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陽乃「ゆうべもお楽しみでしたね///」 八幡「….」【俺ガイルss/アニメss】

 

陽乃「はちま~ん♪」ダキッ

 

八幡「陽乃これから仕事に行くから離してくれるか?」ナデナデ

 

陽乃「え~八幡分補給中なのに~」スリスリ

 

八幡「きのうも充分補給しただろ、直接」

 

陽乃「ゆうべもお楽しみでしたね///」

 

八幡「ちょ、自分で言って照れるなよ…こっちまで恥ずかしくなるだろ」

 

陽乃「だって~」

 

八幡「ほんとおまえってかわいいなー出会ったころの印象とは大違いだ」ナデナデ

 

陽乃「八幡と陽子にだけだよ私がこんな一面を出すのは」スリスリ

 

八幡「そうだな…」

陽乃「うん!これで補給完了♪1日持ちそうだよ!」

 

八幡「おう、じゃあ行ってくる」

 

陽乃「うん!独神には気をつけてね♪」

 

八幡「おい、そこは普通車に気をつけてだろ?独神って何だよ?平塚先生のことか?」

 

陽乃「そうだよ♪静ちゃんもう年だからね

もう結婚あきらめたみたいだけど、せめて子供が欲しいっていたし」

 

八幡「あの人年齢的に高齢出産だろ?まあ見た目は若くて30代にしか見えねえけど」

 

陽乃「そうなんだよね…いまだにラーメンとかタバコとか酒バンバンやっているのにあの美貌とスタイルだからね…ある意味すごいよね」

 

八幡「だよな、でもなんで平塚先生に気をつけないといけないんだ?」

 

陽乃「この前、道端で不吉な歌を歌っていたんだよ」

 

八幡「歌?」

 

陽乃「翼○くださいの替え歌なんだけど…

ねがいぃぃぃごとがぁぁぁ…かなうぅぅなぁらばぁぁぁ…子種が…ほしいぃぃぃぃぃぃぃーー」

 

八幡「ひどすぎだろ!名曲だいなし!!」

 

陽乃「もう静ちゃんも追いつめられているんだよ、だからどんな強行手段とってくるかわからないから八幡気をつけて」

八幡「だからなんで?」

 

陽乃「今の八幡かなりかっこいいからね、もしみんなが私と結婚してるの知らなかったら逆ナンされまくるよ

 

八幡「…おまえのおかげだけどな、以前のオレならありえないと思ったが目を腐ったの治ったし

お前のような最高の妻とかわいい娘に好かれたら劣等感も減少するわ」

 

陽乃「最初のころの八幡は自分に自信なかったよね、今ももっと自信もっていいのに」

 

八幡「でもなんでオレが狙われるの?あの人、陽乃と結婚してる知ってるだろ?」

 

陽乃「静ちゃん自分に男見る目ないの悟ちゃったんだ

でも子供は欲しい、どうせならいい子供が

だから自分の知り合いの中で信頼できてイケメンで能力の高い八幡が狙われる可能性が高いの」

 

八幡「なにそれ怖い!じゃあ、たまにオレの方を飢えた獣の目で見ているのは気のせいじゃなかったのか?」

 

陽乃「うん、だから気をつけて!いざとなったら防犯ベルを使って」つ防犯ベル

 

八幡「防犯ベル…あの人には学生時代いろいろ世話になったから、あまり大事にはしたくないんだけど…」

 

陽乃「ほんと八幡は優しいんだから…でもまあ、妻が私だから静ちゃんも実行に移ろうとはしないだろうけど

もしやったら…静ちゃんでも許さない…社会的に殺しちゃうよ」<●><●>

 

八幡「おい目がダンガンロンパのセレスさんみたいになってんぞ!」

 

陽乃「あっ、いけない!つい…私の大好きな八幡が盗られると思ったら…怖かった?」

 

八幡「別におまえのそういうとこ全部含めて好きになったんだ

いちいちそんなことでびびっていたら、おまえの夫は勤まらねえよ」

 

陽乃「フフ…ありがとう八幡大好きだよ」

 

八幡「ああ、オレもだ」ギュ

 

陽乃「♪」

 

八幡「なあ、雪乃にも素の部分全部見せたらどうだ?」

 

陽乃「う~ん、私は別にかまわないけどヘタすると雪乃ちゃんにトラウマ与えちゃうから

あの子まだ精神的に弱い部分残っているから」

 

八幡「そうだな…出会ったころはわからなかったが」

 

陽乃「でもいつか雪乃ちゃんにも全てさらけだしたいと思う」

 

八幡「そうだな」

 

陽乃「そろそろ時間じゃないかな?いろはちゃん待たせるいけないからそろそろ行った方がいいよ

でもいろはちゃん会うまでは気をつけて」

 

八幡「ああ、あと陽子にいっといてくれ無理はするなと」

 

陽乃「うんわかった伝えとくよ」

 

八幡「いってくる、いつもどおり会社終わったら速攻家に帰ってくるわ」

 

陽乃「今日も精がつくもの作った待ってるからね」チュ

 

八幡「おう、昨日みたいにスッポン鍋は勘弁な」チュ

 

陽乃「さて…さっさと家事片付けとこうかな」パタン

 

静「………」

 

いろは「せんぱーい遅いです!」

 

八幡「いや、オレはもうおまえのせんぱいじゃねえだろ部署違うし」

 

いろは「私にとって先輩は一番(好きな)のせんぱいなのです。先輩の後輩第一号はわたしなんですから!」ぷくぅ~

 

八幡「はいはいあざといあざとい」

 

いろは「妻のポジションはもう無理でも最初の後輩ポジションは誰にもゆずれませんよ♪」

 

 

ピンポーン

 

陽乃「は~い、あら雪乃ちゃん」ガチャ

 

雪乃「こんにちは姉さん、ちょっとおもしろい話を聞いたから伝えたくてきたの」

 

陽乃「そうなんだ~入って入って♪」

 

雪乃「おじゃまします」

 

 

陽乃「はい、お菓子とお茶だよ!好きなだけ食べていいからね♪」

 

雪乃「ありがとう」

 

陽乃「で、雪乃ちゃんどんな話をもってきたのかな?」

 

雪乃「葉山くんのことだけど」

 

陽乃「葉山?ああ、あの虚無丸(笑)ね、どんな話?」

 

雪乃「なんでも就寝中に阿部さんという男性に『やらないか?』と襲われホモになっちゃったそうよ…フフフ…」

 

陽乃「ブッ!?ホント雪乃ちゃん!ついにあの虚無丸が『アー!』になったんだ!あははっ!」

 

雪乃「フフ…ええ、ほんとよ間違いないわ」

 

陽乃「あははは!まあ当然の報いだね♪昔とはいえ私の大好きな八幡を罠にかけようとしたんだから!自業自得よ!愉快愉快♪」

 

雪乃「そのあと、ずーとレイプ目のままで何言われても反応なかったらしいわ!

情報聞きかけつけた海老名さんが鼻血を噴出しながら『阿部×ハヤ!キタァァァァァー!!最高のネタだわ!次の薄い本はこれで決まりね!』と

歓喜していたら『それだけはやめてくれえええぇぇぇぇ!!!』と発狂したそうよ」

 

陽乃「あっははは!海老名ちゃんやるねえ!虚無丸(笑)人生終わったね♪」

 

雪乃「ホントおろかな男だったわ

義兄さんをはめようだなんて、葉山くん身の程知らずね」

 

陽乃「あ~おもしろかった♪ところで雪乃ちゃんお茶おかわりいる?」

 

雪乃「ええ、いただくわ

ところで兄さんは?」

 

陽乃「八幡なら仕事にいったよ、あれあれ~雪乃ちゃんは八幡に会いたかったのかな?かな?

 

陽乃「いいえ、ちょっと気になっただけよ …そういないのね」シュン

 

陽乃「フフ…ほんとは雪乃ちゃん、八幡に会いたくて来たんでしょ?」

 

雪乃「な、何を言っているのかしら…私はただ世間話をしに…」

 

陽乃「そんなの電話でも充分じゃない~

ただ雪乃ちゃんはそれを口実にここに来たかったでしょ?八幡に会うために」

 

雪乃「…そうよ悪いかしら」

 

陽乃「別に悪くないよ、雪乃ちゃんは家族だし、八幡を奪うとか考えてないもん」

 

雪乃「当たり前よ、たしかに義兄さんの事は好きだけど…人の夫に手を出すなんてこと、まして姉さんから奪おうなんて考えてないわ」

 

陽乃「ほんと雪乃ちゃん素直になったよね~相変わらず照れ屋だけど」

 

雪乃「そうね…たしかにそう思うわ」

 

陽乃「うんうん!これも八幡のおかげだね!」

 

雪乃「そうね義兄さんにはいくら感謝しても足りないくらいだわ」

 

陽乃「いまこうして雪乃ちゃんと仲良く話せるようになったのも八幡が仲を取り持ってくれたおかげだもんね」

 

雪乃「そうね、当時私は姉さんのこと誤解していて避けていたから

あのころはごめんなさい姉さん、まさか姉さん私のことをあそこまで大切に思っていたなんて」

 

陽乃「いいのよ雪乃ちゃん、私歪んでいるし、イタズラ心がなかったわけでもないからさ」

 

雪乃「でも」

 

陽乃「雪乃ちゃんはほんとまじめなんだから♪でもそういうところもかわいいだけど」ダキッ

 

雪乃「ちょ、姉さん暑苦しいわ」

 

陽乃「姉妹のスキンシップだよホレホレ ♪」

 

雪乃「ね、姉さん…胸が当たって…い、息が…」モゴモゴ

 

陽乃「あっ、ごめんね雪乃ちゃん

つい夢中になっちゃた」

 

雪乃「…相変わらず大きいのね

それなのに形がよくて張りもあるなんてずるいわ…」

 

陽乃「毎日八幡に触ってもらってるからね♪」

 

雪乃「…はあ」

 

陽乃「…雪乃ちゃんちょっと聞いていいかな?」

 

雪乃「何かしら姉さん?」

 

陽乃「雪乃ちゃんは結婚しないの?」

 

雪乃「………」

 

陽乃「まだ八幡の事が好きなのはわかるけど…このままだと静ちゃんみたいになってしまうよ…

もうお母さんさんたちの邪魔は入らないのだし、新しい恋でも…」

 

雪乃「いいのよ…姉さん、私は一生独身で

平塚先生みたいに男や子供に飢えているわけじゃないし、義兄さんみたいに私のこと理解できる人はもう現れないだろうから」

 

陽乃「雪乃ちゃん…」

 

雪乃「それに私は一人で生きていけるだけの能力も財力もあるのよ

何も問題ないわ」

 

陽乃「…たしかに雪乃ちゃんや静ちゃんレベルになると一人で生きていける

だけどね…」

 

陽乃「それはとても悲しいことなの

人間は誰も愛さなくてもいけてゆける

だけど愛すれば今まで以上豊かになる

愛が力になる、雪乃ちゃんが誰かを愛すれば雪乃ちゃんもその相手も満たされる」

 

雪乃「…そうなのかしら?」

 

陽乃「そうだよ!だって私がそうだったし、雪乃ちゃんだってきっとそう」

 

雪乃「実に説得力のある言葉ね。体験者だからかしら?」

 

陽乃「うんそうだよ♪やっぱり私って幸せそうに見える♪」

 

雪乃「見えるわすごく…義兄さんもだけど…それにさっきのセリフ、昔の姉さんだったら絶対言わないわね」

 

陽乃「フフ…そうだね、あのころの私は雪ノ下家にとって都合がよくて使いやすい人物を演じていたんだから

結婚は政略結婚とか親にとって都合のいい相手で決められていただろうし

自分が望んだ相手と結ばれることはけしてないと思っていた…

だから結婚はくだらないとか、所詮幻想だの、世代の残すための儀式程度にしか思っていなかった…」

 

雪乃「………姉さん」(姉さんが昔そう思っていたのも私のせいでもあるのよね…

姉さん一人なら雪ノ下家の束縛から逃げることができた、でもそうなった場合姉さんの役が私にまわされる

私にそんな思いをさせたくないため姉さんは逃げずに役目を勤めた

仮面をつけて…)

 

陽乃「またそんな顔して、気にしなくていいってば、十年以上前に和解した時もいったでしょ」ツンツン

 

雪乃「……」

 

陽乃「私…今とっても幸せなんだよ

大好きな夫とかわいい娘にも恵まれて、何一つ縛られず自由にいられるいまが…」

 

陽乃「そして…そんな幸せをくれた八幡のことを世界で一番愛してる

もし彼が世界をめちゃくちゃに破壊しくしたとしても私はかまわない

彼が望むことをしてあげたいし、叶えてあげたいと思う…だって彼が必要としない世界なんて私もいらないからね」クスッ

 

雪乃「………」ゾクッ

 

陽乃「ごめんね…怖がらせるつもりはなかったの

さっきのは例えばの話だから、それに八幡がそんなことするわけないでしょ」

 

雪乃「え、ええ…それはわかっているわ」

 

(普段冷静で落ち着きのある姉さんだけど義兄さんがらみのことになると、まれに仮面の中から内に秘めた何か…心の闇なのかしら…それが漏れる)

 

雪乃(もしかして姉さんは元々とても優しくて愛情深い人間だったのかもしれない…それが雪ノ下家によって歪みと狂気が生じてしまった

愛する義兄さんに危害を加えようとする者、奪い取ろうとする者には誰であろうとどんな手を使ってでも潰す

葉山くんのこと虚無丸が、まさにいい例ね

そのとき彼は姉さんの怒りを買っていたと知らなかったけど、どちらにしろ自業自得ね)

 

陽乃「話を戻すね…雪乃ちゃん結婚を考える気はないかな?」

 

雪乃「そうね。さっきの話を聞いて少し惹かれたけど、もう相手が…」

 

陽乃「そうね…八幡みたいな子はなかなかいないからね、戸塚くんも結婚しているし」

 

雪乃「ええ、彼は優しくて今時珍しいくらい純粋だったわ

それに美形だから大学時代には彼女できて、就職と同時に結婚してしまったのだけど」

 

