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加奈子「なに?もう1回?しゃあないなぁ~♡」 京介「マジで!?良いの!?」【俺妹ss/アニメss】

 

加奈子「うぃーす!京介!」

 

京介「か、加奈子!?」

加奈子「何そんなにびっくりしてんだよ!あ、まさか女子高生になった加奈子にときめいちゃった??」

京介「んなわけねーだろガキが。んなことよりお前…来るなら来るって連絡くらい寄越せよな…」

加奈子「たまたま近くに来たから寄ってやっただけだっつーの!お邪魔しまーす!おっ!なんだよなかなか良い部屋に住んでんじゃん!」ズカズカ

京介「おま…勝手に入んなよな!?」

加奈子「へぇ~意外と片付いてんだな。大学生の1人暮らしってもっと散らかってるイメージだったけど…」キョロキョロ

京介「ほっとけ。お前は俺の母ちゃんかよ」

加奈子「は?こんな可愛いお母さんがいてたまるかっつーの。馬鹿なこと言ってないで茶の一つくらいでもだせよなー」

京介「へいへい。…まったく、ほんと相変わらずだなコイツは…」ブツブツ

加奈子「あ?何ブツブツ言ってんだよ。良いからさっさと茶持って来いっての!」

京介「はいはい。ほらよ」コトッ

加奈子「おぉ。ご苦労。…ぷはぁ~!相変わらず茶入れるのだけはうめぇな」ケラケラケラ

京介「さいですか。……それで?…お前、何しに来たんだよ?たまたま寄ったにしては、やけに荷物が多いじゃねーか」

加奈子「あ、そうだそうだ。加奈子、今日からしばらくここに泊まるから」

京介「へぇ~そうか。……って、は?」キョトン

加奈子「いや~親と大ゲンカしちまってさ。家に居られなくなっちまったんだよね」ケラケラケラ

京介「はぁ!?だからってなんで俺ん家に!?」

加奈子「良いじゃんかよ~。京介も1人暮らしで寂しいだろ?」スリスリ

京介「すり寄ってくんな!?だったら俺の実家にでも泊めて貰えよ!桐乃だっているんだし!」

加奈子「えぇ~…だって京介の親父さんなんかこえーし」

京介「だったらあやせのとこにでも行けよ!」

加奈子「あやせは今家族で海外旅行中」

京介「ぐぬぬ…」

加奈子「何だよ?京介は加奈子のことが嫌いなのかよ?」

京介「いや、んなことはないけど…」

加奈子「なら良いじゃん!決まりな!んじゃ、ちょっと台所かして!」

京介「お、おい!何をするつもりだ?」

加奈子「どーせロクなもん食ってないんだろ?泊めてくれるお礼に加奈子がなんか作ってやんよ」ニコッ

京介「……そりゃ、どうも…」キュン
(笑顔だけは可愛いんだよな…こいつ)

加奈子「おっ!ジャガイモあんじゃん!京介、肉じゃがで良いよな?」

京介「あ、あぁ…」ジー

加奈子「…なにジロジロ見てんだよ」ギロッ

京介「…え?あ…す、すまん!なんか…様になってると思ってな…」ドキドキドキ

加奈子「たりめーじゃん!あれからかなり練習してたんだぜ!」

京介「そうか…じゃあ、もう麻奈実よりも上手くなってるんじゃないか?」

加奈子「んー…だいぶ追いついたとは思うけど、師匠は遠くの大学に行っちまったからなぁ…。今更比べようもねーだろ。あーあ!もっと沢山料理教えて貰いたかったなぁ…」

京介「……すまん」シュン

加奈子「あん?なんで京介が謝んだよ」

京介「俺が桐乃を選んじまったせいで…麻奈実の奴は遠くの大学に行っちまって…」

加奈子「京介はほんとアホだな。師匠は最初からそのつもりで県外の大学にしたに決まってんだろ」

京介「そのつもり…?」キョトン

加奈子「京介の罪悪感を利用してずっと忘れられないようにってさ」

京介「は?」

加奈子「いいからさっさとと皿出せよ!」

京介「あ、あぁ。すまん」

加奈子「…これ以上、師匠の思い通りにさせてたまるかよ…」ボソッ

京介「おっ!すげー美味そう!」


加奈子「……良いからとっとと食えよ。残したらただじゃおかねーからな!」

京介「んじゃ、ありがたく…いっただっきまーす!」ガツガツガツ

加奈子「……」キュン
(ほんとに美味そうに食うよなこいつ…。口があんなに大きくて…って、何考えてんだ!)

京介「美味い!美味いよ加奈子!」ガツガツガツ

加奈子「……」ポカーン

京介「…ん?加奈子…?」

加奈子「 …あ、あったりめーだろ!誰か作ったと思ってんだよ!」ドキドキドキ
(み、見惚れちまうなんて…京介のくせに!京介のくせに!)

