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いろは「それとも、私と….本物の恋人になりますか?」【俺ガイルss/アニメss】

 

いろは「先輩ってなんでぼっちなんですか~?」

 

八幡「なんだよ、突然…」

 

いろは「いまさらながら気になっちゃって」

 

八幡「いや、今更聞くの?なに?新手のいじめ?」

 

いろは「というより、先輩モテないですよね?」

 

八幡「………戸塚とはちょっといい雰囲気になったぞ」

 

いろは「そういうキモい発想はいいです」

 

八幡「泣く準備は完璧だぞ俺は」

 

いろは「泣かないでください、本気で引いちゃいます…」

 

八幡「お願いだから真面目に返さないでくれますかね」

 

いろは「でもモテないですよね」

 

八幡「モテないモテないうるせーよ、モテなくていいんだよ。俺は一人でいることを誓ったんだよ」

 

いろは「先輩のことよく知らない人からしたら、モテる要素ない人にしか映らないですもんね☆」

 

八幡「人の話聞いてねーよな…」

 

いろは「うーん」

 

八幡「おい一色…」

 

いろは「しょうがないから、協力してあげますよ先輩!」

 

八幡「は?」

 

いろは「だから先輩がどれくらいモテない人なのか」

 

八幡「はあ?」

 

いろは「どのくらいモテないかわかれば、現実が見えてきますよね」

 

八幡「だからなんで、現実逃避してる人の扱いなの俺?モテないの自覚してるし…」

 

いろは「現実が見えれば、もう私にモテる秘訣をきくしかなくないですか?」

 

八幡「……あーそですねー」

 

いろは「なんで棒読みなんですか~」

 

八幡「お前一体なにする気だよ?どうせ手伝わされるんだろ、そうなんだろ」

 

いろは「そういうわけじゃないんですが…まあそっちの方が好都合ですし…」

 

八幡「はあ」

 

いろは「というわけで恋人になりましょう!」

 

 

八幡「…」

 

いろは「…」

 

 

八幡「意味わからんぞ…」

 

いろは「私たちが付き合ったという設定にするんですよ」

 

八幡「……で?」

 

いろは「それでその噂で、周りの人がどういう反応するかを見るんです」

 

八幡「……おま、俺と生徒会長がってなったら、学校中の噂になるかもしれないぞ…」

 

いろは「なに言ってるんですか、振りですよ振り。先輩気持ち悪いですよ」

 

八幡「振りでも噂は広まるだろ…あと言葉がきついよ」

 

いろは「どんな反応になるか楽しみじゃないですか~?私かわいいですし~」

 

八幡「自分で言っちゃったよ…かわいい関係ないし」

 

いろは「ね、ね、いいでしょ~~先輩!」

 

八幡(こいつ何がしたいんだ…?おれと恋人関係とか…)

 

八幡(葉山を意識させるためとかか…)

 

いろは「先輩、聞いてます?」

 

八幡「わかったよ…わかった…一色に任せる」

 

いろは「そ~ですよ大船に乗ったつもりでいてください!」

 

八幡「というか、俺のモテなさ加減ってお前に関係あんの?誰も興味ないだろ…」

 

いろは「関係ありますよ~まあ、色々と…」

 

八幡「そうなの…」

 

いろは「ええ、じゃあ明日からそういう関係ってことで!」

 

八幡「へいへい」

 

 

次の日

 

八幡「…」スタスタ

 

「おっはよー」

 

「おはよー、きょうもいい天気だねー

 

「だよねー、ところでさー」

 

八幡「……朝って眠いわ…」スタスタ

 

 

教室

 

ガラ

 

八幡「はあ、下駄箱で戸塚に会えなかったな…」

 

ガヤガヤ

 

八幡「ん?なんか、いつもよりうるさい…か?」

 

八幡「……」

 

八幡「……」チラ

葉山「……」チラ

 

八幡(うおっ!葉山と、目線が合った…あいつもこっち見てんのか?)

戸部「葉山君、葉山君。あの噂マジだと思う~?」

 

葉山「いや…どうだろうな…わからないけど。ただ、おかしくはないと思う」

 

戸部「まあ、いろはすに彼氏ったら普通かもだけどさ~いや~やばいわ~まじやばい。追い抜かれたわ~!」

 

戸塚「おはよ、八幡」

 

八幡「戸塚…!」(天使と邂逅した、今日もいい1日であられる)

 

戸塚「ねえ、八幡。なにか変ったことない?」

 

八幡「ん?変わったこと…?俺は…特になにもないけどな」

 

戸塚「そう?なら、いいんだけど…」

八幡「なんか、クラスがいつもより騒がしくないか?」

 

戸塚「うん、それなんだけど…さ」

 

 

葉山「比企谷」

 

八幡「ん?葉山…」

 

葉山「少し、いいかい?」

 

八幡「なんだよ?」

 

葉山「ちょっと確認したいことがあるんだけど…向こうで話さないか?」

 

八幡「…」

 

 

教室の外

 

八幡「で、話ってなんだよ?」

 

葉山「ああ、それなんだけど」

 

八幡「…?」(こいつが話しかけてくるときって重要なことだよな?)

