アニメssリーディングパーク

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雪乃「初めてなんだけど….どうやればいいの?」【俺ガイルss/アニメss】

 

結衣「三人でボーリングとか、初めてだね!」モグモグ

 

雪乃「私はボーリング自体初めてなんだけど。比企谷君、どうやればいいのか、教えてくれる?」

 

八幡「ああ。まずはボールを選ぶんだ。向こうに幾つかボールがあるから、自分が持ちやすいボールを選んでくれ」

 

雪乃「そうね……。これがいいかしら」ムンズッ

 

結衣「ゆきのん、ボールを鷲掴みとかスゴいね!」モグモグ

 

八幡「何で由比ヶ浜はさっきからバナナを食ってるんだ?」

 

雪乃「それで、このボールをどうすればいいの?」ブンブン

 

結衣「ゆきのん、ボールを鷲掴みで振り回すとかスゴいね!」モグモグ

 

八幡「ああ。そしたら、そのボールをこのレーンの奥に向かって投げるんだ。ピンが倒れた本数が自分の点数になる」

 

雪乃「このボールをレーンの奥に投げればいいのね?」ザッ

 

八幡「おい、野球の投球モーションで投げるのか」

 

結衣「ゆきのん、ボールに重さを感じさせないってスゴいね!」モグモグ

 

雪乃「それじゃ、第一投目、行くわよ」ザッ

 

結衣「ゆきのん、がんばれー!」ポイッ

 

八幡「おい、由比ヶ浜。食べたバナナの皮をポイ捨てするな。危ないだろ」

 

雪乃「せーの……あっ」ツルッ

 

雪乃「ごろごろごろごろごろごろごろごろ!!」

 

八幡「しまった! 雪ノ下がバナナの皮で滑って転がっていったぞ!」

 

結衣「ゆきのーん!」

 

雪乃「ごろごろごろごろごろごろごろごろ!!」

 

パッカーン!!

 

パンパカパーン♪

 

雪乃「がこっ! うぃーん!!」

 

八幡「まずい! 雪ノ下がそのまま奥に転がっていったぞ!」

 

結衣「スゴいよ、ゆきのん! ストライクだよ!」

 

ガコガコッ、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

ガシャコン

 

コロコロ……

 

雪乃「ただいま」スタッ

 

八幡「お、おう……」

 

結衣「ゆきのん! レーン奥から転がり戻ってきて無事とか、スゴいね!」

 

結衣「じゃあ、次は私の番だね。がんばるよー!」ムンズッ

 

八幡「おい、由比ヶ浜! それはボールじゃなくて……!」

 

結衣「せーの!」ブンッ

 

雪乃「ごろごろごろごろごろごろごろごろ!!」

 

八幡「しまった! 雪ノ下が凄い勢いで転がされていったぞ!」

 

結衣「ゆきのーん!」

 

雪乃「ごろごろごろごろごろごろごろごろ!!」

 

パッカーン!!

 

パンパカパーン♪

 

雪乃「がこっ! うぃーん!!」

 

八幡「まずい! 雪ノ下がそのまま奥に転がっていったぞ!」

 

結衣「スゴいよ、ゆきのん! ストライクだよ!」

 

ガコガコッ、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

ガシャコン

 

コロコロ……

 

雪乃「ただいま」スタッ

 

八幡「お、おう……」

 

結衣「ゆきのん! レーン奥から転がり戻ってきて無事とか、すごいね!」

 

八幡「点数表示が、何故か雪ノ下が二連続ストライクになってて、由比ヶ浜はガーターになってるぞ」

 

結衣「でも、次はヒッキーの番だから、今度こそ大丈夫だよね!」

 

八幡「ああ。俺は腕力がないからな。雪ノ下を掴んで放り投げる事は無理だ」

 

結衣「ところでさ、ヒッキー。このボール置き場にあるボタンって何だろ? とりあえず押してみるよ」ポチッ

 

ドカンッ!!

 

雪乃「ひゅーーーーーーーーーーん!!」

 

八幡「しまった! 雪ノ下がテロリストの仕掛けた爆弾の爆発で飛んでいったぞ!」

 

結衣「ゆきのーん!」

 

雪乃「ひゅーーーーーーーーーーん!!」

 

パッカーン!!

 

パンパカパーン♪

 

雪乃「がこっ! うぃーん!!」

 

八幡「まずい! 雪ノ下がそのまま奥に転がっていったぞ!」

 

結衣「スゴいよ、ゆきのん! ストライクだよ!」

 

ガコガコッ、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

ガシャコン

 

コロコロ……

 

雪乃「ただいま」スタッ

 

八幡「お、おう……」

 

結衣「ゆきのん! レーン奥から転がり戻ってきて無事とか、すごいね!」

 

八幡「これで雪ノ下は三連続ストライクか」

 

結衣「でも、私たちがガーターだよ、ヒッキー!」

 

雪乃「次は私の番ね」ムンズッ

 

八幡「雪ノ下の番が多すぎないか?」

 

結衣「不思議な不公平を感じるし!」ヌリヌリ

 

八幡「おい、由比ヶ浜。勝手に床にワックスを塗ると、滑りやすくなって怒られるぞ」

 

雪乃「それでは、行くわよ」タタタッ

 

雪乃「あ」ツルッ

 

雪乃「ごろごろごろごろごろごろごろごろ!!」

 

八幡「しまった! 雪ノ下が滑って転んで勢いよく転がっていったぞ!」

 

結衣「ゆきのーん!」

 

雪乃「ごろごろごろごろごろごろごろごろ!!」

 

パッカーン!!