陽乃「うん、八幡のお気に入りだったからね~それにどんな時でも八幡の味方で信じていた子だから私も結構好きな子だよ♪

もちろん恋愛感情はないけど」

 

雪乃「当時の私や由比ヶ浜さん以上に彼は義兄さんを信じていたわ

長い時間を過ごした私や由比ヶ浜さん以上ね…」

 

陽乃「そうそう、でもほんと戸塚くんが男でよかった

もし女だったら八幡と結婚していたのは戸塚くんだった可能性が高かったからね」

 

雪乃「それは同感だわ」

 

陽乃「はあ…もし戸塚くんの奥さんが悪女だったら破局させて雪乃ちゃんとくってけられるのにな~」

 

雪乃「さらっと恐ろしい言うわね姉さん」

 

雪乃「でもそれはやめてあげて、あの二人はとてもいい夫婦だから

 

 

陽乃「もちろんわかっているわよ。八幡の大切な親友を幸せを壊すようなことするわけないでしょ。八幡が悲しむから」

 

陽乃「それに私と八幡が問題ないと判断した子だから戸塚くんの結婚賛成したんだし」

 

雪乃「そのとおりよ。姉さんと義兄さんの両方の観察眼をごまかせる人なんていないわよ」

 

陽乃「フフ…そうだね」

 

陽乃「じゃあ材木座くんはどうかな?」

 

雪乃「…彼ね、嫌いではないのだけど」

 

陽乃「ええ~結構いい物件だと思うけどな~

だって雪乃ちゃんの辛辣な正論ぶつけられてたら大抵の人間は逆切れ、逃亡、影で悪口とかだけど

彼はそんな連中と違って雪乃ちゃんのアドバイスを素直に受け取りグチらず、逃げないで何回も小説を見せてきた

雪乃ちゃんの言葉を正面から受け止め努力を続けた

身近に八幡がいたから材木座くんの良さに気づけなかったのだろうけど」

 

雪乃「そうね…すぐそばに私の事を理解してくれていた義兄さんがいたし

彼の容姿や言動で敬遠して、名前をまとも覚えようともせず義兄さんにほとんど相手させてひどいことをしたと思うわ…」

 

陽乃「雪乃ちゃんへの下心もなく雪乃ちゃんの毒舌に打ちのめされても努力し、ついには夢を叶えラノベ作家になったんだもんね♪」

 

雪乃「当時の私はほんと見る目がなかったわ…彼を外側だけで判断して内面を見てなかった

彼は努力せず嫉妬したり私を貶めようとする連中と違って己を鍛えようとする向上心をもっていたというのに…」

 

陽乃「そうだね…雪乃ちゃん八幡に対しても最初から見下した態度とかやっていたもんね

見ず知らずの人を犬をとっさに助けてケガしたことを見ていながら八幡を心優しい人間だとすぐ気づかなかったからね」

 

雪乃「言い返す言葉もないわ…幼かったとはいえ葉山くんの本質を見抜けず小学時代は状況が悪化させた…」

 

陽乃「今思えばあの虚無丸あの時消しておけばよかった…」ニヤリ

 

雪乃「……」

 

陽乃「まあ、あの虚無丸どうでもいいか~でも材木座くんはおすすめだよ♪

知ってとおり激やせして知的イケメンになっているし、お互い八幡というつながりあるから交流しやすいでしょ♪」

 

雪乃「たしかにそうだけど…てもあの言動はいまだ慣れないわ

イデア浮かんだ時奇声あげたり、「はふん」とか意味不明な言葉とかどう反応すればいいのかしら?」

 

陽乃「雪乃ちゃん世の中に100%自分の理想どおりの人間なんていないんだよ

それは雪乃ちゃんも知っているよね?」

 

雪乃「わかっているわ…生徒会選挙の時私が生徒会長になりたいことと気づいてくれる、わかってくれるはずと二人に理想を押し付けて勝手に失望した経験があるから」

 

陽乃「多少は妥協しなきゃだめだよ」

 

雪乃「あれは妥協できる範囲なのかしら?」

 

陽乃「グズグズしてると他の子にとられちゃうよ~」

 

雪乃「他の人?お金目当てや利用しようとする人達は姉さんが見抜いて排除しているはずでしょ?そんな心配…」

 

陽乃「違うよ、そんな連中のことじゃなくて本当に好きになる人のことだよ」

 

雪乃「まさか…でも一体誰が?」

 

陽乃「海老名ちゃんだよ」

 

雪乃「海老名さん…彼女がなぜ?」

 

陽乃「BL趣味てさ、大抵の男性に差別されがちなんだよ。なかなか理解してもらえないし、やめるよう要求してくる

でも材木座くんは違う…趣味は人それぞれ他人など気にせず好きなことをするばいいと考えている

そしてそれは八幡も同じ、誰にも迷惑かけないなら別に何やってもいいだろと言っている」

 

雪乃「………」

 

陽乃「それに海老名ちゃんは恋愛より自分の好きな趣味などに打ち込むのが好きなタイプだからさ

自分の好きなようにさせてくれて願望を押し付けない八幡や材木座くんに好印象もつのは仕方のないこと

まあ八幡は私と結婚しているから無理だけど、材木座くんはフリーだからね」

 

雪乃「だからといってそうと決まったわけじゃ」

 

陽乃「海老名ちゃん仕事繋がりでちょくちょく材木座くんと会ったりしているし、日があえば食事する時もあるみたいよ」

 

雪乃「!?」

 

陽乃「それに奇声やらおかしな行動するのは海老名ちゃんも同じだからね~気が合うのかも」

 

陽乃「鼻血を噴出した海老名ちゃんに材木座くん慌ててティッシュをあげていたし」

 

雪乃「………」

 

陽乃「「ふひっ!」この八幡の笑い方、私が八幡に付き合う前はちょっと苦手だったけど

今ではすごくかわいく思えるの!この前も感極まって八幡の顔をおっぱいに挟んでスリスリしちゃった♪」

 

陽乃「材木座くんの「はふん」だって、いつか雪乃ちゃんは微笑んで聞けるようになると思うの」

 

雪乃「………」

 

陽乃「ものごとは考えようとかいうけどさ、どれだけ雪乃ちゃんが考えたところで、ものごとは変わりはしないよ

でもね雪乃ちゃん、前向きに考えるとそれだけで、何かが変わった気がするんじゃないかな?」

 

雪乃「………そうね」

 

陽乃「私は雪乃ちゃんの味方だけど、最後に決めるのは材木座くん本人なんだから

後悔だけはしないようにね…時間は待ってはくれないから…」

 

雪乃「ええ…」

 

ゴーンゴーン

 

陽乃「そろそろ陽子ちゃんの準備が終わるころかな?雪乃ちゃんもくる?」

 

雪乃「ええ、私も気になっていたから、ちゃんと成功するのか」

 

陽乃「じゃ、いこうか」

 

 

陽乃「陽子ちゃん入っていい?」

 

陽子「いいよ~」

 

陽子「あっ、雪乃叔母ちゃんも来ていたんだ」

 

雪乃「ひさしぶりね陽子さん」

 

雪乃(雪乃叔母ちゃん…時の流れは残酷よね…グスッ)

 

陽子「お母様~お父様は?」

 

陽乃「会社に行ったよ」

 

陽子「……………うう…」(´;ω;`)

 

陽乃「もう~そんなこの世の終わったような顔しないで陽子ちゃん」ナデナデ

 

雪乃(こうして見ると親子というより実の姉妹に見えるわね…容姿やスタイルもだけど…姉さんがかなり若く見えるから)

 

比企谷陽子16歳

母譲りの美貌とスタイルを持ち、身長は2cmほど陽乃より高く、髪も陽乃のセミロングよりも数センチ長い、八幡の特徴の一つであるアホ毛が生えている

 

陽子「だ、だって~今日まだお父様とスキンシップとってないし…お父様分が…」シクシク

 

陽乃「その装置の最終調整していたんだから仕方ないじゃない…私も八幡も陽子ちゃんの集中力を奪わないよう部屋にははいれなかったから…」

 

陽子「わかっている…わかっているけど私の愛するお父様と会えないのがつらい…もうやだ死にたい」

 

雪乃「相変わらずすごいファザコンね」

 

陽乃「このあとすぐそっちの八幡に会えるじゃない

帰ってきた後もいつもの八幡に会えるし」

 

陽子「………うん」

 

陽乃「それに八幡が「あまり無理するなよ」言ってたわよ」

 

陽子「お父様///」ヽ(=´▽`=)ノ

 

陽乃「じゃあ早くそっちの八幡に会って思いっきり甘えて来なさい!」

 

陽子「うん♪」

 

陽乃「でも八幡を襲ちゃダメだぞ♪」

 

陽子「ふえ///」

 

雪乃「なにこの反応…」

 

陽乃「いくら陽子ちゃんが八幡のこと好きでも

そっちの八幡があなたのこと知らなくても血の繋がりはあるんだから、くれぐれもいつもみたいに迫ってはだめよ

 

陽子「…できるだけ我慢する」

 

雪乃「絶対してはだめよ陽子さん」

 

陽子「ぜ、善処します」

 

陽乃「はあ~ほんと心配だわ…過去の八幡を逆レイプしないか

私もいけたらよかったけど」

 

雪乃「それは無理よ。限定的とはいえ過去に行ける装置を作った陽子さん以外でも使えるようになったらもうチートよ」

 

雪乃「それより陽子さんあなたにいい話もってきたの」

 

陽子「なに~?」

 

雪乃「葉山くんのことだけど」カクカクシカジカ

 

陽子「アハッ…アハハハハハハハハ!!!ざま~みたらしだんご!あのゴミ虫ぃぃ!!私の愛するお父様をはめようとしたあのクズがぁぁー!!

そのまま未来永劫絶望しながら苦しみなさい!本当なら私自らアカメが斬るエスデスやアリアのようなえげつない拷問で死ぬまで苦しめたかったけど…

お父様に止められたからね!感謝することね!ノミのクソ以下の存在である虚無丸!!生きていられるのはてめーがはめようとしていたお優しいお父様のおかげだということをね!

苦しめ!苦しみ!そして死ぬ!原子一つ残らず消滅しろ!死後は冥獄界墜ちてしまえ!アッハハハハハハハ!!!フヒッ!」

 

 

雪乃「も、ものすごい喜びようね…」

 

陽乃「うんそうだね♪陽子ちゃんが世の中で一番嫌いな存在だからね虚無丸は

まあ元々陽子ちゃんは八幡と一部の男(材木座など)除いて男嫌いだから」

 

雪乃「ところで姉さん冥獄界ってなにかしら?」

 

陽乃「たしか…八幡の本棚にあった幽遊白書に…ありとあらゆる苦痛を一万年かけて与え続けられそれを一万回繰り返し、その後は魂の消滅だったかな」

 

雪乃「た、魂まで消したいくらい嫌いなのね」

 

陽乃「うん、虚無丸への憎しみは私より上かもね~」

 

雪乃「そうね…あの男の下劣な罠が成功していたら陽子さんは産まれてこなかったかもしれないから…」

 

陽乃「それもあるけど、一番の理由はそうじゃないよ」

 

雪乃「えっ?」

 

陽乃「そうなると八幡に出会えなかったからだよ

親子の繋がり関係なしに本気で結ばれたいと思うほど好きな八幡に出会えなくなるところだった

だから一層憎いんだと思う、そしてそんな大事な人に罠にかけようとした虚無丸がゆるせないんだよ」

 

雪乃「……」

 

陽乃「知ってのとおり、あの子八幡のこと心からすごく愛しているからね~私の次くらいに」

 

陽子「え~ちがうよ!この世で一番愛しているのは私だよ!」

 

陽乃「私よ!」

 

陽子「私!」

 

「「む~」」

 

雪乃「二人ともやめなさい」

 

雪乃「それにしても不思議ね

いくら親子とはいえ同じ相手を溺愛して取り合う仲なのに仲がいいなんて」

 

陽乃「当然だよ!陽子ちゃんは愛する八幡と私の子だよ♪そんなかわいい陽子ちゃんを嫌いになったり憎むわけないじゃん♪

 

 

陽子「そうだよ!お母様は愛するお父様が選んだ大事な女性、それに私のこと大切に育ててくれたし

この美貌とスタイル、そして頭脳を与えてくれたんだもの、感謝はしても恨みはしないよ♪」

 

「「それに親子で争ったら八幡(お父様)が悲しむからね」」

 

雪乃「さすが親子といったところかしら…」

 

陽子「じゃ、いってくる!過去の世界のお父様を救いに!」

 

陽乃「いってらっしゃい!あなたのことだから失敗はありえないけど、くれぐれも八幡を襲っちゃダメだよ!」

 

陽子「…たぶんね、まあお父様が本気で嫌がることはしないから、できればしたいけど…」

 

雪乃「できれば向こうの私にも会わないようにね

そのころの私、今と違って相当毒舌だから…義兄さんにひどいこと言ってしまうから、そしたらあなたはブチギレそうだし…」

 

陽子「うんわかってるわかってる!じゃいってきます♪」キュイン

 

 

ギュイーン

 

陽子はタイムゲートを開き中にはいっていた

 

雪乃「大丈夫かしら…」

 

陽乃「大丈夫よ♪私と八幡の子だから!それにあの子が愛する八幡の元に帰って来ないなんてありえる?」

 

雪乃「ありえないわね」

 

雪乃「そういえば姉さんに聞いていいかしら」

 

陽乃「なに雪乃ちゃん?」

 

雪乃「姉さんは……その///いつも義兄さんとラブラブなのになぜ子供を増やさないのかしら?」

 

陽乃「ああ、それわね~もし陽子ちゃんみたいなファザコンの子が産まれたら大変だから

今でさえ陽子ちゃんたけで大変なのに、それが二人以上になったら、いくら私でも目が届かないよ」

 

雪乃「な、なるほどじゃあ男の子は?」

 

陽乃「もしそれで八幡そっくりの子が産まれたら、私が理性を押さえきれず襲っちゃう可能性があるから♪」

 

雪乃「………」

 

陽乃「フフ…」

 

 

過去の世界

八幡高校三年の春の休日

 

八幡が朝目覚めとキッチンに行くと

 

『お兄ちゃんへお母さんたちとレストランに食べにいってきます。そこにあるのチンして食べてね!ちゃんとごはん用意して出かける小町ポイント高い~』

 

八幡「おれを置いていく時点でポイント低いぞ小町…」

 

八幡(まあ、いつものことだけどね…置いていかれるのは…)

 

八幡「さて、せっかくの休日だ…全力でダラダラするか!まずは録画したアニメでも見るか」

 

ピンポーン

 

八幡「誰だ一体?この前注文したアマゾンの商品か?めんどくせえけど出るか」

ガチャ

 

八幡(誰だこの人?なんかすげー美人でスタイルいいんですけど…でもどっかで見たことある気がするような…)

 

陽子「はじめましてお父様!娘の陽子です!」

 

八幡「…新手のサギか?」

 

陽子「違います!私は正真正銘お父様の子供です!」

 

八幡(なにいってんのこいつ?誰が自分と同じくらいの年の奴に言われて信じるバカいるかよ!)