 

葉山「マネージャーのいろはの件なんだが」

 

八幡「一色のことか?」

 

葉山「ああ、朝から彼女に恋人ができたという話が出ているんだ」

 

八幡「はあ?もう?」

 

葉山「その反応はやっぱり君だったか…」

 

八幡「あ…」

 

葉山「いろはは、奉仕部に通っていると聞いているからそうだとは思ってたけど」

 

八幡「いや、あのな葉山…」

 

葉山「しかし、君がいろはを選ぶとは…」

 

八幡「あのな……」

 

葉山「いろはのこと、よろしく頼むよ。言える立場ではないことはわかってるんだが」

 

八幡「……」(なんか言いにくなったぞ…)

 

八幡「…お前、なんとも思わないのかよ?…一色は…」

 

葉山「君が言いたいことはわかるよ。俺も彼女が嫌いだったわけじゃない」

 

葉山「でも、俺が好きな相手は…」

 

八幡「…なんだよ」

 

葉山「いや、今の俺じゃ振り向いてもらえないからな」

 

八幡(やっぱこいつ好きな奴いんのかよ、つーか一色のことは眼中になしか…)

 

八幡(一色、まだこいつのこと諦めてないだろうにな…)

 

 

教室

 

川崎「ねえ、比企谷」

 

八幡「え?…なんだよ…?」(めずらしいのから話しかけられた)

 

川崎「ちょっと聞きたいんだけど」

 

八幡「なんだ?」

 

川崎「あんたさ、今付き合ってる人いんの?」

 

八幡「……」

 

八幡「…え?」

 

川崎「だから、付き合ってる人いんの?」

 

八幡「それは、聞こえたけどなんでそんなこと聞くんだ?」

 

川崎「別に…ちょっと気になったから…」

 

八幡「気になった…」(あれ?これはあれですかね?)

 

川崎「生徒会長と付き合ってるんじゃないの?」

 

八幡「え?誰かから聞いたのかよ?」

 

川崎「生徒会長のあの子が付き合いだしたっていうのは噂になってる」

川崎「あんた達、一緒に歩いてるの見てたし、そうなのかなって思ってるだけ」

 

八幡「……まあ、そうだよ」

 

川崎「そうなんだ」

 

川崎「そっかわかったよ、お幸せにね」スタスタ

 

八幡「なにが言いたかったんだあいつは…?」

戸塚「もう、八幡は鈍いんだから」

 

八幡「戸塚…」(もう、そのしぐさ可愛すぎるぞ)

 

八幡「どういうことだ?」

 

戸塚「そういうのは自分で気づかないとね」

 

八幡「はあ…」

 

結衣「…うーん」

 

三浦「どしたん?結衣?」

 

結衣「うん…なんでもない」

 

三浦「そう?」

 

結衣(いろはちゃんがお付き合い始めた人…やっぱりヒッキーなのかな~?)

 

 

放課後

 

八幡「戸塚の言葉も意味不明だし…」

 

八幡「どうする…なんか部室に行きづらい…」

 

八幡「ていうか一色の奴、噂広めるの早すぎるだろ」

結衣「ね、ねえヒッキー…」

 

八幡(由比ヶ浜…)

 

結衣「部室行こうよ…」

 

八幡「お、おう…」

 

 

部室

 

ガラ

 

結衣「ゆきのん、やっはろー!」

 

雪乃「あら、由比ヶ浜さんこんにちは」

 

八幡「おう」

 

雪乃「あなたには挨拶はしていないのだけど」

 

八幡「部長がそんなことでいいのかよ」

 

結衣「もう~二人共」

 

雪乃「…」

 

結衣「…」

 

八幡「……」

 

結衣「ねえ、ヒッキー」

 

八幡「ん~?」

 

結衣「今日さ、いろはちゃんは来るのかな?」

 

八幡「…俺に聞くか…?」

 

雪乃「あら?あなたは保護者でしょう?」

 

八幡「いつから一色の保護者になったんだ、俺は」

 

結衣「そ、そうだよゆきのん!ヒッキーは…保護者なんかじゃないよ…違うよ…」

 

雪乃「ご、ごめんなさい。冗談のつもりだったのだけれど…」

 

結衣「あ、こっちこそごめん…」

 

八幡「……??」(なんか雰囲気が変じゃね?)

