか最悪じゃねェか」ハッ

 

麦野「テメェマジで殺すぞ?」ピキピキ

 

打ち止め「でも他に人いないねってミサカはミサカは麦にゃんを心配してみたり」

 

麦野「いや今ちょっと他の奴はパシリに行かせてるだけだからね?ぼっちじゃないから」

 

打ち止め「そうなんだ!ってミサカはミサカは麦にゃんの心配をしなくて済んだ事を喜んでみたり!」

 

麦野「いい子ねーできたら『麦野お姉ちゃん』って呼んで欲しいにゃーん?」ニコッ

 

一方「ならその痛い口調直してから言えよ麦野お姉ちゃン」

 

麦野「…」つ ○〓〓〓〓〓〓≫メルトダウナー

 

 

麦野「何か言う事は」

 

一方「早くメニュー出せよ」

 

麦野「ちげぇよな?」ガシ

 

一方「すンまっせンしたァ~」ちぃす

 

麦野「コイツは…!」ビキビキ

 

打ち止め「ねー、ミサカお腹すいたーってミサカはミサカは早く注文したいかも」

 

麦野「あ、ごめんね?今すぐ出すから。…ハイッ」つ

 

打ち止め「うわーい!」

 

一方「オイ、俺にも寄越せ」

 

麦野「テメェは木の根でも噛んでろ」

 

打ち止め「じゃああなたも一緒に見よ!ってミサカはミサカはあなたにもメニューを見せてみたり!」

 

一方「悪ィな」ニヤ

 

麦野「チッ」

 

一方「えェ…と?」チラッ

 

 

~メニュー表だにゃーん♪~

 

 

・焼き鮭、サーモン、炙りサーモン

 

・塩シャケ、鮭の薫製、干し鮭

 

・鮭のお好きな部位3つ♪

 

・鮭マヨ、鮭フライ、塩煮込み鮭

 

・鮭一匹まるごと!贅沢三昧

 

 

一方「………」

 

打ち止め「………」

 

一方「ここってさァ、何屋だっけ」

 

麦野「お好み焼き屋よ」

 

一方「鮭専門店じゃねェの?」

 

麦野「お好み焼き屋よ」

 

一方「…鮭オンリーなお好み焼き屋とかバカじゃねェの?」

 

麦野「世の中に一つくらい。そんなお好み焼き屋があったっていいと思うわ」キリッ

 

一方「…打ち止め。オマエは何がいいンだ」

 

打ち止め「じゃあミサカは鮭マヨが入ってるやつー」

 

 

一方「美味いか?それ」

 

打ち止め「うん!意外とイケるってミサカはミサカは頬張ってみたり!」アムアム

 

 

 

打ち止め「はいっ!あなたにも。あーん!」ニコッ

 

一方「…あむ」パク

 

 

一方「次はどォすっか」カツッカツッ

 

打ち止め「んー…あ!あのお店!ミサカの第六感が『あの店にするべき』って告げている!ってミサカはミサカは猛ダーッシュッ!」ダッ

 

一方「また走りやがって…転ぶぞ?」カツッカツッ

 

打ち止め「あっ」コケッ

 

ズシャアアアアァァアアア!!!

 

打ち止め「」

 

一方「言わンこっちゃねェ…」ハァ

 

一方「おい大丈夫か」カツッカツッ

 

 

打ち止め「………」ムク

 

打ち止め「…あれ?」←カブトムシ入れてた袋なくした

 

打ち止め「……」キョロキョロ

 

打ち止め「あ…」

 

持ってたお好み焼き→地面にどばー

 

打ち止め「……」

 

打ち止め「…あれ、くまたんぬいぐるみもない…」キョロキョロ

 

打ち止め「あっ」

 

「でもよー、黒妻のやつなまらつえーべ?」

「蛇谷さんもまあ強いけどなー」

 

ぐしゃ。ぐしゃっぐしゃ。

 

打ち止め「あっ、あっあっ……」

 

くまたんぬいぐるみ→踏まれて泥まみれ

 

打ち止め「……」

 

打ち止め「……」

 

打ち止め「…」チラッ

 

買ってもらった浴衣→泥まみれ

 

打ち止め「……」ウルウル

 

打ち止め「……ぐずっ…」

 

打ち止め「う…うぇええ…っ…」グスッグスッ

 

一方「…ハァ、なにやってンだバカ」

 

打ち止め「うぇええ……うえええん!うえええん!」ポロポロ

 

一方「ったく、だから走ンなって言っただろォが。ほら、立て」つ

 

打ち止め「えぐ、えぐっ」ボロボロ

 

一方「…気にすンな。カブトムシは自然に帰っただけだし、食いもンはまた後で買ってやる」ポン

 

打ち止め「うう…でもっ、せっがぐ、ぜっがぐ買ってもらっだの゙に゙って、みざがは、みざがはっ…」グジュグジュ

 

一方「あァもォ…そンなに泣くンじゃねェよ」ナデナデ

 

一方「俺は気にしねェし、汚れは落とせばいい」カチッ

 

一方「ベクトル汚れ落とし」パンッ!

 

打ち止め「!」ぽふっ

 

一方「ぬいぐるみも貸せ」パンッ!

 

一方「汚れを微細動衝撃で浮かばせて下に落とした」

 

打ち止め「ほんとだ…綺麗になったってミサカはミサカはほっとしてみたり」

一方「…これで綺麗になったし、問題は全部片付いた。もォ泣くなよ」

 

打ち止め「うんっ!ありがとう!ってミサカはミサカは涙を拭いてお礼を言ってみる!」ニコッ!

 

一方「ほら、手ェ繋げ」テギュ

 

打ち止め「!」

 

一方「もォ二度と勝手に俺から離れるンじゃねェぞ」ギュ

 

打ち止め「…うん、てミサカはミサカはあなたの手を握り返してみたり」ニギ

 

 

シルバークロース「いらっしゃ、」

 

一方「『わたあめ駆動鎧を装着かき氷』のイチゴ味二つ」

 

シルクロ「…久しぶりだな、第一位」

 

一方「いや誰だオマエ」

 

シルクロ「なっ?!…くっ、ヒントは"アルマジロ"だ」

 

一方「いや知らンな」フルフル

 

シルクロ「」

  

シルクロ「"新入生"のシルバークロース=アルファだ」イライラ

 

一方「今度は零すンじゃねェぞ」

 

打ち止め「うんってミサカはミサカはわたあめかき氷を受け取ってかぶりついてみる!」ハムハム

 

シルクロ「おい無視するんじゃな、」

 

一方「よし行くぞォ。知らないお兄さんから話しかけられたらすぐ逃げなきゃダメだからな」カツッカツッカツッカツッカツッカツッ!

 

打ち止め「黄泉川から耳タコなくらい言われてるもんね!」ダダダダダダダダ!

 

シルクロ「ちょっ待っ、」

 

 

『まもなく花火が上がります。演算により導きだされた火の粉が飛ぶ範囲、指定の区域からは退避してください』

 

 

打ち止め「あっ、いよいよだねってミサカはミサカはワクワクと胸を踊らせてみたり!」

 

一方「混むからはぐれるンじゃねェぞ?しっかり手ェ握ってろ」

 

打ち止め「うん!ってミサカはミサカはこっくりと頷いてみたり!」

 

 

~花火打ち上げ場所~

 

 

妹達「それでは点火します、とミサカは恐々とライターに火を灯します」つ臼 シュボ!

 

妹達「待ってください!そんな火の点け方は風情がありません!とミサカはストップをかけます!」

 

妹達「なるほど…つまりチャッカマンですね?とミサカはボケながらチャッカマンを胸元から取りだします」

 

妹達×2「「いやチャッカマンもダメだろ!とミサカ達はツッコミます!!」」ビシッ!

 

御坂妹「もうなんでもいいだろ面倒クセェ、とミサカは勝手に能力で火をつけます」バチッ!

 

妹達×3「「「ふざけんなテメェ!?とミサカ達はキレツッコミをしますッッ!」」」ビシイッ!

 

 

ヒュー……

ドーーーーン!!

 

 

打ち止め「わぁ…!」キラキラ

 

一方「へェ…!」キラキラ

 

 

バーン!ババーン!!

ドーーーーン!!

 

 

打ち止め「きれー…ってミサカはミサカは見惚れてみる」キラキラ

 

一方「あァ、大したもンだな」

 

 

~花火打ち上げ場所~

 

 

妹達「おいホントマジで何してくれやがったんだよ!とミサカはミサカ10032号につめよります!」

 

御坂妹「はっ、んなもん何で点けたって変わんねえよとミサカは合理性を説きます」

 

妹達「ちげぇよバカ!そこのミサカ10085号はこの打ち上げ花火の着火をすげー楽しみにしてたんだよ!とミサカはキレてみます!」プンスコ!

 

御坂妹「じゃあ次のを点ければいいでしょう、とミサカは悪びれません」ツーン

 

妹達「そういう問題ではないんです」

 

妹達「この子、わざわざ送られた外国で日本製のマッチを集めてこの花火に着火したがってたミサカなのですとミサカはMNWで得た情報を提供します」

妹達(10085号)「ううっ…ミサカが集めたマッチで点けたかったのにっ……ってミサカは涙目でマッチを握りしめます」ウッウッ

 

御坂妹「え…」ズキ

 

御坂妹「っ……ゴメン、とミサカは謝罪します」ペコリ

 

妹達×3「「「まあ嘘なんだけどな、とミサカ達はドヤ顔でダッシュします」」」ダッ

 

御坂妹「ぶっころ」ダッ

 

 

ドーーーーン!!

 

 

打ち止め「ねえ」

 

一方「なンだ」

 

打ち止め「また、来年も一緒に花火観にこようねって、ミサカはミサカはあなたに寄り添ってみたり」

 

一方「……暇だったらな」

 

 

 

打ち止め「あーそーぼっ!ってミサカはミサカはあなたにお誘いかけてみたり!」ばふー

 

一方「却下だ」クピ

 

打ち止め「えー、なんでなんでってミサカはミサカはぶーたれてみたり」ぶー

一方「俺にも予定があンだよ」クピクピ

 

打ち止め「えっ、あなたに?!どんなどんなってミサカはミサカは興味深々!」

 

一方「俺は今日、買いだめしてた缶コーヒーを飲みつつソファでだらけるっつゥハードスケジュールをこなさなきゃならねェンだよ」

 

一方「だから…悪ィがかまってやれねェ」ゴロリ

 

打ち止め「思いっきり超絶暇人じゃん!ってミサカはミサカは灰色の青春を送るあなたに憤ってみたりぃい!」ウワーン!

 

一方「つゥかよ、オマエは俺と何したいってンだ?」ゴロゴロ

 

打ち止め「! あのね、」

 

打ち止め「プール!プール行こう!ってミサカはミサカはサマーバケーションの定番施設を叫んでみたり!」

 

一方「イヤだ」プイ

 

打ち止め「…ひょっとして。」

 

打ち止め「体が細いのとか、日焼けとか、泳げないとかを気にしてたり?ってミサカはミサカは邪推してみたり」

 

一方「」ビクッ

 

打ち止め「……」

 

一方「……ナンデモイイダロ…」ポソ

 

打ち止め「…」←生暖かい目

 

一方「その目をやめろ」

 

打ち止め「じゃあ、やめとこっか。ってミサカはミサカは優しい笑顔を向けてみたり」ニコッ

 

一方「よォおおおおしっ!!プール行くぞォ!プールッッ!!浮き輪持とシュノーケル、新しい水着は用意したかァ?!」

 

 

番外「…」ぢーっ

 

黄泉川「…行きたいなら早めに言った方がいいじゃんよ?」

 

番外「う、うっさいな!ミサカそんなんじゃねーし!」

 

芳川(最近太ったから一緒にはいけないわねー…)

 

 

打ち止め「水着♪水着♪あったらしい水着♪」

 

一方「クソ、勢いに身を任せるンじゃなかった」カツッカツッ

 

打ち止め「キワドイの着てあなたを誘惑しちゃうんだからっ!って、ミサカはミサカはウインクぱちこーん!」ミ☆

 

一方「言ってろ」カツッカツッ

 

 

~水着屋~

 

警策「イラッシャーイ」

 

打ち止め「~♪」カチャ

 

打ち止め「ねえねえ?あなたはスク水好き?」

 

一方「どォでもいいわ」

 

打ち止め「えーじゃあ何が好きなの?」

 

打ち止め「セクシーなの?キュートなの?どっちが好きなの~?♪」

 

一方「懐かしいなオイ」

 

一方「俺の好みじゃなくて、オマエが着てェもンを着ろ」

 

一方「それが一番だろォが」

 

打ち止め「うーん…」

 

打ち止め「ミサカはあなたの好みのものが一番着たいんだけどな、ってミサカはミサカは困ったような笑顔を浮かべてみたり」

 

一方「…ふン」

 

 

一方「これかこれはどォだ」

 

打ち止め「うーん、それならこれかなーってミサカはミサカは二者択一してみたり!」

 

 

警策(オオウ、女児コーナーにいて一緒に水着選ぶとかとんだ変態さんだねぇ?)

 

 

打ち止め「~♪」ガサッガサッ♪

 

一方「……」カツッカツッ

 

打ち止め「ふふふ!プール楽しみねってミサカはミサカはあなたの周りをクルクル回ってみたり!」クルクル

 

一方「そォか」カツッカツッ

 

一方(……強力な日焼け止めクリーム買っとくか…)カツッカツッ

 

 

一方「クソが、五千円以上も取られンのかよ…」ブツブツ

 

打ち止め「温泉とかにも入れる一番高いフリーパスのにしなくてもってミサカはミサカはでもそんなあなたが好きよ?」

 

 

打ち止め待ち。

 

 

浜面「でさー」ムキムキ

 

滝壺「はまづら、どうでもいいからかき氷食べたい」

 

浜面「あ、はい」ムキムキ

 

一方「…」ジー

 

アックア「うむ、ソフトクリームが美味だ」ペロペロペロペロ

 

一方「……」ジー

 

 

一方(筋肉欲しい)

 

一方(特に大胸筋と上腕二等筋肉、腹筋だ)

 

一方(もォ鍛える。今年から俺頑張る)

 

一方(黄泉川に筋トレマシン貸してもらってガシャガシャする絶対やる)

 

 

打ち止め「おっまったせー!って、ミサカはミサカは水着お披露目!」

 

一方「やっと来やがったか…」

 

打ち止め「じゃーじゃじゃーん!って、ミサカはミサカはタオルを放っておニューの水着を披露してみたりぃい!」バサァッ!

 

一方(黄色のチェック柄ワンピースか…)

 

打ち止め「ねぇねぇねぇ!どう!?ミサカ可愛い?何か言ってよあーなーたー!ってミサカはミサカは腰をクネクネさせてみたり!」クネクネクネクネ!

 

一方「あァ、まァいいンじゃねェのか」

 

打ち止め「ホント!ミサカ可愛い?ってミサカはミサカはあなたにつめよってみたり!」

 

一方「あァ可愛い可愛い(棒)」

 

 

浜面「…何故か、突然飛んできたタオルで…俺のかき氷が…」川Ort

 

滝壺「大丈夫。そんな不幸なはまづらを私は応援している」ポン

 

浜面「滝壺ぉおお!!」ダキッ

 

滝壺「やめてはまづら。私のもこぼれるから」ペチッ

 

浜面「」

 

 

一方「で、どこに行きてェンだ」カツッカツッ

 

打ち止め「あのね、波の出るプール!一回行ってみたかったの~ってミサカはミサカは思いを馳せてみたり!」ハフーン♪

 

 

一方「じゃ、俺はプールサイドでオマエを見守っててやるから」ゴロリ

 

打ち止め「なんでーーー?!ってミサカはミサカは一人プールに憤ってみたりぃぃ!」プンスコ!=3

 

 

一方「言っとくがな、別に意地悪とかじゃねェぞ」

 

打ち止め「じゃあなんで?」

 

一方「俺、チョーカーしてるだろ」

 

打ち止め「でも一緒にお風呂入ってた時大丈夫だったよ!?ってミサカはミサカはチョーカーの安全性を説いてみたり」

 

一方「そこじゃねェよ。このチョーカー、コードで俺の脳と直で繋がってるよな?」

 

打ち止め「? うん」

 

 

一方「もしこのコードが他の人に引っ張られたり引っ掛かったりしたら?」

 

打ち止め「あ、ミサカ一人で遊んでくるね!ってミサカはミサカは全て察して走り出してみる!」ダダダダ!

 

 

打ち止め「おー…」

 

ざぱーんざぱーん。

 

打ち止め「浮き輪装備!」ガシャーン!

 

打ち止め「シュノーケル装備!」ガシャーン!

 

打ち止め「準備運動は既に!」ガシャーン!

 

打ち止め「ラストオーダー!!いっきまーすっ!!」ダンッ

 

 

どぽーーん!!

 

 

アックア「そこの君!プールには飛び込んではいかんのである!」ピリリリリ!

 

アックア「あんまり悪さをするならば退場である!」

 

打ち止め「ご、ごめんなさい…ってミサカはミサカは大きな声と怖い顔に怯えてみたり…」グスッ

 

一方(あァ?怒りすぎじゃねェのかあのクソ監視員。さっきまでソフトクリーム舐めてたクセによ)ギヌロ

 

打ち止め「うう…楽しい気持ちから一気に悲しい気持ちに…ってミサカはミサカは萎えた気持ちでプカプカ浮かんでみたり…」クスン

 

一方「…」

 

一方「…はァ」カチッ

 

 

打ち止め「んー…」プカプカ

 

ざぱーん!

 

打ち止め「はわわわっ!?ってミサカはミサカは浮き輪がひっくり返されないよう踏ん張ってみる!」

 

ざぱーん。

 

打ち止め「あ……」グラッ…

 

がしっ。

 

打ち止め「…?」クルッ

 

一方「……」

 

打ち止め「あれ…?」

 

一方「…5分だけだ。その間だけ、一緒にいる」

 

一方「だから、プールに来てそンなつまンなそォな顔してンじゃねェよ」チッ

 

打ち止め「!」

 

打ち止め「うぇーい!ってミサカはミサカはあなたに水をかけてみたりー!」バッシャバッシャ!

 

一方「あっ、ぐあ?!…調子に乗ンじゃねェ!」バッシャバッシャバッシャバッシャ!

 

打ち止め「やったなー!ってミサカはミサカは水をかけかえしてみたり!」バッシャバッシャバッシャ!

 

 

アックア「他の人にもかかる!水をかけあうのはやめるのである!」

 

通行止め「「ゴメンなさい」」

 

 

打ち止め「次はどこ行くー?ってミサカはミサカは新天地を求めてみたり」テクテク

 

一方「もォ普通のお子様プールでも行ってこい。それが一番いい」カツッカツッ

 

打ち止め「ミサカはいいけど…あなたも一緒に来てくれるの?小さな子しか居ないけどってミサカはミサカはあなたのプライドを心配してみたり」

 

一方「悪ィ、やっぱり流れるプールに行くぞ」カツッカツッカツッ

 

 

~流れるプール~

 

 

打ち止め「あ!」

 

一方「あン?」

 

 

フレメア「にゃあにゃあ!なんだ大体お前も来てたのかー!」

 

打ち止め「うん!でーもー?ミサカはデートで来てるんですけどー?ってミサカはミサカはドヤ顔してみたり!」

 

フレメア「なん……だと……?」

 

打ち止め「保護者付きのお子様とは違うのだよお子様とは!」ハーッハッハッ

 

 

絹旗「…超誰が保護者なんでしょうね?」

 

白垣根「私達全員では?」クス

 

麦野「はーまづらぁー?早く私の焼きそばもってきなさいよ」

 

浜面「へーへー。」

 

滝壺「ぐーすかぴー…」zzz

 

フロイライン「プールの水…星一つです」ガブガブ

 

黒夜「アホ!何してんだバカ!」グイグイ!

 

 

一方「大変そォだな、アイテム組は」

 

麦野「あら、よく会うわね」

 

一方「そォだな」

 

 

フレメア「ようし!大体あっこのゴールまでにどっちが早くつけるか勝負だ!にゃあ!」

 

打ち止め「ふっふっふ!いいだろう、受けて立ってやるぜってミサカはミサカはバチバチ火花を散らしてみたり!」

 

フレメア「ふふふ」

打ち止め「ふふふ」

 

 

フロイライン「あむ。火花…星一つですね」モキュモキュ

 

黒夜「だっから!お前は変なもんを食うんじゃねえよ!」グイグイ

 

黒夜「ああんもう!何で私以外誰も注意してやらねぇんだよぉ!」

 

フロイライン「あなたは優しいですから」

 

黒夜「っ////」

 

フレメア「うおおおおお!!」

 

打ち止め「うおおおおお!!」

 

ぷかー……

 

フレメア「にゃあ!大体遅いからって自分で漕いだりしちゃダメなんだからな!」プカー

 

打ち止め「そんなのわかってるもん!ってミサカはミサカは流れに身を任せてみたり!」プカー

 

ぷかー…

 

浜面「おっせー…」

 

絹旗「まあ本人達が超面白いなら超いいんじゃないですかね」

 

絹旗「ところで浜面。あっちで私とビーチボールで超戯れませんか」クイクイ

 

浜面「いいけどよ、海パンの裾引っ張るのやめてくれない?あとちょっとで俺の仕上が晒されちゃうから」

 

 

打ち止め「く、このままでは負けてしまう…!ってミサカはミサカは歯噛みしてみたり…!」ギリッ

 

フレメア「ふ、はは…ふははははははは!!!大体私に勝とうなんて一万年早かったのだ!」

 

打ち止め「うー!打開策もない…万策尽きた、か…!ってミサカはミサカは悔しがってみたり!」

 

 

一方「……」

 

一方「…」カチッ

 

一方「…」チョン

 

 

フレメア「…にゃあ?」

 

ぴたっ。

 

フレメア「大体私だけ止まっただとぉおおぉおお!?」にゃああああ?!