 

八幡「人違いです。帰ってください」パタン

 

陽子「ちょ、なぜ閉めるんですか!開けてください!お父様!お父様!」

 

八幡「オレには自分と同じくらいの年の子供を作った覚えも作るような行為をした覚えはねえ!」

 

陽子「そんな~信じてください~」

 

八幡(だまされちゃダメだ!絶対罠だ!サギでなければ電波系の奴だ!このあと前世の記憶が!とか言い出すパターン)

 

陽子「じゃあこれを見てください」

 

パサ

 

八幡「んっ、ドアのポストから写真入れてきやがった」つ写真

 

八幡「な、なんだこれは…」

 

八幡(ここに映っているのはオレだが…オレはこんな写真を撮った覚えはねえし、目がいつもより腐ってないように見える

そしてその隣に映るのは…」

 

八幡「雪ノ下さん…」

 

八幡(ありえねえ…ありねえだろ!オレと雪ノ下さんがツーショットだと!

それになんだここに映っているオレ!嫌がっているように見えねえ…ごく自然な状態で雪ノ下さんと密着してるだと…)

 

八幡(それより驚きなのは雪ノ下さんの表情だ

この人のこんな笑顔見たことがない…いつも強化外骨格によって作られた笑顔とは違って、とても魅力的で安いでいるような笑顔だ…どこか安心してるような…)

 

八幡(いやいやオレの勘違いだ!そうに決まっている!あの人がそんな…)ペラペラ

 

八幡「ちょっとまて!この写真って結婚式の奴じゃねえか!っていうかここに映っているの…オレ…か?

なにこれ…ほとんど目が腐ってなくてスゲーイケメンなんですけど…一瞬誰かわからんかった…」

 

陽乃「このドレス姿の雪ノ下さんスゲー幸せそうで満たされている顔をしている気がする…

なんだ…これ?魔王というより女神みたいな………か、可愛すぎる///」

 

八幡(お、落ち着け冷静になれ…あの人はたしかにかなりの美人だが、かわいいというより恐ろしいが正しいはずだ!

しかしこの写真は…)

 

八幡(新婚旅行か?)ペラペラ

 

八幡(新しい写真になるほど、オレの姿はもはや別人のように見えた

腐った目がなくなっているだけでなく、なんというかオーラというか雰囲気というか違いすぎる…)ペラペラ

 

八幡(あと抱いている子供って一体…)ペラペラ

 

陽子「信じてくれましたか♪」

 

八幡「よ、よくできた合成写真だな

どうやったんだ?」」

 

陽子「ちがいます本物です~これから先の未来で実際あった出来事です

日付にもそうなっているでしょ」

 

八幡「し、しかし…オレと雪ノ下さんが付き合うとか結婚とかありえないだろ…あの人だったらオレをからかうため細工してもおかしくない」

 

八幡「それにあんただれだ?雪ノ下さんの親戚か?」

 

陽子「違います!私はお父様とお母様二人の子供です」

 

八幡「はあ~いくらなんでもありえねえだろ

じゃあ、お前は未来から来たとでもいうのか?」

 

陽子「はいそうです!私は未来からあなたの娘比企谷陽子です♪」

 

八幡「なん……だ……と……」

 

陽子「私はお父様とお母様が愛し合って産まれた子なんです」

 

八幡「…証拠は証拠あるのか」

 

陽子「証拠はさっきの写真です♪」

 

八幡「今の世の中、技術が進んでいるからな、合成とかすごいだろきっとそう簡単に信じられねえよ

きっとここに映っているオレもただのそっくりさんにちがいない」

 

陽子「もう~お父様たら相変わらず疑い深くて警戒心高いんだから~

まあそういう難攻不落な所も好きなんだけど///」

 

八幡(おいおい…あまり好きとかいってくるなよ

ちょっと勘違いしそうなるだろ)

 

陽子「とりあえず開けてくれませんか?中に入れなくてもいいので話だけでも」

 

八幡「…とりあえずわかった

いちおう話だけは聞いてやる」

 

陽子「お父様やさしい~♪」

 

ガチャ

 

八幡「っ…」

 

八幡(最初誰かに似てると思ったら雪ノ下さんに似ていたんだな…だがなんだこの子は雪ノ下さんにすごく似ているが全く似てない

なぜならこいつには仮面がない。あの人のように多くの人に受けがいい作られた外面の笑顔が

この子のはとても自然でありのままさらけだしてありえないほど善意で笑顔を浮かべているのだ

そういった面ではまるで正反対だ)

 

八幡(だが写真の中の雪ノ下さんは年を重ねるごとにどんどん自然で魅力的な笑顔を浮かべていた…それはこの子の笑顔とよく似ていた)

 

陽子「お父様♪」(つ'ω')っダキッ

 

八幡「ちょ、あんた!なにいきなり抱きついてるの///」

 

陽子「はあ~若い頃のお父様もやっぱりいい…わたしの知ってるお父様と違って目が腐っているけどそれもまたいい」

 

八幡「きけよ」グッ

 

陽子「む~もっとお父様分欲しかったのに…」

 

八幡「わ、わけを話すんだろうが、いきなり抱きついてくるんじゃね///」

 

陽子「あん、お父様顔真っ赤!もしかして照れてる?超うれしい♪

未来のお父様は抱きついても風呂に乱入しても夜ベッドで全裸で迫っても平然な顔であしらうのに」

 

八幡「おまえそんなことまでしてるのかよ…それに未来のオレおまえみたいな美少女よく平然としていられるな」

 

陽子「ワーイ!美少女っていわれた♪」(*'ω' *)

 

八幡(無邪気な奴だな…体はすげー大人なのに…)

 

陽子「それはね実の娘だから身内フィルターがかかっているからだよ

過去のお父様は私を娘だと実感してないから動揺するんだよ♪

それにこの時代のお父様も小町叔母ちゃんのバスタオル姿見ても動揺しないでしょ!それと同じだよ♪」

 

八幡(おい小町おまえ知らない奴から叔母ちゃん呼ばわりされてんぞ…まだ中学生なのに)

 

八幡「なるほど…たしかにそうだ

でもなんでそんなにオレになついているんだ?

普通その年頃の娘は父親に冷たいはずだろ?ソースはオレのオヤジ」

 

陽子「なにいってるの?お父様とお母様の子供だからに決まってるじゃん♪」

 

八幡「そんなの理由になんねえだろ」

 

陽子「考えてみてよお母様とお父様の家族の性質」

 

八幡「オレの家族…オレはボッチで小町はかわいくて…」

 

陽子「そうじゃなくてシスコンとかだよ」

 

八幡「………」

 

オレ:シスコン 雪ノ下さん:シスコン

小町:ブラコン

オヤジ:娘溺愛

母さん:ノーマル?

 

八幡(両親ともシスコンじゃねえかーーー!!!)

 

八幡(そしてオレの家族75%アウトじゃねえか!たしかにこの組み合わせならファザコン娘が産まれてもおかしくない…)

 

八幡「…なんだか状況証拠がそろい始めているんですけど」

 

陽子「じゃあ続きを♪」スリスリ

 

八幡「よ、よせ!顔をすりよせてくるな!魅惑の果実おしつけるな///」

 

八幡(なんという心地よさ!まずいこのままでは理性の化物が崩壊してしまう…

これが有名な「当ててんのよ♪」なのか…)

 

八幡「ま、ま、まて!オレはまだおまえを未来から来た子供だと認めたわけでは」

 

陽子「ん~お父様の匂いがする…暖かい///」

 

八幡(これ以上はやめたげてよぉ~このままでは八幡の八幡がリミットブレイクしちゃうよ~)

 

八幡「と、とりあえず離れてくれ!ストップ!ストップ!これ以上はオレの心臓がもたん!」バッ

 

陽子「あはっ♪お父様もしかして私にドキドキした?もしかして興奮してる?」

 

八幡「し、しかたないだろ!オレみたいなボッチはおまえみたいなかわいい子に抱きつかれる経験がねえんだからよ///」

 

八幡「それにお前からはためらいや照れや悪意が感じない分ダイレクトにくるんだよ///」

 

 

陽子「そうなんだ///フフ…」

 

八幡(そんな上目づかいで恍惚の眼差し向けるのやめてくれません…オレじゃなかったら襲っていたよ)

 

陽子(お父様たら我慢しないで私を家に連れ込み、ベッドに押し倒して処女奪ってくれたらいいのに///)

 

八幡「そ、それより…他に証拠はあるんだろな?」

 

陽子「…じゃあ、おじいさまの書斎の本棚の上段の左から五番目の本をめくってみて、そこにおじいさまのヘソクリがあるはずだから」

 

 

八幡「マジであった」つ三万

 

陽子「でしょ!未来で小町叔母ちゃんから聞いたんだよ」

 

八幡「だ、だが…まだ信じるわけにはいかん」

 

陽子「じゃあお父様が誰にも言っていないことを当てられたら信じてくれる?」

 

八幡「…いってみろ」

 

陽子「じゃあお父様が奉仕部に来たばかりのころ、雪乃叔母ちゃんのあまりの毒舌にムカついたお父様が思ったこと」

 

八幡(雪ノ下まで叔母ちゃん呼びかよ…聞かれたら氷の女王がキレるぞ)

 

陽子「だったら壁にでも話してろよ」

 

八幡「なっ!?」

 

陽子「ね♪これはこの時代の小町叔母ちゃんや雪乃叔母ちゃんさえも知らないことだよ

知っているのは思った本人であるお父様だけ」

 

八幡(な、なんだこいつ…どうしてそのこと知っているの!?エスパーなの?室田なの?能力で心を読んだの!?)

 

陽子「ちなみにこの話は未来のお父様から聞いたんだよ」

 

八幡(たしかに未来のオレが話したのなら知っていてもおかしくない)

 

陽子「まだ疑っているね…なら結衣さんが奉仕部に入ったばかりのころ、雪乃叔母ちゃんが由比ヶ浜さんのおっぱいと自分のを交互を見て溜め息をはいていた雪乃叔母ちゃんに…」

八幡(由比ヶ浜はさんづけか…ああ、親族じゃないからか)

陽子「バーカ!おまえがメロンになれるわけねーだろw」

 

八幡「はひっ!?」

 

陽子「フフフ…」

 

八幡(たしかにそう思った…!そのあと声を出してなかったのに雪ノ下に睨まれてめっちゃくちゃ怖かったからよく覚えている)

 

八幡「まいった…さすがにここまでオレしか知らないことをいい当てられたら全くデタラメとは思えねえ…」

 

陽子「うん!やっと少しは信じる気になってくれたね♪」

 

八幡「ああ…それでお前は未来から何しにきたんだ?」

 

陽子「それは…お父様の貞操を守るためきたんだよ」

 

八幡「はっ!?オレの貞操を守るために来ただと…」

 

陽子「はい…そうです」

 

八幡「なんだそれ!一体誰がオレなんかの貞操狙いにくるっていうんだよ

どう考えてもおかしいだろ」

 

陽子「正確にはお父様を罠にはめるための方法として使われたのです…

あの憎き虚無丸に」ギリッ

 

八幡(っ!?………なんだ…さっきまであんなに無邪気だったこいつが別人のように雰囲気が変わり始めた…)

 

八幡「…なあ、虚無丸って、だれだ?」

 

陽子「…虚無丸は未来で付けられた外道の名前………私の大好きなお父様とお母様の幸せを壊そうとした憎き相手…」

 

陽子「葉山!!!」

 

八幡「葉山だと!?なんであんなリア充野郎がオレなんかを罠にはめようとするんだ? ますます意味わからん」

 

陽子「あのミジンコ以下の有害生物虚無丸は無謀にも雪乃叔母さんに好意を持っていて…お父様とお母様が婚約すると聞いた時

その相手をお母様ではなく雪乃叔母さんと勘違いし、婚約をぶち壊そうと下劣な手を使ってきたのです」

 

八幡「なんだと!?」

 

八幡(ってゆうか…オレと雪ノ下が婚約なんてありえねえだろ……バカじゃねえ~の葉山の奴

どう勘違いしたらオレと雪ノ下が婚約すると思うんだよ? まあ雪ノ下さんともありえねえけど…それにしても)

 

陽子「………」グヌヌ

 

八幡(よっぽど葉山の野郎が嫌いなんだな…抑えているみたいだけど嫌悪感とか怒りのオーラがすげー出ているぞ…

さっきすげー口悪かったし、よっぽど憎いんだろうな…)

 

八幡「それが本当だったらマジ最低だな葉山の野郎…で? どんな手を使ってきたんだ?」

 

陽子「虚無丸は童貞風見鶏のこと、自分の親友大岡をそそのかしてお父様をレイプさせたんです」プルプル

 

八幡「な、なんだってぇぇぇーー!!?」( ゚Д゚)

 

 

陽子の世界の過去

 

大岡『ああ…やりてえなあ……でも彼女できねえし………くっそ!もういいや!ヤレるんだったら男でも!』

 

?『それだったらいい人を紹介するよ』

 

大岡『おお、隼人!ホントか?』

 

葉山『ああ』

 

大岡『それ、だれだ!!』

 

葉山『ヒキタニくんだよ』

 

大岡『ヒキタニ? たしか………………あの目の腐っていて、文化祭で相模さん泣かしたヒデー奴か?』

 

葉山『その誤解といてあげるよ』ニヤ

 

葉山は今まで八幡が解決した奉仕部の行動や文化祭の真実を自分の都合のいいように説明した

 

大岡『なんだよ!ヒキタニって、すげーいい奴じゃん!相模さんを守るために全生徒を自分に敵意を向けさせるとか普通できねえだろ!

