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いろは「…付けなくても、いいですよ?」 八幡「え…?」【俺ガイルss/アニメss】

 

いろは「毎日先輩と一緒にいられて幸せです!」

 

 

八幡「…とか言ってた時期がお前にもあったよな」

 

いろは「ちょ…やめてくださいよ、思い出したら恥ずかしくなっちゃいます」

 

八幡「いや、お前な、ソファーの上でだらしない格好でゴロゴロしてるその状況をまずは恥ずかしがれ」

 

いろは「え、いやいやいや…なんでですか?」

 

八幡「いや、お前、仮にも女子じゃねえか」

 

いろは「あ~…八幡」

 

八幡「なんだ?」

 

いろは「女の子に夢見過ぎです」

 

八幡「ぐっ…」

 

いろは「いや、まあ、私ももう大学生なんで、人前では女の子ぶっちゃいますけど、流石に…ねえ?」

 

八幡「まあ、小町もなんだかんだグータラしてたけどよ…」

 

いろは「でしょ? それに、私達、同棲三年目ですよ? 流石に飽きちゃいますって」

 

八幡「…まあ、そうかもな」

 

いろは「…そうですよ」

 

八・い(飽きられてるんだ…)

 

八幡「…ということがあった」

小町『まったく、お兄ちゃんは…だから大学卒業した時に結婚しといた方がいいよって言ったのに…』

 

八幡「いや、だっていろはが卒業した時とか、社会人二年目だぞ? まだまだ先行き怪しかったし、あいつだって新卒だったし…」

 

小町『…はあ、お兄ちゃんは変なところで真面目だなあ』

 

八幡「うっせ」

 

小町『で、どうするつもりなの?』

 

八幡「…」

 

小町『策は無しか~…』

 

八幡「だから、恥ずかしながら妹を頼ってんだろ」

 

小町『そうだねえ…』

 

小町『あ、ごめん、もう休憩終わりそう』

 

八幡「こっちもだ。ごめんな、昼休憩に電話までして」

 

小町『まったくだよ。まあ、いろいろ考えておくから。あと、今度何か奢ってね~』

 

八幡「はいはい。程々にな」

 

小町『ハーゲンダッチでいいよ』

 

八幡「分かったよ」

 

小町『へへ、ありがと。んじゃ、切るね。バイバ~イ』

 

八幡「おう、じゃあな」

 

プツッ

小町「さーて、教室に戻らないと…」

 

小町「ありゃ、ラインが来てる。誰からだろ…?」

 

小町「…ほう」ニヤリ

 

いろは「突然ごめんね、小町ちゃん」

小町「いえいえ、お義姉ちゃんならいつでもオーケーですよ!」

 

いろは(なぜだろう…毎回『おねえちゃん』を意図的に変換してる気がする…)

 

小町「それで、どうかしたんですか?」

 

いろは「えっとね、カクカク云々で…」

 

小町(やっぱり、いろはお義姉ちゃんもお兄ちゃんと同じこと考えてるじゃん…)

 

小町「まったく、お義姉ちゃんにこんなに心配させるなんて、本当にごみいちゃんですね!」

 

小町(でも、ここは少し泳いでてもらおう)

 

いろは「でも、私のいつもの態度も悪いのかな、なんて…」

 

小町「う~ん…あっちの方はどうなんですか?」

 

いろは「あっち?」

 

小町「夜の方は」

 

いろは「うえっ!? えっと、することにはする…よ?」

 

小町「頻度としては?」

 

いろは「に、2,3週間に一回くらい…」

 

小町(ありゃ、結構少ないな…)

 

いろは「しかも、八幡がどことなくそういうのを避けてるような気がするんだ」

 

小町「ふむふむ…」

 

いろは「も…もういいかな?」///

 

小町「あ、すみません。つい聞き入っちゃいました」

 

いろは「あ、あはは…」

 

いろは(そういえば、小町ちゃんには彼氏とか居ないのかな…)

 

ピンポーン

小町「ん? 誰だろ…げ、お兄ちゃんじゃん」

 

いろは「え、私、ここにいていいのかな?」

 

小町「うーん…何してるかとか聞かれたら面倒ですし、コタツの中に隠れててください」

 

小町(それに、そのほうがいろはお義姉ちゃん的にも良いことになりそうなので…)

 

いろは「えぇ!? でも…」

 

小町「大丈夫です。昨日掃除したばっかりなんで」

 

いろは「いや、そういう事じゃなくて---」

 