 

打ち止め「はっ!これは絶好の好機!ってミサカはミサカはいけいけゴーゴー!」

 

ぷかー。

 

黒夜「でも相変わらずおっせぇんだな…ん?」

 

打ち止め「いえーい!いっけー!ってミサカはミサカはノリと波にノッてみたり!」

 

ぷかぷかぷか。

 

黒夜「…心なしか最終信号の周りだけ流れが…早くなってるような…?」チラッ

 

一方「へェ。このプールって意外に早く流れるンだなァー(棒)」

 

黒夜「…おい第一位」

 

一方「なンだよ」

 

黒夜「何で能力使用状態で水に足を突っ込んでんだよ」

 

一方「そォいう気分だからだな」

 

黒夜「…えこひいき。」

 

一方「なンとでも言え」キリッ

 

打ち止め「ねぇねぇ見てた!?ミサカ勝ったよ!ってミサカはミサカはあなたに結果を報告してみたり!」

 

黒夜「八百ちょゲフッ 一方「そォか。よかったな」

 

フレメア「くっそー…大体、やるな!」

 

打ち止め「ふふふ、たまたま今回は天がミサカに味方しただけさってミサカはミサカは余裕を見せてみたり!」

 

黒夜「天っていうかコイtゲフッ 一方「確かに運がよかったお陰だな」

 

 

 

黒夜「…オイ、喉チョップはやめろ」ゴホッ

 

一方「雉も鳴かずば撃たれまいって知ってっかァ?」

 

 

フレメア「にゃあ!浜面!大体お腹が減ったー!」グイグイ

 

浜面「だーっ!わかったから俺の海パン引っ張んな!って!脱げちゃうだろ!?」

 

麦野「あらもうお昼過ぎ?」チラッ

 

滝壺「うん。どこで食べる?」

 

絹旗「プール内の売店しか選択肢は超ありませんけどね」プヒー

 

黒夜「そういえばお前って食事できんのかよ?」

 

白垣根「いえ。できるできないというよりは『必要ない』と言った方がいいかもしれませんね」ニコッ

 

黒夜「ふーん」

 

フロイライン「気遣い…二ツ星です」ムグムグ

 

黒夜「…美味いのか?」

 

フロイライン「わりと。」ムグムグ

 

 

麦野「で?アンタ達は何か希望ある?」

 

一方「あァ?なンで俺達も一緒に食う前提なンだよ」アァン?

 

麦野「え、嫌ならいいけど…」

 

打ち止め「いやむしろなんであなたこそ別々に食う前提なのってミサカはミサカはあなたのコミュ障っぷりに引いてみたり…」

 

 

浜面「ほら、焼きそばとお茶」

 

滝壺「ありがとうはまづら」

 

麦野「はーまづらぁ?私の鮭フレークは?」

 

浜面「今出すよ…つーかわざわざマイ鮭フレークかけるって…」

 

麦野「なんか言ったか」

 

浜面「何も」フルフル

 

フロイライン「あむぐ。むぐむぐ…美味しいです。親しい人達と食べる焼きそば…三つ星です」

 

黒夜「…初めてお前と食事について共感したよ」モキュモキュ

 

絹旗「黒夜が超デレましたか」モッサモッサ

 

 

~別テーブル~

 

 

一方「おら、オマエ御所望のオム焼きそばだ。味わって食え」ドサ

 

打ち止め「うわーい!すっごく美味しそう!って、ミサカはミサカはB級グルメに過度の期待をかけてみたり!」

 

一方「ケチャップかけンのを忘れるなよ」つケチャップ

 

打ち止め「おおっと!忘れるとこだったぜぃ!ってミサカはミサカは美味しく食べられるようにしてくれたあなたに感謝を心の中で捧げてみたり!」

 

一方「かけ過ぎンなよ」

 

 

打ち止め「…ところで席はあと一つ空いてたのになんでわざわざ別テーブルにしたの?ってミサカはミサカは疑問をぶつけてみたり」

 

一方「いいから黙って食え」

 

打ち止め「~♪」つケチャップ

 

打ち止め「はいっ!あなたのにかけてあげたよってミサカはミサカは出来る女をアピールしてみる!」

 

打ち止め「真ん中におっきくハートを描いてみました♪ってミサカはミサカはてへっ♪」

 

一方「…」

 

 

打ち止め「い、嫌だった?ってミサカはミサカは険しい顔のあなたにごめんなさいの顔を向けてみたり…」ショボン

 

一方「別にどンな絵が描かれてよォが味は変わらねェし気にした事ねェから大丈夫だ」モッサモッサモッサモッサ

 

 

一方「打ち止め、デザートは何が」

 

フレメア「にゃあ!大体、私もこっちで食べる!」ゴト!

 

打ち止め「うん!いいよってミサカはミサカはちょっと隣にズレてみたり!」ズリズリ

 

フレメア「ありがと!」

 

 

フレメア「にゃあ?そー言えば今デザートって言った?」

 

一方「……何が、食いてェンだ?」

 

フレ止め「「かき氷」」

 

 

フレメア「私はメロン~♪」シャクシャク

 

打ち止め「ミサカはいちご~♪」シャクシャク

 

一方「美味ェのか」

 

打ちメア「「うん!(ってミサカはミサカは肯定してみたり!)」」

 

一方「…よかったな」

 

麦野「あ、ごめん悪いわね?出させちゃって」

 

一方「別に構わねェよかき氷ぐれェ」

 

麦野「ま、今度ご飯でも奢るわ」

 

一方「…期待しねェで待っててやるよ」ヒラヒラ

 

 

打ち止め「…」シャクシャク

 

一方「…」クピクピ

 

打ち止め「ねぇあなたはかき氷食べないの?ってミサカはミサカはデザートなしのあなたを気にかけてみたり」シャクシャク

 

一方「俺はコーヒー飲んでるだろォが」クピクピ

 

打ち止め「ふうん…」

 

打ち止め「!」ピコンッ!

 

打ち止め「はいっ、あーん!ってミサカはミサカはかき氷を一匙あなたに突き出してみたり!」

 

一方「……」

 

打ち止め「…いや?」

 

一方「あむ。」パク

 

打ち止め「!」パアッ

 

打ち止め「美味しい?!ってミサカはミサカはあなたに味の感想を求めてみたり!」

 

一方「不味くはねェ」シャクシャク

 

打ち止め「よかった!あなたの『不味くはねェ』=美味しいだもんねってミサカはミサカはツンデレ言語の真意を通訳してみたり」

 

 

絹旗「おや、あの第一位が幼女に超あーんされてますね」クスクス

 

一方「…」ピク

 

黒夜「はっ、やっぱり口リコンかよ第一位」ヘッ

 

一方「勝手に愉快な妄想してンじゃねェよ…」チッ

 

滝壺「…」ジー

 

滝壺「はまづら。私もはまづらにあーんしたい」つ―⊃

 

浜面「おう!」あーん

 

フレメア「!」

 

フレメア「ずるい!大体私も浜面にあーんするっ!」つ―⊃

 

滝壺「また?人の嫁に手を出さないでふれめあ。」グイグイ

 

フレメア「にゃあにゃあ!大体浜面は私のだ!あげないし!」グイグイ

 

滝壺「それはこっちの台詞。」グイグイ

 

浜面「いだだだだだ!?ちょっ、二人ともスプーンを俺の鼻に捩じ込むのはやめて?!」

 

白垣根「滝壺さんにとって浜面さんって旦那じゃなくてお嫁さんだったんですね…」

 

絹旗「私にとっての浜面は超下僕ですね」

 

麦野「同じく」

 

黒夜「テメェらせめて仲間と言ってやれ」

 

フロイライン「浜面さん…?」ジー

 

フロイライン「私はいつか食べてみたいなとは思ってます」

 

黒夜「浜面ぁぁああ!?私はちゃんとお前を仲間だと思ってるからなぁ?!」 不憫すぎるわ!

 

 

フレメア「にゃあ!次は大体、あれ乗ろうぜ!」ビシッ

 

打ち止め「うわー…でっかいスライダー…ってミサカはミサカは最早山にしか見えない遊具を眺めてみたり」

 

フレメア「にゃあにゃあ!それじゃあ私二人乗り浮き輪を借りてくるぜい!」テテテテテテ

 

滝壺「はまづら。一緒にすべろ?」

 

浜面「勿論さハニー!」

 

 

絹旗「はっ。鼻の下をあんなにデロンデロンに超伸ばして…やっぱり浜面は超浜面です」ムスー

 

黒夜「いーじゃねぇかよ。つきあってんだろ?あの二人」

 

絹旗「超うっせーです」ムス

 

黒夜「…まあ、ドンマイ」ポン

 

 

フレメア「に゙ゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙?!」

 

打ち止め「うみゃぁあああああああああ?!」

 

どぱーーーん!!!

 

フレメア「」ぷかー

 

打ち止め「」ぷかー

 

フレメア「むばぁ!だ、大体大した事なかったな…!」ガクガク

 

打ち止め「うばっ!す、凄まじいカーブと急降下、トルネードだった…もう何が何だかって、ミサカはミサカは壮絶な旅の感想を述べてみたり…」

 

一方「俺ちょっとクレームつけてくるわ」カツッカツッ

 

白垣根「私もお供しますよ」ザッザッザッ

 

麦野「またんかい口リコンツートップ」ガシッ

 

一方「あァ?違ェよこンな危険なもンを置いてたらいつか事故が起きンだろ?だから今のうちに潰して未然に事故をだな」カチッ

 

麦野「ならチョーカーのスイッチ入れるな」カチッ、チョップ!

 

一方「ごはっ?!」バタッ!

 

白垣根「何故止めるんです!"私"の使命はフレメア=セイヴェルンの警護…」

 

白垣根「彼女の安全を脅かすモノは死あるのみなんですよ?!」

 

麦野「じゃああんたから死になさい」チョッフ!!!゚

 

白垣根「ぽまっ?!」ビタン!

 

一方「」

白垣根「」

 

麦野「全く…」

 

 

フレメア「じゃーなー!」フリフリ!

 

打ち止め「うん!またねー!ってミサカはミサカは手を振り返してみたり!」フリフリ

 

浜面「じゃな」フリフリ

 

麦野「またね」フリフリ

 

滝壺「ばいばい」フリフリ

 

絹旗「超さよならです」フリフリ

 

黒夜「じゃあな」

 

白垣根「では」ニコッ

 

フロイライン「?」

 

 

一方「…おォ」フリフリ

 

 

打ち止め「楽しかったね!」テクテク

 

一方「そォかよ」カツッカツッ

 

打ち止め「あは、あなたも大分日焼けしたねって、ミサカはミサカはミサカとおそろいの肌になったあなたを指摘してみたり!」

 

一方「チッ、日焼け止めはしっかり塗ったはずなンだがな」カツッカツッ

 

一方「…にしても。オマエ泳げたンだな」

 

打ち止め「ミサカは学習装置《テスタメント》で泳ぎ方をマスターしたからねって、ミサカはミサカは楽チン学習法を教えてみたり」

 

 

打ち止め「そういえば…あなたは能力使えばチョーカーコードも守れるからプールで泳げるはずなのに何故泳がなかったの?ってミサカはミサカはあなたにもったいなかったよねって暗に伝えてみたり」

 

一方「………」

 

打ち止め「ひょっとして、」

 

打ち止め「あなた、泳げない……の?」

 

一方「………」

 

一方「…」メソラシ

 

 

 

黄泉川「あ、皆準備できてたじゃん?」

 

一方「とっくに出来てるっつゥの。つゥかよォ、オマエ待ちなンだよ!」

 

打ち止め「もう行く?ってミサカはミサカは散々待ったって旨を遠回しに伝えてみたり」

 

芳川「あら、愛穂帽子被った方がいいんじゃないかしら?油断するとすぐシミが出来るわよ」

 

番外「はーやーくー。もうミサカ待ち過ぎて立つの疲れちゃった☆」ノシッ

 

一方「俺によりかかってくるンじゃねェよ」ビシッ

 

黄泉川「やーごめんごめん!それじゃ…」

 

黄泉川「皆で私の実家がある田舎に行くじゃんよ!」

 

打ち止め「うわーい!」

 

一方「…めンどくせェ」

 

 

ブゥウウン。

 

 

芳川「――それにしても。よくLevel5の君が学園都市から出る許可が降りたわね?」

 

一方「理事長脅したからな」つ珈琲ゴクゴク

 

番外「へぇー?そんな手を使ってまでに皆と外出したかったんだー?」ニヤニヤニヤニヤ

 

一方「まァな」クピ。

 

番外「」

黄泉川「」

芳川「」

打ち止め「」

 

番外「へ、へー?なんか今日は素直じゃん?あ、ひょっとして近くに行きたいとことかがあったりするワケ?だから――」

 

一方「小さい頃、家族で田舎に泊まって遊ぶってのに憧れててな」クピ

 

一方「それが叶うかと思うとな」クピクピ

 

打ち止め「いっがーい…ってミサカはミサカは」

 

番外「…へぇ」

 

黄泉川「ほー」

 

 

一方「嘘だけどな」

 

番外「このやろ!」ぺチッ

 

 

一方「ただの暇潰しだ。家にいんのも近所も飽き飽きしてたとこだったンだよ」

 

打ち止め「まぁ、あなたって家かコンビニかファミレスにしかいかないものねってミサカはミサカはあなたの行動パターンのバリエーションの少なさを指摘してみたり」

 

一方「…」チョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「あう、あうあうあう!」

 

黄泉川「学校行けってツッコミはなしかじゃん?」

 

芳川「やめたげなさいよ。行きたくないとこには行かなくていいじゃない」

 

番外「…んだよ、家族って思ってるのかーって」ブツブツ

 

 

黄泉川「さ!着いたじゃんよー」

 

一方「ここか」カツッカツッ

 

打ち止め「ちょっと古めの大きい日本家屋って感じ?良さそうなとこだねってミサカはミサカは第一印象と感想を述べてみたり」

 

番外「ねぇねぇ、ヤクザとかの屋敷にも見えなくないよね?」ケラケラ

 

黄泉川「おいおい…それ、私もそのスジの人って事になるじゃんよ?」

 

芳川「…もしそうならまんまヤンクm」

黄泉川「誰が由紀恵じゃんよ」ビシッ!

 

 

黄泉川「母さん、これが今の私の家族じゃん!」

 

黄泉川「え?いや違うじゃん!私はレズではないじゃんよ!」

 

黄泉川「いや産んでない!まだ一人も出産はしてない…は?!うっせーじゃん!相手がいないじゃんよ!」ダンッ

 

黄泉川「見合い?私はまだ…」

 

芳川「愛穂も大変ねー」お茶ズズー

 

一方「オマエももォ少し焦ろよ」ズズー

 

打ち止め「お茶菓子美味しー♪ってミサカはミサカは茶菓子を口一杯に頬張ってみたり!」ハムハム

 

番外「ちょっと、ミサカの分まで食べないでよ」ズズー

 

 

打ち止め「そういえば白とグレーの半袖なのねってミサカはミサカは話題をふってみたり」

 

一方「ン?あァ…俺の服か。なンか悪いとこでもあったか」

 

打ち止め「んーん。ただ、ミサカと初めて会ったあの日みたいな黒地に白の鷹デザインじゃないんだなーって」

 

打ち止め「ミサカはアレ結構好きなの。あの日を思い出すからねーってミサカはミサカは脳裏にありありとイメージしてみたり」

 

一方「…考えておいてやる」

 

 

一方(俺は『実験』してた時の事思い出すから黒系とか、特に『あの服』は着たくないンだが)

 

 

黄泉川「ふー…いやあ参ったじゃんよ。帰ってくるたびに結婚の話されるじゃん」

 

芳川「早く結婚すればいいのよ」

 

黄泉川「それができれば苦労はしねえじゃん?」

 

芳川「なら私と結婚する?」ウフフ

 

黄泉川「そういえばこの辺ザリガニとか魚とかを釣れるんだが…お前らどうじゃん?」スルー

 

一方「めンどくせェ」

 

番外「同じく」

 

黄泉川「まー現代っ子には魅力を感じねえじゃん?」

 

打ち止め「ミサカは行きたい!ってミサカはミサカははいはいはーい!」

 

一方「げっ…」

 

 

一方「ンで、こォなるンだよな…」ガッシャガッシャ

 

一方(麦わらにノースリーブシャツ短パンクロックスに餌箱、バケツと釣竿装備)

 

一方(知り合いに見られたら恥ずかしいなこれ)

 

打ち止め「よーし!いっぱい釣るぞーって、ミサカはミサカは意気込んでみる!」

 

一方「つゥかよ、オマエら少しは荷物持てよ杖つきなンだぞこっちはよ…」

 

番外「えー?でも持ててるしぃ☆力持ちのあなた素敵よー?」ギャハッ☆

 

一方「死ね」カツッカツッ

 

打ち止め「あ、じゃあミサカも何か持つよ!ってミサカはミサカは助力を申し出てみたり!」

 

一方「いい。持ててるからな」ナデナデ

 

打ち止め「そう?」

 

番外「…」ムス

 

 

~池~

 

 

一方「じゃあまずザリガニ釣るか」ゴソゴソ

 

打ち止め番外「「うえーい!」」

 

一方「ほら、オマエらの竿だ」つ

 

 

割り箸+糸+餌

 

 

打ち止め「……」

 

番外「………」

 

番外「ハァ?こんなんで本当に釣れんの?」

 

打ち止め「これじゃあ大物がかかったら折れちゃうし、貧相っていうか…もっと可愛いのがいいってミサカはミサカはワガママ言ってみたり!」

 

一方「っせーなァ」

 

一方「こンなンでもちゃンと釣れる。それから可愛い竿がいいなら自分で描け」つ黒マジック

 

番外止め「「えー!」」ブーブー

 

 

~釣りちう。~

 

 

一方「………」

 

番外「………」

 

打ち止め「…」

 

 

番外「はん、やっぱり釣れないじゃーん?おらおら嘘ついた謝罪でミサカにゴメンねしろよ第一位様よぅ」グリグリ。

 

一方「まだ開始10分も立ってねェだろォが…」チッ

 

打ち止め「…」

 

一方「打ち止めを見ろ。いい子にして真剣にやってるだろォが。オマエも見習え」

 

番外「やなこった」プイ

 

打ち止め「…!」

 

 

ぐぐぐぐ…!

 

 

打ち止め「きた!ねぇねぇ!ミサカのにかかったよ!ってミサカはミサカは興奮ぎみに報告してみたり!」フンスフンス!

 

一方「おォどれどれ?」

 

番外「わーお、マジか」

 

打ち止め「うう~っ!ふくくくく…っ」フヌヌヌヌ!

 

打ち止め「重い!浮き上がってこないぃ~ってミサカはミサカは悪戦苦闘!」

一方「仕方ねェな」カチッ

 

一方「ほら、一緒に釣るぞ」ソッ…

 

打ち止め「!///」

 

一方(今は能力使用モード…)グググ

 

一方(当然俺がやればあっという間に釣れる)

 

一方(だがそれじゃあ意味がねェ)

 

一方(打ち止めが自分で釣った、俺本来の現実的力による助力も少しあったと感じさせる事が大事だ)

 

一方(さあ演算しろ、全力でだMNW!)

 

一方(打ち止めに最高のザリガニ釣りの思い出を残してやるンだァァああああ!!)

 

打ち止め「うおおー!」

 

一方「でりゃァぁぁああああ!!!!」

 

打ち止め「ふぬぉー!」

 

一方「でゅうらっがしゃったっぱらぁぁああああ!!!」

 

番外「」ヒキッ

 

 

ザリガニ(おっきい)ザパー!

 

 

打ち止め「おおおおおお!!」

 

一方「っしゃァァああああ!!見たかコルァ!!!」ドンドンドン!

 

 

番外「」

 

 

~再び釣りなう~

 

 

一方「………」

 

番外「………」

 

打ち止め「…」

 

 

ぐぐ。

 

番外「!」

 

番外「ほらよ!」グイッ

 

 

ザリガニ(ちゅーくらい)ザパー

 

番外「おお…///」キラキラ

 

 

番外「ねぇちょっと見なよ」

 

一方「あァ?」チラッ

 

番外「ミサカこんなの釣っちゃった☆」

 

一方「あーすごいすごい」

 

番外「あなたは何匹?何匹だっけー?」

 

一方「っせェな」

 

番外「ミサカがコツ教えてやろうか」

 

一方「…一応聞いといてやる」

 

番外「ん?教えてください!じゃないの?」ニヤニヤニヤニヤ

 

一方「うっぜェ…」

 

番外「こう、ね?あの赤いあんちきしょうが掴みやすいようにぶら下げてやんの」

 

番外「そしたらけっこー釣れるよ?ミサカのように!」

 

一方「へェへェ。そりゃどォも……ん?」

 

 

ビクンッ!ググッ…!

 

 

一方「……あァ?」

 

 

ググッ、ググッッッ!!

 

一方「ンなっ?!」

 

打ち止め「? どうしたの?ってミサカはミサカはすごい顔して割り箸引っ張るあなたを心配してみたり」

 

一方「大物が、引っ掛かりやがったンだよ!!」フヌヌ…!

 

一方「ふンぬぬぬ……!」

 

一方「が、ァアアアア……!」

 

一方「ひっぎぎぎぎ…!」

 

一方「はンンン……!?」

 

 

番外止め「「あははははは!!」」

 

 

一方「笑ってンじゃねェよ!ちったァ助けやがれ!」

 

打ち止め「だ、だって…!顔真っ赤にして踏ん張るあなたの姿が面白すぎるんだもんってミサカはミサカは爆笑してみたり!」

 

番外「うひゃひゃひゃひゃひゃ!ケッサク!あははははは!!腹痛ぇ!」

 

一方「オマエらあとで覚えてやがれ!」

 

 

一方「クソ…!」カチッ

 

番外「え?能力使っちゃうのー?」プクク

 

一方「あァ?」

 

番外「非力で貧弱、虚弱でモヤシでヒョロ男はザリガニよりも力ないんだー?(笑)」

 

一方「」カチン。

 

打ち止め「もう!いいじゃないそんなの!誰だって出来る事と出来ない事があるでしょって、ミサカはミサカはフォロー入れてみる!」

 

一方「」カチン。

 

 

一方「くっかか…!」

 

番外「?」

 

打ち止め「?」

 

 

一方「くかきけこかかきくけききこくけきこきかかかーーーーーー!!」

 

一方「やってやンよォォ!ザリガニの分際で!この俺に楯突きやがった事を!!後ォォ悔させてやるッッ!!!」

 

一方「うらァアアアアあああああああッッッッ!!!!」

 

一方「第一位としてのプライド、…いや、"男"としての俺のプライドを賭ける!!!」

一方「うォォおおおおァアアアアッッッッ!!!」

 

 

打ち止め(たかがザリガニ釣りにプライド賭ける時点でプライドも何もないんじゃない?ってのは言っちゃダメかなってミサカはミサカは本心を心の内に留めてみたり)

 

一方「おふゥううううッッ…!」

 

一方「この、野郎ォォおおおお!!!」

 

プツン。

 

一方「?! 糸が?!」

 

一方「あっ?!」コケッ

 

一方「」ズシャァァアアア!!!

 

 

番外「ぶははは!!あっははは!だっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!」

 

番外「ギャハハハハハ!!笑い殺される…!あーはははは!!?」

 

 

黄泉川「――――で、そんな泥だらけにして帰ってきたわけじゃん?」プクク…!