それにあいつのおかげで高校時代の時、グループ崩壊しなかったんだな』

 

葉山『ああ、そうだよ。ヒキタニは自分を犠牲にしてまで多くの人達を救ってきたんだ』

 

大岡『すげー!汚名をかぶってまで人の名誉を守るなんてまるでテイルズのユージーンだな!』

 

葉山『はは、どうだい彼なら君のその苦しみを助けてくれる。救ってくれる。そう思わないかい?』

 

大岡『で、でも…』

 

葉山『大丈夫さ、それはオレが保証する…彼以外で君の事を受け止めてくれる存在はいるかい』

 

大岡『そ、それは…』

 

葉山『彼なら人に漏らすこともそれをネタに脅すこともしない…けして目的もなく人を傷つけるようなこともしない。

それに彼は見ず知らずの人の犬を命がけで助ける心優しい人物だ。君を苦しみから解放してくれるさ』

 

大岡『………』

 

葉山『それにオレがついてる。親友だろうオレたちは。悩んでいる親友を助けるのは当然のことだよ』

 

大岡『あ、ああ!ありがとう隼人!おまえはオレの一番の親友だ!』

 

葉山『どういたしまして、何があってもオレが全力でフォローするよ』

 

葉山『親友の大岡のために』ニヤ

 

葉山(雪乃ちゃんはオレのものだ…比企谷には渡さない…大岡、親友のオレのために協力してくれよ)

 

葉山(計画どおり…)(´∀`)ニヤリ

 

 

陽子「そのころ童貞風見鶏の大岡は童貞をこじらせていて、もう男でもいいやと精神的に追い詰められていたようです…

そこで非道にも虚無丸は友達思いの善人を装って、誘導して自分の手駒として使ったのです」

 

陽子「お父様の解決(解消)した奉仕部の活躍を自分の都合のいいように伝えたのです」

 

陽子「好きでもない相模のためにだって全生徒から嫌われてまで自己犠牲で救ういい奴だって

きっと大岡な気持ちも受け止めてくれる。救ってくれると虚無丸の甘い言葉を信じて、惑わされ童貞風見鶏はお父様を…」

 

陽子「そしてお父様は深い心の傷を負い…そして…」

 

八幡「ちょっとまて!オレ雪ノ下さんと結婚したんじゃなかったのかよ? そしてお前が産まれたんじゃ」

 

陽子「混乱させないように最初は伏せてましたが、私は未来でも平行世界から来ました」

 

八幡「平行世界」

 

陽子「未来は一本の木から伸びる枝のように複数存在するのです。

私はその未来の一つ、お父様が虚無丸の罠を回避し、無事お母様と結婚して毎晩ズッコンバッコン愛し合って私が産まれた未来から来たんです」

 

八幡「ズッコンバッコンって………もっとソフトにいえよ///あと毎晩やってんの?」

 

陽子「はい。お母様はもうお父様を好きすぎてお父様を求めてくるから///」

 

八幡「えっ? オレそんなに雪ノ下さんに好かれてんの?」

 

陽子「はい♪」

 

八幡「マジか…」

 

八幡(いやオレ愛されすぎでしょ。う~ん想像できん…)

 

陽子「そのおかげでなかなかお父様を夜這いできないんですよね~」

 

八幡「まてまて!普通娘は父親を夜這いしないだろ」

 

陽子「私普通じゃないもん!超ファザコンだもん!」ヽ(=´▽`=)ドヤッ

 

八幡「ぶっちゃけすぎだろ…まるで俺はスーパーベジータだっと、いっているみたいなドヤッ顔やめろ」

 

陽子「お父様大好き!愛してる♪」(つ'ω')っダキッ

 

八幡「わかった!わかったから離れてくれ///」

 

八幡(この子オレのこと好き過ぎでしょ。これ以上はやめてくれ、ほんと勘違いして惚れそうになるから///

でも今回は別に勘違いじゃないんだよな…いやいや!未来とはいえ娘に惚れるのはまずいでしょ!いくら実感がなくてもこいつは実の娘

とにかくできるだけ密着しないようにしないとやばい…)

 

八幡「話の続きは家で話すぞ…誰かに聞かれたらまずそうな話だし///」パッ

 

陽子「うん♪」

 

八幡(やべー今までの会話誰かに聞かれていたらどうしよう…厨二病だと思われたかも

最初から中で話せばよかったぜ…)ガチャ

 

カマクラ「ニャー」

 

八幡(そういや、こいつがいたんだった)

 

陽子「カマクラー!!」(つ'ω')っ

 

八幡(!?)

カマクラ「ニャ!?」

 

陽子「ほんとにカマクラだ!なつかしいなー!また会えてうれしいよ!」

 

カマクラ「ニャ…ニャ!!」

 

八幡「おまえカマクラも知っているのか?」

 

陽子「うん。私の小さい時に老衰で死んだの…ヒック…でもまた会えてうれしいよ…うわ~んカマクラー!!」

 

八幡(…さっき葉山の時は別人のように怖かったが、ほんと心優しい奴なんだな。カマクラを本当の家族のように思って泣いてくれてるからな…

まあ娘とはいえオレに懐いている時点ですごく優しい子なんだが)

 

陽子「カマクラー!」

 

カマクラ「………」

 

八幡(カマクラが戸惑っている…オレにどうにかしてくれと視線を送っているが無視しとこ

お前にとっては見知らぬ人物だろうが、こいつにとっては二度と会えなくなった家族に感動の再会を果たしたのだからな)

 

 

15分後

 

八幡(さすがにそろそろやめさせた方がいいか)

 

カマクラ「………」グテ

 

陽子「カマクラ~♪」ナデナデ

 

八幡「あ~うれしいのはわかったから、そろそろカマクラを離してやってくれ疲れているみたいだし」

 

陽子「あっ、ごめん。ついなつかしくて…また触らせてねカマクラ♪」

 

カマクラ「…ニャー」

 

八幡「お前猫好きなんだな」

 

陽子「まあね。雪乃叔母さんほどではないけど」

 

八幡「…ああ、あいつなら言ってもすぐやめないだろうな」

 

陽子「でしょ、仮に猫好きでなくても私にとってカマクラは大事な家族であることには変わらないよ」ニコ

 

八幡(か、かわいい///ほんとにあの人の子供か? 裏表がなさすぎる…葉山の話の時は別人のようだったが

考えてみれば俺が罠にかかっていたら、こいつ生まれなかったからな…憎しみがあってもむりはないか…)

 

八幡「話を戻すが、おまえは平行世界の未来からオレを助けに来たと?」

 

陽子「うん。この過去の世界はお父様は私の世界と違って虚無丸の罠にはまって不幸になるから、そうならないようにするためにきたの」

 

八幡「くっそ!!葉山の野郎…」

 

陽子「ほんと死ぬばいいのに…あとかたもなく」クスッ

 

八幡「…と、ところでおまえはどうやって未来から来たんだ?」

 

陽子「フフ…それはね~私が作ったゲートホルダーを使って来たんだよ♪」

 

八幡「クロノトリガーかよ…っておまえが作ったの?」

 

陽子「うん♪さすがにどこの時代でもとかは無理だけど、使えるのは私だけなのと、特定の時期ならどの平行世界でも行けるよ♪」

 

八幡「いや十分すげえけど…なにおまえ将来科学者でもなるの?」

 

陽子「違うよ、お父様のお嫁さん///」

 

八幡「バ、バカ///ちげーよ、職業の事を聞いているんだ職業を」

 

陽子「専業主婦!」

 

八幡「即答かよ。おまえやっぱオレの娘だわ」ナデナデ

 

陽子「えへへ///」(≧∇≦)

 

八幡「あっ、わりーつい小町にやっているくせで」パッ

 

陽子「もっと撫でてくださいお父様。未来でも私、頭撫でられる好きなんですよ♪でもどうせならここも」グイ

 

八幡「ちょ///おまえ!?なに胸の中にオレの手を入れてるんだ///」

 

陽子「んっ///はぁん…お父様………もっと…」

 

八幡「は、はやく手を離せ!た、頼む///」

 

八幡(なにこれめっちゃくちゃさわり心地いいんですけど…大きくてやわらかくて張りがあってスベスベして…さすがあの人の子供だ…マジ超高級品だわ)モミモミ

 

カマクラ「………」

 

陽子「んっ…あ、ああ…お父様もっと……やん!あ、あん…はあ…ん……はあはあ…」

 

八幡(手が勝手に!勝手にぃー!このままでは理性が………頼む!カマクラおまえだけが頼りだ!なんとかしてくれ!!!)

 

カマクラ「ニャー」(青春ね)

 

カマクラ(いや性春か)

 

八幡(生暖かい目で見守られている気がする………見てないで止めろよ!!いや、リア充爆発しろと言われないだけマシなのか…)モミモミモミーン

 

陽子「やあ、あ、ああん!んあっ!ああー!お父様!!」

 

八幡(!?手の力緩んだ!今だ!)バッ

 

陽子「………あっ」

 

八幡(くっ、すげー名残惜しいけど、これ以上はほんとダメ…オレの理性がもたない

むしろ自らの意志であのおっぱいの魔力から逃れたオレの理性を褒めてほしいね…)

 

陽子「………」ウルウル

 

八幡(あの陽子さん~そんな物欲しそうな目で見るのやめてくれない…オレだって、ほんとはずーと揉んでいたかったのをこらえたんだからな)

 

陽子「お父様たらテクニシャン///もう少しで陽子イケそうにだったのに…」

 

カマクラ「…ニャ~」(ヘタレめ…)

 

八幡「も、目的を忘れるな目的を///」

 

陽子「その前にお互い初体験をしましょう~お父様♪」

 

八幡「だ、だめだ!オレには実感はないが、オレとおまえは親子だろう。そういうことはしてはだめだ」

 

陽子「むう~そこまでいうならわかりました…でも我慢できなくなったら、いつでもバッチコイなので遠慮しないでくださいねお父様♪」

 

八幡「くっ///」

 

八幡(こいつ少なくてもオレとカマクラにはオープンすぎるだろ

絶対防御の雪ノ下さんの仮面とは正反対だ。見た目が似ているからそのギャップがすごい)

 

八幡「…それでどうやってオレの未来を変える気なんだ?」

 

陽子「最初は駆除するのが一番だと思ったけど」

 

八幡「駆除!?この人いま駆除といいましたよ![ピーーー]とか始末でなはなく!害虫扱いかよ!」

 

八幡(まあ葉山のことはどうでもいいけど、こんないい子がここまで変貌するとはな…

邪魔な者…嫌いな者は容赦なくつぶすか…たしかにあの人の血だ)

 

陽子「でもそれだと未来がどう変化するかわからないからね…まあ、お父様が[ピーーー]のはやめろ。自分の娘が人殺しになるのは見たくないと言われたからそれはやめたけど」

 

八幡「そりゃそうだ」

 

陽子「で、決まったのがフラグを崩すことなの」

 

八幡「はあ? フラグ?」

 

陽子「うん。私の能力にフラグ崩しというのがあって人の恋愛フラグを倒してなくすことができるの。

これで大岡フラグを倒しとけばお父様は絶対レイプされないよ」

 

八幡「なんとも奇妙な能力だが…それはまじ助かる。海老名さんのBL的なストーリーはまじ勘弁だからな」

 

陽子「逆に虚無丸が大岡を使ってお父様をはめようとした時、大岡が虚無丸をレイプするようにフラグを置いてやる」ニヤリ

 

八幡「うわあ~すごい悪い笑顔…」

 

八幡「とりあえずオレの不幸な未来はなくなるんだな。サンキューな」ナデナデ

 

陽子「えへへ…愛するお父様のためなら当然のことですわ!陽子と呼んでください♪」

 

八幡「そ、そうだな…よ、陽子…ありがとう///」

 

陽子「うん///」

 

陽子(あとお父様に内緒だけど静ちゃんのフラグにもトラップ型のフラグ崩しを設定するつもりなの。

30歳後半になってから、静ちゃんは完全に余裕をなくなって、お父様を飢えた目で見てくるようになるから35歳になったとたんフラグが倒れるようにしておかないと)

 

陽子(いま倒したら親密度に影響が出るんだよね…ほんとはお母様以外の恋愛フラグ全て倒したいけどそれだとお父様の人生大きく変わってしまうし、

雪乃叔母さんのフラグ消したら、お母様がお父様にあまり接近しなくなるかもしれないから余計なことはできないんだよね)

 

八幡「他の平行世界のオレは大丈夫なのか?」

 

陽子「全部大丈夫とはいえないけど、この世界のお父様が一番虚無丸の罠にかかる確率が高かったのでこの平行世界の過去に来たんです」

 

八幡「おまえが来なかったらオレ大変な目にあっていたんだな」

 

陽子「はい。97%で」

 

八幡「………」

 

陽子「他の世界では病気で亡くなったり、事故で亡くなった未来もあります…」

 

八幡「まじかよ…その世界のオレは助けられないのか?」

 

陽子「はい…私が行ける時間軸は修学旅行終了後からだいたい7ヶ月後の間なので…その先の時間軸にはいけないんです…」

 

八幡「そうか…」

 

陽子「あと、そんなにたくさん過去にいけないので、ゲートホルダーといっても劣等品なので…

 

八幡「いや十分すげーよおまえ、本当にオレの子か?っと、いうくらいすげー有能だな…まあ、あの人が母親なら、なくはないか」

 

陽子「あっ、でも安心してください。普通に結婚して幸せになった未来もたくさんありますから」

 

八幡「そうなのか?」

 