ピンポーン

 

小町「ああもう…はーい! ほら、お義姉ちゃん、中に入って」グイグイ

 

いろは「あ、わ、えあ…」モゾモゾ

 

八幡「ふ~、小町が早めに帰ってて助かったよ。鍵忘れちまって…」

いろは(うわ~、八幡入ってきちゃったよ…)

 

小町「まったく、しっかりしてよね?」

 

小町(今日に限ってはナイスだよ、お兄ちゃん)

 

八幡「ほら、これ。ハーゲンダッチ」

 

小町「やった、こんなに一杯! ありがとう、お兄ちゃん」

 

いろは(小町ちゃん、声が若々しいな…)

 

八幡「はいはい、こういう時だけ昔に戻るのやめろ」

 

小町「え~、まだ私、大学四年生だよ? それに、女性はいつまで経っても乙女なんだよ!」

 

八幡「なんじゃそりゃ…」

 

八幡「いや、っていうかさ、本題に入りたいんだけど」

いろは(本題…?)

 

小町「はいはい」

 

八幡「お前に任せっきりにするわけにもいかねえし、あの後、俺も色々考えたんだよ」

 

小町「仕事中に?」

 

八幡「うっせ。でさ、その…なんだ。安直なことしか思い浮かばなかった」

 

小町「お兄ちゃんが複雑に考えることができるのは、高校生向けの国語の問題だけでしょ」

 

八幡「いや、そうだけど…ってか茶化すなよ」

 

小町「ごめんごめん」

 

いろは(何の話してるんだろ…?)

 

八幡「それで、その…プロポーズしようと思う」

 

いろは(へ、は…え、プロポ…え、誰に?)

 

小町「ほうほう…遂にですか」

 

八幡「遂にですよ」

 

小町(…ちょっとお義姉ちゃんにフォロー入れとこうかな)

 

小町「でもいいの? さっきは『飽きられてるかもしれない』とか言って不安がってたじゃん」

 

いろは(うわー! 小町ちゃん、それ、八幡が言ったんじゃないよ! 私が言ったんだよー!)

 

八幡「ああ…」

 

いろは「…」ピクッ

 

八幡「いろはだって人間だから、同棲相手に飽きを感じることもあるのかもしれねえけど…でも、なんていうんだろ…」

 

いろは「なんで私が八幡のこと飽きるんですか!?」ガバッ

 

八幡「!?」

 

いろは「あ…」

 

小町「あちゃ~…」

 

小町(な~んてね、計画通り…)ニシシ

八幡「え、ちょ、いろはがなんでここにいるんだ?」

 

いろは「え、いや、これは、その…」

 

小町「あ~、実はですね~、お兄ちゃんと電話したあとに、お義姉ちゃんに相談したいことがあるって言われて…」

 

八幡「お、おう…」

 

八幡(なんかこいつニヤニヤしてんだけど…)

 

小町「それでさっきまでここで話してたら、お兄ちゃんが突然来ちゃってさ~」

 

八幡(確かに、今日来るとは言ってなかったけど…)

 

小町「相談の内容が内容だったから、好都合だったんだ~」

 

いろは「ちょ、小町ちゃん!」

 

小町「ま、詳しくはお二人で話してね~。小町は二階行ってるから、ごゆっくり~」

 

八幡「え…」

 

いろは「ちょ、小町ちゃ---」

 

バタン

 

いろは「…」

 

八幡「…とりあえず、ハーゲンダッチ食うか?」

 

いろは「…はい」

 

八幡「…」モグモグ

いろは「…」モグモグ

 

八幡「なあ」 いろは「あの」

 

八幡「あ、や、お前から言ってくれ」

 

いろは「あ、いえ、先輩から…」

 

八幡「…じゃあ、ちょっと聞きたいんだけど」

 

いろは「はい…」

 

八幡「小町に何の相談してたんだ?」

 

いろは「あ~、えっと、その…」

 

八幡「おお」

 

いろは「…先輩に、飽きられちゃったかもしれない、って」

 

八幡「…は? え、お前が俺の事飽きたんじゃないの?」

 

いろは「いや、なんていうか、その、生活に慣れたって言うか、言葉の綾で…っていうか! 八幡!」

 

八幡「うお、なんだよ?」

 

いろは「八幡…私に飽きちゃってないんですか?」

 

八幡「当たり前だろ。あの時は俺も流れで肯定しちまったけど…」

 

いろは「そう、ですか…」

 