 

一方「笑ってンじゃねェよ」チッ

 

芳川「いやそりゃ笑うわよ」

 

黄泉川「あははは!まあ楽しかったみたいでいいじゃん?」

 

一方「楽しくねェよ」ブスッ

 

芳川「ダメ……!もう私我慢が…ぶふぅっ…!」

 

\「「「「あははははははは!!!」」」」「笑うンじゃねェェ!!」/

 

 

 

黄泉川「ほーらお前ら!母さんがスイカ切ってくれたじゃんよー?」

 

芳川「あらいいわね。塩はある?」

 

黄泉川「ほれ」

 

打ち止め(ワンピ)「わー…ミサカ半分のやつを食べるの初めて!って、ミサカはミサカは期待で胸を踊らせてみたり!」

 

番外(Tシャツ+ショーパン)「ふーん…?これがスイカ、なんだ?」

 

一方(半袖ウルトラマン)「…」

 

 

一方「縁側でスイカ食うなンざ初めてだな」

 

打ち止め「あなたもなんだ」

 

一方「あァ。…そォいや一回やってみてェ事があるンだが」

 

打ち止め「?」

 

一方「こう、志村●ン食いって奴と種を口から飛ばすアレだ」

 

打ち止め「! ミサカもやってみたい!ってミサカはミサカはミサカもやるー!」

 

 

一方「行くぞ、打ち止め」

 

打ち止め「うん!」

 

 

一方「はぷっ…!はぷはぷはぷはぷはぷはぷ…!」シャクシャクシャクシャク!

 

打ち止め「はむっ!はむはむはむはむはむ!」シャクシャクシャクシャク

 

番外「うわっ?!」ベチョ

 

一方「はぷっ…!はぷはぷはぷはぷはぷはぷ…!」シャクシャクシャクシャク!

 

打ち止め「はむっ!はむはむはむはむはむ!」シャクシャクシャクシャク

 

 

番外「ちょっと!ミサカの方に飛んで来るんだけど?!」

 

 

芳川「懐かしいわねー。私も昔やったわ」

 

黄泉川「あいつら…服も床も汚しすぎじゃんよ」

 

黄泉川「童心に帰りすぎじゃん?」

 

芳川「あら、実年齢としては今の内にやっておくべき事じゃない?」

 

黄泉川「一方通行は違うだろ?」

 

芳川「彼は彼で取り戻しているのよ。昔出来なかった事をね」

 

 

一方「チッ、中々難しいな…」

 

打ち止め「わー口の回りベトベトって、ミサカはミサカはスイカ食べた時現象を目の当たりにしてみたり」

 

一方「…次は種飛ばしやるか」

 

打ち止め「じゃあどっちが遠くに飛ばせるか勝負ね!」

 

 

番外「……」ウズウズ

 

芳川「やりたいなら混ざれば?経験する事はいい事よ」

 

番外「は?は?ミサカ違うんですけど?そんなんじゃないですけど?」

 

黄泉川「そろそろ素直になっとけー。ツンデレは損するだけじゃんよー」

 

 

一方「プップップップップップッ!!!」

 

打ち止め「プップップップップッ!!!」

 

一方「……俺の勝ちだな」ドヤァ

 

打ち止め「むー!もっかい!もっかいー!って、ミサカはミサカは再戦要求!」

 

一方「はン、負けても泣くンじゃねェぞ?」

 

 

「「「せーの!!」」」

 

 

一方「プップップップップップッ!!!」

 

打ち止め「プップップップップッ!!!」

 

番外「プップップップップップッ!!!」

 

 

一方「……」

 

打ち止め「……」

 

番外「な、なんだよ!ミサカも参戦したっていいじゃんか!?///」

 

 

打ち止め「明日は山に蝉とかカブトムシ取り行こうね!ってミサカはミサカはお誘いしてみたり!」

 

一方「めンどくせェ…」ゴロリ

 

打ち止め「あ!ねぇねぇ!一緒に寝よ!って、ミサカはミサカはあなたのお布団に潜り込んでみる!」モソモソ

 

一方「えェい!やめろ!もそもそ動くンじゃねェよ!」チョップ!

 

打ち止め「あう?!」

 

番外「……」

 

番外「…」モソモソ

 

一方「オマエも入ってくんじゃねェ!」チョップ

 

番外「やだ。絶対ミサカも一緒に寝てやるし!」プクゥ

 

番外「でも童貞臭い勘違いすんなよ?ミサカは単に嫌がらせしたいだけなんだからね」

 

一方「うざってェ…」

 

 

打ち止め「すーすー」

 

一方「………」

 

番外「……」

 

一方「おい」

 

番外「……?」

 

一方「オマエに言ってンだよ。何『え?誰に言ってるの?』フェイスしてンだ」

 

番外「何の用?ミサカ早く寝たいんだけど」

 

一方「そォだな、俺も早く寝てェンだけどよ」

 

 

一方「オマエが俺にしがみついてると死ぬほど寝づれェンだよクソッタレ」

 

番外「へーそのまま死んじゃえばいいのに☆」ギャハ☆

 

一方「俺がキレねェ内にさっさと離れろ」

 

番外「は?ミサカはキレさせたくて嫌がらせしてんだけど」

 

一方「……はァ、もォいい。勝手にしてろ」

 

番外「うん、勝手にする」ダキ

 

番外「……」ギュー。

 

一方「おい、なンで腕回してきた?寝辛いっつってンだろオマエも寝辛いだろだから離せ」

 

番外「勝手にしろって言ったのそっちじゃん。だからミサカ勝手にしてるだけですけど?」ギュ

 

一方「…そォかよ、じゃあ許してやるからこれ以上密着してくンなよ」

 

番外「さあね」ニヤニヤ

 

 

打ち止め「あー、なんか楽しそうな事してるー!ってミサカはミサカは寝ぼけ眼で絡んでみたり」

 

一方「ほォーら起きちまったじゃねェか面倒臭さが倍だぞどォしてくれンだ」

番外「は?ミサカそんなん知らんし」モフモフ

 

打ち止め「あーんミサカもかまってよーってミサカはミサカはあなたにくすぐり攻撃を敢行してみたり!」

 

一方「っ……く、は…!やめっ、やめやがれ!」

 

番外「よし、今ミサカがガッシリだいしゅきホールドしたぜ!やっちまえ最終信号!」

 

打ち止め「わかったー!ってミサカはミサカはこちょこちょこちょ!」コチョコチョコチョコチョ

 

一方「うぜェェ……っく、あっ!」

 

 

\「だーひゃっひゃっひゃっひゃっ!」/

 

 

\「うるせぇじゃん!」バキ!/

 

 

~早朝~

 

一方「くそ…なンで俺が殴られなきゃいけないンだ」モグモグ

 

黄泉川「騒いだ張本人だからに決まってるじゃんよ」モグモグ

 

芳川「あら、このお味噌汁美味しいわね」ズズ

 

番外「…ホント。美味し…」ズズ

 

打ち止め「他のも美味しい!ってミサカはミサカは口いっぱいに頬張ってみたり!」モムモム。

 

黄泉川「あ、そうだ一方通行」

 

一方「なンだ」モグモグ

 

黄泉川「食ったらラジオ体操行くじゃんよ?」

 

一方「あァ?なンでそンなかったるい…食ったら二度寝に決まってンだろ」モグモグ

 

黄泉川「いいから。打ち止めや番外個体にも経験させてやりたいし、保護者のお前がいくべきじゃん」

 

一方「あァ?ならオマエか芳川でもいいだろォが」

 

黄泉川「私よりお前の方が強いし、何かあったら助けられるだろ?」

 

一方「…わーったよ」モグモグ

 

 

……チャーンチャッチャラッチャチャ♪

 

打ち止め「!」タタタタタ

 

チャーンチャッチャラッチャチャチャ♪

 

一方「…」タタタタタ

 

番外「♪」タタタタタ

 

チャチャチャチャチャチャ♪チャーンチャッチャチャ♪

 

一方「…」ザッ

 

打ち止め「…」ザッ

 

番外「…」ザッ

 

チャーンチャッチャーララーラ♪チャンチャッチャチャ♪

 

一方「…」クイクイ

 

打ち止め「♪」クイクイ

 

番外「♪」クイクイ

 

 

チャラン♪チャッチャーララーラ♪チャンチャッチャチャ♪

 

一方「…」グイー

 

打ち止め「♪」グイー

 

番外「♪」グイー

 

 

チャーンチャッチャーララーラ♪チャンチャッチャチャ♪

 

一方「…」グイッ…グイッ

 

打ち止め「♪」グイッ…グイッ

 

番外「♪」グイッ…グイッ

 

 

チャーンチャッチャーララーラ♪チャンチャッチャチャ♪

 

一方「…」ピョンピョン

 

打ち止め「♪」ピョンピョン

 

番外「♪」ピョンピョン

 

 

チャーンチャッチャー♪チャーンチャッチャチャーン♪

 

一方「…」スーハー

 

打ち止め「♪」スーハー

 

番外「♪」スーハー

 

一方「…」

 

 

一方「俺、なンで睡眠時間削ってまでこンな無駄な事してンだ…?」

 

 

打ち止め「あれ?あなたはハンコもらわないのってミサカはミサカはたずねてみたり」

 

打ち止め(花柄シャツに短パン、麦藁)「ねーねー!早く早く!」

 

番外(黒シャツに七分丈ジーパン)「遅いよ、第一位サマー?」

 

 

一方(ノースリーブ、短パン、麦藁、虫取網と篭)「……」

 

一方「……俺はいつから虫取少年になったンだよ…」ゲンナリ

 

番外「虫取少年のアクセラレータが勝負を仕掛けて来た! ▼」

 

一方「うるせェ」ペチ

 

 

〓〓山中〓〓

 

 

一方「だっからよォ…杖つきを屋外レジャーに誘うンじゃねェと何度…」カツッカツッ

 

番外「ブツブツうるさいなー一人でお留守番してる?」プクク

 

一方「家に戻るにしろこの場にしろ地獄じゃねェかふざけンな」

 

打ち止め「あ!見て見て!蝉がいる!ってミサカはミサカは発見をお知らせしてみたり!」

 

一方「何…?おいどこだ?俺の網捌き見せてやる」カツッカツッカツッカツッ

 

番外「言ってるわりにはノリノリじゃねーか」

 

打ち止め「ほら、あそこ!ってミサカはミサカは指さしてみる」ヒソヒソ

 

一方「アソコかァ…」ニタァ…

 

番外「逃げられんなよー」

 

一方「うるせェな、蝉さンが逃げちまうだろォが」

 

番外(蝉さんて)

 

打ち止め「よし、ジリジリいこっ!ってミサカはミサカは作戦立案!」

 

一方「おォ…」

 

打ち止め「……」ジリジリ

 

一方「……」ジリジリ

 

番外「ふわぁ…」

 

 

一方「いいか、俺のやり方を見て覚えろ」ジリジリ

 

打ち止め「わかったってミサカはミサカは言ってみる」ジリジリ

 

一方「あンま警戒させずに、させる瞬間を許さず、一気に……!」

 

 

バサッ!

 

 

蝉「ミ゙ーン゙!ミ゙ーン゙!!」バタバタ

 

一方「――とまァ、こンなもンだ」ドヤッ

 

打ち止め「わー!すごいすごい!ってミサカはミサカははしゃいでみたり!」ピョンピョン!

 

番外「ふーん…これが蝉なんだ」ジー

 

一方「っと」

 

蝉「ミ゙ーン゙!ミ゙ーン゙!!」バタバタ

 

 

一方「…」つ蝉

 

打ち止め「わー…これはアブラゼミねってミサカはミサカは図鑑からの知識によって種族を判別してみたり」

 

一方「ほォーれ」つ蝉グイッ

 

打ち止め「わぁ?!」バッ

 

一方「…」ニヤニヤ

 

打ち止め「んもう!そういうのやめてってミサカはミサカはむくれてみたり!」

 

一方「…」

 

一方「ほォーれ」つ蝉

 

打ち止め「いやぁああん!!」

 

番外「最終信号いじめはやめたら?小学生じゃあるまいし」

 

一方「……」

 

一方「ほォーれ」つ蝉

 

番外「……」ペチッ

 

一方「あっ」

 

蝉「ミーン」パタパタパタパタ…

 

一方「オマエ…!蝉さンが逃げちまっただろォが!」プンスコ!

 

番外「ざまぁ」

 

一方「あン?」

 

クワガタ

 

一方「クワガタさンだ…!おい見ろ!」キラキラ

 

打ち止め「わー…!」キラキラ

 

番外「そんなに盛り上がる虫なの?あれ…」

 

一方「ったく…オマエは何もわかっちゃいねェな」ハァーヤレヤレ

 

一方「クワガタさンはな、たかが一匹…しかも幼虫だろォが蛹だろォが成虫だろォが」

 

一方「種によってはン十万円もするパネェ生き物なンだぞ」

 

一方「カブトムシさンに比べて寿命は長いし、世界的に見て種類も多い」

 

一方「何よりアゴの強さはギロチン並み!」

 

一方「イカすだろォが!」クワッ!

 

打ち止め「イカすだろォが!ってミサカはミサカは真似てみる!」

 

番外「へー」

 

一方「ありゃオオクワさンかもな」

 

打ち止め「森の黒いダイヤだね!ってミサカはミサカは拙い知識で認識してみたり!」

 

一方「行くぜ、絶対にとってやる」カチ、ソロリソロリ

 

打ち止め「やるぞーってミサカはミサカは意気込んでみる」ソロリソロリ

 

番外「楽しそうだね、あんたら」

 

 

一方「………っ、」ゴクリ

 

打ち止め「……」ゴクリ

 

番外「……」ホジホジ

 

一方「こンなに緊張したのは久しぶりだ…!」ジリ、ジリ…

 

打ち止め「はりつめた空気が肌を刺すぜ…!ってミサカはミサカは、へへ…!」

 

番外(ここで脅かしたら怒るかなー)

 

 

クワガタ<ジュエキガウマイノヨナ

 

一方「!」キュピピーン!

 

 

一方「そりゃァァ!!!」ピョイイーン!

 

打ち止め番外「「と、跳んだぁああ!!」」

 

 

ばふっ…!

 

 

一方「おい見ろ!! 捕 ま え た ぞォ ! 」キラキラキラキラ

 

クワガタ<ツカマッタノヨナー

 

打ち止め「わーい!」タタタタ

 

番外「見たことないくらい超いい笑顔してんなー」スタスタ

 

 

一方「よし、もっと探すぞ」カチoff

 

打ち止め「おー!ってミサカはミサカは行進に追従してみたり!」

 

番外「元気だねー」

 

 

一方「今帰った」

 

打ち止め「ただいまー!ってミサカはミサカは帰宅を宣言してみたり!」

 

番外「やれやれ」

 

黄泉川「お。お帰りじゃん」

 

芳川「楽しかった?」

 

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは大きく頷いてみたり!」

 

芳川「そう」ニコッ

 

黄泉川「まあ。聞かなくても顔を見ればわかるじゃん?」

 

一方「あン?」ニヤニヤ

 

打ち止め「?」ニコニコ

 

番外「ん?」ニシシ

 

芳川「そうね。皆『楽しかった!』って顔してる」クスクス

 

 

黄泉川「明日の昼には帰るじゃんよ」

 

打ち止め「えーまだいたーい!ってミサカはミサカは駄々をこねてみる!」

 

芳川「ダメよ、打ち止め。こんな大人数が泊まり続けたら迷惑になるもの」

 

打ち止め「うー」

 

一方「もォ帰ンのか…」

 

番外「なーんか。あっという間だったねぇ?」

 

黄泉川「何もないとこだけど。そんなに楽しんでくれたなら連れてきたかいがあったってもんじゃん」

 

芳川「そうね。私も愛穂の小さい頃の話とか聞けてよかったわ」

 

黄泉川「んなッッ?!何をっ!何を聞いたじゃん!?」

 

芳川「可愛かったのねー随分と」クスクス

 

黄泉川「のわーっ?!」

 

番外「ふーん?どんなんだったんだろ?」

 

一方「さァな」

 

打ち止め「ヨミカワにも子供の頃ってあったんだよね…ってミサカはミサカは当たり前なのになんとなく信じられない心境だったり」

 

 

~次の日ィ~

 

 

一方「あ?オマエ黄泉川の…」

 

一方「え、川で冷やした野菜?」

 

一方「…悪いな。ありがたく貰っとく」

 

一方「…あァ。楽しかった…うン、また来たい」

 

一方「あァ元気でな。長生きしろよ」

 

一方「いや黄泉川とは…あァー、母子、みたいな?」

 

一方「…考えといてやる。野菜ありがとう」

 

一方「じゃァな」フリフリ

 

 

ブゥウウウウン。

 

黄泉川「さーて。こっから学園都市、か…」

 

芳川「運転する?」

 

黄泉川「桔梗は保険に入ってないからダメじゃんよ」

 

芳川「よね。お願い」

 

黄泉川「運転手は辛いじゃーんよー」

 

一方「…おい」

 

一方「黄泉川の親から貰ったンだけどよ」

 

一方「野菜。食っていいか?ぬるくなっちまう」

 

黄泉川「へー?いいけど溢すなよ?」

 

芳川「私にももらえるかしら?」

 

打ち止め「ミサカも!ミサカもー!」

 

番外「ミサカにも寄越せよ」

 

一方「わかった!わかったから襲ってくンじゃねェ!潰れるだろォが!」ゲシゲシ!

 

打ち止め「おいしー!ってミサカはミサカはひんやりトマトを頬張ってみたり!」

 

番外「こっちのキュウリも美味いよ」

 

芳川「ほんと。美味しいわね」

 

一方「……」チラ

 

 

田園風景

 

一方「!」

 

黄泉川の親「……」フリフリ

 

一方「……」フリフリ

 

黄泉川「? どうしたじゃん?」

 

一方「……」

 

一方(あァいうのもいいもンだな……)

 

一方「…いや、なンでもねェよ」シャクッ!

 

 

 

打ち止め「ねぇねぇ!ハロウィンのコスプレパーティーだって!ってミサカはミサカは目を輝かせてチラシを見せてみたり!」

 

一方「そォか行ってこいよ。俺は寝る」ゴロリ

 

打ち止め「あなたも!あなたも行くのーって、ミサカはミサカはあなたのほっぺたぷにぷにしてみたりィイイイ!!」

 

プニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニ

 

一方「ァアアアアア!!!わかった!わかったから止めろ!鬱陶しい!」

 

打ち止め「わーい!」

 

 

一方(かぼちゃ頭)「……ちっ」

 

打ち止め「わー…かぼちゃ頭を被っただけなのに不機嫌オーラ出ててすっごく恐い…ってミサカはミサカはあなたの凶悪オーラにびびってみたり」

 

一方「オマエは着替えねェのか?」

 

打ち止め「着替える着替える!ちょっと待ったらんかーい!ってミサカはミサカはお着替えルームにダダッダーッシュ!」

 

一方「俺、こンな格好で放置かよ…」ハァ

 

 

打ち止め「じゃっじゃじゃーんっ!ってミサカはミサカはハロウィン衣装を御披露目ー!」

 

一方「…オレンジと黒の小悪魔か」

 

打ち止め「ふっふっふー!背中の翼もぱたぱたするのだぜ?ってミサカはミサカは得意気に翼を動かしてみたり」パタパタ

 

一方「はン。動いたら何だってェンだ?ふっつーに可愛いだけじゃねェか抱きしめられてェのかよ」

 

打ち止め「…えっ?///」パタパタ

 

一方「何にも言ってねェようるせェな聞き返してくンじゃねェよ」

 

打ち止め「それじゃ!ハロウィンパーティーにれっつごー!ってミサカはミサカは腕わ高く突き上げてみたり!」

 

一方「面倒くせェ…」

 

 

~パーティー会場~

 

一方「あ」

 

麦野(魔女)「あ」

 

 

「「来てたのか」」

 

 

打ち止め「ほほう、中々可愛いなー!ってミサカはミサカは友達の衣装を褒めてみたり」

 

フレメア(フレンダの服)「にゃあ!お前も大体やるな!」

 

打ち止め「…でもそれは何の衣装?ってミサカはミサカはハロウィンぽくなくね?と尋ねてみたり」

 

フレメア「大体、幽霊のコスプレ。にゃあ!」

 

打ち止め「…AKB的なアイドルの幽霊?」

 

フレメア「ううん。私のお姉ちゃんが着てたの」

 

打ち止め「……そう」

 

フレメア「うん」

 

フレメア「にゃあ、お化けのフリして身を守るのがハロウィンでしょ?」

 

フレメア「お姉ちゃんが守ってくれてる気がするから…」

 

打ち止め「…うん」

 

 

一方「おい滅茶苦茶盛り下がるっつゥか反応しづれェンだが」

 

麦野「私に振らないでよ…」

 

一方「まァいい。オマエ、連れは」

 

麦野「あっちで駄弁ってるわ」

 

一方「ふゥン」

 

麦野「あんたも来ない?」

 

一方「あー…どーすっかな」

 

 

打ち止め「行こ行こーって、ミサカはミサカはあなたの手を引っ張ってみたりーっ!」

 

フレメア「にゃあにゃあ!私も私も引っ張ってみたりーっ!」

 

一方「オマ、やめっ!あぶねェだろォが!」

 

麦野「……ぷっ。」クスクス

 

 

浜面(フランケン)「あー滝壺はかーいーなー!」

 

滝壺(黒猫)「…そう?////」テレテレ

 

浜面「おう!」

 

滝壺「その…はまづらも」

 

 

滝壺「ゴリラっぽいよ…?///」

 

浜面「そ、そうか!」

 

滝壺「はまづら、私今猫だから…猫可愛いがりして?」コテン

 

浜面「うぉおおおおお!!!」

 

 

絹旗黒夜「「チッ」」

 

 

絹旗(悪魔っ娘)「…で?」

 

黒夜(悪魔っ娘)「なんだよ」

 

絹旗「超なんだよじゃないですから。何超被ってんですかコノヤロー」

 

黒夜「知らねぇよ」ハン

 

絹旗「しかも色とか超同じで系統も超同じじゃないですか」

 

黒夜「まあな」

 

絹旗「なんかアレじゃないですか、超お揃とか超仲良しって感じじゃないですか」

 

黒夜「いいだろ別に」

 

絹旗「私達そんな超仲良しでしたか?超違いますよね?」

 

黒夜「…じゃあどうしろってんだ」

 

絹旗「とりまそのヘソ出しを超やめましょう」

 

黒夜「いやヘソ出しは譲れないから」

 

絹旗「オーケー、オーケー…じゃあ超こうしましょう」

 

絹旗「とりまその可愛い蝙蝠羽根を超もいでですね、」

 

黒夜「なあ」

 

絹旗「なんです?」

 

黒夜「私とのお揃いはそんなに嫌か」

 

絹旗「……」

 

黒夜「嫌なら、まあ…もぐよ」

 

 

絹旗「…超ごめんなさいです。本当は超嬉しくて…つい」

 

黒夜「…そっか。まあそのなんだ、私もちょっと嬉しいよ」

 

 

打ち止め「………」ニヤニヤ

 

フレメア「………」ニヤニヤ

 

 

黒夜「」

絹旗「」

 

打ち止め「うんうん。仲良しが一番だよって、ミサカはミサカは善きかな善きかな」

 

フレメア「にゃあにゃあ。仲良しに勝る人間関係は大体そうそうないのだ!