陽子「はい。Iさん結婚した未来や、Kさん、Yさん、Tさん、Oさんとかいろいろ」

 

八幡「まじかよ!?以外といるんだな…信じられないが…」

 

八幡「そういえばなんで名前じゃなくてイニシャルで答えるんだ?」

 

陽子「それは名前を知るとその人に会った時、意識して気まずくなるじゃないですか」

 

八幡「まあ、たしかにそうだな」

 

八幡(オレの知っている奴にいるのか?いやまて勘違いするな。この先の人生で出会う相手かもしれん…)

 

陽子(…特に小町叔母さんの名前言ったら千葉の兄弟エンドになる可能性グ~ンと上がりそうだし…)

 

八幡「そういえば葉山の外道はお前の世界でそのあとどうなったんだ」

 

陽子「あの虚無丸は作戦に失敗した後お母様に見つかり、あらゆる制裁を受けたあと、ペンチで金玉を粉砕!玉砕!大喝采!されました」

 

八幡「こ、こえー」ゾゾー

 

陽子「それだけお父様を愛してるいるんですよ♪あっ、心配しなくていいですよ♪

お母様はお父様に毎日子猫のように甘えて、今まで一度もお父様を傷つけたり脅したりもしてないですから」

 

八幡「ほ、ほんとか…」

 

陽子「はい。毎日お父様分補給しないと寂しくて泣いたりします」

 

八幡「なにそれかわいい…」

 

陽子「いつもお父様が出かける前はキスしてるし、夜はいつもお父様と愛し合ってます」

 

八幡「な、なんつーか…すげーな…よく体力もつな」

 

陽子「夜はスッポンとか山芋とか高麗人参とか使った料理がよく出るので」

 

八幡「は、はあ!?ス、スッポン!!」

陽子「家で飼育しているんだよ。いっぱいいるよ。いい加減食べ飽きったけど」

 

八幡「と、とりあえずすごく愛されているのはわかった…」

 

八幡(スッポンって高級食材だよな…それを飼育だと…)

 

陽子「お父様さえいれば世界がどうなってもいいともいってました。それは私もだけど」

 

八幡「そこまで…」

 

陽子「私達の望むのはお父様の幸せだから、お父様が絶対嫌がること悲しむことは絶対しないのです。逆にお父様を危害加える者貶めようとする者は容赦なく潰します」

 

八幡「そ、そうか…」

 

陽子「でもぶっちゃけそんな心配はないんですけどね。お父様は家族想いの最高の男性ですし、お母様を敵にまわそうとする愚かな人もいませんし」

 

八幡(この子…オレのこと過大評価しすぎじゃね…確かに未来の写真のオレはウソみたいに変わっていたけど…

オレのことをここまで善意で見てくれるのは戸塚以外では初めてだ

とつかわいい…フヒッ!)

 

八幡(しかし葉山が虚無丸という変な名前に変わったのはなぜだ?制裁と関係があるのか?まて名付けたのが雪ノ下さんではなく別の人物…もしくは自分だったりした場合は…)

 

八幡「もしかして葉山が虚無丸といい名に変わったのは…まさか…」

 

八幡「そうか!わかったぞ!」←苗木くんのまね

 

陽子「さすがお父様気づきましたか」

 

八幡「ああ、だてに国語学年三位じゃねえよ。あとラノベもよんでるしな」

 

八幡「名前が変わったのは金玉潰されてから、つまりそこにヒントがある」

 

八幡「虚無といえばゼロの使い魔が連想できる。そして丸は形を指している。丸は球体…金玉もいちおう球体だ」

 

八幡「つまり虚無丸は金玉がゼロということ意味。つまり玉無しだ!」

 

陽子「正解ですお父様♪そうです虚無丸は葉山家が滅亡した後、俗世を捨てて寺に出家したんです

そして元の名を捨てて、付けた法名が虚無丸だったのです」

八幡「しゅ、出家したのか葉山の奴…しかも法名まで…」

 

八幡「たしかに名前はそれであっているけど、そうだったら無玉とかでもよかったんじゃねえか?」

 

陽子「無丸だとひねりがなくてそのままだし、最初虚無玉にしようとしていたらしいけど、無駄にちょっとかっこよくなるからお母様が丸に変えたよ」

 

陽子「虚無玉だと、元気玉とか気合い玉とか魔王玉みたいに必殺技みたいだもんね」

 

八幡「たしかに腹たつな…」

 

八幡(陽子がいっていた技はドラゴンボールポケモンディスガイアか…)

 

八幡「そういや童貞風見鶏は?」

 

陽子「虚無丸よりは少しましだけどお母様にかなり制裁されたらしいよ。その後、童貞風見鶏の姿をみた者は誰もいなかった…らしいよ」

 

八幡「まるでRPGのコンテニューみたいだな…」

 

 

未来(陽子の世界)

昼休み

 

八幡「………」ソワソワ

 

いろは「せんぱ~い♪今日はかなり挙動不審ですね。学生時代みたいですよ

それでもイケメンだからカッコいいですけど…」

 

いろは(同じ人物なのにこうも変わるもんなんですね…時の流れを感じます。私、今のせんぱいも好きですけど、昔のせんぱいも好きでしたから…)

 

八幡「一色か…過去に行った陽子が心配でな」

 

一色「そういえば今日でしたね。大丈夫ですよ陽子ちゃんなら!絶対帰ってきますって!」

 

八幡「いや、その点は全く心配してない。あいつめっちゃ優秀だから失敗なんてありえんからな。

それにオレと同じでリスクリターンはしっかりしているし」

 

いろは「じゃあ何が心配なんですか?」

 

八幡「葉山を勢いで殺さないか…」

 

いろは「ああ」ポン

 

八幡「あいつ…普段は冷静だけど、葉山のことなるとなると憎しみのあまり豹変するから」

 

いろは「別にいいんじゃないですか?虚無丸なんて死んでも」

 

八幡「オレも別に葉山はどうでもいい。あいつを人殺しにしたくないだけだ」

 

いろは「せんぱい愛されていますからね」

 

八幡「まあな」

 

いろは「でも陽子ちゃんの気持ちはよくわかりますよ。 私も過去に戻れたら、虚無丸殺したくなりますね。向こうの虚無丸は平和に生きていますし」ギリッ

 

八幡「相変わらずだなおまえも…いちおう昔好きだった奴だろう」

 

いろは「あんなクズ好きだったなんて黒歴史ですよ!誰だって黒歴史は消したいと思うじゃないですか!

あんなのに無駄な時間を使っていたと思うとムシャクシャします!」

 

いろは(一学期からせんぱいの良さに気づいて仲良くしていれば、もしかしたらせんぱいの奥さんになれたかもしれないのに…)

 

八幡「それはわかる…いまのオレはかなり幸せだが、過去は黒歴史だらけだったからな…」

 

いろは「とりあえず昼ご飯にしませんか?昼休みなくなちゃいますよ」

 

八幡「そうだな…」

 

いろは「はい♪マックスコーヒーです♪せんぱいのために買ってきました♪」ウワメヅカイ

 

八幡「あざといあざとい」

 

いろは「だから、あざとくないてすってば!」

 

静「比企谷…」(^q^)ジュルリ

 

八幡「なあ…なんだか視線を感じるんだが…」

 

いろは「奇遇ですね…わたしもです」

 

静「………」[壁]д=) ジー

 

八幡「振り向かない方がいいよな?」

 

いろは「ですね…」

 

静「比企谷…いい男になったな…ほんと高2のころとは別人のようだ…」(^q^)ジュルリ

 

静(いや、変わる前から気に入ってはいたが、ここまで見た目や雰囲気が変わるとは正直夢にも思っていなかったな…)

 

静(それにあのころあった優しさは失われていないし…

くっそっ!なぜ、あのころの私はもっと比企谷に優しくしていなかったんだ!)

 

静(殴らないで泣き落としで奉仕部に行かせればよかったんだ!)

 

静(殴って好感度が上がるのはドMくらいだ!普通は好感度下がる!さいわい比企谷は優しかったから嫌われなかったが…

でもあのころの私は生徒に恋愛感情持つなんて思っていなかったんだ)

 

静(それは世間で当たり前のことだし、でも卒業後なら問題なかったのだ!くそっ!十歳…せめて五歳の年の差だったら、チャンスはあったかもしれなかったのにぃ!

それに私が比企谷に恋愛感情を持ったきっかけはあの言葉だ)

 

『いや、そりゃ相手に見る目がないんですよ』

 

静(あれは嬉しかった!すごく!あの言葉がどれだけ私の心の支えになったか!)

 

静「陽乃が言っていたな、自分を理解している人がいるだけで救われた気がするって…全くそのとおりだ」

 

静「あんなことをいってくれた男は比企谷だけだ!

同じ年の女友達も「静ちゃんも早く結婚しなよ」「大丈夫だってそのうち結婚できるって」ぐらいしか言ってくれなかった…」

 

静(私が比企谷を好きだと自覚したのは35歳。なぜ、男共は私と付き合ってくれない!このままだと誰とも結婚できないのではないかっと、追い詰められた時だった…)

 

静(あまりに遅すぎる自覚だった…

なぜならすでに比企谷は結婚し、子供までいたからだ)

 

静(自覚が遅れた原因は相手が教え子で恋愛対象別と認識していたからだ。

だが、なりふり構っている場合じゃない!どうして男は私の魅力をわかってくれないんだ!絶望したそのとき、比企谷のあのセリフが脳内再生されたのだ)

 

静(そのとき私はいい年こいて、ときめいてしまったのだ…)

 

静「新婚のころの陽乃から幸せそうに散々のろけ話を聞かされ、私は泣かされたが話によると比企谷はかなりエッチがうまいらしい」

 

静(愛する人に抱かれるのが、こんなに心満たされるものだと昔は思いもしなかったらしい…)

 

陽乃(うう~いちおう私だって、あまり経験はないがエッチくらいやったことある…

だが、私はそんなこと一度もなかった。痛かったり満足できなかったりでテレビゲームの方が何十倍も楽しかった!くそっ!なんで私はあんなクズに初めてを…)

 

静「いいな~私も一度でいいからそんな経験してみたいな~」(^q^)ジュルリ

 

八幡「ッ!?」ビクッ

 

いろは「どうかしましたかせんぱい?」

八幡「いや、なんでもない…」

 

静(一度でいいから比企谷とセッ〇スできないだろうか?

比企谷なら逆レ〇プしてもなんだかんだいって優しいから許してくれそうな気がする…)(^q^)ジュルリ

 

静(でも陽乃が奥さんじゃ殺される…私の本能がそう訴えている。

妹の方か別の女だったら、逆レ〇プするのも怖くないのに…よりにもよって陽乃だ。

比企谷とやったら絶対死亡フラグだ。

いっそ陽乃に正面から頼んでみるか…)

 

 

妄想

 

静『お願いだ陽乃!!一度でいいから比企谷とセッ〇スさせてくれ!!』土下座m(_ _)m

 

陽乃「死んで♪」

 

静「………」サアア-

 

静(…死ににいくようなものだ。でも一度でいいから愛する人と最高のセッ〇スをして妊娠したい!結婚できなくてもせめて子供くらい欲しい!)

 

静(ならセッ〇スは断腸の思いで諦めて…)

 

静「そうだ!セッ〇スは無理でも子種くらいは!」

 

静『比企谷の子種をください!!』土下座m(_ _)m

 

陽乃「」<●><●>

 

静「だめだ!モノクマみたいにおしおきタ~イムといわれて、おしおき(処刑)されかねん!」((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

 

静「おしおき内容は婚活生活という名前になりそうだ!そして最後、ウェディングドレス着た私が教会のハリバテの前で消防車にひき殺されるに違いない!」

 

静(むしろモノクマの正体は実は陽乃でも全く違和感がない。

比企谷と結ばれる前の陽乃なら、モノクマの仲間になって世界中を絶望で染め上げようと考えてもおかしくない)

 

静(比企谷本人がダメなら、比企谷の子供ならと思ったが、陽子くんは女だから無理だ…)

 

静(そういえば陽子くんの話によれば平行世界の中には私と比企谷が結婚している未来もあるらしい…)

 

静「くそー!!うらやましいぞ!!その世界の私!!いますぐ私と代われ!!

寿退社で教師をやめて、三人の子持ちの専業主婦だと!!

なんだその理想の結婚生活は!!うらやましすぎだろ!!!」

 

「ママあの人怖い!」

 

「見ちゃいけません!」

 

静「あっ、いかん!また思考が暴走していた…」

 

静(落ち着け…下手すれば通報されるぞ)フゥ~

 

静(ふっ…もし、わたしの精神力が並レベルだったら、とっくの昔に我慢できず比企谷を逆レイプしたか、我慢しすぎて気が狂っていたかもしれん…)

 

静(比企谷も陽乃も大事な教え子だ…教師である私が傷つけてどうする!)