八幡「ああ…」

 

いろは「じゃあ…あれ、本当ですか?」

八幡「あれって何だよ…?」

 

いろは「その、ぷ…プロポ…お、ず?」///

 

八幡「!」ドキッ

 

八幡(照れてるいろはを見るの、なんか久しぶりな気がする…。こいつ、こんなに可愛かったんだ…)

 

いろは「…ねえ」

 

八幡「あ、いや、おう…」

 

いろは「それは肯定なんですか? 否定なんですか?」

 

八幡「…こういうのは、サプライズでやるもんだろうが」

 

いろは「! じゃあ…」

 

八幡「…ああ。 その、いろは…良かったら俺と、け…結婚してくれ」

 

いろは「~~~っもう! 言うのが遅いですよ!」ガバッ

 

八幡「むぐっ…突然抱きついてくるな」

 

いろは「八幡も、突然プロポーズしないでくださ~い」ニコニコ

 

八幡「突然じゃなかったらどうするんだっつの…」

 

いろは「えへへ~」

 

八幡「…こういう時、指輪とかそういうもんを渡すもんなんだろうけど、今はなくてごめんな」

 

いろは「いいですよ。なんというか、半ば事故ですし」

 

八幡「ふっ…プロポーズが事故ってどうなんだよ」

 

いろは「まったくです」

 

いろは「…八幡」

八幡「なんだ?」

 

いろは「キス…したいです」

 

八幡「いや、小町が降りてきたらどうするんだよ…」

 

いろは「ちょっとだけ…ダメですか?」

 

八幡「…ちょっとだけな」

 

いろは「はい!」

 

八幡(こんな無邪気に笑ういろはを見るのも、久しぶりな気がする…)

 

いろは「…」

 

八幡「…」

 

いろは「…えへへ。八幡、大好きです」

 

八幡「…おう」

 

いろは「八幡は? 私のこと好きですか?」

 

八幡「付き合いはじめの頃と同じやり取りじゃねえか…」

 

いろは「ですね、久しぶりです。…で、どうなんですか?」

 

八幡「…好きだよ。いろはのことが」

 

いろは「ふふふ…嬉しいです」

 

小町「いや~、お二人が仲直りできてよかったです~」

八幡「お前の策略なんじゃねえの?」

 

小町「まさかまさか」

 

いろは「あ、あはは…」

 

小町「あ、そういえば、お義姉ちゃん」

 

いろは「何?」

 

小町「あのことは聞いたんですか?」

 

八・い「あのこと?」

 

小町「避けられてるかもしれないアレです」

 

いろは「なっ!? こ、小町ちゃん!」///

 

八幡「え、何のことだ?」

 

いろは「い、いいですからその話は! じゃ、お邪魔しました~!」グイー

 

八幡「うお、え、あ、じゃあな! こま---」

 

バタン

 

小町「ん~、いろはお義姉ちゃんは可愛いなあ」ニヤニヤ

 

いろは「はぁ、はぁ…」

いろは(あ、危なかった…)

 

八幡「はぁ、はぁ…。な、なあ、さっきの話っていったい何だったんだ?」

 

いろは「ちょ…ちょっとここでは言えないので、家に帰ってから言います」

 

八幡「そ、そうか…」

 

八幡(ここで話すべきじゃないことって、一体なんなんだよ…)

 

八幡「ま…とりあえず帰るか」

 

いろは「…ですね」ギュ

 

八幡「あ…」

 

いろは「ダメ…ですか?」

 

八幡「…ダメなわけ無いだろ」ギュッ

 

いろは「えへへ…」

 

八幡(いつからだったっけか。こうやって手を繋いで帰らなくなったのも…)

 

いろは「…私、八幡のこと飽きてはないですけど…慣れちゃってたのかもしれません」

 

八幡「…俺もだ」

 

いろは「まあ、そうですよね…。でも、今日一日で、八幡の大切さを思い出せた気がします」

 

八幡「は!?」///

 

いろは「あ、もしかして照れてます?」

 

八幡「な、あ、や、う…うっせえ…」

 

いろは「ふふ、今の先輩見たら、結衣先輩だったら『キョドってるヒッキーキモイ!』って言いそうですね」

 

八幡「言われそうだな…。あと、先輩呼びに戻ってるぞ」

 

いろは「あ…つい」

 

八幡「…なんか俺達、年寄りみたいだな」

 