 

黒夜「べ、別に仲良しなンかじゃねェ!////」

絹旗「超そうですよ!仲良しなンかじゃ///」

 

打ち止めフレメア「「息ピッタリー」」

 

 

麦野「…確かあいつらあんたの精神性植え付けられてたわよね?」

 

一方「かもしれねェが俺とあいつらを一緒にすンじゃねェよ」

 

「おや」

 

一方「あン?」クルッ

 

白垣根(鬼神)「やあどうも。似合っていますよ?」ニコッ

 

一方「…オマエも随分綺麗になっちまったなァ?前のオマエは」

 

白垣根「カボチャのように中身がない所を現しているとことか」

 

一方「…前言撤回だ。ついでに殺す」カチ

 

白垣根「冗談ですよ」フフ

 

一方「つゥかよォ、なンでオマエはその仮装なンだ?」

 

白垣根「あなたが以前の"私"を惜しんでいるのでは、と思いましてね」

 

白垣根「私なりに以前の"私"のイメージを模した異形を選んだんですよ」ニコッ

 

一方「…そォかよ」

 

白垣根「私達も仲良くしませんか?」ニコッ

 

一方「するかバカ」プイ

 

白垣根「まあそう言わずに。お互いの守るべき彼女達は仲良しですし?」

 

 

フレメア「にゃあ、見ろ!あっちにチョコフォンデュタワーがあるぞ!」

 

打ち止め「なんですと!?やる!やるやるやるーってミサカはミサカは猛ダッシュ!」

 

 

白垣根「というか最近は一緒に遊んだりしたじゃないですか」クスクス

 

一方「…ただの付き添いでたまたま一緒になっただけだ」

 

白垣根「友人関係というのはそういう関係から始まるものではないのですか?」ニコッ

 

一方「さァな」

 

白垣根「麦野さんも」ニコッ

 

麦野「ぅえっ?!」ビクッ

 

白垣根「ほら、皆Level5じゃないですか」

白垣根「この際打算や権謀術数、利用する意思があっても構いません」

 

白垣根「仲良くしませんか?今度3人で遊びに行きましょう」

 

麦野「私は…いいけど」プイ

 

一方「…まァ、暇だったらな」プイ

 

白垣根「…お二人共もう少し本音出していきましょうよ」

 

一方「は、勘違いするなよ?俺はオマエの内の一人か二人くらい打ち止めの盾くれェにはできるンじゃねェかと思ってるだけなンだからな」

 

麦野「あんたね…」ハァ

 

白垣根「はは、考えてはおきますよ」

 

 

『えー☆本日はご来場いただき誠にありがとうございまーす☆』

 

食蜂『主催者の食蜂でっす☆』

 

 

一方「あン?第五位じゃねェか」

 

白垣根「超能力者の半分が一堂に介するというのは珍しいですね?」

 

麦野「てーかお姫様コスプレって…まあ最近多いけどさ」

 

 

食蜂(シンデレラ的な姫)『それじゃ!今夜は楽しんでって欲しいんだゾ☆』

 

「「「わああああああ!!」」」

 

 

一方「ハロウィンパーティーっつってもよォ、ようはコスプレ立食パーティーじゃねェか?」

 

白垣根「ミニゲームや出し物、ビンゴもありますよ?」

 

麦野「あれよね、規模がデカイ町内会のお楽しみ会レベルよね」

 

 

打ち止め「カボチャ投げだって!やろやろってミサカはミサカはお誘いしてみたり!」

 

フレメア「にゃあにゃあ!」

 

 

浜面「ビンゴ!ビンゴビンゴぉ!」ウヒョー

 

滝壺「やったねはまづら」

 

 

一方「テンションうぜェな、オマエンとこの下っ端。蹴りいれてェ」

 

麦野「一個も当たらねーからって人に当たらないで」

 

白垣根「まあ当たったところで大したモノは貰えませんけどね」

 

打ち止め「!」

 

打ち止め「ビンゴぉー!ビンゴビンゴ!ってミサカはミサカは狂喜乱舞してみたりー♪」

 

フレメア「うにゃあ?!ず、ズルいぞ!」

 

打ち止め「チッチッチィ。運も実力なんだよ君ィ!ってミサカはミサカはドヤ顔で指を振ってみる!」

 

縦ロール「おめでとう!景品はDVDですわよ!」

 

打ち止め「あ、アンナの続編のやつ?ってミサカはミサカはたずねてみたり」

 

縦ロール「ええ。『アンナと紅蓮の女帝』ですわ?」

 

打ち止め「よっしゃー!あの人と一緒に観るぞーって、ミサカはミサカは今から予定を立ててみたり!」

 

フレメア「ぬぅおお!大体、私も観たい!にゃあ!」

 

打ち止め「今度ね!」

 

 

麦野「なんだっけ、劇中歌の歌詞が変わるんだっけ?」

 

白垣根「『少しも寒くないわ』から『少しも熱くねェよ』になりますね」

 

一方「はっ、どォせ駄作だろ?観る気しねェよ」

 

打ち止め「えっ…」ショボン

 

一方「と思ったがなンか超見たくなってきたわァーあァ見てェ見てェ」

 

打ち止め「!」パァ…!

 

 

一方「しっかしよォ、ハロウィンパーティーなのに甘いもンが少なくねェか?」モグモグ

 

白垣根「そういえばそうですね?」ハテ

 

麦野「なんか意図があるのかもね」モグモグ

 

食蜂『えー、ゴホン☆ゴホン☆』

 

 

食蜂『それでは皆様!間もなく「Trick or treat.」をしに行くお時間でぇす☆』

 

 

一方「あン?」

 

白垣根「ほう」

 

麦野「ふぅん?」

 

 

食蜂『今から皆で街を練り歩き、指定された街の各ポイントでTrick or treaってきてくださぁい☆』

 

食蜂『あ、あと…』チラ

 

 

一方「あン?」

 

食蜂『小さい子と一緒に来た保護者の方はしっかり手を繋いで、仲良く、にこやかにTrick or treaってくるんだゾ☆』

 

食蜂『ちゃあんとやらなきゃダメだゾ☆』クスクスクスクス

 

一方「あの野郎明らかに俺を見て言いやがった」

 

白垣根「いいじゃないですか。慣れてるでしょう?」クスクス

 

 

「「「Trick or treat!」」」

 

 

一方「こォして見るとコスプレの種類が豊富だな」カツッカツッ

 

打ち止め「ねー」テクテク

 

一方「手ェ離すなよ」

 

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは笑顔で頷いてみたり!」

 

 

滝壺「はまづら、私達は腕組んでいこ?」

 

浜面「お、おう///」

 

 

白垣根「さあ、行きましょうか」ニコッ

 

フレメア「にゃあ…私、大体浜面がよかった…」ショボン

 

白垣根「すみませんね」クスクス

 

フレメア「…ぷー」テクテク

 

 

絹旗「…じゃあ超行きましょうか」テギュ

 

黒夜「…ああ」テギュ

 

絹旗「…まさか『お揃いの人は手を繋いでいってね☆』という超意味わからんルールが超あるとわ」テクテク

 

黒夜「いいんじゃねぇの?関係改善の一歩だよ」テクテク

 

麦野「わ、私は誰と行けば…!」キョロキョロ

 

フロイライン「ぢー。」

 

麦野「はっ!」

 

フロイライン「…」ニッコリ

 

 

通行止め「「Trick or treat!」」

 

御坂「なんであたしの部屋?!」

 

一方「知らねェよ指定ポイントがここだったンだよ」チッ

 

打ち止め「お姉様だー!Trick or treat.って、ミサカはミサカは御菓子ちょーだいっ!」

 

御坂「あーはいはい。一応あるにはあるけどさ…」

 

御坂(食蜂あとで超電磁砲ぶちこむ)

 

一方「…超電磁砲

 

御坂「…あによ」

 

一方「悪ィな、オマエがとっといた菓子もらっちまって」

 

御坂「別に?いいわよ可愛い妹にそれくらいは、ね」

 

御坂「ってーか。あんたが私に気を使うって…明日は矢でも降るのかしらね」

一方「さァな」

 

御坂「…Happy Halloween.」

 

一方「あァ、Happy Halloween.」

 

 

海原(エツァリ)「……」ニコニコニコニコ

 

一方「よし、次に行くぞ」クルッ

 

打ち止め「え?でも次の指定ポイントはここの海原さんちだよ?ってミサカはミサカは疑問をぶつけてみたり」

 

一方「いいンだ。オマエがここに入ったら孕まされちまうぞ」

 

打ち止め「そうなの?」

 

 

海原「いやちょ、そんなわけないでしょ、いやホント…ちょ、待て!!!待ってくださいよ!!!」

 

一方「ヤベェな、このクソストーカーいつになく本気だわ。さァ早く次に」

 

海原「待ってくださいよって言ってるでしょう?!」ガシッ

 

打ち止め「きゃ!?」

 

一方「うちの子に触れンな性犯罪者」ペシッ

 

海原「やめてください。汚物を見る目で見ないでください」

 

海原「本当大丈夫なのでどうぞTrick or treaってください」

 

一方「トリッカットリー。おら、大人しく菓子寄越しやがれ」

 

海原「いやあなたではなくてですね、」

 

打ち止め「ミサカ?ってミサカはミサカは小首をかしげてみたり」

 

海原「はい!できればツンデレっぽくですね、」

 

一方「トリッカットリー。別にオマエなンかからは菓子なンざ欲しくねェが…もらってやるから感謝しろ」

 

海原「いやあなたではなくてですね」

 

打ち止め「Trick or treat!別にお菓子じゃなくてイタズラの方でもいいんだから!ってミサカはミサカは頑張ってツンデレしてみたり!」

 

海原「うへへ…」ニタ

 

一方「…」カチ

 

海原「では自分にイタズラしてみますか?ああもちろん御菓子も差し上げますし…」グヘヘ

 

打ち止め「え、いいのー?ってミサカはミサカはイタズラ内容を考えてみたり」

 

海原「ああ、できれば自分の股間にですね、」

 

一方「アウトォ」

 

 

打ち止め「…海原さんしばらく悶絶した後動かなくなっちゃったねって、ミサカはミサカは心配になってみたり」テクテク

 

一方「奴がくたばったのは自業自得から気にすンな。菓子もぶんどってきたしな」カツッカツッ

 

一方「…次で最後か」

 

打ち止め「あ、そうなの?」

 

 

上条「ほーらインデックスさーん?食べちゃダメですのことよー」ヒョイ

 

インデックス「ああん!ちょっとだけ!ちょっとだけぇー!」

 

上条「ダぁメです!これはハロウィンイベントで来た人に配るヤツなの!」

 

 

<ピンポーン

 

上条「あ、はーい!…ほら、来たから諦めろ」

 

インデックス「ううー!」

 

上条「はーい」ガチャ

 

カボチャ頭「 よ ォ …… ! 」ゴゴゴ

 

上条「」

 

打ち止め「ちょっと強烈な殺意オーラ抑えてもらえます?って、ミサカはミサカは気迫に圧されたヒーローさんを気遣ってみたり」

 

カボチャ頭「オマエには借りがありまくりな上に返せそォもねェンだがな…」ゴゴゴゴゴゴ

 

カボチャ頭「今日またオマエに借りを作らなきゃならなくなっちまった俺の心境はクソヤベェンだよ…!」ゴゴゴゴゴゴ

 

カボチャ頭「察してもらえると助かるなァあああ?!」

 

上条「あ、ハイ」

 

打ち止め「ごめんね?ってミサカはミサカはうちの保護者がご迷惑おかけした事に謝罪を入れてみたり」

 

一方「じゃあ聞いてやる…」

 

一方「Dead or alive ?! 」

 

上条「aliveで!!!aliveでお願いします!!!」

 

打ち止め「と、Trick or treat!ってミサカはミサカは慌てて言ってみたり!」

 

一方「Dead or alive?!(御菓子を寄越すか死ぬを選べ!)」

 

上条「あげるあげます!さしあげますって?!」

 

 

上条「全くもー…ん?」

 

インデックス「おいひーんだよ」モキュモキュモキュモキュ。

 

カラッポ。

 

上条「」

 

上条「…インデックスさん?可愛らしく口元をモゴモゴさせていらっしゃいますが…?」

 

インデックス「ハロウィンクッキーはおいひーんだよ」モキュモキュモキュモキュ

 

打ち止め「えー…御菓子ないの?って、ミサカはミサカはしょぼくれてみたり…」

 

一方「そォかそォか。なら……」

 

一方「死ね」ニタァアア…!

 

上条「不幸だ」

 

インデックス「私は幸せなんだよ」モキュモキュ

 

 

上条(だったもの)「」

 

 

インデックス「あ、でもちゃんと渡す分は食べてないんだよ!はい!」つ

 

インデックス「御菓子あげるからイタズラはやめてね!」ニッコリ

 

打ち止め「! ありがとう!ってミサカはミサカはお礼を言ってみる!」ニコ

 

一方「悪ィな」

 

上条(俺が死に損じゃねーか)

 

上条(…もうこのままゾンビとして生き返ってハロウィンやろっかな)

 

 

一方「邪魔したな」

 

打ち止め「バイバーイ!ってミサカはミサカは挨拶してみる!」フリフリ

 

インデックス「バイバイなんだよー」フリフリ

 

バタン。

 

インデックス「とうまとうま」クルッ

 

上条「なんでござんしょ」

 

インデックス「Trick or treat!」

 

上条「お前今散々食ったよね?!」

 

インデックス「でもアレは御客様用であって、とうまから私へのハロウィンスゥイーツではないかも」

 

上条「いやでもアレ以外用意してないし…」

 

インデックス「えー」ガチ☆ガチ☆

 

上条「噛みつきたいなら噛みついてもいいけどないもんはないからな?」

 

インデックス「じゃあ…」

 

インデックス「こういうイタズラは <ピムプォム♪

 

上条「……」

 

インデックス「……」

 

インデックス「あ、私の事はいいから出てあげて、どうぞ」

 

上条「あ、はいッス」

 

 

ガチャ、

 

上条「はいはーい?どちらさん…」

 

食蜂「やっはろ☆」

 

上条「………」

 

上条「えー…………と、」

 

上条「あー…………」

 

食蜂「……」ニコニコ

 

上条「ごめん、誰?」

 

食蜂「ん?そぉねぇ、」

 

食蜂「かつてあなたに助けられた女の子の一人。そんな風にでも思ってくれれば結構よぉ☆」

 

上条「……どこか、で、いや……うーん?会った…とは、思うんだけど」

 

上条「んん…?」

 

食蜂「あはは、いいのよぉ?それで。私とあなたの関係力は正解なのよぉ?」ニコ

 

インデックス「? とうまが"また"なのは別にして…とうまがあなたの事を覚えてないのに理由があるの?」

 

食蜂「あなたは?」

 

インデックス「えーと…私もあなたと同じ、かな」

 

食蜂「そう」クス

 

 

食蜂「いや待って待って?なんでこの人の家に自分んち感覚力でいる感じなのよぉ?」

 

インデックス「…」メソラシ

 

食蜂「ちょっと見過ごせないかなぁって」

 

インデックス「色々事情があって…できれば触れないで欲しいんだよ」

 

食蜂「何なのそれぇ?!」

 

上条「あのー」

 

食蜂「何か?!」キッ

 

上条「いや…どこの誰かは知らねーけど何しに来たの?」

 

食蜂「え?ああ」

 

食蜂「ハロウィンパーティーイベントの協力ありがとうって」

 

上条「ああ。いいよそんくらい」

 

食蜂「―――という、会いにくる口実力を作るためにハロウィンパーティー企画したの」

 

上条「……え?」

 

食蜂「…あのね、本当は私達最近頻繁に会ってたのよぉ?」

 

上条「え?」

 

インデックス「? …ああ、最近とうまが『イベント主催者と話してくる』って出掛けてたのって」

 

食蜂「そ。私」

 

食蜂「あなたは昔、とある事件で私に関する事だけをピンポイントで思い出せなくなったのよ。だから……」

 

上条「……」

 

上条「…あ、そういえばそうだったな。ごめんな、食蜂」

 

食蜂「………」

 

食蜂「………………え?」

 

上条「やー悪い悪い。なんかこう、思い出せなかったけど今思い出したわ」

 

上条「蜜蟻ん時にも会ってたな、俺たち」

 

食蜂「は、……?え、え……?」

 

上条「いやー、なんで思い出せなかったんだろーな?ボケたか?」

 

食蜂「………え?」ポロポロポロポロ…

 

 

――――昔、『上条当麻』がとある事件にあった時。ある医者は言った。

 

『これは記憶の破損というより呼び出し経路の破損といった方に近いね?』

 

『この少年は、君の事を話していても、それを思い出す事が出来ない』

 

『人の顔や名前を格納する部分で、君の枠だけ物理的に潰れているのに近い』

『きっと、君の能力でももうどうにもならないんじゃないかな?』

 

 

―――それは、本当に偶然だった。馬鹿馬鹿しい程に。

 

色々な現実や世界、常識や人を舐め腐っているとしか思えぬ程に。

 

 

一方『死ね』ニタァアア…!

 

上条『不幸だ』

 

 

あの時。

 

 

一方通行のベクトル操作能力が展開された、

 

『死なない程度に絶妙な痛さを与えるベクトル』

 

と設定された拳を上条当麻は服数回頭部に受けた。

 

『人の顔や名前を格納する部分で、君の枠だけ物理的に潰れているのに近い』

 

ならば。

 

もし、物理的に、脳を壊さずに、ピンポイントに。

 

絶妙な力加減で、

 

へこんだり歪んだりした金属を叩いて形を戻すように、

 

その破損した呼び出し経路……"枠"を、叩いたら?

 

 

―――もしそれが。たまたま奇跡的に元の形に修繕される形となったならば。

 

食蜂「あ――――あ、ああ……――」

 

上条「? 何泣いてんだよ、"食蜂"」

 

 

打ち止め「楽しかったねーって、ミサカはミサカは同意を求めてみたり」テクテク

 

一方「あァそォかよ。まァあの野郎をボコッた時は楽しかったが」カツッカツッ

 

打ち止め「帰ったらヨミカワとヨシカワにも『Trick or treat.』しよーっと!ってミサカはミサカは更なる御菓子入手を企んでみたり!」

 

一方「あンま菓子ばっか食うなよ?」カツッカツッ

 

一方「太るし、飯は食えなくなる。それに虫歯になンぞ。健康に悪いしな」

 

打ち止め「ふーんだ!ちゃんと歯を磨くし食べすぎないから大丈夫だもん!ってミサカはミサカは御菓子禁止に抗ってみる!」

 

一方「そォかよ。ちゃンと計画的に食えよ」

 

打ち止め「うん!」

 

打ち止め「『アイテム』の人達は?」

 

一方「あいつらはあいつらでこの後何か予定があるンだとよ。先帰った」

 

打ち止め「ふぅん……あ、ねぇねぇ!」

 

一方「なンだ」

 

打ち止め「ハロウィンにも『クリスマスの奇跡』みたいな事ってないのかな?ってミサカはミサカは疑問提起してみたり」

 

一方「はン、あるワケねェだろ」

 

打ち止め「ううー!起きろ!起きろ!奇跡じゃなくていいから、不思議な事起きろーって、ミサカはミサカは神様に電波を飛ばしてみたりぃい!」

 

一方「そンなもンで非現実的な事が起こるなら、神様ってのは相当安っぽいヤツだな」

 

打ち止め「あ、じゃあじゃあ!ハロウィンだけに、ジャック・オー・ランタンにお願いしてみるとか?ってミサカはミサカは案を出してみたり」

 

一方「オマエな…ジャック・オー・ランタンがどンなヤツか知らないで言ってるだろ…」

 

打ち止め「うん!でもお願いしてみるの!って、ミサカはミサカは案外聞いてくれるかもと期待してみる!」

 

打ち止め「ジャックさん、ジャックさん。カボチャ頭のジャックさん。」

 

打ち止め「何か、誰かが楽しくなるような、嬉しくなるようなイタズラを誰かにしてください!」

 

一方「……はン」

 

一方(ちょォど俺は今カボチャ頭だし…何かイタズラでもして驚かすか?)

 

ジャック(一方)「…何すっかな」ニヤリ

 

打ち止め「ん?」

 

 

上条当麻食蜂操祈の事を記憶できるようになる、数秒前の会話。

 

 

 

 

打ち止め「あーそーぼ!ってミサカはミサカはアメリカンタックルを仕掛けてみたりー!」

 

一方「ウボェッ!?」つc□'・ビチャッ

 

打ち止め「」

 

一方「」ビッタビタ

 

一方「よォおおし!?"遊んで"やるよォ!!俺のコーヒータイム邪魔した罪は重ェぞオラァ!!?」

 

打ち止め「ご、ごめんなさーい!って、ミサカはミサカは猛ダッシュぅう!!」

 

一方「チッ。いいか、今度からは俺がコーヒー飲ンでる時に触れンな声かけンな」

 

打ち止め「えー声くらいはかけさせてって、ミサカはミサカは不満げに声を漏らしてみたり」

 

一方「…」ギロ

 

打ち止め「ひゃう」

 

一方「…ンで?何がしたかったンだ」

 

打ち止め「! 遊んでくれるの?ってミサカはミサカは目を輝かせてみたり!」

 

一方「まァ、暇だからな」プイ

 

打ち止め「うわーい!あのねあのね!」

 

打ち止め「お芋でハンコつくろ!って、ミサカはミサカはお誘いしてみたり!」

 

一方「食いもン粗末にすンのはな…消ゴムとかでいいだろォが」

 

打ち止め「やだ!さつまいもがいいの!って、ミサカはミサカはぷっぷくぷー!」

 

一方「へェへェ…」

 

打ち止め「あのね、ヨミカワのおかーさんが『畑でさつまいも採れたから』って!」

 

打ち止め「こーんなに送ってくれたんだよ!って、ミサカはミサカは両手で示してみたり!」

 

一方「ふゥン…」

 

一方「じゃあ用意すっから手伝え」ヨイショ

 

打ち止め「はーい!って、ミサカはミサカは元気よく了承してみたり!」

 

 

一方「いいか、 絶 対 に 。彫刻刀で怪我をすンな。いいな?」

 

打ち止め「了解であります!ってミサカはミサカは敬礼してみたり!」ビシッ!