 

静「また残業だな………はぁ~子供欲しいな……」

 

静(好きなものを欲しくない者がこの世にいるだろうか?躊躇する者、遠慮する者、自覚がない者ほど、そのチャンスを不意にして手に入らない。

好きなものほどすぐ狙われ、気がついた時には手の届かない所へ行ってしまう…

それがとてもせつない…)

 

 

そのころ、はるのんは

 

陽乃「陽子ちゃんいまごろどうしているかな…過去の八幡を襲ってないかな?あの子のことだから八幡の気持ちをないがしろにして無理やりはしないだろうけど…」

 

雪乃「心配ね…」

 

陽乃「八幡の理性の化物だけがたよりだね…陽子ちゃん絶対誘惑するだろうから」

 

雪乃「そうね。胸を押し付けたり、揉ませたりしてせまるかもしれないわね」ペタペタ

 

陽乃「うう~八幡の初めては私だけのものなんだから!」

 

雪乃「それはそうと姉さん」

 

陽乃「なに~」

 

雪乃「そこに落ちているのって、高校時代の制服じゃないかしら?」

 

陽乃「フフ…そうだよ!昨日八幡とプレイの時使った後、すっかり片付けるの忘れてた♪」テヘペロ

 

雪乃「プ、プレイ///」

 

陽乃「そう♪新婚のころはたまにお互い高校時代の制服を着て誰もいない夕焼けの空き教室で恋人同士が愛し合うシチュエーションで楽しんでいたっけ~」

 

雪乃「………」

 

陽乃「さすがに今は無理があるからやらないけどね。八幡が教師役で私が生徒役の禁断の愛プレイならやるけど♪」

 

雪乃「…いくら姉さんでも、もう制服姿は無理があるんじゃないかしら?」

 

陽乃「雪乃ちゃんひど~い!じゃあ、見せてあげるよ♪」

 

雪乃「ちょっと姉さん!」

 

雪乃(別に見たいといってないのに…)

 

陽乃「着替えたよ!どう、雪乃ちゃん似合う~」

 

雪乃「いい年した大人が…と、いいたいところだこど、悔しいけど似合っているわ…大人ぽい高校生といった感じね。大抵の現役高校生が霞んで見えるわ」

 

陽乃「でしょ♪」

 

 

雪乃(高校の頃より胸が大きいわ…形もいいし…一体世の中どうなっているの…由比ヶ浜さんもいまだすごい美巨乳だし)

 

陽乃「やっぱり高校時代八幡と過ごしたかったな…」

 

雪乃「…姉さん」

 

陽乃「正直高校生活はつまらなかった。だから、いろいろやって盛り上げて少しでも楽しくしようとしたけどダメだった。

だって、みんな仮面の私しか見てないんだもん。誰も本当の私を見ていない。みんなに好かれる人物を演じている私を疑いもせず、みんな私の思い通りに動く…」

 

陽乃「誰一人私の予想外の行動する人いなかった。まるで買ったゲームをやる前に動画サイトでそのゲームのプレイ動画を見てからゲームしたみたいにわかりきったストーリーをしているようなもの…

三年間過ごして、唯一私の仮面に気づき、私が興味をもったのは静ちゃんだけだったよ。今はちょっと残念な人になっちゃったけど、感謝しているんだよ」

 

雪乃「………」

 

陽乃「静ちゃんが八幡を奉仕部に連れて来なければ雪乃ちゃんと八幡が関わることなかった。そうなれば私と八幡の出会いもなかった。

だって、私が初め八幡に興味をもった理由は妹の雪乃ちゃんの側にいれる子だったからだもん」

 

雪乃「そうだったわね…」

 

雪乃(あのころは認めたくなかったけど…私と義兄さんと初めてデートした日///そして、姉さんと義兄さんが初めて出会った日…)

 

陽乃「もし八幡が奉仕部入らなかったら、学校終わったら八幡は即下校するし、休みの日は外出しないから親しくなるどころかエンカウントさえできなかったからね………」(´;ω;`)シュン

 

雪乃「そうね………たしかに平塚先生のおかげだわ。現に比企谷くんは車に乗っていた私はともかく、由比ヶ浜さんにさえ一年関わるどころか名前すら知らなったですもの…

少なくとも小町さんに聞いておけば由比ヶ浜さんの名前くらい知ることができたのにそれもしなかった…」

 

 

陽乃「昔の八幡は他人に関わろうとも知ろうともしなかったからね…

総武高に静ちゃんがいなかったと思うとゾッとするね」ガクブル

 

雪乃「全くだわ。私は誰にも理解されないで孤独のままで姉さんの思いやりも気がつかないで寂しい人生だったでしょうね…」

 

雪乃(気のせいかしら?姉さんが一瞬すごく弱々しく見えた気がするわ…)

 

陽乃「静ちゃんには幸せになってもらいたいね。さすがに八幡は渡せないけど…」

 

雪乃「陽子さんに頼んで平塚先生の義兄さんフラグを倒してもらったらどうかしら?」

 

陽乃「それは無理だね…静ちゃんにとって八幡は大きな心の支えになってしまっているからね…八幡フラグを倒してしまったら、喪失感が大きくて絶望しかねないよ」

 

雪乃「平塚先生はそこまで義兄さんを…………」

 

陽乃「だから雪乃ちゃん…静ちゃんのこと慰めてあげてね。同じ相手に失恋したあなたなら静ちゃんの心を癒せると思うから……」

 

雪乃「…そうね。それができるのは私だけね。ひさしぶりに一瞬に飲みにいこうかしら…二日酔いになりそうだけど…」

 

陽乃「今、静ちゃんを一番理解してあげられるのは雪乃ちゃんだけだから助けてあげて…

私もいろいろ方法考えて見るから」

 

雪乃「まかせなさい」

 

陽乃(うんうん、雪乃ちゃん頼もしくなったよ。ほんと…)

 

陽乃「んっ………」

 

陽乃(や、やばい!八幡分が不足ぎみに……な、なんで…まだ夜まで保つはずだったのに…………

しまった!!さっき静ちゃんがいない総武高を想像して、八幡と結ばれなかったことを考えたせいだ!!!)

 

陽乃(そのせいで心が沈んで………)

 

雪乃「ど、どうしたの姉さん…具合でも悪いのかしら?」オロオロ

 

雪乃(こんな姉さん初めて見たわ…)

 

陽乃「だ、大丈夫よ…心配しない…で………」ガクガク

 

陽乃(まずい…まずいわ…陽子ちゃんにならたまに見られているから気にしないけど、雪乃ちゃんの前では恥ずかしくて見せられない…

私が雪乃ちゃんの前で寂しくて八幡の名前呼びながら泣いたら姉の威厳台無しじゃない!)

 

陽乃(八幡に会いたい!声聞きたい!触れ合いたい!抱かれたいよ~!)ガクガク

 

陽乃(ああ~今すぐ八幡のベッドに飛び込んでお布団に顔埋めたいよ~でも雪乃ちゃんが…)

 

雪乃「とてもそうは見えないけど…そうだわ!何かしてほしいことある?」

 

陽乃「………そうね、その棚に入っているマックスコーヒーをちょうだい…」

 

 

雪乃「マックスコーヒー?わかったわ!」

 

雪乃「はい姉さん」 つマックスコーヒー

 

陽乃「ありがとう」グビグビ

 

陽乃「ふ~」

 

 

陽乃(八幡と昔デートとして公園でマックスコーヒーを飲んだことを思い出しながら飲んだら少しは落ち着いたわ…)

 

陽乃「ありがとう雪乃ちゃん♪ちょっと水分不足だったみたい」

 

雪乃「え、ええ………」

 

雪乃(ただの水分不足だったとは思えなかったけど、追求すのはやめときましょう…)

 

陽乃(…冷静になって考えれば適当な理由をつけて席を外して、八幡のベッドに行けばよかった…

フフ…私がこんなことにもすぐ気づかないなんて、よっぽどテンパっていたんだね)

 

陽乃(八幡早く帰ってきて~寂しいよ…………晩御飯はヤツメウナギだよ~今日もいっぱい私を愛してね八幡♪)

 

 

過去(八幡の世界)

 

八幡「ほれ、これでも飲んどけ」

 

陽子「やったー!マックスコーヒーだ!」

 

八幡「おまえマッ缶好きなのか?」

 

陽子「当然だよ!大好き♪これがないと1日始まらないよ」

 

八幡「さすがオレの娘…わかってんな」

 

陽子「マッ缶は私にとってソウルドリンクだよ!ロックマンに例えるならE缶だね!」

 

八幡「同感だ。マッ缶飲めば元気はつらつ全回復だ」ナデナデ

 

陽子「エヘヘ…」(≧∇≦)

 

八幡(くっ///かわいい…この純粋な笑顔守ってやりたい)

 

カマクラ「ニャーオ 」

 

八幡(オレたちは今マッ缶摂取中だ。こいつに聞いた話によると童貞風見鶏は行方不明らしい…自殺さえしてなければどっかに生きているらしい…どうでもいいけど)

 

八幡「そういえばおまえ以外にも能力持った奴いるのか?」

 

陽子「さあ~いくら私の世界が平行世界だからって、基本的にはお父様の世界と変わりはありませんよ

ラノベみたいにウジャウジャ能力者いたり、学園都市みたいなのもないですし、上条さんも一方通行さんも食蜂さんもいませんよ」

 

八幡「そ、そうか…」

 

八幡(こいつもラノベ好きなのか、ますますオレの娘だ)

 

八幡「じゃあおまえが特別だということか?」

 

陽子「そうだよ」

 

八幡「だ、だよな………やはりあの人の子供だからこんな特殊能力を持っているんだな…

むしろあの人自身が能力者なんじゃ? 相手の心を読むとか、人を操るとか?」

 

八幡「あっ、だったらオレにもあるかも…存在隠蔽能力」

 

陽子「いやいや、お父様もお母様も能力なんて持ってないよ」

 

八幡「………お前の能力を知っているのは?」

 

陽子「私、世間に隠しているから、知っているのは身内(雪ノ下家は陽乃と雪乃だけ)とほんの一部の人間だから」

 

八幡「だな…知られたら絶対ろくでもない奴に狙われるからな」

 

陽子「うん。それに私も能力使いたくないから今まで二回しか使ったことないし」

 

八幡「たった二回か…ずいぶん少ないな

まあ使いすぎると気づかれやすくなるからいいと思うが…」

 

八幡(そういえば未来のオレにその能力使えばゲットできるんじゃ……効かなかったのか? 気づかなかったのか?)

 

八幡「雪ノ下さんにでも止められているのか?」

 

陽子「だって…能力によってお父様のフラグを操作して恋人になってもそれは偽物で本物じゃないもん」

 

八幡「!? おまえ…」

 

陽子「私はこんな能力を使ってお父様と結ばれたくない!

そうなっても能力で感情操作されただけでお父様が心から私を女として愛してくれているわけじゃないから…そんな偽物なんかいらない!

だから私は自分の魅力だけでお父様に女として見てもらうの!だってそれが本物だから…」

 

八幡「………」

 

八幡(こいつ…まさかオレと同じ価値観を持っているのか? 未来の娘とはいえここまで似るとはな…なんだか少しうれしいな)

 

陽子「だからお父様今すぐ私とエッチしましょう!!」

 

八幡「なぜそうなる!!」

 

陽子「いいじゃないですか~お父様♪私の世界ではお母様にお父様の童貞とられているので、こっちでくらい先にもらっちゃっても問題ないじゃないですか♪」

 

八幡「いや…その理屈はおかしい」

 

陽子「そういわず私の処女奪ってくださいよ♪」ムニムニ

 

八幡「ちょ///突然何いいだすんだおまえ!? ぶっ飛びすぎだろ!!」

 

八幡(や、やめろー!!そんなご立派なものをオレに押しつけるなぁーーー!!この子積極的すぎ!どんだけオレとやりたいんだよ!さっきの感動返せよ!!)

 

陽子「それに私は未来の…しかも平行世界から来たから孕ませても責任とらずにすむんですよ♪こんな都合のいい女他にはいませんよ~」ムニムニ

 

八幡「で、でかい…やわらかい…心地いい…うおっ!!そ、そういう問題じゃねえ!!だからダメだっての!!」

 

八幡(なんでこの子こんなに積極的なの!? オレの娘なのに…オレは基本引っ込み思案で自分から相手にアプローチなんてかけたりしねえよ…)

 

陽子「フフフ…お父様触ってもいいんですよ♪」

 

八幡(くそっ!このままじゃまずい…グイグイ攻めてきやがって!誰だよ!こいつの母親は)

 

八幡(…雪ノ下さんでした…なら仕方ない…………ってあきらめるなよオレ!?)

 

陽子「やっぱり服の上からじゃなくて生で直接攻めないとダメだね」ススス

 

八幡「よ、よせ…」

 

八幡(これは本気やばい…そうなってしまえばいくら理性の化物といわれたオレでもまずい………材木座オレに力を貸してくれ!!!)

 

材木座『はふん』

 

八幡(よし!あまりのキモさに一気に萎えた!)

 

八幡「今だ!!」サッ

 

陽子「あっ………」

 

八幡「こ、これ以上はダメだ……わかったな?」

 

陽子「…はい」シュン

 

八幡(全く油断もスキもない…まあキッパリ断ったらすぐ引き下がってくれるから助かるけど………オレの気持ちを考えてくれているのは本当みたいだな。

例の能力使えばオレに恋愛フラグで立てて、求めさせることも可能なはずだしな)

 

八幡「…とりあえずお互いマッ缶を飲んで落ち着こうぜ」

 

陽子「…はいお父様」

 

八幡「………」クルッ

 

カマクラ「………」ジー

 

八幡「………」

 

カマクラ「………」ジー

 

八幡「こっちみんな」

 

カマクラ「………」プイ

 

 

八幡「それで…未来で小町どうしてる?」

 

陽子「小町叔母ちゃんなら結婚したよ」

 

八幡「なんだと!?」

 

カマクラ「ニャ!」

 

八幡「誰だそいつ…大志か? 大志なのか!!なら今のうちに殺さなきゃ!!」

 

陽子「落ち着いて小町叔母ちゃんは別の人と結婚したから」

 

八幡「そ、そうか…」

 

陽子(話には聞いていたけど、結婚前のお父様は超シスコンだったんだね…正直想像以上だったよ)

 

陽子「安心してお父様。小町おばちゃんは幸せになってるから」

 

八幡「幸せか…複雑だが小町が幸せならそれでいい…どんな奴だ?」

 

カマクラ「ニャー!ニャー!」(教えろ)

 

陽子「う~ん…いい人だよ…どんな人といわれても………あっ、少しバッツぽい!」

 

八幡「バ、バッツ」

 

陽子「うん!いつもウチの家に来た時、家のスッポンを突っついて楽しんでいる」

 

『こりゃあ~おもしろいや!』

 

八幡「亀突っついて楽しいのか小町の夫…少し幼稚というか…まあ、たしかに悪い奴に思えんな」

 

カマクラ「ニャ~」

 

陽子「よしよし…大丈夫だよ。だってお父様とお母様が問題ないと判断して結婚許したんだから」ナデナデ

 

八幡「そ、そうか…まあオレだけでなくあの雪ノ下さんがそう判断したならある意味安心だな」

 

陽子「お父様、私の世界じゃお母様はもう雪ノ下じゃないから、いつもみたいに陽乃と呼んでよ」

 

八幡「いやそれボッチには難易度高すぎだろ呼び捨てるなんて…こっちじゃ恋人にすらなってないし、せいぜい魔王とそれに遊ばれるオモチャの関係だから」

 

陽子「お父様」ウルウル

 

八幡「う…わ、わかった…善処する。なら…さん付けで」

 

陽子「私もこんな中途半端な能力じゃなくてダーククロニクルグリフォンみたいなのがよかった…

別の時代から人に干渉したり操ったりできたら、お父様をもっと簡単に助けることができたのに…」

 

八幡「いや、もはやそれチートすぎんだろ。使い方次第では世界が終わるぞ…それ」

 

八幡(ダーククロニクルってなんだ? ゲームか?)