いろは「何ですか熟年のおしどり夫婦みたいに心がつながってるって意味ですかそれは結婚してゆくゆくは子供を育てながら言ってくださいごめんなさい」

 

八幡「はいはい」

 

ガチャ

いろは「はう~、寒寒~。ただいまです~」

 

八幡「おかえり。それと、ただいま」

 

いろは「おかえりなさい、八幡」

 

八幡(なんか、随分と改まった言い方だな…)

 

いろは(今の、凄く良い奥さんっぽかったかも…)

 

八幡(もしかして、今日のコイツ気分乗ってる? でも、一昨日シてくれたばっかだし…)

 

八幡「さて、久しぶりに外で飯も食ったし、あとは風呂に入るだけだな」

 

いろは「ですね~。…え?」

 

八幡「ん?」

 

いろは「…いや、何でも無いです」

 

八幡「え? おう…」

 

いろは(…今日は思いっきりエッチするつもりで帰宅してしまったけど、八幡は何も思ってないのかな?)

 

八幡(なんか寂しそうな顔してんな…)

 

八幡「…そういえば、ホント寒いな。暖房つけよう…」

 

いろは(なんか、なんか…)ギュッ

 

八幡「っ!? ちょ、いろは…?」

 

八幡(ヤバイ、コイツ…)

 

いろは「…」ギュー

 

八幡「黙って抱きついてないで、何か言えよ」

 

いろは「…これで寒くないですよね?」

 

八幡「さ…さっきよりはな。でも、風邪ひいちゃ不味いし…」

 

八幡(俺も色々不味いし…)

 

いろは「…『避けられてるかもしれないアレ』」

八幡「は…?」

 

いろは「さっき、小町ちゃんが言ってたことです」

 

八幡(そういえば、さっき何か誤魔化してたな…)

 

八幡「…それ、俺が聞いちゃってもいいようなことなのか? さっきは隠してたけど」

 

いろは「はい…大丈夫です。と言うか、聞いてください」

 

八幡「…ああ」

 

いろは「…先輩は私のこと、女性として好きですか?」

 

八幡「は? 当たり前だろ」

 

いろは「…小町ちゃんみたいな、妹としてではなく?」

 

八幡「え…そりゃあ、お前に妹的な可愛さが無いとは言わないけど、別にそういうわけじゃ---」

 

いろは「でも、先輩は…!」

 

八幡「っ!」ビクッ

 

いろは「先輩…私がそれとなく誘っても、全然乗ってくれないじゃないですか。今だって…」

 

八幡(コイツ…)

 

いろは「だから…先輩、実は私のことを避け---」

 

八幡「いろは」ギュー

 

いろは「はい…」

 

八幡「その…スマン。避けてたわけじゃないんだ」

 

いろは「…じゃあ、なんでですか?」

 

八幡「その…嫌われると思ったんだ」

 

いろは「…ちょっと何言ってるかわかんないですね」

 

八幡「なんでだよ」

 

いろは「私が先輩を嫌いになる理由がわかりません」

 

八幡「…俺も男だから、ぶっちゃけ、そういうことをしたい。滅茶苦茶」

 

いろは「しましょうよ」

 

八幡「でもさ、あんまりしてばっかだと、体目当てだと思われちまうんじゃねーかな、とか思ったり…」

 

いろは「…」

 

八幡「あと、常態化したら、ダメな時に我慢できそうにないな、って思ったり…」

 

いろは「…はあ」

 

八幡「なんでそこで溜息なんだよ…」

いろは「心配して損しました」ギュー

 

八幡(とか言いながら抱きつくコイツ可愛いな)

 

いろは「八幡、知ってますか?」

 

八幡「何を?」

 

いろは「そういうふうに心配してくれる人は、相手の嫌がることはしませんよ」

 

八幡「そういうもんかねえ…」

 

いろは「はい。むしろ…気にしないといけないのは私のほうかもしれません」

 

八幡「え?」

 

いろは「今回は杞憂で済みましたけど、もし八幡が本当に嫌がってたら…」

 

八幡「…いや、お互い様だよ。俺だって自分の中だけで、いろはのこと想ってるつもりになってた」

 

いろは「いや、そんなこと…」

 

八幡「あるよ。だから、これからは、思ったことをちゃんと話し合っていこうぜ。その…そのうち、ふ、ふう…」///

 

いろは「…ぷふっ! もう、そこはビシッと言ってくださいよ。『夫婦』って」

 

八幡「わ、悪い…」

 