一方「今回はなるべく危険じゃないよォに凸になるような削り方はしねェ」

 

一方「凹になるよォに上手に彫るぞ」

 

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは頷いてみる!」

 

一方「よし、最初にハンコの絵を描け。それを切った芋に下書きしてから削る」

 

打ち止め「ん!」

 

打ち止め「~♪」カキカキ

 

打ち止め「で~きたっ♪ってミサカはミサカは完成をお知らせしてみたり!」

一方「あン?ちょっと見せてみろ…あァダメだな」

 

打ち止め「えー!なーんでなんでー?ってミサカはミサカは憤ってみたり!」プクー!

 

一方「背景を書き込み過ぎだ。ついでに絵が細かいからこれじゃ線が潰れて彫れねェンだよ」

 

打ち止め「えー…」

 

一方「やっても構わねェがオマエが大変なだけだぞ。たぶンオマエじゃ彫れねェし」

 

打ち止め「ぶー。ってミサカはミサカはガッカリー」

 

 

打ち止め「でーきた!って、ミサカはミサカは完成絵を見せびらかしてみたりー」

 

一方「…まァこれならいいだろ。ンじゃ、彫るぞ」

 

打ち止め「うん!」

 

一方「おい、絶対怪我すンなよ?細心の注意を払えよ?」

 

打ち止め「うん」つ/

 

一方「大体オマエみたいな奴が調子こいて指の腹に刺したりしちまうンだよホント気を付けろ」

 

打ち止め「はーい」ホリホリ…

 

打ち止め「………」ホリホリホリホリ…

 

一方「さて、俺はコーヒーでも」

 

打ち止め「あれ?あなたはハンコ彫らないの?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

 

一方「面倒クセェからな」

 

打ち止め「えー!一緒にやろうよ!」

 

一方「別に彫りたいもンもねェし」

 

打ち止め「やーろーおーよーやーろーうーよーってミサカはミサカは袖をクイクイ引っ張ってみる!」

 

一方「オマっ、ちょっ!彫刻刀持ったまま暴れンな!危ない危ない危ない!」 

 

グサッ。

 

一方「あ」

 

打ち止め「あ」

 

 

一方通行の服<みごとな穴が

 

 

打ち止め「ご、ごめんなさい…!ってミサカは、ミサカは…」

 

一方「……」

 

一方「ハァ…ったく、」

 

打ち止め「ううっ…!ってミサカはミサカは目をギュッと瞑って身構えてみる…!」

 

一方「怪我、しなかったか」

 

打ち止め「え……うん」

 

一方「ならいい」ホッ

 

打ち止め「あ…」

 

一方「だから気をつけろって言っただろォが」コツン

 

打ち止め「…うん…」

 

一方「あァー…ほら、俺も一緒にやってやるから」

 

打ち止め「!」パァ

 

一方「彫刻刀は置いてから次の事やれ」

 

打ち止め「うん!」

 

一方「……」ホリホリ…

 

打ち止め「♪」ホリホリ…

 

一方「……」ホリホリ…

 

打ち止め「~♪」ホリホリ…

 

一方「……」ホリホリ…

 

打ち止め「ガーガガッガ♪ノイジー♪」ホリホリ…

 

一方「……」ホリホリ…

 

打ち止め「耳をふーさいっだっらー♪」ホリホリ…

 

一方「……」ホリホリ…

 

打ち止め「オマエ♪泣いていーるー♪」ホリホリ…

 

一方「……」ホリホリ…

 

打ち止め「声ーをー♪聞ィーたァー♪」ホリホリ…

 

打ち止め「でーきたっ♪ってミサカはミサカはうぇーい!」

 

一方「そォかよ」

 

打ち止め「じゃんじゃじゃーん!何とミサカがあなたにあすなろ抱きされてる絵です!」

 

一方「へェーそりゃまた使い所がなさそうだな」

 

打ち止め「いいの!ミサカが押したいとことか、お手伝いカードのハンコにしてもらうの!」

 

一方「お手伝いカード?」

 

打ち止め「うん!何かおうちの事でお手伝いするとね、ハンコもらえるの!」

打ち止め「それでね、いっぱいになると何かご褒美もらえるのだー!って、ミサカはミサカは制度システムを説明してみたり!」

 

一方「へェー」

 

打ち止め「あのね、今のとこはあと一個なんだよ?ってミサカはミサカは今までの頑張りを暗に示してみたり」

 

一方「そォか。精々頑張れ」ヒラヒラ

 

打ち止め「あなたはどんなハンコにしたの?って、ミサカはミサカは覗いてみたり!」ヒョコ

 

一方「ン」つ

 

打ち止め「……? ああ、あなたの本名ね、これ!ってミサカはミサカは推理してみる!」

 

一方「あァ。名前ハンコのがまだ使い道があるしな」

 

一方「…やっぱり使いどこがねェけどな」

 

 

打ち止め「じゃあ押してみるね?ってミサカはミサカはぺたぺた…」

 

打ち止め「えい!」ギュム。

 

打ち止め「! わーい!上手く押せたー♪ってミサカはミサカは作品が上手くできた事を喜んでみたり!」

 

一方「よかったな」

 

打ち止め「……」

 

打ち止め「!」

 

打ち止め「ねぇねぇ!後片付けはミサカやるよ!ってミサカはミサカは申し出てみる!」

 

一方「あン?…じゃあ好きにやれよ」

 

打ち止め「よいしょよいしょ!」

 

一方「コーヒーコーヒー…」

 

打ち止め「んしょんしょ!」

 

一方「うめェ」ズズー

 

打ち止め「ほりゃほりゃ!」

 

一方「最高だな」つc□~~

 

打ち止め「終わったぁああ!ってミサカはミサカは雄叫びをあげてみるーっ!」ウォー!

 

一方「お疲れェーす」ダラダラ

 

打ち止め「あ、じゃあ!」テテテ…

 

一方「?」

 

打ち止め「お手伝いしたから!ハンコちょーだい!ってミサカはミサカはカードを提示してあなたのお芋ハンコを求めてみたり!」

 

一方「あァ…そォいう事か」

 

一方「……」ペタペタ…

 

一方「おらよ」ギュム

 

打ち止め「! うわーい!ありがとう!」

 

打ち止め「ご褒美ご褒美♪って、ミサカはミサカはヨミカワの帰宅を心待ちにしてみたり!」

 

一方「どンなご褒美もらうつもりなンだよ」

 

打ち止め「うーん?何にしよっかな~?って、ミサカはミサカはあれこれ思案してみる!」

 

打ち止め「お菓子?服?迷っちゃう!って、ミサカはミサカは嬉しい悲鳴をあげてみたり!」イヤンイヤン!

 

一方「そりゃよかったな」ズズー…

 

 

打ち止め「あなたとお芋ハンコ作ってよかったーって、ミサカはミサカは微笑んでみたり!」

 

一方「そォか」ズズー…

 

打ち止め「ねぇねぇ!見て見てーって、ミサカはミサカはあなたに駆け寄ってみる!」

 

一方「あァ?」つC□~~

 

打ち止め「じゃんじゃじゃーん!って、ミサカはミサカはポッキー(ストロベリーチョコ)を目の前に突きだしてみたり!」

 

一方「あァはいはい。どォぞご勝手に味わってくださァい」

 

打ち止め「んもー!どんだけ興味ないのー?!って、ミサカはミサカはあなたの無関心さに呆れてみたり!」

 

一方「俺にくれンのか?なら遠慮するからオマエが食え」

 

打ち止め「一人で食べても美味しくないもん!って、ミサカはミサカはあなたの側に来た理由の一つを明かしてみる!」

 

一方「あァ?」

 

打ち止め「ポッキーゲームしよっ!って、ミサカはミサカは花丸笑顔でお誘いしてみる!」

 

一方「断る。オマエ俺がそンなくっだらねェ遊びする奴に見えンのか?」ズズ…

 

打ち止め「ミサカがお願いしたら仕方なくやってくれるかなーって。って、ミサカはミサカはあなたの厚意を期待してみたり」

 

一方「…」ハァ

 

一方「…一回だけだぞ」パク

 

打ち止め「! わーい!」

 

 

黄泉川(やんのかよ!)ビシッ

 

 

打ち止め「あむーっ!って、みひゃはわみひゃはわあにゃはのくひからでてるふぉっひーをふわえへみひゃり!」

 

一方「あンま喋ンな」

 

 

一方「…」ポリポリ

 

打ち止め「♪」ポリポリ

 

一方「…」ポリポリ

 

打ち止め「ふふ」ポリポリ

 

打ち止め(うわー…顔が近い…////って、ミサカはミサカはドキドキしてきた事を心の中で実況してみたり)

 

一方「…」ポリポリ

 

打ち止め「////」ポリポリ

 

一方「…」ポ、リ。

 

打ち止め(ちゅー?このままちゅーしちゃうのー?!ってミサカはミサカはドッキドキー!////)

 

一方(…これ、どこでどォ止めればいいンだ?)

 

打ち止め(このままこーい!きーて!きーて!って、ミサカはミサカはちゅーを期待してみたり!)

 

一方(…自分から折ったら負けなンだよなァ、確か)

 

一方「……」

 

一方「…」コチョコチョコチョコチョ

 

打ち止め「ぷひゃ?!あはははっ、やめ、あははは?!」

 

ポキッ。

 

打ち止め「」

 

一方「はァい、オマエの負けェー」ゴロリ

 

打ち止め「」

 

一方「まァオマエが俺に勝負挑むなンざ100年早かったンだよ」ドヤ!

 

打ち止め「このゲーム勝ち負け競うやつじゃないよ?!って、ミサカはミサカはまさかの仕打ちに納得いかないよぉおお!?」

 

一方「あァ?じゃあ何がどォするゲームなンだよ」

 

打ち止め「え?!えーとえーとって、ミサカはミサカは説明するには羞恥を覚える故に言い澱んでみる」

 

打ち止め「////」モジモジ

 

一方「はァ」

 

番外「ギャハハ☆いーじゃんいーじゃん?ちゅーしちゃえばー?」

 

一方「はァ?なンで」

 

番外「おチビもそれ望んででしょーに。あーあー、第一位様はアイスハートさも第一位って?ヒッドーイ☆」

 

一方「俺がコイツにキスしたらそれこそ問題だろォが」

 

番外「ま、ねー?まあ?見た目的に不味いよねー」

 

番外「…じゃあ、ミサカとヤるかい?」グイ

一方「あァ?オマエは実質0才で尚更ヤベェだろォが」

 

番外「まあまあ。事故事故☆しょーがないんだからさぁ?」ノシ

 

一方「それもう故意じゃねェか。つゥか上に乗ってくンなボケ」ペチ

 

番外「は?恋じゃないし!?」

 

一方「あァ?故意だろ。わざとだったら」

 

番外「バっカじゃねーの!ちょっと迫られたくらいで恋とかマジキモい!マジ童貞!」

 

一方「いや童貞関係ねェだろ…意味わかンねェし、気持ちの問題なンだからよ」

 

番外「気持ちって…」

 

打ち止め「言っとくけど今一番すごい勘違いしてるのはあなただからねって、ミサカはミサカはジト目で末の妹を見つめてみたり」

 

ギャーギャー

 

黄泉川(指導はしなくて済みそうじゃん)ホッ

 

芳川「ポッキーゲームねぇ…最後にやったのいつかしらね?」

 

黄泉川「私はやった事ねーじゃんよ」

 

芳川「あらそうなの?」

 

黄泉川「桔梗は?」

 

芳川「私もないわ?」

 

黄泉川「…なら、さも『やった事あります』みたいに言うのやめるじゃんよ」

芳川「んー…じゃあこれを期にやってみようかしら?」

 

黄泉川「え?」

 

芳川「一方通行?なら私とポッキーゲームやらない?」パク

 

黄泉川「お前は子供相手に何しようとしてんじゃんよ!」ペチ

 

 

〓〓公園〓〓

 

打ち止め「あ、アリさんだ!ってミサカはミサカは駆け寄ってみる!」

 

芳川「この科学の街では確かにちょっと珍しいかもね」クスクス

 

蟻<ハコベエ☆ハコブノヨオ!スマフォデアヤツラレタイノオ?

 

打ち止め「こんな小さな体で自分より大きいものを運ぶなんてすごいよねーって、ミサカはミサカはテンプレ染みた感想を述べてみたり」

 

芳川「ふふ、そうね」

 

芳川「あ、打ち止め。こんな話は知ってる?」

 

打ち止め「?」

 

芳川「実はね?一つの巣穴の働き蟻達の内、約20%は働かないのよ」

 

打ち止め「へー」

 

芳川「ちなみに、これは全く別の巣穴から連れてきた蟻を混ぜても同じ比率になるのよ?あと蜂にも似た話があるの」

 

打ち止め「へー…」

 

打ち止め「じゃあ芳川はその20%だから働かないのねって、ミサカはミサカは真顔で言ってみる」

 

芳川「やめて」

 

サツマイモ<コンモリ

 

一方「…まだ消費しきれてねェのかよ」

 

打ち止め「いっぱい送ってくれたからねぇ?ってミサカはミサカは未だ段ボール一箱分のおイモを見つめてみたり」

 

一方「お裾分けって事でダチと食うか」

 

打ち止め「え、あなたが友達…?」

 

一方「…」チョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「やめてやめて」

 

一方「なンだなンだよなンなンですかァ?俺に友達居たらおかしいですかァ?」チョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「いやそうじゃなくて」

 

一方「『え?いつもボッチでいるけど…友達、居た…の?大丈夫?幻想じゃないよね?脳内じゃないよね?』」

 

一方「――って事ですかァ?」チョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「あなた実はそれ気にしてたのねってミサカはミサカはあなたのデリケート部分に触れてしまった事を悔やんでみる」

 

一方「別に気にしてねェよ」

 

打ち止め「………」

 

打ち止め「というかミサカは『あなたが友達だと認めてる人が居た』って事に驚いたんだけどって、ミサカはミサカは言い方が悪かったなぁって」

 

一方「紛らわしい言い方してンじゃねェ」チョップチョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「…いつになくムキになりすぎじゃない?ってミサカはミサカはあなたの連続チョップがそろそろキツい」

 

一方「うるせェ。いいから呼ぶぞ」つ携帯

 

一方「オマエは誰か呼びてェ奴いねェのか」

 

打ち止め「え?うーん…あ、じゃあねじゃあね?って、ミサカはミサカは候補をあなたに伝える前置きをしてみる」

 

一方「アイテムの金髪と銀髪か」

 

打ち止め「うん!仲良しなの!お願い!ってミサカはミサカはじゃ、お友だち呼んでくれるかなー!?」

 

一方「俺が『いいともォ!』と言うとでも思ったか?自分でやれ、自分で」

 

打ち止め「えー」ぶー

 

一方「俺が金髪と銀髪口リに直接『一緒におイモ食べませンかァ?』とかキモいだろォが」

 

打ち止め「……」コクン

 

一方「わかったらさっさと電話しろ。俺は俺で呼ぶ」

 

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカはミサカのお子さまケータイを取り出してピ、ポ、パ!」

 

一方「―――というわけなンだが」

 

麦野『あー…ごめん。今ダイエット中だし…』

 

一方「オマエ別にそンなデヴじゃねェだろ。充分痩せてるし綺麗だろォが」

 

麦野『そ、そう?』

 

一方「あァ、だから来い」

 

麦野『…いや、やっぱやめとくわ』

 

一方「あァ?なンでだよ」

 

 

麦野『今滝壺が私の腹つまんだ』

 

一方「…ダイエット、頑張れよ」

 

 

一方「―――と言うわけなンだが」

 

白垣根『すみません。ちょっと今回はパスします』

 

一方「あァ?なンでだよ」

 

白垣根『いえね、しばらくの期間未元物質個体全員のメンテをするんですよ』

白垣根『個体は増やせませんし、システムチェックやフレメア達の警護個体ですら持ち場を外れるくらいですから』

 

一方「一体くらい来ればいいだろォが」

 

白垣根『すみません、メンテ参加は"全員"なので』

 

一方「そォかよ」

 

 

一方「―――と言うわけなンだが」

 

上条『あー悪い!俺ちょっと今からイギリス行かなきゃ行けなくてさ』

 

一方「…オマエのとこのシスターは」

 

上条『インデックス?いやインデックスも連れて行くから…』

 

一方「オマエ、また何かいらン事に首突っ込ンでンのか」

 

上条『まあそんな感じ』

 

一方「そォか。死ぬなよ?借りが返せなくなる」

 

上条『はいはい』

 

一方「あとなンか土産買ってこい」

 

上条『買えたらな』

 

 

一方「ふー……」

 

打ち止め「………」

 

打ち止め「ひょっとして…全滅?って、ミサカはミサカはうなだれたあなたの反応から推察してみたり」

 

一方「……」

 

一方「…」チョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「うんわかったごめんなさいだからチョップやめてってミサカはミサカはローテンションなあなたにお願いしてみる」

 

一方「…いや、まだダチはいたな」

 

打ち止め「一縷の望みとプライドをかけるのね!って、ミサカはミサカは希望を見いだしたあなたを内心応援してみたり!」

 

一方「一縷じゃねェ。俺はダチはいっぱいいるからまだ5人も候補いるから」 

 

一方「―――というわけなンだが」

 

浜面『あー悪い。俺今から絹旗と映画付き合ったあとに飯食って一緒に寝てやらなきゃいけないんだ』

 

浜面『前から約束してたんだけど、あいつその時「私にも超かまってください…!」って泣きながら約束求めてきたし…』

 

浜面『しかもその数時間後に黒夜と一日遊んでやらなきゃいけなくて。』

 

浜面『黒夜の奴も「私だって…浜ちゃんと一緒にいてぇよ…!」って震え声してたし…』

 

浜面『その後は麦野のダイエットの手伝い、「手伝わなかったら…殺す」、その後でようやく滝壺と前から約束してたデートができるから…』

 

 

浜面『悪い、ちょっと』

 

一方「オマエが今死ぬ程大変な事になってンのはわかった」

 

 

一方「―――というわけなンだが」

 

エステル『すまない。私は今入院していて…固形物接種はちょっと』

 

一方「何があったンだオマエ」

 

エステル『いやDAの思想を継いだ奴等と戦闘して』

 

一方「そォか、お大事にィ」

 

 

一方「…もうあいつ等に賭けるしかねェのか」

 

一方「…」ピポパ

 

打ち止め「あ、フレメアとフロイラインは来てくれるって!って、ミサカはミサカは報告してみたり」

 

プルルルル、プルルルル。

 

一方「…」キリッ

 

打ち止め「誘うだけなんだからそんな真剣な顔にならなくてもって、ミサカはミサカは真顔のあなたを見つめてみたり」

 

 

〓〓公園〓〓

 

フレメア「にゃあ!」

 

フロイライン「どうも」

 

打ち止め「おーよく来たな!ってミサカはミサカは出迎えてみたり!」

 

一方「……」

 

 

ザッザッザッ。

 

一方「! よォ、遅かったな」

 

土御門「…なあ、今更なんだがオレ達は友達ではなかったよな?」

 

結標「ええ。グループ時代だってお互いがお互いを利用し合うビジネスパートナーだったし」

 

エツァリ「ですね。まあヒマでしたから来ましたけど」

 

一方「待てオマエ誰だ」ガシ

 

エツァリ「あ、海原です海原。今日は久しぶりに素顔晒してみました」

 

一方「ふゥン…そっちの方がいいと思うぞ」

 

エツァリ「おや、そうですか?」

 

エツァリ「にしても…やはり小さい御坂さんは可愛いですね」チラリ

 

一方「指一本でも触れたらミンチにすっから」

 

エツァリ「はいはい」

 

土御門「で、イモは?」

 

一方「そこだ」

 

土御門「どれ」ガサゴソ

 

土御門「…」

 

一方「何してンだよ」

 

土御門「いや…何か仕掛けられてる可能性が」

 

一方「ねェよ」

 

 

結標「にしても意外ね?」

 

一方「何がだ?」

 

結標「あなたが私達を友達にカウントしてたのが」

 

一方「…知人から友人にランクアップすンのはいつだってそいつの存在が"必要"になった時だろ」

 

結標「へぇ?いつから必要になったのかしら?暗部抗争の時?」

 

一方「さァな」

 

一方(ついさっき、しかも理由が『呼ぶ友達がいねェから』とは口が裂けても言えねェ)

 

打ち止め「ねぇねぇ!集まったけどどうすればいいの?って、ミサカはミサカはあなたに尋ねてみたり」

 

一方「まずはその辺に落ちてる落ち葉拾ってこい」

 

打ち止め「うん!わかった!ってミサカはミサカは行くぜ皆!」

 

フレメア「にゃあー!」ダッ!

 

フロイライン「はい」ダッ

 

エツァリ「では自分は火床を作ります」

 

土御門「オレは濡れ新聞紙とホイルで芋を包んでく」

 

結標「じゃあ私は他に必要な荷物下ろしてくるわね」

 

一方「俺は…」

 

土御門「やる事なかったらオレと新聞紙包みやるか?」

 

一方「そォするわ」

 

土御門「……」ツツミツツミ

 

一方「…」ツツミツツミ

 

土御門「最近は何してる?」

 

一方「大して変わらねェよ。たまにクソガキの相手してるぐらいだ」

 

土御門「そうか」

 

一方「オマエは?」

 

土御門「色々だな。最近また死にかけた」

 

一方「死ぬなよ?」

 

土御門「努力はしてるさ」

 

一方「そォかよ」

 

エツァリ「焚き火をするためには土を山盛りにしてならし、添え木を『日』の字状に組んでおきます」

 

エツァリ「この部分全体は水をかけ、湿り気をもたせます」バシャ

 

エツァリ「『日』の字状にくんだ木の内側を少し掘っておきます」

 

エツァリ「こうすることで空気が入りやすく燃えやすくなるんですよ」

 

 

エツァリ「…自分は誰に説明してるんでしょうか」

 

 

結標「椅子と、テーブル」ヒュン、ヒュン!