 

八幡「来るかどうかは聞いてないぞ」

 

結衣「そ、そうなんだ…聞いてないんだ…」

 

八幡「どした?」

 

結衣「……ねえ、ヒッキー」

 

八幡「ん?だから、なんだよ…?」

 

結衣「えっと、噂で聞いたんだけど…」

 

八幡「ああ」

 

結衣「いろはちゃん、お付き合いしてる人いるらしいんだ」

 

八幡「……」(やっぱ由比ヶ浜にはいってたか…まあ川崎にいくくらいだしな)

 

雪乃「あら、そうなの?」

 

結衣「うん、隼人君も肯定してたし」

 

雪乃「ということは、葉山君と付き合ってるわけではなさそうね」

 

結衣「だね、本人も違うって言ってたし」

 

八幡「……」(なにこの空気…一色ってここまで存在感ある奴だったっけ?)

 

八幡(いや、まあ1年生徒会長なわけだし、目立つし…葉山たちの間で噂になるのはわかるが…)

 

八幡(由比ヶ浜とか川崎まで反応することか…?ん?)

 

結衣「…」

 

雪乃「比企谷君、さっきから黙ってるわね」

 

八幡「いや…そうか?」

 

結衣「……」

 

八幡(なんかめちゃめちゃ言い出しづらし雰囲気だよな…)

 

八幡(ていうか彼氏の振りだしな、別に付き合ってるわけじゃねーし…)

 

結衣「誰が彼氏なのかな~てさ…ゆきのんも気にならない?」

 

雪乃「私は……」チラ

 

八幡「う…」

 

雪乃「そうね、少し興味はあるかしら」

 

 

次の日

 

いろは「せんぱ~~い!」

 

八幡「一色…!」

 

いろは「どうしたんですか?ご機嫌斜めですか~?」

 

八幡「噂広めるの早いわ、無言の圧力受けるわで昨日は散々だったんだぞ」

 

いろは「なるほど~散々でしたか」

 

八幡「あのな…」

 

いろは「どういうことが起きたのか具体的に教えてくれますか?」

 

いろは「生徒会室でお茶でも飲みながら」

 

八幡「私物化してんな…」

 

 

生徒会室

 

八幡「てなわけで、まず葉山の奴からお前を頼むって言われた」

 

いろは「あ~葉山先輩からですか~。それはもう、先輩守るしかないですね☆」

 

八幡「いやいや何言ってんの?守るもなにも振りだろ」

 

いろは「まあ、それはいいです。他には?」

 

八幡「川崎に付き合ってるの俺じゃないかって聞かれた。最後はお幸せにって…」

 

いろは「へえ…」

 

いろは「先輩…モテるんですね~~」

 

八幡「なんか恐いぞお前……」

 

いろは「モテないと思ってたんですけどね~」

 

八幡「いや、川崎のあの言葉でモテるとか無理あるだろー」

 

いろは「普通の人なら、モテてるって思いますけどね……先輩今まで余程裏切られてきたんですね…同情します」

 

八幡「いや、同情なんていらねぇよ…」

 

いろは「それで、奉仕部ではどうでしたか?」

 

八幡「そうだな……雪ノ下は噂知らないようだった」

 

いろは「ふんふん、なるほど」

 

八幡「由比ヶ浜は……無言の圧力があったな…」

 

いろは「どんな話したんですか?」

 

八幡「お前に彼氏がいるって話だよ…で、俺に知らないかって詰め寄られた」

 

いろは「それで?」

 

八幡「雰囲気が怖かったから、知らないって言っといた」

 

いろは「そうですか…なら」

 

八幡「おい、もうこの設定やめないか?なんか怖いんだが…色々と」

 

いろは「じゃあ、今日部室行きましょう☆」

 

八幡「人の話聞いてる?」

 

放課後 部室

雪乃「…遅いわね、彼」

 

結衣「うん、生徒会少し手伝ってくるって」

 

雪乃「そう…」

ガラ

 

いろは「遅くなりました~~~!」

 

八幡「………」

 

結衣「ヒッキー…い!?」

 

雪乃「…どうして腕を組んでるの?」

 

八幡「あ、いやあのな……」(この反応ってそうなのか…そうなのか?)

 

いろは「あれ~?噂知りません?私、先輩と付き合ってるんですよ」

 

結衣「え…ええ~~!」

 

雪乃「…」バサッ

 

結衣「あ、本落としたよゆきのん…」

 

雪乃「あ…ごめんなさい…」

いろは「えっと、黙って付き合うのはなんだか失礼な気がして…こうやって報告に来たんです☆」

 

八幡「…」(私に任してくださいって言ってたが…大丈夫かこれ?)