いろは「いいですよ。また今度、ちゃんとプロポーズしてくれますか?」

 

八幡「ああ…」

 

いろは「へへへ、嬉しいです。じゃ、八幡」

 

八幡「ん…」

 

いろは「…」

 

八幡「…」

 

いろは「…大好きですよ、はーちまん」

 

いろは「…へっくち!」

八幡「っと、流石に寒いよな…。暖房暖房」ピッ

 

いろは「うぅ…じゃあ、せめて弱めにしてください」

 

八幡「何でだよ?」

 

いろは「だって、あったかくしすぎたら八幡とくっつけないじゃないですか…」

 

八幡「…お前、ホント昔に戻ったな」

 

いろは「ずっと思ってたんですよ? でも、あんまりベタベタしても重い女だと思われそうだし…」

 

八幡「要らん心配だな…」

 

いろは「そうは言いますけど…」

 

八幡「そうは思わないもんな」

 

いろは「はい。…私達、似た者同士ですね」

 

八幡「だな。変なところだけ」

 

いろは「まあまあ、そう言わず。探せば他にも色々ありますよ」

 

八幡「例えば?」

 

いろは「…追い追い探していきましょう」

 

八幡「ってかさ、いい加減座らね?」

いろは「ですね…」

 

八幡「…って言うなら手ぇ離せよ」

 

いろは「…」

 

八幡「いろはさ~ん」

 

いろは「…じゃあ、そこ座ってください」パッ

 

八幡「ほい」ボスッ

 

いろは「ほい」トスッ

 

八幡「…お膝の上ですか~」

 

いろは「重いですか?」

 

八幡「あ~、重い重い。むっちゃ重い」

 

いろは「む…」

 

八幡「はは、冗談冗談」

 

いろは「…重いんなら、こうです」グイッ

 

八幡「ちょ、うおっ!?」ドスッ

 

いろは「…横になれば重くないでしょ?」

 

八幡「ああ…そうだな」ギュッ

 

いろは「…やっぱり重かったんですね?」

 

八幡「いや、今のはそういう意味ではなくてだな…」

 

いろは「いえ、言い訳は無用です。代わりに…」

 

八幡「代わりに…?」

 

いろは「寝るまでの間、私の言うことを聞いてもらいます」

 

八幡「お、おお…」

八幡(そうは言っても、あと2,3時間で0時になるぞ…)

 

いろは「あ、とりあえずテレビ付けてください」

 

八幡(コイツな…)ピッ

 

ワーワー ギャーギャー

 

いろは「それで、私の後ろに寝っ転がって~…」

 

八幡「はいはい」ゴロン

 

いろは「片方の腕で私に腕枕して、もう片方の腕でハグしてください」

 

八幡「…」

 

いろは「…あ、ごめんなさい、嫌でしたか?」

 

八幡「いや…何でもねえよ」ギュー

 

八幡(ホント、コイツ憎めない奴だよ…)

 

いろは「えへ…最高です」

 

トイウワケナンデスヨー

イヤイヤ ナンデヤネーン

いろは「…」

 

いろは(八幡、あの後何もしてこないんだけど…。ここまでお膳立てしたのに)

 

八幡「…」

 

八幡(黙りこくってるけど、コイツ寝たのかな?)

 

いろは(…ちょっと探り入れてみよう)

 

いろは「ねえ、八幡」

 

八幡「あ、起きてたのか」

 

いろは「へ?」

 

八幡「いや、何でもない」

 

いろは「? ところで、テレビ詰まんないですね~」グルン

 

八幡(突然体を回転させてこっち向くんじゃねえよ。…しかも期待した顔してるし)

 

八幡「…あ、チャンネル変えるか。何がいい?」

 

いろは「…」

 

いろは(やっぱ、こんな回りくどいやり方じゃダメか。それなら…)

 

八幡「…じゃ、テレビ消すか」

 

いろは「え、何でですか?」

 

八幡「は?」

 

いろは「へ?…あ」

 

いろは(え、もしかして、八幡にしては珍しく…)

 

八幡「…いろは」

 

いろは「え、あ、はちま…んむっ」

 

八幡「…」

 

いろは「…」

 

いろは「突然キスなんて…反則です」

八幡「お前が誘ってきたんだろ?」

 

いろは「そう、ですけど…」

 

八幡「もう一回、するぞ」

 

いろは「へ…んっ」

 

八幡「んむ、ちゅ…はむ、レロ…」

 