 

結標「バターやら何やら」ヒュンヒュン

 

結標「飲み物各種に、紙コップ」ヒュンヒュンヒュン

 

結標「サツマイモ段ボール一箱分」ヒュン

 

 

結標「…将来は引っ越し屋になった方がいいかしら?」ヒュン

 

 

打ち止め「おちばーおちばー♪ってミサカはミサカは大量の落ち葉を抱えて運んでみる!」

 

フレメア「にゃあ!大体、どっちがいっぱい運べるか勝負だ!」

 

打ち止め「よーし負けないぞ!って、ミサカはミサカはダーシュッ!」

 

フロイライン「私も参加します」ダッ

 

フレメア「にゃあにゃあ!大体、一位は私なのだー!」

 

打ち止め「いーや!ミサカだね!って、ミサカはミサカは落ち葉を更に抱えてみたり!」

 

フロイライン「私も負けません!」

 

「「「うぉおおおおお!!!」」」

 

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: 

 

結標「落ち葉もうまく盛れたわね」

 

打ち止め「頑張りました!って、ミサカはミサカは努力した事をアピールしてみる!」

 

結標「えらいわねー」ナデナデ

 

打ち止め「えへー」

 

フレメア「ず、ズルい!大体、私だって頑張ったし!にゃあ!」

 

フロイライン「私もです。私も撫でて貰えるはず!」

 

結標「はいはい」ナデナデ

 

 

土御門「じゃあ、オレが火をつけるから離れてろよ?」

 

一方「おォ」カツッカツッカツッカツッ

 

エツァリ「はい!」ダッ

 

土御門「いやお前らは手伝え」ガシ

 

一方「おいおい…土御門?俺だって火は恐ェンだぜ?」

 

エツァリ「ええ!フェミニストは結構ですが自分達なら燃えてもいいというのは納得できません!」

 

土御門「うるせぇヘタレども!食いたきゃさっさと芋を入れるの手伝え!」ウガー!

 

一方エツァリ「「へーへー」」シブシブ

 

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: 

 

打ち止め「おいもまだかなーって、ミサカはミサカは焚き火を見つめてみたり」

 

一方「そンなすぐには焼けねェよ。しばらくはゆっくりするぞ」

 

打ち止め「どれくらい?」

 

一方「少なくとも一時間だな。芋自体は30分程で焼けるが美味くするなら少し蒸さなきゃいけねェ」

 

打ち止め「へー」

 

土御門「コーヒー淹れたぞ」

 

一方「さっすが土御門ォ」カツッカツッカツッカツッ

 

打ち止め「ああん!待ってよぉ!なんであなたはコーヒーの事になるとそんなに行動早いの?ってミサカはミサカは慌てて追いかけてみたりぃ!」

 

一方「コーヒー美味ェ」ズズー

 

土御門「そりゃよかった」

 

エツァリ「あ、自分は砂糖とミルクください」

 

結標「はい」ヒュン

 

エツァリ「…」ドポドポドポドポドポドポドポ

 

結標「…入れすぎじゃない?」

 

エツァリ「甘くしなかったらコーヒーは苦くて不味くはありませんか?」ニッコリ

 

結標「わからなくはないけど限度ってあると思うの」フルフル

 

フレメア「にゃあ、大体コーヒー牛乳が一番なのだ」コクコク。

 

フロイライン「同意します」コクコク。

 

打ち止め「ね。って、ミサカはミサカは激しく同意しながら飲んでみる」コクコク。

 

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: 

: 

 

土御門「…」ゴソゴソ

 

土御門「よし、焼けたぞ」

 

打ち止め「やったー!早く食べたーい!って、ミサカはミサカはテンションアーップ!」ピョン

 

フレメア「にゃあー!」ピョン

 

フロイライン「わー」ピョン

 

 

結標「……」

 

一方「今、『ああ、これが小さい男の子だったらな』って」

 

結標「思ってないから!」

 

一方「手ェ出したら殺す」

 

結標「出さないわよ」

 

土御門「オレが芋を出してくから全員受けとれ。」

 

土御門「小さい彼女らは芋2つずつ、オレ達は3個ずつだ」

 

一方「待て、俺はそンなに食えねェ」

 

土御門「…じゃあオレが食うよ」

 

エツァリ「逆に自分はもっと食べたいです!」

 

土御門「わかった」

 

結標「私は1個半でいいわ」

 

土御門「わかった」

 

 

打ち止め「楽しみだなーって、ミサカはミサカは心待ちにしてみたり」

 

フロイライン「ええ。どんな味がするのか楽しみです」

 

 

土御門「全員行き渡ったな?バターとマーガリンとハチミツ、ピーナッツバターがあるから好みでつけろ」

 

打ち止め「はーい!って、ミサカはミサカは早速ペタペタ!」ペタペタ

 

フレメア「にゃあー」ペタペタ

 

フロイライン「いい匂いがします」ペタペタ

 

エツァリ「…」ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ

 

結標「だからつけすぎよ」

 

エツァリ「例え邪道でも健康に悪くても自分が一番美味しいと思う食べ方が正義」

 

エツァリ「そうは思いませんか?」ニッコリ

 

結標「あんた絶対早死にするわね」

 

一方「コーヒーに浸してみた」

 

土御門「舞夏特製ピーナッツバターをのたくった」

 

 

「「いっただっきまーす!」」

 

 

結標「あなた達の辞書に『健康に気を使う』って言葉はないの…?」

 

 

打ち止め「はぷはぷ…」

 

一方「美味いか」

 

打ち止め「うん!甘くて美味し~い!って、ミサカはミサカは感想を述べてみる!」

 

一方「そォか」

 

打ち止め「あなたはどう?って、ミサカはミサカはあなたも楽しめてるか気にかけてみる!」

 

一方「……」

 

一方「あァ、美味い」

 

打ち止め「よかった!」ニッコリ!

 

 

エツァリ「もう一個いいですか?」

 

土御門「お前どんだけ食うんだよ…構わないが」

 

結標「焼きいもとはやっぱり牛乳が一番合うわねー」モキュモキュ

 

フロイライン「あむあむあむあむあむあむあむあむ」

 

フレメア「にゃあ?!ちょっ…大体食べすぎだ!にゃあ!」

 

 

打ち止め「ふふっ!」

 

一方「?」

 

打ち止め「皆で食べると更に美味しいっていうのは本当なのねって、ミサカはミサカはあなたにも同意を求めてみたり!」

 

一方「そォだな」モグ

 

 

 

 

打ち止め「あーそーぼー!って、ミサカはミサカはくるりくるりら回ってあなたを誘ってみる!」クルクル

 

一方「パス」ゴロリ

 

打ち止め「いえーい!まさかの2文字でお断りーい!ってミサカはミサカはこんちくしょー!」バタッ

 

一方「つゥかよォ、オマエは俺と何をそンなに遊びてェンだよ」

 

打ち止め「! 遊んでくれる?」ガバッ

 

一方「内容次第だ」

 

打ち止め「あのねあのねっ!」

 

打ち止め「ミサカと折り紙しよっ!って、ミサカはミサカは折り紙を懐から取り出してみる!」

 

一方「折り紙て」

 

一方「…まァ、折り紙くれェなら」

 

打ち止め「ホント?わーい!って、ミサカはミサカは両腕をふって喜びを表現してみたり!」

 

一方「でもよォ、折り紙ってどうやって遊ぶンだ?俺は知らねェぞ」

 

打ち止め「一緒に折りっこして、それで見せ合うの!って、ミサカはミサカはただそれだけでも楽しいという事を暗に伝えてみたり!」

 

一方「ふゥン…」

 

一方「でも折り紙ってオマエの持ってるそれだけか?」

 

打ち止め「え?うん。ミサカが一応新しく買ってもらった一色につき3枚ずつ入ってるやつなんだけどって、ミサカはミサカは視線を折り紙に落としてみる」

 

一方「足りねェな」

 

打ち止め「?」

 

一方「量が足りねェンだよ。第一位に折り紙やらせるならよォ?スゲェのを作るに決まってンだろ」

 

一方「ン万円くらいにはなるような作品にな」ニヤリ

 

打ち止め「えっと、あの、ミサカはそんなすごいのじゃなくても二人で折れたらそれでよかったんだけどなって、ミサカはミサカはあなたの予想外のやる気に驚いてみたり」

 

一方「ちょっと折り紙買ってくるから留守番してろ」

 

打ち止め「普通なら絶対聞けないレア台詞にミサカはミサカはちょっと笑ってみたりぶふぅ」

 

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: 

: 

 

一方「買ってきた」ドッサリ

 

打ち止め「こ、こんなに?って、ミサカはミサカはあなたが何を作ろうとしてるのか気になってみたり」

 

一方「楽しみにしてろ」

 

打ち止め「…ん?なんか買ってきた折り紙の色、偏ってない?ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」

 

一方「一色を多く使うからな」

 

打ち止め「むむぅ。中々に謎だらけ!あなたが何を作るのか名探偵ミサカは推理してみたり!」

 

一方「ハッ、当てれるもンなら当てみろ」

 

 

一方「……」オリオリ

 

打ち止め「…」オリオリ

 

一方「オマエは何を折るンだ」

 

打ち止め「ん?ナイショー。当ててみて?って、ミサカはミサカはにっしっしぃ!」

 

一方「その折り方パターン…やっこさンか」

 

打ち止め「あーん!すぐ当てちゃうのはなしぃ!って、ミサカはミサカはクイズのしがいがかない!」

 

 

一方「…」オリオリオリオリオリ

 

一方「ン」

 

一方「…」オリオリオリオリオリ…

 

一方「ン」

 

打ち止め「次々何かのパーツを作ってる…?」

 

一方「オマエはできたのか?」

 

打ち止め「あ、今やってる!やってるの!って、ミサカはミサカは慌てて折り進めてみたり!」

 

一方「…」オリオリオリオリ…

 

打ち止め「…」オリオリ

 

打ち止め「でーきたっ♪」

 

打ち止め「みてみて!やっこさんー♪って、ミサカはミサカは見せびらかしてみる!」

 

一方「そォだな、やっこさンだな」オリオリオリ

 

打ち止め「……」

 

一方「……」オリオリオリオリオリオリ

 

打ち止め「もうちょっと!もうちょっと反応!って、ミサカはミサカはもっと褒めてほしい事を伝えてみる!」

 

一方「……」エー

 

一方「よく頑張りましたァ偉い偉ーい」オリオリオリオリ

 

打ち止め「投げやりぃいい!ってミサカはミサカは納得できなーい!」ジタバタジタバタ

 

一方「面倒なやつだな、何をそんなにご所望なンだよ」オリオリオリオリオリ

 

打ち止め「え?えっとー…」

 

打ち止め「もっとこう、『へェーよく出来てンなァ?』とか…」

 

打ち止め「『打ち止めに似て可愛らしいぜェ』とか?」

 

打ち止め「言ってほしいなぁーって、ミサカはミサカは期待してみたり」

 

一方「……」オリオリオリオリ

 

打ち止め「聞いて!ミサカの話を聞いてー!って、ミサカはミサカはあなたにスリスリしてみるー!」

 

一方「あァ?!邪魔すンじゃねェ!」

 

打ち止め「うー…って、ミサカはミサカは寂しさのあまりに瞳をうるうるさせてみる…」

 

一方「…ったく」

 

一方「じゃああれだ、一緒に『手裏剣』折るぞ」

 

打ち止め「え?」

 

一方「『手裏剣』は折り紙を二枚使う」

 

一方「俺とオマエで一枚づつ折って、合体させンだよ」

 

一方「そしたらオマエも楽しめンだろ」

 

打ち止め「!」

 

打ち止め「でも…いいの?ってミサカはミサカはあなたが折ってた大作の作りかけをチラ見してみたり」

 

一方「…面倒臭くなっちまったンだよ。またいつか気が向いたら折る」

 

一方「ほら、折り方教えてやるから好きな色の折り紙出せ」

 

打ち止め「!」パァッ…!

 

打ち止め「うんっ!」

 

 

一方「ここをこォやって…折り目をつけて目印にする」

 

打ち止め「こう?って、ミサカはミサカはあなたの真似して折り目をつけてみる」

 

一方「そォだ。で、俺の方だと右側はこう折って、左はこう折る」

 

一方「だがオマエの奴はこれと反対に折らなきゃならねェ」

 

打ち止め「てことは…って、ミサカはミサカは考えながら折ってみる」

 

一方「そォじゃねェ。裏のこの部分は三角形にならなきゃダメなンだよ」

 

打ち止め「?」

 

一方「こうだ、こう」

 

打ち止め「なるほど!って、ミサカはミサカは理解した事を伝えてみたり!」 

 

: 

: 

 

一方「出来たか?」

 

打ち止め「うん!」

 

一方「じゃあ次は組み合わせる。俺が折ったやつの上にオマエが作ったやつを乗せろ」

 

打ち止め「うん」

 

一方「で、三角形を折り曲げて…そォだ。ンでポケットに角を入れる」

 

打ち止め「こう?」

 

一方「ああ。後は裏返して、そっちも同じように折る」

 

一方「そしたら完成だ」

 

打ち止め「…」オリオリ…

 

打ち止め「できたーっ!って、ミサカはミサカはババーン!と完成品を掲げてみたりぃー!」

 

一方「よかったな」

 

打ち止め「ふふふ…!ミサカは今からくのいちになったのだ!って、ミサカはミサカは完成した手裏剣を構えてみる」

 

一方「言っとくが、それは絶対に人に向けて投げるなよ?意外と尖ってて固いから危なry

 

打ち止め「どりゃー!」ブンッ

 

 

プス。

 

 

一方「」

 

 

: 

: 

: 

 

一方「…ちょっと眼科行ってくる」カツッカツッ

 

打ち止め「ごめんなさい…って、ミサカはミサカは…軽率な行動を謝罪してみる」

 

一方「もうやンなよ」

 

打ち止め「…うん」

 

一方「…」カツッ、カツッ…

 

打ち止め「あの、ミサカもついていこうか?ってミサカはミサカは足元をふらつかせるあなたを心配してみたり」

 

一方「いい。家で大人しくしてろ」

 

 

バタン

 

 

打ち止め「……」

 

 

: 

: 

: 

 

一方「…眼帯つけると一気に視界悪くなりやがるな」

 

ぽつり、ポツポツ…

 

一方「あン?」

 

ザ――――――――

 

一方「チッ…最悪だな」

 

 

一方「"反射"と飛行で帰、」

 

打ち止め(カッパ)「…あっ」

 

一方「ン」

 

打ち止め「えっと…もうすぐ雨降るってテレビでやってたから傘持ってきたのって、ミサカはミサカはあなたの傘を手渡してみる」

 

一方「…悪ィな、わざわざ」

 

 

バッチャバッチャ。

 

 

一方「おい、なンで自分の傘使わねェンだよ」

 

打ち止め「え?えっと…」

 

一方「別に構わねェが」

 

打ち止め「ありがとう」

 

一方「…もォ少しこっちに寄れ。濡れちまうだろ」

 

打ち止め「いいの?ってミサカはミサカはあなたの方に近づいてみる」

 

一方「あァ」

 

 

一方「…」バチャバチャ

 

打ち止め「…」バチャバチャ

 

 

打ち止め「目、大丈夫?ってミサカはミサカは気にしてみたり」

 

一方「問題ねェ。失明や視力低下までいかなかったしな」

 

打ち止め「そう。よかったって、ミサカはミサカは一安心」ホッ

 

打ち止め「ねぇ」

 

一方「なンだ」

 

打ち止め「ごめんなさい。って、ミサカはミサカは改めて謝ってみる」

 

一方「もォいい。そンな気にするな。これくれェ大した事ねェよ」

 

 

一方「…帰り、プリンでも買ってくか」

 

打ち止め「!」

 

: 

: 

: 

 

「ありゃとりゃしたー」

 

打ち止め「あ、雨止んだねって、ミサカはミサカは帰りが楽になる事を喜んでみたり」

 

一方「そォだな」

 

打ち止め「…」

 

一方「おら、ボーッとしてンじゃねェよ。行くぞ」テギュ

 

打ち止め「!」

 

一方「…帰ったらまた何か違うのを教えてやる」

 

打ち止め「ホント?って、ミサカはミサカはあなたに手を引かれながら笑顔で聞き返してみたり!」

 

 

 

打ち止め「ねぇねぇ!今ひま?って、ミサカはミサカは問いかけてみる」

 

一方「生憎ひまじゃねェな」

 

打ち止め「おこたでこたつむりになってるのに?って、ミサカはミサカは矛盾した言動不一致さに疑問を持ってみる」

 

一方「見てわかンねェのか?寒ィンだよ」

 

一方「オマエが具体的に何の誘いで俺に声かけてきたかくらいわかってンだよ」

 

一方「昨日の天候は大雪。そして現段階で積もってやがる」

 

一方「学園都市は排雪機構に優れちゃいるが、あえて積もらせるとこもある」

 

一方「ウチの前とかなァ。そンでオマエの格好は対雪遊び用だ」

 

一方「すなわち。オマエは今雪遊びに俺を誘おうとしてるだろ」

 

打ち止め「すごーい!当たった!あなたってエスパー?ってミサカはミサカはあなたの推理に脱帽してみたり!」

 

一方「いやエスパーといやエスパーだが」

 

 

打ち止め「ねぇーあーそーぼ!ってミサカはミサカはくいくい引っ張ってみる」

 

一方「面倒くせェンだよ」

 

打ち止め「10分だけ!10分だけでいいからぁー!って、ミサカはミサカはあなたの髪の毛引っ張ってみる!」

 

一方「いてっ!?いだだだだだ!やめろ!わかった!行ってやる!だから放せ!」

 

打ち止め「ホント!?」キラキラ

 

一方「クソが…ハゲたらどうしてくれンだ」シブシブ

 

 

打ち止め「わー…一面銀世界!って、ミサカはミサカは感動を覚えてみる」

 

一方「チッ…早く満足しろよ」

 

打ち止め「雪合戦しよ!」

 

一方「俺、杖つき。な?そーいうのは友達と」

 

打ち止め「ていっ!」つ○

 

一方<バシャッ

 

一方「……」

 

打ち止め「どーしたー!ヘイへーイ!かかってこんかーい!って、ミサカはミサカは挑発してみたり!」

 

一方「………」

 

一方「…」カチ

 

一方「ふン!」ペタ

 

ボゴッ。

 

打ち止め「能力で積雪から巨大な雪塊を…だと!って、ミサカはミサカはオサレ先生風に」

 

一方「……」ニヤァアア!

 

打ち止め「って!ひょっとしてミサカは大ピンチぃいい?!ってミサカはミサカはぁああ!?」

 

一方「お仕置きだ。なァに、死にやしねェから安心しやがれ」ググッ…!

 

打ち止め「あ、よく考えたら演算ボッシュートするだけでいいのかって、ミサカはミサカはピッ」

 

 

一方「」グラッ

 

どしゃああああん!!!

 

打ち止め「あ」

 

打ち止め「あわわわわ!生き埋めになったぁああ!って、ミサカはミサカはパニック起こしてみる!」

 

打ち止め「はっ!そーだ演算再開!」ピッ

 

 

ボゴォオオオオン!!!

 

 

一方「ラァァああああストォォおおおオーダァァああああ……?」

 

打ち止め「イヤー!地獄から悪魔も蘇ったー!」

 

一方「『ごめンなさい』してケツを差し出しなァ?今ならペンペンだけで済ましてやるからよォ…!」

 

打ち止め「ボッシュート!」ピッ

 

一方「」

 

 

どしゃあああああん!!

 

 

打ち止め「あ」

 

: 

: 

: 

 

一方「……」チョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「はい…反省してます…ってミサカはミサカは正座でごめんなさいしてみたり」

 

一方「危ねェだろォが。調子こきすぎてその程度の危険予測すらできなかったのか?」チョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「はい…ごめんなさい…」

 

一方「…反省してるならもォいい。今度からは巨大な雪塊を頭上に掲げてる人の演算没収はするンじゃねェぞ」

 

打ち止め「…それ、あなたぐらいなんじゃ、」

 

一方「……」チョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョッフチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップ゚

 

打ち止め「はい…しません…ってミサカはミサカはちょっとそろそろ頭が痛いんでやめてほしかったり」

 

一方「よォし、普通にやンぞ普通にだ」

 

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは元気よくお返事!」

 

一方「まずは雪兎さンを作るぞォォー!」

 

打ち止め「おー!」

 

 

一方「雪をこうこねてだな、」コネコネ

 

打ち止め「みなさまご覧ください。第一位の貴重な雪兎作りの映像ですって、ミサカはミサカはレア映像を実況してみたり」

 

 

雪兎

 

打ち止め「わー!かっわいい!ってミサカはミサカはあなたの作品を愛でてみる!」

 

一方「チッ」

 

打ち止め「?」

 

一方「兎さンの目は赤くなきゃダメなンだよ…!だが今ここにはそういう素材がねェ…!」

 

打ち止め「あなた意外と凝り性よね?って、ミサカはミサカは悔しさにうち震えるあなたを見つめてみたり」

 

一方「仕方ねェ」ガブ

 

一方「俺の血で」ボタボタ

 

打ち止め「」

 

一方「完成だ」パァ…!

 

打ち止め「よかったねって、ミサカはミサカは嬉しそうなあなたに優しい笑顔を向けてみたり」

 

一方「次は雪ダルマさンだ」

 

打ち止め「あ!知ってる知ってる!転がして作るんでしょ!って、ミサカはミサカははしゃいでみたり!」

 

一方「あァ。土があるとこの雪は避けろよ?汚くなる」

 

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは雪塊をコロコロ転がしてみる!」

 

打ち止め「♪」コロコロ♪

 

一方「……」ウズウズ

 

打ち止め「ねぇねぇ、このくらい?ってミサカはミサカは出来映えを見せてみる」

 

一方「あァ…もうちょっと、じゃねェか?」

 

打ち止め「はーい!」

 

打ち止め「~♪」コロコロ

 

一方「…」ウズウズ

 

一方「……」

 

一方「…」カチ

 

打ち止め「?」

 

一方「俺が体の方を作るからオマエは頭を作れ」コロコロコロコロ

 

打ち止め「うん!あなたも一緒に作ってくれるなんて嬉しいな!って、ミサカはミサカは花丸笑顔!」

 

一方「チッ、早く帰りてェだけだ…」コロコロコロコロ

 

: 

: 

: 

 

打ち止め「できたーっ!って、ミサカはミサカはばんざいしてみたり!」

 

一方「俺もだ」

 

打ち止め「…わー綺麗な雪玉」

 

一方「計算づくで作ったからな」

 

打ち止め「そんじゃミサカの作った頭乗せよ?ってミサカはミサカは二人での完成を望んでみる」

 

一方「あァわかった」

 

通行止め「「せーの!!」」

 

通行止め「「よいしょー!」」

 

 

雪ダルマ<デン!