京介「でもよ…たばこは吸うし、口は悪いし…最初はどーなることかと思ったけど、お前…きっと良い嫁さんになれるぞ」

加奈子「よ、余計なこと言ってんな馬鹿っ!お前…人のこと振ったくせによくもそんなことが言えんな!」

京介「ぐっ…す、すまん…」シュン

加奈子「……なぁ、そろそろ良いんじゃねーの?」

京介「へ?…なにが?」キョトン

加奈子「だからっ!……そろそろ、新しい恋人作っても良いんじゃねーのって…」


京介「あ、新しい恋人って言ってもな…そう簡単には…」

加奈子「加奈子じゃ不満なのかよ…」

京介「……へ?」

加奈子「だから、加奈子と付き合えば良いだろ!?」

京介「い、いや…だって今更…」

加奈子「京介は…加奈子のことが嫌いなのかよ…?」グスン…

京介「き、嫌いとかそういうことじゃなくてだな!?」アタフタ

加奈子「じゃあ、好き?」

京介「…ッ!?」キュン
(なんだコイツ…こ、これが女子高生の破壊力なのか!?)

加奈子「京介…ハッキリしろよな…!」ズイッ

京介「か、加奈子…近いって…」

加奈子「……そう言いながら、逃げないで待ってんじゃん。ほんと、京介はずりーんだから…」ジリ…ジリ…

京介「加奈子…お前…」ゴクリ

加奈子「チッ…目閉じろよ。ハズいだろーが」

京介「ちょ、ちょっと待って…」

加奈子「待たない。いったいどんだけ待ったと思ってんだよ…」

京介「……加奈子」


ガチャッ


黒猫「遅くなってごめんなさい!今夕食を作るから…って、あ、あなた達、一体何をしているの…?」

京介「く、黒猫!?」

加奈子「……何してるのってのはこっちのセリフだ!!なんで黒いのが京介の部屋にくんだよ!」

黒猫「わ、私は京介の夕飯を作りに…」

加奈子「……ハッ。なんだよ…彼女、居るんじゃねーか。それならそうと早く言えよな。じゃあな京介。帰るわ」

京介「お、おい!待てよ加奈子!」グイッ

加奈子「!?…触んじゃねーよ!!」バシッ

京介「加奈子…」

加奈子「バカ…京介…」グスン…グスン…


黒猫「勘違いをしないで貰えるかしら」

加奈子「…あ?なにが勘違いだって…?」

黒猫「私は別に京介と付き合ってるわけじゃないわ」

加奈子「……そのわりにはよくこの家に来てるみたいじゃねーか」


黒猫「ちょくちょくごはんを作りに来たり、掃除をしたりするけど…それだけよ」

加奈子「ハッ!どーだか」

京介「おいっ!お前らもうやめろって…」


黒猫「46回」

加奈子「は?」

黒猫「46回…。私がこの男に振られた回数よ」

京介「く、黒猫…お前数えてたのか!?」

黒猫「当たり前でしょう。この私が…あ、あの手この手を使ってもダメだったこの男を、あなたがどうにか出来るかしら?」

加奈子「46回…そんなに振られてまだ諦めてないのかよ」

黒猫「あら?諦めたらそこで試合終了だもの」

加奈子「……オタクきめぇ…」

黒猫「……今の言葉が安西先生のセリフだとわかる時点で、あなたも立派なオタクじゃないの」

京介「とにかく、そう言うわけなんだ…だから加奈子、俺はまだ誰とも付き合う気は…むぐっ!?」

加奈子「はむっ…ふっ…京介…ふむっ…ちゅっ…」チュッチュッ

黒猫「ちょっと!?やめなさいってば!!」グイッ

加奈子「ぷはっ…はぁ…はぁ…」

京介「はぁ…はぁ…か、加奈子…」ドキドキドキ

加奈子「こ、これで、京介は加奈子のもんだからな。もう二度とここには来んなよ黒いの!」

黒猫「ふっ…ふっふっふっ…言ってくれるじゃない。でも残念ね?この男のファーストキスは私が既に貰ってしまったの。その瞬間から、未来永劫…この男は私の下僕なのよ」

加奈子「うっぜぇー!ファーストキスとか今時小学生かっての!」

黒猫「く、口を慎みなさい!だいたい今更キス如きでこの男がなびく筈が…って、どうしたの京介?」

京介「……へ?あ、ご…ご馳走様でした!」ドキドキドキ

黒猫「あなた…何を言って…?」

加奈子「なに?もう1回?しゃあないなぁ~♡」

京介「マジで!?良いの!?」


ピッ


黒猫「…あ、もしもし桐乃?実はあなたのお兄さんが…」

京介「それだけはご勘弁を!?」


俺の妹の同級生がこんなに可愛いわけがない。


 

 

 

 

 

 

元スレ

加奈子「うぃーす!京介!」京介「か、加奈子!?」

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