いろは「はふ、チュプ、んん…あむ…」

 

八幡「…可愛いな」

 

いろは「あ、あう…」ゾクゾクッ

 

いろは(積極的な八幡…凄く良いかも。なんだか興奮してきた…)

 

いろは「も、もっとぉ…」

 

八幡「おう…」

 

いろは「…っぷはあ」

八幡「はあ、はあ…」

 

八幡(ねだり過ぎだっつの…もう何回目だよ)

 

いろは「は…八幡。なんでやめちゃうんですか…?」

 

八幡「…キスばっかりじゃなくて、他のこともしようぜ」ムニュ

 

いろは「あっ…」

 

八幡(コイツ、結構キスしたあとだったら敏感になるんだよな…。何でだろ? 気分が盛り上がるのかな?)

 

いろは「あっ、あ…もっと強く触ってください」

 

八幡「ん…こうか」ムニッ

 

いろは「あぁっ、そう、ですっ…んうぅ…気持ちイイ」

 

八幡「いろは」

 

いろは「はい…」

 

八幡「…」

 

いろは「…」

 

八幡「…痛く、無いか?」

 

いろは「いえ、全然。ですから…次は、直接」

 

八幡「ああ。じゃあ、バンザイして」

 

いろは「ん~」ビシッ

 

八幡「よっと…」

 

いろは「んっ…ありゃ、手が抜けない…」ヌギヌギ

 

八幡(あ…)

 

八幡「…じゃあ、そのままにしようぜ」

 

いろは「そのまま…?」

 

八幡「おう」ドン

 

いろは「きゃっ!? ちょっと八幡、身動きできないんだから、突然押し倒したり…あ」

 

八幡「じゃ、続き行くか」

 

いろは(え、嘘…もしかして、八幡に一方的に色々されちゃうの?)

 

八幡「…両腕を挙げてると、胸が強調されて凄いことになるんだな」

 

いろは「うう…恥ずかしいよ」

 

いろは(でも…こういうの、すごく興奮しちゃって…好きかも)

 

八幡「やっぱお前、大きくなったよな。下着の上からでも弾力がスゲエ」ムニュ

いろは「あ、やっ、うぅ…」モジモジ

 

いろは(すごい興奮しちゃって、もう下が濡れてきてるのがはっきりわかる…)

 

八幡(なんかコイツ、いつも以上にエロいな…)

 

八幡「…ん?」

 

いろは(今日スカートだから、気づかれちゃったらどうしよう…)

 

八幡(なんか、膝のあたりに湿気を感じる…)

 

八幡「…って、お前…もうグショグショじゃねえか」

 

いろは「あ、嫌っ…」

 

八幡「ふーん…嫌なのか」

 

いろは「え、やっ、違っ…」

 

八幡「じゃ、こっちも責めて大丈夫だな」

 

いろは「ひゃう!?」

 

いろは(し、ショーツの上から抑えられただけなのに…気持ち良過ぎて…)

 

八幡(いろは、こういうの好きなのか…。俺も興奮するし、定期的にやっていこ)

 

八幡「弓なりに体逸らして、そんなに気持ちイイか?」

 

いろは「うん…きも、ち…いい…。もっと…」

 

八幡「ああ…」クイッ クイッ

 

いろは「あっ、やば、んんっ! すご、い、よ…はぁ…八幡、キス…」

 

八幡「はむ、ん、んう…チュプ、ふん」

 

いろは「ん、んんっ…レロ、ん、はん、むう…」

 

八幡「…っつあ。胸の方も、一緒に責めるか」グイッ

 

いろは「はっ、やぁ…ぶ、ブラは外さ、ひゃう!…は、外さないの…んんっ」

 

八幡「そんな気持ちよさそうな顔してるのに、ブラ外すために中断なんてできねーよ。…はむ」

 

いろは「ひゃん! そんな、ちく、び…舐め、ああっ!」

 

いろは(ダメ、身動き、取れな…ヤバ、ヤバイ…イかされ…)

 

いろは「はちま、もう、ダ…ひゃ、イク、イっちゃ…」

 

八幡「んむ、ちゅ、チュブ…レロ…」

 

いろは「お願、も、や…い、イク…ああぁぁぁっっ!!!」ビクビクッ

 

いろは「はあ、はあ…」

八幡(ちょっと一気に責めすぎたか…?)