 

 

打ち止め「わーい!かんせー!って、ミサカはミサカは喜んでみるーっ!」

 

一方「…ふン」

 

打ち止め「あー手がちべたーい!ねぇ見てって、ミサカはミサカは真っ赤なお手手をあなたに見せてみる」

 

一方「よく擦って温めとけ。おら、行くぞ」カツッカツッ

 

打ち止め「? どこに?」

 

一方「コンビニだコンビニ」カツッカツッ

 

打ち止め「何か買うの?」

 

一方「…あったけェ缶コーヒー買いにいきてェだけだ」

 

打ち止め「ミサカもついていっていい?」

 

一方「好きにしろ」カツッカツッ

 

店員「いらっしゃいまセ」

 

一方「唐揚げくンひとつください」

 

店員「すみませン、今はきらしてまス」

 

一方「そォかよ」チッ

 

一方「じゃあ肉まン二つ」

 

店員「かしこまりましタ」

 

一方「…最近はコンビニでも淹れたてコーヒーがあンだよな…」

 

打ち止め「でもあんまりあなたは飲まないよね?って、ミサカはミサカは指摘してみたり」

 

一方「外ではパッと飲みたいし、どォせなら家かスタバでゆっくり飲みてェからな」

 

打ち止め「へぇー」

 

一方「ゆっくり飲めるスペースがある店舗もあるが…なンとなく長居はできねェし」

 

一方「そもそもコーヒーとは嗜好品だ。休むために飲むもンだ」

 

一方「コンビニで休まるか?コーヒー楽しめるか?」

 

一方「淹れたてコーヒーと飲むスペースを考えたのは偉い。実にな」

 

一方「ただ、もォちょっと頑張りとアイデアが必要なンじゃねェかと俺は一コンシューマーとして」

 

打ち止め「あ、うんもうそのへんで。って、ミサカはミサカは切ってみたり」

店員「助かりまス」

 

: 

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: 

 

<ありゃしター

 

一方「…おら、コンポタと肉まンだ」つ

 

打ち止め「ありがとー♪って、ミサカはミサカは受けとってみたり!」

 

一方「これで手を温めろ」

 

打ち止め「はーい!」

 

打ち止め「はむはむ!はむはむーっ!って、ミサカはミサカは肉まんを頬張ってみる!」

 

一方「…美味いか」

 

打ち止め「うん!」

 

一方「そォか」クピクピ

 

打ち止め「雪遊び楽しかった」

 

一方「そォかよ」クピクピクピクピ

 

一方「おら、早く部屋に帰ンぞ」

 

打ち止め「……」ジー

 

一方「…あン?」

 

打ち止め「雪兎さんだけでも部屋に連れて帰っていい?って、ミサカはミサカは何かを訴える子供の目を向けてみたり」

 

一方「好きにしろ。溶けても知らねェがな」カツッカツッ

 

打ち止め「!」

 

: 

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: 

 

芳川「―――それで打ち止めはベランダをじっと見てるわけね」クス

 

打ち止め「…」ジー

 

一方「雪兎さン溶けちまうからな」

 

黄泉川「雪兎さんて」ブフッ

 

一方「まァ打ち止めはいい。ただ予想外なのが」

 

打ち止め「…」ジー

 

番外「…」ジー

 

 

一方「オマエもかよ」

 

番外「何あれ?なんかミサカの何かをくすぐるんだけど」

 

打ち止め「ミサカのだからさわっちゃダメだからね?ってミサカはミサカは所有権を主張してみる」

 

番外「いーじゃんちょっとくらい」

 

打ち止め「ダメ!壊れちゃうかもしれないもん!ってミサカはミサカは肉壁ガード!」

 

番外「肉壁排除」ヒョイ

 

打ち止め「あー!ミサカを持ち上げるなー!って、ミサカはミサカはあっさり突破されて悔しがってみる!」

 

 

黄泉川「可愛いもんじゃん?」

 

芳川「私達はどこにあの純真さを置いてきてしまったのかしらね」

 

 

~翌日~

 

 

打ち止め「雪兎さん!」ガバッ

 

打ち止め「まだあるかな…って、ミサカはミサカは不安ながらも走ってベランダに行ってみる!」

 

打ち止め「……」ドキドキ

 

打ち止め「…」ソロー…

 

 

sagさぎ

 

 

打ち止め「……」

 

一方「ふァ……ン?」

 

打ち止め「……」ションボリ

 

一方(あァ、溶けちまったのか)

 

打ち止め「あ、おはよう…って、ミサカはミサカはダウナーに挨拶してみたり…」

 

一方「……」

 

打ち止め「雪兎さん、溶けちゃったのって、ミサカはミサカは伝えてみたり」

一方「あァ」

 

打ち止め「……」

 

一方「あー…、そォいう"寂しさ"を感じるのも雪遊びの内だ」

 

一方「オマエにそこまで思ってもらえたンなら、雪兎さンも逝った先で喜ンでンじゃねェのか」

 

打ち止め「そっかな…そうだといいなって、ミサカはミサカは希望的観測を抱いてみる」

 

一方「…ほら、まだ朝は寒いだろ。ちょっとオマエ湯たンぽ代わりになれ」

 

打ち止め「!」

 

打ち止め「ねぇそれって『一緒に寝よう』って事?って、ミサカはミサカは自室に戻るあなたについてってみる!」

 

一方「寒いからだ」カツッカツッ

 

 

<「ツゥカ、ユキダルマサンハイイノカヨ?」「ユキダルマサンはイイノ!ツヨイカラ!」

 

 

雪兎

 

雪兎<アリガトウ

 

 

 

打ち止め「ねぇねぇ!あーそーぼ!って、ミサカはミサカはお誘いしてみる!」

 

一方「構わねェが何やるンだ?」

 

打ち止め「…あれ?今日は珍しく乗り気?ってミサカはミサカはぱちくりしてみたり」

 

一方「別に…そンな気分だったってだけだ」

 

打ち止め「へー?」

 

一方「ンで?何やンだよ」

 

打ち止め「あのね!」

 

打ち止め「おままごとやろう!ってミサカはミサカは買ってもらったままごとセットを突きだしてみる!」

 

一方「悪ィ、今言った事は無しにしてくれねェか?」

 

打ち止め「ヨシカワがね?『打ち止めも人生で一回くらいはやっときなさい』って言ってたの!」

 

一方「あの野郎ホントマジでロクな事しねェな」

 

打ち止め「でねでね!ヨシカワがヨミカワに『買ってあげて』って頼んでくれたの!ってミサカはミサカは経緯を説明してみたり!」

 

一方「芳川(オマエ)が買わねェのかよ」

 

打ち止め「ミサカがお母さんね!で、あなたが子供ね!ってミサカはミサカは配役を設定してみる!」

 

一方「やらねェっつってンだろ。なんか違うのに」

 

打ち止め「お母さんになんて口を利くの!ってミサカはミサカはビンタしてみたり!」ぺしーん!

 

一方「もォ始まってンの?!」ゴハッ?!

 

打ち止め「起きなさい一方通行!ってミサカはミサカはぺしぺし!」

 

一方「今起床設定かよ…わかったわかったちょっと待て」

 

打ち止め「お母さんになんて口を」スッ

 

一方「すいまっせンしたァ!以後気をつけますゥ!」チッ

 

打ち止め「わかればいいの!って、ミサカはミサカは腰に手をあててうんうん頷いてみる!」

 

一方(くそ、面倒くせェのを始めちまったな)

 

打ち止め「ごはんをよく噛んで食べるのよって、ミサカはミサカはごはんを用意してみる!」つ

 

一方「あァ?なンだ?これ…納豆ご飯と味噌汁、焼き鮭の消ゴムか?」

 

打ち止め「見た目は消ゴムとかみたいだけどお菓子だよ!って、ミサカはミサカは説明してみる!」

 

一方「…あァ、知育菓子ってやつか」

 

打ち止め「召し上がれ!」ニコッ

 

一方「…」パク

 

一方「…」ムグムグ

 

打ち止め「美味し?ってミサカはミサカは掌を頬に、両肘を床につけて感想を求めてみる」

 

一方「あァ…美味い」

 

一方(くっそ甘ェ。しかも味自体がチープだから余計に苛つく…なンだこれ)モグモグ

 

打ち止め「さあ!学校に行きなさい!って、ミサカはミサカは背中を押してみる!」

 

一方「行かねェ。今更学校が俺に何を教えるっつゥンだよ」

 

打ち止め「今しかない青春の味とか?ってミサカはミサカは憶測で言ってみる」

 

一方「一人だけの特別教室でかァ?」

 

打ち止め「それなら誰かに関わりに行けばいいじゃないって、ミサカはミサカはぼっち脱却案を出してみる」

 

一方「面倒くせェ」

 

打ち止め「いーきーなーさーいー!って、ミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」

 

一方「行くっつったってよォ、具体的にはどォすりゃ"行った"って設定になるンだ?」

 

打ち止め「歩いていってそこの壁際で足踏み、壁の向こうで授業を受けた時の受け答えなんかをシュミレートしてくれれば」

 

一方「マジかよ…」チッ

 

一方「…」テクテク

 

一方「…」足踏み足踏み

 

一方「……」スッ…

 

 

「はよーっす。おォ土御門!元気かァ?」

 

「海原、またパンツ被ってンのか」

 

「やめろよ結標ェ!サラシは制服じゃねェ!」

 

「あれ麦野?オマエちょっと痩せたンじゃねェ?」

 

「垣根!オマエ実はいい奴だったンだなァ!」

 

「黄泉川先生!宿題増量は勘弁して欲しいじゃン!」

 

「ちょ、やめろよ上条!オマエまた俺に助け請う気だろ!」

 

 

打ち止め「……」

 

 

一方「学校終わったァただいまァ」

 

打ち止め「あなたの理想の学園生活がアレなのね…って、ミサカはミサカは現実化はしないあなたの願望に切なさを覚えてみる」

 

一方「うるせェ。別にそンなンじゃねェよ」

 

打ち止め「おかえり。今日は学校楽しかった?」

 

一方「おォ」

 

打ち止め「よかったわねーって、ミサカはミサカは微笑んでみる!」

 

一方「母ちゃン喉乾いたからコーヒー」

 

打ち止め「はいはい。仕方ないわねーってミサカはミサカはコーヒーを淹れにキッチンへGO!」

 

一方「……」

 

 

一方(…こォいう"普通"ってのは初めてだな)

 

: 

: 

: 

 

打ち止め「ほーらコーヒー淹れてきましたよって、ミサカはミサカは御盆からコーヒーをあなたの前においてみる」

 

一方「どォも」

 

打ち止め「たんとお飲み!」

 

一方「……」クピクピ

 

打ち止め「……」

 

一方「? どォした」

 

打ち止め「次の配役どうしよっかなってミサカはミサカは悩んでみたり」

 

一方「まだやンのかよ…」

 

: 

: 

: 

 

一方「ただいまァハニー」

 

打ち止め「おかえりなさいあなたっ!って、ミサカはミサカは出迎えてみたり!」

 

一方「…このハニー呼びやめねェか?」

 

打ち止め「だめ」

 

一方「ところでハニー、俺はコーヒー飲みたいンだが(棒)」

 

打ち止め「あなた?飲みすぎは体に毒よ?」

 

一方「うるせェ飲みてェもン飲ンで体に悪いわけがあるかァー(棒)」

 

打ち止め「あーん!やめて!暴力はやめてー!ってミサカはミサカはDVに抵抗してみたりー!」

 

一方「くらえー」コチョコチョコチョコチョ

 

打ち止め「あははは!あはっひひひっ!やーくすぐったいよー!って、ミサカはミサカはっ」

 

一方(なンなンだよこの台本…意味わかンねェ。理論のりの字もわかンねェ) 

 

打ち止め「あなた…」

 

一方「あァ?」

 

打ち止め「ミサカの体を好きにしちゃうの…?」

 

一方「するかバカ」

 

打ち止め「いいの!ミサカの事を好きにしてあなたの気が晴れるなら…っ!ってミサカはミサカは健気な幼な妻の自己犠牲精神を見せてみたり!」

 

一方「やらねェっつってンだろ。何一人で盛り上がってンだオマエは」ペチ

 

打ち止め「あぶ」

 

: 

: 

: 

 

打ち止め「にしても。あなたが付き合ってくれるとは思わなかったなって、ミサカはミサカは青天の霹靂にびっくりしてみたり」

 

打ち止め「ほら、普段のあなたは本当にイヤだと『やらン』って言ってふて寝しちゃうじゃない?ってミサカはミサカは予想される反応を述べてみる」

 

一方「気まぐれだ。特に理由なンざねェよ」

 

打ち止め「んー?何か隠してたり?ってミサカはミサカは踏み込んでみる」

 

一方「ねェよ」

 

打ち止め「……」

 

打ち止め「…本当は小さい頃皆と一緒に一度やってみたかったとか?」

 

一方「……」

 

一方「なワケねェだろ。男がそンな事考えてたらキモいだろォが」ゴロリ

 

打ち止め「そう?形はどうあれ、『本当は自分も皆の輪に入りたかった』ってそんなに恥ずかしい事なの?ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」

 

一方「…」

 

打ち止め「…」

 

一方「例えそォだったとしても。結局俺は入れなかった」

 

一方「入る資格も場所もねェ。今更なンだよ色々とな」

 

一方「大体、あンなガキな遊びなンてやりたくもなかったっての」ハッ

 

打ち止め「…何かを嫌う、叩く、攻撃するのは『羨ましいから』」

 

打ち止め「心理学的にはそうなんだって。イソップ寓話の『狐と葡萄』がいい例で」

 

一方「…でもよ」

 

一方「は、だから何だってンだ?狐はどれだけ鳥を貶そうと葡萄を不味いと言おうと」

 

一方「結局葡萄は食えねェだろォが」

 

打ち止め「じゃあさ、プライドを捨てたらよかったんじゃないかなって、ミサカはミサカは打開策を考えてみる」

 

一方「あァ?」

 

打ち止め「葡萄を取れる鳥にね、『僕にもどうか葡萄をとってくれないか』って言うとか」

 

打ち止め「自分と同じ人を見つけて協力するとか」

 

打ち止め「諦めてしまうのではなくて。考えてみたらよかったんじゃないかなって、ミサカはミサカは自分の考えを述べてみる」

 

一方「……」

 

打ち止め「それにね、」

 

打ち止め「今のあなたは『あの葡萄は酸っぱい』と負け惜しみを言うだけの狐のままじゃないよって、ミサカはミサカは言ってみる」

 

一方「…」

 

打ち止め「少しづつ。少しづつあなたは自分の居場所を作ってきたじゃないって、ミサカはミサカは笑顔で指摘してみたり」

 

一方「……」

 

打ち止め「『アイテム』の皆も、『グループ』の人達も」

 

打ち止め「ミサカや番外個体、ヨミカワヨシカワ」

 

打ち止め「人恋しくなったら自分から行ってみようよ」

 

打ち止め「もう昔のあなたと今のあなたは違うの。ってミサカはミサカは励ましてみる」

 

一方「…」

 

打ち止め「ほらほら。ミサカに正直に言ってみて?って、ミサカはミサカは促してみる」

 

打ち止め「素直になってみたらまた少しあなたの世界は広がるよって、ミサカはミサカは更に促してみる」

 

一方「……」

 

一方「…そォだな、」

 

 

一方「俺も。皆とおままごとがしたかった」

 

 

番外「 」

 

黄泉川「 」

 

芳川「 」

 

 

一方「…いつから居やがった」

 

 

 

打ち止め「へい!へいへい!ミサカと遊ぼうぜっ!って、ミサカはミサカはナンパ男風に誘ってみる!」

 

一方「悪ィが眠ィから」グデン

 

打ち止め「えーやだー」

 

一方「やだーじゃねェよ俺もやだーなンだよわかれ」

 

打ち止め「なわとびやろ!って、ミサカはミサカはなわとびを突き出してみる!」

 

一方「オマエ俺が杖つきって忘れてねェか?」

 

打ち止め「やってくれなきゃなわとびでペチペチしちゃうぞ?って、ミサカはミサカは強迫してみる」ジリ…ジリ…

 

一方「おい止めろ」

 

打ち止め「……」ウルウルウルウルウルウル…

 

一方「…何かを訴えかける子供の目をすンじゃねェ」チッ

 

 

~公園~

 

一方「…いいか、俺が縄を回してやるから好きに跳べ」

 

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは元気よくお返事!」

 

一方「行くぞ」

 

打ち止め「こーい!」フンス!

 

一方「おっ嬢っさンっ♪お入ンなさいっ♪」ピターン!ピターン!

 

打ち止め「……」

 

一方「あ?どォした?」

 

打ち止め「いや…歌ってくれるとは思わなかったからって、ミサカはミサカは意外とノリがいいあなたに驚いてみる」

 

一方「違う歌にしとくか」

 

打ち止め「え?他のversionまで?ってミサカはミサカはサービスの良さにびっくりしてみる」

 

一方「郵便屋さン♪郵便屋さン♪」

 

一方「ハっガキが♪10枚♪落ちました♪」

 

打ち止め「えいっ」サッ

 

一方「拾っーてあげましょっ♪1枚ィ2枚ィ」

 

打ち止め「♪」ピョンッ!ピョンッ!

 

一方「3枚♪4枚♪」

 

打ち止め「きゃー!早ーい!ってミサカはミサカはそれでもジャーンップッ!」ピョンッ

 

一方「ごォー枚♪ロック枚♪」タシッ、タシッ、

 

打ち止め「えいっ!えいっ!とりゃー!」ピョンッピョンッ

 

一方「なァなまァーい…♪はァーちまァーい…♪」

 

打ち止め「…? 何か歌のトーンが下がり始めた…?」

 

一方「きゅゥゥウウまァァァァァいッッ!♪」

 

打ち止め「?!」

 

 

一方「…一枚足りねェ……♪」

 

 

一方「うゥゥウウらァァァァめェェェェェしィィィィィィィやァァァァァァァ!!!」

 

打ち止め「それ違う!違う奴入ってるよ!?ってミサカはミサカはツッコんでみたり!?」

 

一方「あァ?違ったか?俺が聞いたのはこれだったンだが」

 

打ち止め「どの地域の歌にもそんなほのぼの→ホラーへのギアチェンジはないよミサカはミサカはあなたがどこで聞いたのか気になってみたり」

 

一方「あァ?確か――――」

 

――――

――――――――

―――――――――――――

 

〓〓公園〓〓

 

一方(6)『………』キィコ、キィコ

 

『なわとびやろーよ!』

 

『いーよー』

 

『郵便屋さんっ♪郵便屋さんっ♪』

 

『ハガキが10枚落っちましたっ♪』

 

一方『………』

 

『ひろーってあっげまっしょ♪』

 

『いっちまい♪にーまい♪』

 

 

一方『…さァンまい♪よーンまい…♪』

 

 

『ごーまい♪ろっくまい♪』

 

 

一方『なっなまい♪はっちまい…♪』キィコ、キィコ

 

『きゅぅーまーい♪』

 

 

『ねぇ!○○ちゃんが新しい遊具買ったから、次はそれやろうよ!』

 

『さんせー!』

 

 

キャッキャッ。

 

 

一方『えっ…』

 

一方『……』

 

一方『……』

 

一方『…10枚目は?郵便屋さンの歌は最後どォなるンだよ』

 

一方『……』

 

一方(友達居ないから、聞けねェし)

 

一方『ネットで調べるか』

 

一方『…』ポチポチ

 

一方(一枚、二枚って数えていくやつ…と)

 

『番町皿屋敷

 

一方『これだ!』

 

 

~夕刻~

 

縄跳び

 

一方(結局あいつらこの縄跳び忘れて帰っちまった)

 

一方『……』

 

一方(ちょっとくらい借りてもいいよな?)

 

一方(確か…木に結び付けて)キュッ、キュッ

 

一方(回す…ダメだ跳ぶやつがいねェと)

 

一方『…』

 

一方(仕方ねェ、かたっぽ持って自分で跳ぼう)

 

 

タシッ。タシッ。

 

 

一方『……』ピョン、ピョン

 

 

タシッ。タシッ。

 

 

一方『…ゆーびン屋さン♪ゆーびン屋さン♪』

 

一方『はっがきっが10枚♪おっちまっしった♪』

 

 

タシッ。タシッ。

 

 

一方『ひろーって♪あっげましょ♪』

 

一方『いっちまァい♪にィーまァい♪』

 

一方『さァンまい♪よォンまい♪』

 

 

タシッ。タシッ。

 

 

一方『ろっくまーい♪なっなまァい♪』

 

一方『はっちまい♪きゅーまーい♪』

 

 

タシッ。タシッ。

 

 

一方『一枚足りねェ…♪』

 

一方『うらめしやァああ!』

 

 

しーん……

 

 

一方『………』

 

一方『……』

 

一方『…』

 

 

一方『…なンだこれ。ちっとも楽しくねェ遊びだな?』

 

一方『…あいつらこンなつまンねェ遊びやって楽しそうにはしゃいでたのかよ』

 

一方『バッカじゃねェの』

 

一方『……』

 

一方『変な歌だよな。ゆーびン屋さン、ひろってもらったのに恨むなんて…逆恨みじゃねェか』

 

一方『…きっと。ゆーびン屋さンはお手紙一枚無くしちまったから責任とらされてクビになったンだな』

 

一方『だから恨ンでるって歌なのか』ウン

 

 

一方『自分のせいなのにな』

 

―――――――――

―――――

――――

 

打ち止め「……」

 

一方「それ以降に縄跳びなンてやらなかったしな」

 

打ち止め「そう…」

 

一方「オマエの知ってるやつはどンな歌なンだ」

 

打ち止め「ん?えっとね、」

 

打ち止め「郵便屋さんっ♪郵便屋さんっ♪」

 

打ち止め「ハガキが10枚落っちましたっ♪」

 

打ち止め「ひろーってあっげまっしょ♪」

 

打ち止め「いっちまい♪にーまい♪」

 

打ち止め「さんまい♪よんまい…♪」

 

打ち止め「ごーまい♪ろっくまい♪」

 

打ち止め「なっなまい♪はっちまい♪」

 

打ち止め「きゅぅーまい♪」

 

一方「……」

 

打ち止め「じゅうーまいっ♪あっりがっとう♪」

 

一方「……」

 

打ち止め「これで終わり。ってミサカはミサカは歌い終わりを告げてみる」

 

一方「そォか…」

 

打ち止め「ねぇ」

 

一方「なンだ」

 

打ち止め「回す時に歌ってほしいなって、ミサカはミサカはお願いしてみる」

一方「…あァ、わかった」

 

 

一方「郵便屋さン♪郵便屋さン♪」

 

一方「ハっガキが♪10枚♪落ちました♪」

 

打ち止め「えいっ」サッ

 

一方「拾っーてあげましょっ♪1枚ィ2枚ィ」

 

打ち止め「きゃっ♪えいえい!」ピョンッ!ピョンッ!