 

パンパカパーン♪

 

雪乃「がこっ! うぃーん!!」

 

八幡「まずい! 雪ノ下がそのまま奥に転がっていったぞ!」

 

結衣「スゴいよ、ゆきのん! ストライクだよ!」

 

ガコガコッ、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

ガシャコン

 

コロコロ……

 

雪乃「ただいま」スタッ

 

八幡「お、おう……」

 

結衣「ゆきのん! レーン奥から転がり戻ってきて無事とか、スゴいね!」

 

八幡「遂に雪ノ下が四連続ストライクだな」

 

結衣「ゆきのんばっかりズルイし! こうなったら、ゆきのんを使って私がガーターを出してやるし!」ムンズッ

 

八幡「おい、由比ヶ浜! まさか、お前、雪ノ下を投げる気じゃ……!」

 

結衣「せいっ!」ブンッ

 

雪乃「ひゅーーーーーーーーーーん!!」

 

八幡「しまった! 雪ノ下がオーバースローで飛ばされていったぞ!」

 

結衣「ゆきのーん!」

 

雪乃「ひゅーーーーーーーーーーん!!」

 

ズガンッ!! バキンッ!!

 

雪乃「ぎゅいーーーーーーーーーーん!!」

 

八幡「大変だ! 雪ノ下が天井をぶち破ってそのまま大空に飛んでいったぞ!」

 

結衣「ゆきのーん! カムバーック!!」

 

 

― ニューヨーク 高層ビル ―

 

 

キャシー「凄いわね、ニューヨークの街が一望出来るなんて。こんな場所でお洒落にディナーが出来るだなんて、まるで夢みたいな気分よ」

 

ブライアン「だったら、自分の頬でもつねって確かめてみるかい? それとも俺が確かめさせてあげようか? 頬をつねる訳じゃなく、唇を塞いでだけどね。HAHAHAHA」

 

キャシー「ブライアンったら、冗談ばっかり。やめてよ、もう。ふふっ」

 

キャシー「それにしても、ブライアン。今日は一体どうしちゃったの? こんな高級そうな場所に私を誘うなんて」

 

ブライアン「ああ、その事か。だったら、キャシー。実は君にも、ある程度の察しはついてるんじゃないかい?」

 

キャシー「ついている、と言えば、ついているかもしれないわね。でも、それは到底私の口からは言えなさそうな事だもの。だから……」チラッ

 

ブライアン「キャシー……今日は少し真面目な話をしたいんだ。いいかい?」

 

キャシー「ええ、もちろんいいわ。でも……せめて食事が終わってからにして欲しいの。もしも私の予想通りの事だったら、ここであなたと一緒にこのまま食事なんて出来そうにないもの」

 

ブライアン「オーケー。わかったよ。話は食事の後に。ワインをすっかり飲み終えて、デザートを食べ終わってからにしよう」

 

キャシー「そうしてもらえると嬉しいわ。ありがとう、ブライアン」

 

キャシー「そういえば、あなたと初めて出会った夜も、こんなシチュエーションだったわね」

 

ブライアン「そうだな。あの時はこんな高そうなレストランじゃなく、しみったれたラムの匂いが充満している安くてボロっちいバーだったけどな」

 

キャシー「そして、あなたはお客じゃなくてその店のバーテンダーだった」

 

ブライアン「ああ。来る客、来る客、全員がコカインでもやっているかのような、キマッちまってる奴らばかりだったよ。お代を貰おうとすると、代わりにショットガンを突きつけてくる様な奴もザラにいたさ」

 

キャシー「あの頃の私もそうだったわね。すっかり酒と麻薬に溺れていたわ。まるで野良犬の様だった」

 

ブライアン「そう思っているのは君だけだよ、キャシー。バーに入ってきた君は美しくて、俺には君が天使のように見えた。これは嘘じゃない」

 

キャシー「そう言ってくれるのは、今も昔もあなただけよ、ブライアン。他の人は違うわ」

 

ブライアン「……なあ、キャシー。自分を卑下するのはいい加減やめにしないか。昔はともかく、今の君は真面目にスーパーマーケットで働いてるじゃないか。周りの評判だって……」

 

キャシー「でも、それは全部あなたが世話を焼いてくれたからだもの。私一人だったら絶対に無理だった。それに、今のあなたはバーテンダーではなく、有名プロレスラー……。私とあなたとの距離は遠ざかっていくばかりだわ」

 

ブライアン「キャシー……」

 

キャシー「私はね。あなたに助けられたから、今度は私があなたを助けたかったの」

 

ブライアン「そうだったのか……。君がそんな風に思ってるとは知らなかったよ」

 

キャシー「でも、あなたは私の助けなんか必要ないぐらい体も心も強かったし、それに隣には可愛いガールフレンドもいた」

 

ブライアン「いや、ステファニーと俺はそんな仲じゃ……。それに、キャシー、ちょっと待ってくれ。俺は、実は君の事が……!」

 

 

雪乃「ぎゅいーーーーーーーーーーん!!」

 

 

ブライアン「WHAT!?」

 

キャシー「な、何!? どうしたの、ブライアン!?」

 

ブライアン「オーノー……! クレイジー……!!」

 

キャシー「ブライアン!? どうしちゃったの、ブライアン!?」

 

 

その後、雪ノ下は戻って来る事がなかったので、雪ノ下の代わりに俺と由比ヶ浜が二人で投げて、俺たちの三人での初ボーリングは終わった

 

翌日、雪ノ下は普通に登校してきた

 

部室でも雪ノ下は由比ヶ浜と普通に話していたが、昨日のボーリングの話をしたら、由比ヶ浜は四階から放り投げられていた。多少は怒っていたらしい

 

やはり、由比ヶ浜結衣とボーリングをするのは最大級に間違っている

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

八幡「やはり雪ノ下雪乃のボーリングは最大級に間違っている」

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