 

陽子「実際、グリフォンは世界を滅亡するため未来にいる邪魔な奴の存在そのものを消していたし」

 

八幡「なにそれ…こわい」

 

陽子「あの虚無丸の事、腐れ外道の葉山隼人の起源点は葉山父と葉山母が結婚して子作りすることだから…つまりこの二人が出会わないようにすれば虚無丸はこの世に産まれてこないだよ」ニタァ~

 

八幡「………」

 

陽子「…仮の話しても仕方ないね。虚無丸と童貞風見鶏にフラグをつけに行きましょう…お父様」

 

八幡「大丈夫か…おまえ虚無丸見た瞬間殺そうとしたりしないか? それに能力使いたくないだろ?」

 

陽子「あはっ、大丈夫ですよ!だてにお父様の血を引いてません!

リスクリターンは心がけてます!ホラッさっきだってお父様に注意された時すぐ自制したじゃないですか!」

 

八幡「そ、そうだな…」

 

陽子「それに私やお母様はお父様が大好きなんで本気で嫌がる事はしたくないんです」

 

八幡「おまえはともかくあの雪ノ…は、陽乃さんがな…にわかに信じられんが」

 

陽子「そんなことないですよ、お母様いつもお父様にかなり甘えてますよ~雪乃叔母ちゃんの前では姉の威厳を保つため控えめですか…

娘の私の前では気にせず」

 

八幡(いや…娘の前でも控えろよ)

 

陽子「能力だって愛するお父様を救うためなら…それにあのチンカス野郎なら罪悪感0ですしね!むしろ奴の未来を地獄に変えることができて楽しみですよ!」

 

八幡「お、おう…」

 

陽子「ほんとならお父様とお家デートしたかったです」

 

八幡「デ、デート…」

 

陽子「はい。家でゲームしたり、マンガ読んだり、DVD見たり、カマクラ撫でながらお話したりしたいです…そして///」ポッ

 

カマクラ(おいおい…普通、デートって外でやるもんじゃないの~遊園地とか映画館とか…)

 

八幡「陽子とデートするかはおいといて…そのプランはオレ好みだな」

 

カマクラ「ニャ!?」

 

陽子「さすがお父様わかってるぅ~♪なんでリア充どもはわざわざ外に出てHPと所持金を減らしてまで外でデートするか意味不明ですよ!」

 

八幡「だよな!外出るのめんどくせえし~うるせえし~家の中でも十分楽しいしな!

それに休日は休むためのものだ。わざわざ学校ない日に外に行って疲れて帰ってくるなんて休みになってねえじゃん。よってオレは間違ってない」

 

陽子「そうだ!そうだ!」

 

カマクラ(だめだこいつら……早く…なんとかしないと…)

 

八幡「ほんと…気が合うな、おまえが娘じゃなかったら惚れていたわ」

 

陽子「フフフ…うれしいですお父様。そういえば未来のお父様に聞きましたけど、静ちゃんがあと十年若かったらと思ったことあるそうですね」

 

八幡「そんなことまで知ってんのか…未来のオレしゃべりすぎだろ…」

 

陽子「そろそろ外に行きましょうお父様。その前にこれを」

 

八幡「サングラスと服…」

 

陽子「お父様と私が外に出る時のためにお母様が用意してくれました。お父様の魅力がわからない愚民共が私と歩いているお父様にいちゃもんつけてくるのを避けるために」

 

八幡「あの人がわざわざオレのために…」

 

八幡(オレの知ってるあの人なら、オレが嫌がったり困ったりするとおもしろそうにするのに…)

 

陽子「あとは髪型を変えればOKですね♪」

 

 

陽子「行ってくるねカマクラ帰ったら一緒に遊ぼう♪」

 

カマクラ「ニャ~」ゴロゴロ

 

八幡「短い間なのに結構なついてんな」・

 

 

八幡「なあ…」

 

陽子「なんですかお父様?」

 

八幡「そ、そんなにくっつかないでくれるか///」

 

陽子「え~いいじゃないですか♪お父様だってほんとうれしいくせに~」

 

八幡「いや…人が見てんだろ…それに知ってる奴に会っちまったら」

 

「ねえ、あの子すごくかわいくない!」

 

「彼氏も顔が結構整っているし素敵!」

 

「くぅ~あんな美人でスタイル抜群の子を連れているなんてうらやましい…」

 

「くっそー!イケメン[ピーーー]!」

 

八幡「ほ、ほら…なんか悪口いわれてんぞ…たぶん「なに、あの男怪しくない? めちゃキョドってるし、キモ~イw」とかいわれてんぞ」

 

陽子「はぁ…」

 

陽子(お母様から昔のお父様はマイナス思考だと聞いていましたがここまでとは…)

 

陽子「もっと自信もってくださいお父様…こんなに私がラブラブオーラ出しているんですよ。

それに周りの人達もお父様の悪口をいっているわけじゃありません。むしろカッコよくて男は妬んでるし、女は好感ももってます」

 

八幡「いや、いくら腐った目を隠してオシャレしたからってそんなこと…おまえはともかく」

 

陽乃「お父様以外の人に恋愛感情もたれても迷惑なだけです…それに私、基本的に男嫌いなのでお父様や戸塚さんとかの一部の男以外とは口も聞きたくないので…」

 

八幡「えっ、おまえ男嫌いなの?」

 

陽子「はい」

 

八幡「意外だったな…」

 

八幡(でも戸塚は大丈夫なんだな。さすがオレの娘わかってんじゃねえか!)

 

八幡(戸塚を知っているということは未来でも戸塚はオレと交流関係が続いているということか!やっぱり戸塚は天使だ!とつかわいい!フヒッ!)

 

陽子「フフフ…」

 

陽子(さて、このままお父様と二人でずっとイチャイチャしたいところですが…いつお父様の知り合いに気づかれるかわかりません。

変装しているとはいえ声はそのままなのですから…)

 

陽子(幸いな事にお父様の声を聞かなくても見抜けそうなこの時代のお母様は大学の友達と遠くの町で交流しているし…

さっさと虚無丸たちが遊んでいるカラオケ屋付近にいって)

 

陽子「まずは路地裏から先回りを…」

 

「うぎゃあああ!!」ドサッ

 

「なっ!? 一瞬でオレの仲間を…」

 

?「ごめんね~強くてさ!」

 

「ふざけんな!」

 

?「フン…」ボキッ

 

「ウボァァァ!!」

 

陽子「………」

 

陽子(どこの誰かは知らないけど巻き込まれると余計に時間をくいそう…近道はやめておこう。余計ないざこざにお父様を巻き込ませたくないし…)チラッ

 

八幡「?」

 

 

陽子「ここにいればそのうち来るからしばらく待ってよう」

 

八幡「ああ、おまえの能力はどうやって発動するんだ?」

 

陽子「相手を視認さえすればいつでもできるよ」

 

八幡「そうか…!?きた!虚無丸だ!」

 

戸部「はやとくぅ~んマジパネェ~」

 

大岡「さすが隼人だな」

 

大和「だな」

 

優美子「あーし、次カラオケやりたい~隼人一緒に歌うし!」

 

戸部「海老名さんもくればよかったのに~まじ残念だわ~」

 

葉山「はは、姫菜は秋葉原に行っているから無理だろ」

 

八幡(くっそ葉山の野郎…あんなリア充生活しておきながらなんでボッチのオレをそんなに目の敵にしやがるんだ

しかも数年後、友達の童貞風見鶏を騙してオレを逆レイプさせるとかマジサイテーだな!理性の化物と言われたオレでなければ今すぐ殴りにいっていたぞ)

 

八幡(いま思えば…オレの名前を知っていながら、わざとずーと間違って呼んでいるしな…オレの名前はヒキタニじゃなくてヒキガヤだっつの!!)

 

八幡(陽子が葉山を殺したくなるのも無理ないぜ…この世界の未来ではあの葉山のせいで産まれて来れなかったらしいからな)

 

八幡(そういややけにおとなしいな…オレの娘…)チラッ

 

陽子「………」<●><●>

 

八幡「!?」Σ(゚д゚;)

 

陽子「あのウジ虫めぇペラペラのんきに笑いやがって!!カス!ゴミ!何が「はは」だよ!!きめーんだよ有害物質が!!」ボソボソ

 

陽子「[ピーーー]よお前!!無能がよ!!雪乃叔母ちゃんの時も状況を悪化させた災厄の存在がぁ!!こりずに留美さんの時も同じような失敗起こそうとしやがって!

認知症かよ!それとも池沼かよ!いい加減気づけよ自分の無能さによぉぉ!!」

 

陽子「身の丈に合わない行動起こそうとするんじゃねえ![ピーーー]よマジで!!それが世の中のためだ!!!」

 

陽子「自分のグループの問題くらいてめーでなんとかしやがれ!!他力本願くせして何回もお父様のおかげで助けられておきながら、いちゃもんつけるとか何様だゴミ虫!!」

 

陽子「何おまえ? 自分が偉いと思ってやがるの? お父様と対等だと思っているの? まじふざけんな!!!二酸化炭素製造マシーンが!!

おまえのせいで地球上の貴重な酸素減らされてしまうだろうが!!この世から消えろよ地球上の害悪め!!」

 

陽子「おまえなんか道端のクソだ!クソ以下だ!クソが人間にたてつくんじゃねええ!!

お前のようなクズが人類全体がレベルを落としているんだよ!!」

 

陽子「てめーの汚物なような嫉妬心と独占欲でどれだけこの世界のお父様が未来で絶望したのかわかってんのか!!てめえの腐れきった嫉妬心と独占欲でお父様を傷つけ、お母様との仲を破壊しやがってぇ!!」

 

陽子「てめえみたいな偽善野郎が雪乃叔母ちゃんと結婚できるわけねえだろーが!!しかもお母様とお父様の婚約を雪乃叔母ちゃんと間違いやがって!!」

 

陽子「誰に聞いたかしらねーが同じ名字だからって、間違ってんじゃねーぞクソ野郎が!!爆破すんぞコラッ!!」

 

陽子「ああ…やっぱだめだわ~理性には自信があったけど…まさか実物を目にしただけでこれだけの憎しみと殺意で心がいっぱいになって溢れそうになるなんて…

フラグ操作して童貞風見鶏に強姦させて、童貞風見鶏なしで生きていけない体にして社会的殺そうと思ったけど…その程度じゃ生ぬるいわ」

 

陽子「やっぱりお父様は優しすぎる…たとえ未遂ですんだとはいえ自分をはめようとした汚物を殺さないでフラグを折るだけでいいとまでいいだすし」

 

陽子「私やお母様、雪乃叔母さんやいろはさんたちが説得して、さらに私が「我慢できず虚無丸殺しちゃうよ」と、いって

ようやくお父様も「陽子をあんな奴のために人殺しにさせたくない!」と、決心して作戦に賛成してくれましたが…ああーダメ…やっぱり虚無丸許せない…

よし!殺そう♪」

 

八幡「お、おいおい…」

 

陽子「ただ[ピーーー]だけじゃ気が収まらない…残虐極まりもないえげつない殺し方をしてやる…原型さえとどめられないように愉快なオブジェに変えてやんよ…フヒッ!」

 

陽子「どうやって殺そうかな~そうだ、そこらへんの不良どもを大金雇って、虚無丸を瀕死寸前までフルボッコにして放置させて、そこに知らないふりをした私が通りかかる…」

 

陽子「そして虚無丸は惨めに「た、助けてくれ」と救いを求めてくる主犯である私にさ~

そこで私は善人ぶって手を差し伸べる………そして奴がホッとして手を掴んだ瞬間」

 

陽子『なぁに』ニヤ

 

ブン

 

葉山『うわああああー!!!な、何するんだ!!!』

 

陽子「上空に投げ飛ばされた虚無丸は悲鳴をあげる」

 

陽子『動けないダニのフンなど必要ない![ピーーー]!!』

 

 

陽子「っと、爆死させて[ピーーー]か…」ボソボソ

 

八幡「」(°□°;)

 

陽子「それとも柱に張り付けにして千個のサッカーボールを猛スピードで撃ち当てて殺してやろうかな~

おしおきタ~イム!とかいってw」

 

陽子「いや、大昔の某有名サスペンスの女の犯人がやった自殺のように打ち上げ花火にセットして打ち上げるか…コナゴナにはじけて血の雨が降ってくるだろうな~

そしてあの名セリフ『けっ、汚ねえ花火だ』をいうw」

 

八幡「ちょ…」

 

陽子「ああ…やっぱりダメだよ…お父様との約束を破るなんてとんでもない…あの心優しいお父様が自分のせいで娘の手が血で染めてしまったと心を痛めてしまう…

だめよ陽子…自分のエゴを通して愛するお父様の気持ちを裏切っては………だったら」

 

八幡(思い止まったか…)

 

陽子「殺さなきゃいいんじゃん♪」<●><●>

 

八幡「」

 

陽子「そうよ。何も殺さなくてもあいつが苦しめばいいじゃん…死ぬより苦しい苦痛を与え続ければいいのよ…永遠に!」

 

陽子「殺して苦しみから解放されるなんて許されない!虚無丸なんて[ピーーー]価値すらない!」

 

陽子「指を一本一本切り落とす…ダメねシンプル過ぎて芸がないわ……やっぱりやるとしたらアカメが斬るエスデスやアリアぐらいはやらないと…」

 