 

一方「3枚♪4枚♪」

 

一方「5ー枚♪6枚♪」タシッ、タシッ、

 

打ち止め「ほいっ!えいっ!とりゃー!」ピョンッピョンッ

 

一方「7まァーい♪8まァーい♪」

 

打ち止め「それっ!」

 

一方「9まァい♪」

 

打ち止め「どりゃー!」ピョイン!

 

一方「10まァい!」

 

一方「あっりがっとう♪」

 

打ち止め「イエーイ!」

 

打ち止め「ねぇねぇ!見てた?ミサカ10回ぜーんぶ跳べたよっ!ってミサカはミサカはかけよってみる!」

 

一方「あァ、見てた」

 

打ち止め「すごいでしょ!普通は5回目とかで引っ掛かっちゃうんだから!ってミサカはミサカはどやぁ!」

 

一方「そンなもンか?」

 

打ち止め「じゃあさ、回してあげるからあなたもやってみて?ってミサカはミサカは挑戦を促してみる」

 

一方「面倒くせェよ」

 

打ち止め「あ…ごめんね?ひょっとしてなわとび苦手だった?」

 

一方「仕方ねェな。なわとびぐらい100回跳ンでやるよ」カチッ

 

 

打ち止め「じゃあ、いくよー!」←遊具の一部の上に立ってる

 

一方「あァ。早くしろ」

 

打ち止め「せーのっ!」

 

打ち止め「ゆーびんやさんっ♪ゆーびんやさんっ♪」タシン!タシン!

 

一方「よっ、はっ!」ピョイン!ピョイン!

 

打ち止め「ハッガキっが♪100枚♪おっちまっしたっ♪」タシン!タシン!

 

一方「えっ」

 

ぴしんっ。

 

打ち止め「あ、引っ掛かった~って、ミサカはミサカは指指して笑ってみる!」

 

一方「待ちやがれ!100枚に驚いたンだよ俺ァ!」

 

打ち止め「え?だってあなたが100回跳ぶって言ったから…」

 

一方「言葉の綾に決まってンだろォが!」

 

打ち止め「えー?」

 

一方「チッ、10だ!10にしやがれ」

 

打ち止め「値切り交渉ってカッコ悪くない?って、ミサカはミサカはぷぷぷー!」

 

一方「」ピキッ。

 

一方「よォし、100回跳ンでやる。ちゃンと回せよ!」

 

打ち止め「あなたって挑発に弱かったりする?ってミサカはミサカはハイハイわかりましたしながら思ってみる」

 

一方「おら、さっさとしやがれ!」カマーン!

 

打ち止め「せーのっ!」

 

打ち止め「ゆーびんっやさ、」

 

ぴしんっ。

 

一方「あっ」

 

打ち止め「……」

 

一方「……」

 

一方「…どォした。もう一回だ」

 

打ち止め「あ、うん。ってミサカはミサカはそれ以上言わずに体勢を整え直してみる」

 

打ち止め「ゆーびんやさんっ♪ゆーびんやさんっ♪

 

一方「よっ、はっ」ピョイン!ピョイン!

 

打ち止め「ハッガキが♪じゅーまい♪おっちまっしたっ♪」

 

一方「おらァ!うらァ!」ピョインピョイン

 

打ち止め「ひろーってあっげまっしょ♪いっちまいにーまい♪」

 

一方「どらァ!うゥェあっ!」ピョインピョイン

 

打ち止め「さーんまい♪よーんまい♪」

 

一方「そりゃァっ!うゥあァっ!」ピョインピョイン

 

打ち止め「ごーまい、」

 

ぴしんっ。

 

一方「あンっ」

 

一方「」ズシャアアアアアア!

 

打ち止め「」

 

打ち止め「……」

 

一方「……」

 

一方「………」

 

打ち止め「……」

 

一方「……笑えよ」チッ

 

打ち止め「んー…ちょっと笑えないかなって、ミサカはミサカはミサカも良心の呵責が、ね?」

 

一方「久しぶりってのもあるが…意外と難しいもンだな」カチ

 

打ち止め「でしょー?」

 

一方「やっぱ俺には跳ぶなンざ似合わねェな。オマエが跳ぶ時に縄を回す役のが合ってる」

 

打ち止め「そう?」

 

一方「あァ」

 

打ち止め「ねぇねぇ」つ杖

 

一方「なンだ」

 

打ち止め「なわとび楽しかった?って、ミサカはミサカはなわとびがホントは楽しいモノってあなたに伝えられたかを確かめてみたり」

 

一方「……」

 

打ち止め「どう?」

 

一方「…あァ。楽しかった」

 

打ち止め「!」パァッ…!

 

打ち止め「じゃあまたやろっ!って、ミサカはミサカはお誘いしてみる!」

 

一方「…気が向いたらな」

 

打ち止め「あ、ミサカなわとび片付けとくね!ってミサカはミサカは縄の片方を結んだ木にダーッシュ!」

 

一方「元気だなオイ」ヨイショ

 

一方(帰ったら寝るか…)カツッカツッ

 

一方「……」チラ

 

打ち止め「ゆーびんやさん♪ゆーびんやさんっ♪」フンフンフーン♪

 

一方「…ハガキが10枚落ちましたァ…♪」

 

 

一方「あっりがっとう♪」

 

 

一方「……」つc□~~

 

一方「コーヒー美味ェ…」ズズ…

 

一方(でもこォやってまったりしてると来るンだよなァ…)

 

一方(仕方ねェな。今日も一丁遊ンでやるか…)ズズズズズズ

 

一方「……」

 

一方「……あァ?来ねェな…?」

 

一方「何してやがンだ?」ヨッコイショ

 

一方「人がせっかくスタンバってンだからさっさと来やがれっつゥンだよ」カツッカツッ

 

 

番外「ぎゃははは☆んで?クロにゃんはミサカに玩具にされたいのかなぁ?」

番外「え?違う?またまたぁ~」

 

一方「おい」

 

番外「あ、うん。ちょっと待ってて。…何?」

 

一方「打ち止めはどォした」

 

番外「え?さぁ。ミサカ今日は見てないよ」

 

一方「…そォか。悪い、邪魔したな」

 

番外「ん。……あ、もしもし?うん、また第一位様がサー?」

 

一方「……アイテムンとこか?」

 

一方「……」ポチポチ

 

一方「……」

 

『もしもし?』

 

一方「俺だ」

 

麦野『何か用?遊びの誘いかにゃーん?』

 

一方「いや確認だ。家に打ち止めがいねェンだがそっち行ってねェか」

 

麦野『え?いや来てないわよ?そんな話も聞いてないし』

 

一方「そォか。悪い、邪魔したな」

 

麦野『いーわよ別に。あ、明後日ヒマ?』

 

一方「今ンとこはな」

 

麦野『実は明後日アイテムで集まって新しく出来たアミューズメントパーク行くんだけど』

 

一方「そォか」

 

麦野『よかったらあんた達も来ない?』

 

一方「俺は行く。番外個体と打ち止めは聞いてから答える」

 

麦野『わかったわ。じゃあ後で持ってくる物についてメールするから』

 

一方「おォ」

 

麦野『ばいば……あ、そういえば私ダイエット成功したのよ!』

 

一方「おめでとォー」

 

 

一方「チッ、15分も話しやがって…」

 

一方「クソ、打ち止めに直接電話したくても…」チラ

 

 

机<携帯

 

 

一方「…置きっぱなしなンだよなァ…」ハァ

 

一方「一応もっかい家ン中見てみるか?」カツッカツッ

 

 

一方「リビングには番外個体しかいねェ」

 

一方「…ン?」チラ

 

 

オセロ ゲーム機 ダーツセット ジェンガ DVD

 

ぬいぐるみ 芋判子 折り紙手裏剣 なわとび

 

 

一方「ハァー…あの野郎、片付けずに行きやがって」

 

一方「目障りなンだよ。邪魔くせェし」

 

一方(よし、あいつの部屋に勝手に片付けてやるか)

 

一方(どこに何がしまってあるかわからなくなっちまえ!)カタシカタシ

 

一方(黄泉川の部屋も風呂もトイレにもいねェ)カツッカツッ

 

一方(芳川の部屋か?)カツッカツッ

 

一方「おい、芳川」コンコン

 

<ハァイ

 

芳川「なぁに?」ガチャ

 

一方「こっちに打ち止め来てねェか」

 

芳川「打ち止め?来てないわよ?」

 

一方「そォか。ならいい」

 

芳川「そう?…あ、ボーボボの10巻どこやったか知らない?」

 

一方「悪いな、前に黄泉川に没収されちまった」カツッカツッ

 

一方「……」

 

一方「……」ポチポチ

 

一方「……」プルルル、プルルル。

 

『どうしたじゃん?』

 

一方「今日、打ち止めからどっかに行く予定があるとか聞いてねェか?」

 

黄泉川『いや?何も聞いてないじゃんよ』

 

黄泉川『何があった?』

 

一方「…いや、何でもねェ」

 

黄泉川『そうか?何かあったら相談してほしいじゃん』

 

一方「あァ、あったらな」

 

黄泉川『じゃーん』プツッ

 

一方「……」

 

 

一方「面倒くせェな、探しに行くか…」カツッカツッ

 

 

〓〓カラオケ〓〓

 

 

海原「いえ、今日は見かけていません。ミサカな匂いも嗅いでいませんし」

 

一方「そォかありがとう死ね」

 

土御門「オレ達がいるカラオケにわざわざ来たのはそれだけか?」

 

一方「あァ。じゃあな」

 

結標「えー?あなたも歌っていけば?」つマイク

 

一方「いや、」

 

結標「というかあなた、さっき誘いの電話した時は何で出なかったのよ?」

 

一方「あ?悪ィな。たぶン話し中だった」

 

結標「あ、そうなの?」

 

一方「あァ。今俺は打ち止め探しで忙し―――」

 

 

一方「生ゥまれたァ♪意味をっ知る♪」

 

土御門「存在が♪続く♪限り♪」

 

海原「仕方ないから場所をっ♪とーる♪」

 

結標「一つ分の♪ひだーまりーに♪ふたーつは♪ちょっと入れない♪」

 

一方「ガラス玉ひっとつ落とされたァ♪」

 

一方「落ちた時何か弾き出した♪」

 

一方「奪い取った場♪所ーで♪」

 

 

「「「「ヒっカリを浴びィたァー♪」」」」

 

 

一方「クソ、つい3曲も歌っちまった」カツッカツッ

 

一方「…公園か?」カツッカツッ

 

一方(あいつ公園好きだしな)カツッカツッ

 

 

〓〓公園〓〓

 

 

白垣根「おや」

 

一方「オマエか」

 

白垣根「どうしました?今日は彼女が居ないようですが…」

 

一方「その彼女を探しに来たンだよ」

 

白垣根「そうですか。残念ながら私は見かけていませんね」

 

一方「あァ?ここもかよ…クソ」

 

フレメア「にゃあにゃあ!一人とは大体珍しいな!」

 

フロイライン「そうですね。彼女がいません。私も寂しい、です」

 

一方「……」

 

一方(「一人が珍しい」、か。ちょっと前の俺ならあり得ねェ言われ様だな) 

 

 

フレメア「にゃあ!大体早く見つけてやれよ!あいつすぐ迷子になるからな!」

 

フロイライン「ええ。私達は迷子になりやすいです」

 

フレメア「にゃあ?!違うし!大体あいつだけだもん!」

 

フロイライン「そうなのですか?」

 

フレメア「にゃあ!」コクン!

 

白垣根「ふむ…もしよろしければ"私"もお手伝い致しましょうか?」

 

白垣根「未元物質カブトムシで捜索隊を組みましょう」

 

一方「あァ…悪いな。頼むわ」

 

白垣根「発見次第すぐにお伝えします」ニコッ

 

一方「あァ」

 

 

〓〓ゲーセン〓〓

 

 

半蔵「いや来てないですね」

 

一方「あァ?本当なンだろォなァ?何せこのゲーセンは小さい子供に優しくねェェみてェだしなァァ?!」

 

半蔵「いや本当ですって。なんならカメラ映像見てもらってもいいんで」

 

一方「チッ…今すぐ確認させろ」

 

半蔵「かしこまりました」

 

 

一方「無駄足だったな」カツッカツッ

 

一方「…空からも確認しとくか」カチッ

 

一方「っ、」ダンッ!

 

 

一方「……」ビュゥウウウン!

 

一方「…いねェな」キョロキョロ

 

一方「水族館…いや金がないアイツじゃ入れねェしな…」

 

一方「映画館…?」チラ

 

 

浜面「へー…お前こういう映画も観るんだなー」

 

絹旗「ええまあ。アンナ雪は前から超観たかったので」

 

浜面「あれだろ?ありのーままのー♪の」

 

絹旗「超音痴なので歌わないでください。結構『あそこまで流行るほど面白いかぁ?これ』らしいんですよ」

 

浜面「へー」

 

 

〓〓病院〓〓

 

冥土「来てないね?」

 

一方「そォか。邪魔して悪かったな」カツッカツッ

 

御坂妹「おや、とミサカはざーとらしく声をかけてみます」

 

妹達「ほう?珍しい。とミサカは続いてみます」

 

妹達「しかも上位個体がいませんね?とミサカは二重に珍しい点を指摘してみます」

 

一方「! 丁度いい。オマエらMNWで打ち止めがどこにいるか調べろ」

 

御坂妹「? 居なくなったのですか?とミサカは聞き返してみます」

 

一方「そォだ」

 

御坂妹「ちょっと待ってください、とミサカはなうろーでぃんぐ!なうろーでぃんぐ!」

 

御坂妹「…? 変ですね、そんな何かしら異常があるようには見受けられませんが…とミサカは報告します」

 

一方「…あァ?ならあいつはどこで何やってやがンだよ」

 

御坂妹「あなたのお住まいから動いていません。あなたの部屋にいるようですね、とミサカはまともに探し物できないあなたを笑います」

 

御坂妹「はははははは」

 

一方「一ミリも口角上がってねェンだが…まァいい。悪いな。助かった」

 

御坂妹妹達「「「「?!」」」」

 

一方「…なンだよ」

 

御坂妹「いえ…あなたからお礼を言われるとは、と」

 

一方「うっせェな…」

 

御坂妹「…あなたも少しは成長というものをしているのですね、とミサカは超上から目線で言ってみます」

 

一方「は、オマエらもな」カツッカツッ

 

エステル「あ」

 

一方「ン?」

 

エステル「久しぶりだな!元気か?」

 

一方「おォ。傷はもォいいのか」

 

エステル「ああ。ここの医者は腕がいいからな!」

 

一方「だろ。じゃあな、見舞いはまた今度来てやる」カツッカツッ

 

エステル「えっ?!」ギョッ

 

一方「…なンだよ」

 

エステル「いや…少し君へ抱いていたイメージと違うなぁと言うか…」

 

一方「はン。人間なンて一年で細胞が入れ替わるンだ」

 

一方「ちょっと会わなきゃ変わって見えるのは当たり前なンだよ」

 

エステル「そういうものか?」

 

一方「そォいうもンなンだよ」

 

 

〓〓大通り〓〓

 

 

一方「あン?」

 

上条「あっ」

食蜂「あらぁ?」

インデックス「あっ」

御坂「ん?」

 

 

一方「オマエ…両手に花どころか口にまでくわえてンのか」

 

上条「違いますのことよ?!」ガビーン!

 

上条「そこで会っただけだっての!上条さんをそーいうやつにしないで?!」

一方「あァ?タラシじゃねェのか?」

 

食蜂「私はこの人ならタラシでもいいわねぇ☆」ダキッ

 

上条「Oh…OPPAIが…」

 

御坂「はぁっ?!ちょっ!あんた何抱きついてんのよ!」ビリビリ

 

インデックス「…」

 

一方「? オマエは何も言わねェのか」

 

インデックス「私はもうとうまの体質に関しては諦めたんだよ」フッ…

 

一方「そォかよ」

 

ヴェント「見つけたわよ!上条当麻ぁああ!!」

 

上条「ええっ?!何でお前がここにいんの?!」

 

食蜂「ちょっとぉ!だぁれ?あの人!」

 

御坂「あんたまたぁ?!」

 

インデックス「あれ?あの人…もしかして」

 

一方「タラシは大変だなァ」カツッカツッ

 

 

〓〓服屋〓〓

 

 

警策「……」チラ

 

滝壺「これとかどう?くろよる」

 

黒夜「可愛すぎないか…?」

 

滝壺「フリルスカート。きっと似合うよ」

 

黒夜「そうかぁ?」

 

 

警策「…」チラ

 

シルクロ「いや待て!これは男物だし、私が見つけたいい感じの下着で」

 

ステファニー「いやです!砂皿さんにプレゼントするんですぅう!」

 

警策(ハァ。今日も色んな個性的な人が来てるなぁ?)

 

 

〓〓コンビニ〓〓

 

ウィン。

 

一方(あいつに何か菓子でも買ってってやるか…)カツッカツッ

 

縦ロール「まだですか?」

 

アックア「まだであるか?」

 

アドバイザー

知的傭兵(店員)「えエ。たった今肉まん入れたばかりですかラ」

 

縦ロール「……」ソワソワ

 

アックア「……」ソワソワ

 

一方(チョコ、飴、ケーキ…ポテチ…)カツッカツッ

 

縦ロール「まだですか?」

 

アックア「まだであるか」

 

知的傭兵「まだでス」

 

一方「これくれ」

 

知的傭兵「お預かりしまス」

 

アックア「何を頼む?」

 

縦ロール「餡まんです」

 

一方「…」

 

知的傭兵「600円頂戴致しまス」

 

一方「ン」つ

 

知的傭兵「ありがとうございましタ」ペコ

 

アックア「……」ソワソワ

 

縦ロール「……」ソワソワ

 

 

知的傭兵「……あ、肉まんのコンセント刺さってなかっタ」

 

アックア「」ブチッ

 

縦ロール「」ブチッ

 

 

アックア「貴様、名前は?店長も呼ぶのであるぅう!肉まん!肉まんんん!!」

 

知的傭兵「カイツ=ノックレーベンでス」

 

縦ロール「餡まん!私の餡まん!」

 

知的傭兵「申し訳ございませン」

 

 

一方「ただいま」ガチャ

 

一方「……」カツッカツッ

 

一方(しまったな。まさか俺の部屋だとは思わなかった)カツッカツッ

 

一方(俺は基本ソファに居るしなァ)カツッカツッ

 

一方「…」ガチャ

 

 

 

 

打ち止め「あ、おかえり!って、ミサカはミサカは笑顔で出迎えてみる!」

 

一方「何勝手に人の部屋入ってやがンだクソガキ」チョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップチョップ

 

打ち止め「あうっ?!あうあうあうあうあうあうあうあうあう?!」

 

 

一方「…心配させやがって」ハァ

 

打ち止め「?」サスサス

 

 

一方「…オマエ、今日一日この部屋で何やってたンだよ」

 

打ち止め「? ずっと絵を描いてたよ?って、ミサカはミサカは答えてみたり」

 

一方「絵?」

 

打ち止め「うん。見る?」

 

一方「…見せてみろ」

 

打ち止め「はい!」つ

 

一方「……」ピラ

 

一方「……」

 

打ち止め「笑ったあなたを色鉛筆で描いてみたの!上手でしょ?って、ミサカはミサカは誇ってみる!」

 

一方「あァ…そォだな。上手いンじゃねェのか」

 

打ち止め「あなたは普段あんまり笑わないけど…ミサカと遊んでくれてる時は笑ってくれるから」

 

一方「…は?」

 

打ち止め「?」

 

一方「……笑ってた?俺が?」

 

打ち止め「え?うん」

 

打ち止め「ずっと。ずっとずっとこんな感じの優しい笑顔だったよって、ミサカはミサカは参考画像と共に教えてみたり」

 

打ち止め「自分でも気づいてなかったの?って、ミサカはミサカは聞いてみる」

 

一方「……あァ、気づかなかった」

 

打ち止め「じゃあ、ミサカだけじゃなくてあなたも本当に心から楽しかったんだね!って、ミサカはミサカは笑いかけてみる!」

 

一方「……」

 

打ち止め「…?」

 

一方「……」

 

打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカは止まったあなたの顔を覗きこんでみる」

 

一方「……」

 

打ち止め「?」

 

一方「…冷蔵庫にケーキがある。晩メシに響かないよォに食え」

 

打ち止め「! 本当?!わーい!」

 

一方「……」ギシ、

 

一方(俺は…ちょっと前まで、誰かと遊ぶ事なンて数えるほどしかなかった)

 

一方(その僅かな思い出だって…俺が仲間に入ろうとした時は、皆は苦い顔で)

 

一方(自然、俺も渋い顔になって。…楽しく、なくて)

 

一方「………」

 

一方(遊ンでやってると、思ってた)

 

一方(仕方なく。誰も一緒に遊ンでくれねェ辛さは知ってたから、同情だって)

 

一方(そォ、思ってたンだが)

 

一方「……」チラ

 

一方「……」つ絵

 

 

一方(遊ンでもらってたのは、俺の方だったのかも知れねェ)

 

 

一方(本当なら皆が得ていた『誰かと遊ぶ楽しさ』を、)

 

一方(俺が得られなかった、得ようとしなかった楽しさを)

 

一方(あいつが…取り戻して、いや、教えてくれていたのかも知れねェ)

 

一方(あいつに自覚は多分ないンだろォが…)

 

一方「……」

 

 

タタタタタ……

 

 

打ち止め「ねぇねぇ!あなたも一口食べない?甘いよ!って、ミサカはミサカはとってきたケーキを一口フォークで差し出してみたり!」

 

一方「ン?あァ…じゃあもらう」

 

打ち止め「いいよ!はい!あーんっ!ってミサカはミサカは差し出してみる!」

 

一方「あむ」

 

打ち止め「美味しいでしょ?」

 

一方「…あァ」ムグムグ

 

一方(…こォいう事も、か。小さな、本当に見逃すよォな日常を、普通を)

 

一方(こいつは、くれていたのか)ムグムグ

 

 

打ち止め「そういえばあなたは今日忙しそうだったみたいだけど…大丈夫だった?ってミサカはミサカは聞いてみる」

 

一方「あァ、もう解決した」

 

一方(忘れてた…探してくれてた奴にメール送っとかねェと)

 

打ち止め「そう?よかった!って、ミサカはミサカは微笑んでみる!」

 

 

 

打ち止め「あ。あなたって今日はこの後ヒマ?ってミサカはミサカは予定を尋ねてみたり」

 

一方「あ?あァ…ヒマだ」

 

打ち止め「本当?それじゃあさ―――――」

 

 

打ち止め「あそぼ!」

 

 

一方「しょォがねェな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

打ち止め「あそぼ!」一方「しょォがねェな」

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