 

結衣「ほ、報告…なんだ…あ、あははは…」

 

いろは「結衣先輩、なにか言いたいことあります?」

 

結衣「言いたいこと…は、えっと…」

 

いろは「…」

 

八幡「…」

 

結衣「…あはは、ヒッキーといろはちゃんが…そうなんだ…仲良いとは思ってたけど…」

いろは「喜んでくれます?私、結衣先輩に祝福されたら嬉しいです!」

 

結衣「あはは…祝福は…ちょっとできないかな…」

 

八幡「……!」

 

いろは「どうしてです?」

 

結衣「どうしてって……それは…」

 

いろは「それは…?」

 

雪乃「私もできないわ」

 

八幡「雪ノ下!?」

いろは「雪ノ下先輩…」

 

雪乃「なぜなら……あなたたちが偽の恋人だからよ」

 

いろは「!」

 

八幡「!」

 

結衣「え?ゆきのん?どういうこと!?」

 

雪乃「言葉のとおりよ…二人は付き合ってなんかいないわ」

 

八幡(なんでこいつわかるんだよ!?いくらなんでもありえないだろ!?)

 

いろは「どうして、そう思うんですか?」

 

雪乃「それは…比企谷君の態度よ。さっきからなにか含みのある表情をしているわ」

 

いろは「…先輩…」

 

八幡「うぐ…」

 

いろは「…」

 

いろは「そうですか~~?私には全然わかんないんですけど」

 

雪乃「それは当然ね」

 

いろは「どういうことですか?」

 

雪乃「私はまがいなりにも、一年近く彼を見てきてるの」

 

八幡「お、おい…雪ノ下…」

 

雪乃「比企谷君の表情はある程度わかるつもりよ」

 

いろは「……」

 

結衣「え?え?ゆきのん…それって…」

 

雪乃「それに……偽物じゃないと困るわ……」

 

結衣「ゆきのん…」

 

八幡「おい、一色……」

 

ガラッ

 

静「一色はいるか?」

 

雪乃「平塚先生…」

 

いろは「あ、あれ…どういたんですか?」

 

静「お前、男子と付き合い始めたらしいが…その相手はまさか…て、取り込み中だったか…」

 

静「というか、予想は的中だったか」

八幡「平塚先生……なんか雰囲気が変わったんスけど…」

 

いろは「はあ……このくらいかな~」

 

いろは「そうです、先輩とは付き合ってません。振りをしてただけです」

結衣「え、えええええええ!???」

雪乃「そ、そう…やっぱりね…」

 

雪乃「でも、どうしてそんなことをしたの…?」

いろは「あれあれ~?すごく安心してませんか~~?」

 

雪乃「そ、そんなことは……ないわ」

 

いろは「そうですか?ふーん」

 

いろは「よかったですね、先輩☆けっこうモテてたみたいで!」

 

八幡「こんなところでバラすとは思わなかったぞ…」

 

いろは「でも、かなり本音聞けてよかったですね!」

 

結衣「あ……」

 

雪乃「……!」

 

八幡「お前…ほんといい性格してるわ…」

静「私は置いてけぼりか…?」

 

……………

 

八幡「で?結局なんでこんなことしたんだ?モテる云々は関係ないんだろ?」

 

いろは「まあそうですね~ちょっと興味はあったんですけど」

 

八幡「で、本当の目的はなんなんだよ?」

 

いろは「先輩、本物がほしいって前に言ってたじゃないですか」

 

八幡「うぐ……あれか…」

 

いろは「先輩にはお世話になりましたし、そのお手伝いを少々」

 

八幡「そういうことかよ……」

 

八幡「お前のおかげで、あの二人と顔合わせられなかったんだが?明日からどんな顔して部室入ればいいの?」

 

いろは「マイハニーとか言って入ってみてください」

 

八幡「そんな真似できるか、気持ち悪い」

 

いろは「そうですね」

 

八幡「肯定しちゃったよ……」

 

いろは「でも結衣先輩も雪ノ下先輩も先輩に好意があるのはわかったんじゃないですか?」

 

八幡「……」

 

いろは「先輩はもっとお二人のことを考えなくちゃ駄目です。奉仕部がなくなっても関係ない絆を創らないと…」

 

八幡「…」

 

いろは「じゃないと…なんか悲しいです」

 

八幡「一色…」

 

いろは「それとも、私と本物の恋人になりますか?」

 

八幡「どうしてそんな話が出てくるんだよ…」

 

いろは「冗談ですよ、とにかく約束ですからね」

 

八幡「……ああ、明日からが死ぬほど恥ずかしいけどな…」

いろは「じゃあ先輩!なにか奢ってくださいよ」

 

八幡「なんだよそれ…ラーメンでいいか?」

いろは「お洒落さのかけらもないですね……でも、それでいいです」

 

八幡「んじゃ、行くか」

いろは「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

いろは「協力してあげます!」

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