陽子「でも私は未来に帰らないといけないから、ここにいつまでいられないし…そうなるとやっぱりうってつけなのは邪念樹かヒトモドキか」

 

八幡「さ、さすがにそれは…おい、頼むから正気に戻れ…」

 

陽子「邪念樹は相手に幻を見せた後、相手に取り憑いて死ぬまで悪夢を見せながら栄養を徐々に奪い取る、邪念樹はエサが死ぬまでを離されない…」

 

陽子「ヒトモドキは宿主に寄生する。そして宿主が傷ついてもすぐ治す、宿主の脳を破壊しないかぎり宿主は死なない。

つまり脳を破壊しないかぎり、いくら切り刻もうが何しようが死なないから好きなだけ拷問し放題ということ。

何これすごく便利!さすが蔵○!でもいくら私でも植物の知識は常人と変わらなから再現できないよ…そもそもマンガの魔界植物なんて作れるわけないし」ブツブツ

 

 

八幡「お、落ち着け!これ飲んで冷静になれ!」つマックスコーヒー

 

陽子「んぐっ!? んんっ!!」ゴクゴク

 

陽子「あ、あれ…お父様…? 私…」

 

八幡「正気に戻ったか…びっくりしたぞ。まるで別の作品のキャラクターみたいな顔になってたぞ」」

 

陽子「ウソ………どんな顔?」

 

八幡「ああ、遊戯王の闇バクラか闇マリク…アカメが斬るのアリアやセリューみたいなものすごい顔芸になってたぞ」

 

陽子「うう~お父様怖かった私の顔」

 

八幡「…正直かなりビビったがそれはオレのために怒っていたんだろう?」

 

陽子「…はい」

 

八幡「それに理性が崩壊しそうになっても未来のオレとの約束を守ろうと必死に耐えていた。

未来のオレが悲しまないように自制していたしな…おまえみたいな家族想いの娘がいて未来のオレは幸せ者だな」ナデナデ

 

陽子「お父様ーーー!!」ダキッ

 

八幡「さあさっさと用をすまそうぜ…おまえをここまで精神的に追い詰めたあいつを見ていたら、オレもいますぐ殴りなくなってくる!

おまえに我慢させたオレがそんなことするわけにはいかないからな!」

 

陽子「わかりました!お父様!」

 

 

八幡「これでオレの未来は変わったんだな?」

 

陽子「はい!虚無丸に人生を壊されることはなくなりました」

 

八幡「ありがとうな…娘とはいえわざわざ平行世界の未来からオレを助けにきてくれて」

 

陽子「何水臭い事言っているんですかお父様!」

 

八幡「?」

 

陽子「親子だから当然じゃないですか」

 

八幡「…陽子」

 

八幡(不覚にも泣きそうになった…)

 

陽子(あとは静ちゃんのフラグだけ)

 

陽子「ねえ最後にラーメン屋寄っていこうよ」

 

八幡「ラーメン屋?」

 

陽子「うんお父様が昔たまに行っていたラーメン屋!私が小さいころになくなっちゃったから食べていきたくて」

 

八幡「わかった。行こうぜ、好きなだけおごってやるよ」

 

陽子「やったー!」(≧∇≦)

 

八幡(なんて無邪気な笑顔…さっきとは別人だな。

それがあの虚無丸のせいであんな風に…ゆるせねえ!虚無丸なんてブラネ女王やモルボルみたいな顔の不細工女にストーカーされてしまえばいい!!)

 

陽子「あっ、でも静ちゃんが出没するかもだから声を出すのは控えておこうね。後でいろいろ面倒でしょ」(この日は絶対来るけどね)

 

八幡「だな…俺みたいなボッチがおまえみたいなかわいい奴と一緒に食事していたとバレたらショック受けちまうからな」

 

陽子(お父様には未来の静ちゃんの事とても言えない…)

 

 

ラーメン屋

 

静「いや~この世には同じ顔の人間が三人いるとは聞いていたが、ほんと君は見た目陽乃そっくりだな」

 

陽子「そうなんですか~」

 

静「ああ、だが性格は全く似てないな!コインの裏表、光と闇、黒と白のように真逆だ」

 

八幡(…どうやらオレに気づいてないようだな)ホッ

 

陽子「へえ~」

 

陽子(お母様がそうなったのは雪ノ下家のせいですよ)

 

陽子(とりあえず)ピッ

 

陽子(これでよし!お父様とお母様の結婚を応援してくれた静ちゃんには幸せになってもらいたいからね。

30代後半になった時、お父様に恋愛フラグたたないようしておいたよ…子持ちの結婚した男性に恋してずーと引きずるなんてつらい人生送って欲しくないから)

 

陽子(これで結婚できるかどうかは静ちゃんしだいだよ♪がんばってね!私の世界みたいにならないで…お幸せに)

 

 

比企谷家

 

陽子「うう…カマクラ~別れたくないよ…」ポロポロ

 

カマクラ「…ニャー」

 

八幡「どうしたんだ…なんでおまえ泣いているの?」

 

陽子「…お父様そろそろ陽子は未来に帰ります」

 

八幡「えっ、もう帰るのかよ…もう少しいても?」

 

陽子「私だって、もっとお父様とカマクラと一緒にいたいですよ…

でも、未来の…しかも平行世界の人間である私がこれ以上長くこの時代にいることができないの…」シュン

 

八幡「そ、そうなのか…」

 

陽子「そんな悲しそうな顔をしないでくださいお父様…うまくいけばきっとまた会えますから」

 

八幡「あ…ああ………」

 

八幡(オレいつからこんなにメンタル弱くなったんだ…こいつとこんなに別れたくないと思うなんて………プロボッチであるこのオレが…)

 

陽子「あの…お父様お願いがあります」

 

八幡「…なんだ?」

 

陽子「帰る前に私をギュッと抱きしめてください」

 

陽子「最後にお父様に抱きしめて欲しいの」

 

八幡「…わかった」ギュ

 

陽子「フフフ…」ギュウウ

 

八幡「おい、そんなに強く抱きしめられたら動け…んっ!?」

 

陽子「ちゅ…ん、んん…」

 

八幡(え!? なにこれ…オレ、キスされてる…未来のとはいえ実の妹にキスされてるーーーー!!!やわらか…じゃなくて!!ふりほどけねえ!!)

 

陽子「ん、はぁん…う、うん……んん~♪」

 

八幡「ん~!!」ジタバタ

 

八幡「プハー!!お、お、おおおまえ…何を///」

 

陽子「フフ…ワーイ!!お父様の初のディープキスもらっちゃった♪」

 

陽子「ここの世界のお父様はまだ誰ともキスしてないよね~私がお父様の初めての人…キャ///」(≧∇≦)

 

 

八幡「お、おおおおおまえ…その言い方はいろいろ誤解を招くからやめろ…人に聞かれたらいろいろとまずいから///」

 

陽子「大丈夫!家の中だからカマクラしかいないよ!」

 

カマクラ「ニャー」

 

カマクラ(めでたいなぁ~八幡)

 

八幡「くっ///」

 

八幡(いくらオレと似ているところが多かったからって、頭では娘だと理解できていても感覚的に100%娘だとまだ実感できねえんだよオレ…

おまえの母親とピーなことどころか恋人にすらなってねえんだからよ///)

 

八幡(ドキドキしない方が無理だ!高所恐怖症の人が頭ではここは大丈夫だと理解していても高い所から外を眺めることができないのと同じだ)

 

陽子「エヘヘ…これぐらいはゆるしてくださいねお父様♪私、お父様が大好きですから!!それではお父様!カマクラ元気でね」つゲートホルダー

 

キュイン

 

グオオオーン

 

 

八幡「陽子また会えるといいな」

 

カマクラ「ニャン!」(できるだけ長生き目指すか)

 

八幡「これは写真。あいつ一枚忘れていきやがった」

 

八幡(オレと陽乃さんと5歳ぐらいの時陽子の写真か…あの人…こんな優しく微笑むことができるんだな)

 

E子「ねえ陽乃」

 

陽乃「なに~E子?」

 

E子「昨日イケメンとデートしてたでしょ!」

 

陽乃「してないよ~今の所誰とも付き合う気ないし~」

 

E子「ウソばっかりーじゃあこの写真写っているの誰?」

 

E子「どうみても陽乃でしょ?このサングラスのイケメンは誰?」

 

陽乃「何をいって…!?」

 

陽乃(そこに写っていたのは私に全く似てない女の子だった…)

 

陽乃(こんなに素の姿を丸出しにして笑顔を浮かべるなんて…全く私と別の存在じゃない)

 

陽乃(私のよくつくられた仮面は分厚くて強固だ。ほとんど人が私の本性に気づかず仮面を見破ることができない。

そんな私とは逆に写真の女は腕を組んでいる男性を絶対的信頼と好意を持って心から笑顔を浮かべている

そしてその男は…)

 

陽乃(比企谷くん…)

 

陽乃(間違いない…比企谷くんだ。

いつもの腐った目はサングラスに隠され、髪型や服装がオシャレになっていても私の目は誤魔化せない。これは比企谷くんだ)

 

陽乃(ほとんどの人が気がつかないだろうけど、私の観察眼にかかれば簡単に見抜ける)

 

E子「ねえ~陽乃この男誰よ~結構顔整っているし…なんかクールぽくてかっこよくない///彼氏じゃないなら紹介してくれない」

陽子(全く…この写真の女と私が違うと見分けることができないなんて…一体どんな目をしているんだろう。まあ所詮は凡人だからしかたないか(笑)

比企谷くんぐらいの観察眼がないと私の仮面を見抜けないからね)

 

陽子(まあ…外見だけならたしかに私によく似ているけど中身は全く別物。

私は十年以上人前で心から微笑んだことなんてない)

 

陽子(とりあえず目の前の駒がうるさいから黙らせちゃおうか)

 

陽乃「昨日はA子たち合わせて5人で○○町で遊んでいたんだもん」

 

E子「えっ?」

 

陽乃「ほら、写真」

 

E子「あっ…」

 

陽子「フフ…それでも信じられないならA子たちに聞くといいよ。レシートならC美がもっていると思うから…それに」

 

E子「それに…」

 

陽乃「私にはそんなアホ毛生えてませーん」

 

E子「ああー!!」

 

陽子(外見が私とそっくりな女の子と一緒にデートだなんて…これは比企谷くんに詳しく聞かせてもらう必要があるねえ~)

 

 

数年後

 

葉山(くくく…これでヒキタニは終わりだ)

 

大岡「………」

 

葉山(大岡は俺の言葉を信じきっている!俺の言葉通りに動く!これからヒキタニは大岡に掘られて深い心の傷をおうのだ!あはははは!!)

 

葉山(雪乃ちゃんは俺のものだ!)ガシッ

 

葉山「えっ?」

 

大岡「………」

 

葉山「大岡…どうした?」

 

大岡「………」

 

葉山「大岡…?」

 

大岡「やらないか?」

 

葉山「!? と、突然何をいって…」

 

大岡「隼人かわいいよ~お持ち帰りしてえ~」(;´Д`)ハァハァ

 

葉山「えっ………」ゾクッ

 

大岡「はやとぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

葉山「いぎゃああああああああああ!!!!!」

 

 

未来(陽子の世界)

 

陽子「ただいま戻りましたわお母様♪」

 

陽乃「お帰りなさい陽子ちゃん♪。それでどうだった過去の八幡?」

 

陽子「すごく素敵だったよ♪優しくてカッコよくて、カマクラもかわいかったよ」

 

陽乃「そう、良かったね♪虚無丸は」

 

陽子「うんバッチリだよ!そういえば雪乃叔母ちゃんは?」

 

陽乃「静ちゃんを慰めにいったよ」

 

陽子「そっか…」

 

陽子(私…とうとうお父様と念願のファーストキスを///し、幸せ…)

 

陽乃「!?」

 

陽乃「陽子ちゃんまさかあなた八幡に…」

 

陽子「うん♪ファーストキスあげちゃった///エヘヘ」(≧∇≦)

 

陽乃「こら!陽子ちゃん!親子同士はダメといつも言っているでしょ!」プンスカ

 

タダイマー

 

陽子「あっ、お父様が帰ってきた♪」

 

陽乃「さては陽子ちゃんが気になって速攻で仕事片付けて帰ってきたね♪」

 

陽乃(もうお姉さん…八幡分が不足気味だよ~今日も八幡にたっぷり注入してもらわないと♪)

 

陽乃「少なくても八回はね♪」

 

 

翌日

 

陽乃「ZZZ…」

 

八幡「九回もやってしまった…若いなオレも」フッ

 

八幡(いくら昔から8度勃つと言われているヤツメウナギを食べたとはいえ…これも陽乃が可愛すぎるからだ)

 

陽乃「ZZZ…」

 

八幡「この美貌にこのスタイルほんと女神だな…」

 

八幡(魔王はるのんはどこいった?)

 

陽乃「おはよう八幡♪」

 

八幡「おはよう陽乃」

 

陽乃「ゆうべはお楽しみでしたね♪」

 

八幡「自分でいうな自分で」

 

陽乃「ウフフ…」

 

八幡(陽子が昨日行ってきた平行世界のオレは葉山に人生を狂わされることなく無事陽乃と結ばれたらしい…)

 

八幡(なぜかオレたちより早くあの世界のオレたちは付き合いだしたらしい…陽子に会った影響か? あと平塚先生は四十前にかなりいい人と結婚できたし、ほんと良かった…)

 

八幡(ただあの世界でE子さんがオレに惚れることは本来なかったのだが、変装して出かけていたのを見られたことが原因らしい…)

 

陽乃「はちま~ん」ダキッ

 

八幡「陽乃」ギュ

 

陽乃「しよ♪」

 

八幡「おいおい昨日散々やりまくっただろう?」

 

陽子「八幡とならいくらでもできるよ!!それとも…いや」ウルウル

 

八幡「わかったよ。今日会社は休みだし…やるぞ陽乃」

 

陽乃「八幡大好き♪」チュ

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

?「はじめましてお父様!娘の陽子です」八幡「…新手のサギか?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436281082/