 

いろは「は…八幡」

 

八幡「どうした?」

 

いろは「私…もう、我慢できません」

 

八幡「…おう。じゃあ、脱がせるぞ」

 

いろは「はい…」

 

八幡「…」シュルルル

 

八幡(うおっ…コイツのショーツ、滴るくらい濡れてる)

 

いろは「あ、あんまり下着をまじまじと見ないでください…」

 

八幡「わ、悪い…。ってか、ゴムどこだ…」ゴソゴソ

 

いろは「…付けなくても、いいですよ?」

 

八幡「え…?」

 

いろは「だって…結婚、してくれるんですよね…?」

 

八幡「…いいのか?」

 

いろは「はい。八幡の赤ちゃん…欲しいです」

 

八幡「後悔しても知らんぞ?」

 

いろは「ふふ、八幡がずーっと一緒にいてくれるなら、後悔なんてしませんよ」

 

八幡「…分かった」

 

八幡「じゃあ…行くぞ」

いろは「うん。来て…」

 

八幡「っ…」ズブブ

 

いろは「んあっ、うぅぅ…」

 

八幡「っく…!」

 

いろは(すご…八幡のアレの形まで、ハッキリ分かる。今までよりも、八幡と一緒になってるのを感じる…!)

 

八幡(嘘だろ…いろはのナカ、ゴム無かったらここまで気持ちイイのか。それに、いろはが吸い付くように密着してきて、いろはをもっと感じられる…)

 

八幡「いろは…大丈夫か?」

 

いろは「大丈夫じゃ、ない…」

 

八幡「え、ちょ、一回抜くか!?」

 

いろは「だ、ダメです!」ガバッ

 

八幡「っと…」

 

いろは「八幡と本当に、何も隔てずに繋がってるのが嬉しくて…それだけで泣いちゃいそうです」

 

八幡「なら…良かったよ」ギュッ

 

いろは「八幡…そろそろこの服、完全に脱がせてください。この後は、私がたっぷり奉仕しちゃいます」

 

八幡「…いいのか?」

 

いろは「はい」

 

八幡「じゃあ…脱がせるぞ」

 

いろは「はい。よっ…」ヌギヌギ

 

八幡「よし、っと…」

 

いろは「じゃあ、先輩、そのまま仰向けになってください。抜かないように」

 

八幡「ああ」ギシッ

 

いろは「じゃあ…動きますね」

 

八幡「…任せた」

 

いろは「…ん、んんっ」クネクネ

 

八幡(いつもより腰の使い方が激しい…!)

 

いろは「八幡…気持ち、イイ…ですか?」

 

八幡「ああ。気ぃ抜いたら、すぐイきそうなくらい…」

 

いろは「えへへ、嬉しいです…」

 

八幡「いろはは?」

 

いろは「私も気持ちイイです。…でも、ここからは八幡が、あんっ…気持ち良くなってくれれば、それでいいです」

 

八幡「…んな訳無いだろ」

いろは「え…?」

 

八幡「お前だって気持ち良くなってくれないと、俺は嫌だっつってんの…!」ズン

 

いろは「ひゃん! あっ、八幡、突き上げるのは…あっ、ダメっ…」

 

八幡(…とか何とか言ったけど、気持ち良過ぎて、頭おかしくなりそう)

 

いろは「はちま、だ、ダメ…一回、ストップ…!」

 

八幡「! わ、悪い、痛かったか!?」

 

いろは「違うんです…。まだ、イキたくないです」

 

八幡「え…」

 

いろは「だって、私か八幡がイっちゃったら、動くの止まっちゃうじゃないですか…」

 

八幡「ダメなのか…?」

 

いろは「ダメです…。今日は、八幡と繋がって、一緒に気持ちよくなってるのを、もっと実感したいんです」

 

八幡「いろは…」

 

いろは「それで…たっぷり気持ち良くなった後、私のナカに、たくさん出してください」

 

八幡(なんだよコイツ可愛過ぎかよ…)

 

八幡「…ああ、分かった」

 

いろは「も、もしかして、嫌…ですか?」

 

八幡「は? なんでそう思うんだよ…?」

 

いろは「だって今、変な間が…」

 

八幡「いや、今のは…」

 

いろは「はい…」

 

八幡「…あーもう! お前が可愛過ぎて、ちょっと照れてたんだよ。 恥ずかし…」

 

いろは「な、なな…」///

 

キュウウ

 

八幡(ちょ、いろはのナカ、凄い締め付けてくるんだけど…!)

 

いろは「うう~、八幡…」

 

八幡「な、何だ…?」

 

いろは「責任…取ってくださいね?」

 

八幡「ああ…」

 

八幡「じゃあ…動くぞ」ズチュ

いろは「あっ、ううっ…」

 

八幡「痛く、無いか…?」

 

いろは「大丈夫、ですよ…はんっ…ありがとう、ございます」

 

八幡(ヤバイ、可愛過ぎる…)ギュッ

 

いろは「あっ…ふふふ。ハグしながら、スるの…幸せです」

 

八幡「俺も幸せだ…」

 

いろは「えへっ…んんっ、はち、まん…キス…」

 

八幡「ん…ちゅ、んむ…」

 

いろは「レロ…ん、んんっ…ちゅ…」

 

八幡「…ぷは。いろは、体勢キツかったりしないか?」

 

いろは「大丈夫ですよ。あ、でも…」

 

八幡「ん?」

 

いろは「…おっぱいも、責めてください」

 

八幡「おう、了解」

 

いろは「お願いします…」

 

八幡「はむ…ちゅ、んむ…」クリクリ

 

いろは「あぁっ…吸いつきながら摘まれるの、好きですぅ…」

 

八幡(身体を弓なりに体逸らせるいろはは、どうしてこうも可愛いんだ…)

 

 

いろは「はぁ、あうっ!…んん…」

 

八幡「っつ、いろは、俺、もう…」

 

いろは「私もです…私のこと、グチャグチャにしてください。そして…八幡も、私のナカで思いっきりイってください」

 

八幡「ああ…」グジュッ

 

いろは「あ、あぁっ、やんっ!…ヤバ、いです…八幡」ギシッ ギシッ

 

八幡「俺も…もう」

 

いろは「あっ、やっ、もう、あんっ! ダメ、イク、っあああぁぁぁっっっ!!!」ビクビクッ

 

八幡「っつぁ…!」ビュル ビュッ

 

いろは(あ、あ…八幡のが…私のお腹の中に、いっぱい…)

 

八幡「はぁ、はぁ…いろは」

 

いろは「はい…」

 

八幡「愛してるぞ…」

 

いろは「!…私もですよ。一生ついて行きます…」

 

 

~数年後~

八幡「たじーまー」ガチャ

 

娘「あ、パパ! おかえりなさ~い!」ダキッ

 

八幡「おお、ただいま。お母さんは?」

 

娘「いま、おりょーりしてるから、てがはなせないんだって~」

 

八幡「あ~、なるほど」

 

いろは「おかえりなさい、お父さん」

 

八幡「お、ただいま」

 

いろは「もう少しかかるから、少し待っててくださいね~」

 

八幡「ん、りょーかい」

 

 

八幡「ふぅ…」

 

八幡(疲れた…。まったく、家でいろはとこの子が待っててくれなかったら、仕事なんか速攻辞めてるわ…)

 

娘「パパ~、抱っこして~」

 

八幡「ん、ほーれ」ダキッ

 

娘「きゃはは、わーい!」

 

八幡(ホント、大抵はいろはに似てくれてよかった…。これで目元が俺に似てなかったら言うこと無かったんだけどなあ)

 

娘「お腹すいた~」グー

 

八幡「ホントだな」

 

いろは「ご飯できまし---あ~、娘ちゃんだけお父さんに抱っこしてもらってズルイ! お母さんも~」ギュー

 

八幡「ちょ、いろは…」

 

娘「え~、そしたらあたしは~?」

 

いろは「お母さんが抱っこしてあげる」

 

娘「わーい!」

 

いろは「ほら、お父さん」

 

八幡「はいはい」ギュッ

 

娘「えへへ~」

 

いろは「…あんまり私のこと放ったらかしてると、ヤキモチ妬いちゃいますよ?」ボソッ

 

八幡(ったく…実の娘相手にもそれかよ)

 

八幡「安心しろよ」

 

いろは「何がですか?」

 

八幡「俺が女の子として好きなのは、お前だけだよ」ボソッ

 

いろは「…もう、そんなんじゃ許しませんよ」

 

八幡(とか言って、斜め後ろからでもニヤけてんの分かるぞ)

 

娘「パパとママ、なにはなしてるの?」

 

いろは「あはは、何でもないよ~」

 

娘「?」

 

いろは「…ねえ、八幡」

 

八幡「何だ?」

 

いろは「私…そろそろ、この子をお姉ちゃんにしてあげたいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

いろは「毎日先輩と一緒にいられて幸せです!」

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