アニメssリーディングパーク

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雪乃「ふふ、あなたはレベルが低いということね」【俺ガイルss/アニメss】

 

由比ヶ浜「ねぇゆきのん。さっきヒッキーが小学生にニフラム!ニフラム!って言われてたんだけど、どういう意味?」

 

比企谷「ちょっと由比ヶ浜さん?どうして俺が小学生にバカにされてたのをみんなにバラしちゃうの?」

 

由比ヶ浜「ええっ!?ヒッキーバカにされてたの!?」

 

小町「結衣さーん、ニフラムドラクエで敵を消し去る呪文ですよ。ようするに『消えろ』って意味ですねー!」

 

由比ヶ浜「うわっ、ひどくない?」

 

比企谷「小町、どうしてここに・・・」

 

平塚「しかも経験値が入らないから、『貴様の経験値すらいらねー』と言う事になる!」

 

比企谷「平塚先生、あなたまでも」

 

いろは「しかもニフラムはアンデッド系の先輩に効きやすいので『死んだ魚みたいな目ぇしてんじゃねーよ』と『お前臭すぎ』といったメッセージがこめられてますね!」

 

比企谷「こめられてるの確定かよ」

 

雪ノ下「そして自分よりレベルの低い相手にしか効果がないわ」クスッ

 

比企谷「いや、お前もドラクエ知ってんのかよ!」

 

比企谷「小学生の頃、体育の時間に先生が説明してるときに、隣りのやつがおもむろに雑草を抜いて俺に小声で、

 

『何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木』

 

吹き出した俺は・・・」

 

雪ノ下「捏造の記憶よ比企谷君。あなたには体育の時間に隣から話しかけてくれるクラスメイトはいなかったわ」

 

比企谷「はい・・・」

 

由比ヶ浜「『はい』なんだ!?」

 

比企谷「今日の昼に友達二人とファミレスに行ったとき混んでたから名前書いてもらって待ってたら

 

暫くして『三名様でお待ちの フ、フリーザ様』って呼ばれて

小声で『こういうの書く奴必ずいるよな』って言ったら、

 

友達がいきなり『さぁ!行きますよ!ザーボンさん、ドドリアさん!!』って立ち上がっ・・・」

 

雪ノ下「捏造の記憶よ比企谷君。あなたにはいっしょにファミレスに行ってくれる友達はいないわ」

 

比企谷「はい・・・」

 

由比ヶ浜「それも捏造なんだ!?さいちゃんとか材木座くんといっしょに行ったとかじゃないんだ!?」

 

比企谷「妄想だ」

 

由比ヶ浜「うわぁ・・・」

 

ピロン♪

 

比企谷「小町、俺の携帯にメールが来たぞ!珍しいっ!」

 

小町「お兄ちゃん、それわざわざ妹にまで報告すること?」

 

由比ヶ浜[件名:ヒッキー助けて!]

[本文:今駅で所持金200円 どうしよう・・]

 

比企谷「・・・。」

[本文:コンビニからATMに金振り込んでやる。24時間使えると思うんだが、間違ってたらスマン]

 

ピロン♪

由比ヶ浜[本文:ATMとか使い方よくわかんないよぉ・・喉がかわいたよお ]

 

比企谷「おのれ由比ヶ浜、使えない子め」

 

ピロン♪

 

比企谷「ん?」

 

由比ヶ浜[件名:残り80円・・ ]

[本文:もうだめぼお ]

 

比企谷「あのバカ、ジュース飲んでんじゃネーヨはげ!!」

 

小町(お兄ちゃんに迎えに来て欲しいって意味だよ気付けハゲ!!!)

 

雪ノ下「由比ヶ浜さん、喉の奥に刺さった魚の骨がとれないと言っていたけど大丈夫かしら?」

 

比企谷「小町がどうにかするって言って連れて行ったが、あいつどうするつもりだろうな」

 

ガチャ

 

由比ヶ浜「大丈夫!もう小骨取れたよーっ!」

 

比企谷「おう、良かったな」

 

雪ノ下「それで、どうやって小町さんに小骨を取ってもらったの?」

 

由比ヶ浜「えっとね。小さめのオニギリ噛まずに飲み込んだら取れたー」

 

雪ノ下「ああ、なるほど」

 

由比ヶ浜「でもねー、おにぎり咬まずに飲み込んだから海苔がノドにはりついて取るの大変だったよっ!」

 

比企谷「なんでわざわざ海苔巻いてんだよ」

 

由比ヶ浜「ねぇゆきのん知ってる?犬ってね、後ろ向きに歩けないんだよ!」

 

雪ノ下「それは知らなかったわ。猫は、どうかしら?後ろ歩きしそうではあるけど」

 

由比ヶ浜「ねぇねぇ、ヒッキーは知ってた?」

 

比企谷「何がだ?」

 

由比ヶ浜「犬ってねー、バックできないんだって!」

 

比企谷「は?犬はバックでしか出来ないだろ」

 

由比ヶ浜「・・・うわっ、ヒッキーマジキモい!!」

 

雪ノ下「最低よ比企谷君」

 

比企谷「す、すまん」

 

由比ヶ浜「若者の語彙力が落ちてるんだってー」

 

比企谷「由比ヶ浜の事だな」

 

由比ヶ浜「そんなことないしっ!」

 

雪ノ下「でも確かに聞いた事があるわね。読書感想文を書かせたら、美味しい、美しい、素晴らしい、渋い、などが全て『ヤバイ』になってしまっていたらしいわ」

 

比企谷「それなら美味しんぼなんて

 

『舌の上でヤバイヤバさと若干ヤバイようで後味が

ヤバくないヤバさと濃厚なヤバさが絡み合って

ヤバいヤバさを作り上げている』

 

とかになっちまうな」

 

 

雪ノ下「・・・確かにヤバイわね」

 

由比ヶ浜「ねぇねぇヒッキー!私すごい発見しちゃった!!」

 

比企谷「一応聞いてやる。何だ?」

 

由比ヶ浜「あのね、私の周りの友達がみんな干支が同じなの!

それで調べてみたら、なんとウチの学年のほとんどの子達が同じ干支!!

同じ学校の同じ学年に同じ干支生まれの人達が集まってるんだよ!?これって奇跡じゃない!?」

 

比企谷(素直にはしゃぐ由比ヶ浜の笑顔を見て、俺は『奇跡なのはお前の頭だ』の言葉を飲み込んだのであった)

 

小町「ねえお兄ちゃん。昨日お兄ちゃんが謎のテンションで約束してくれた、

小町をお寿司屋さんに連れてってくれるって話。あれホントに連れてってくれるの?」

 

比企谷「ああ、いいぞ小町。その代わり条件がある」

 

小町「えっ、条件って何?」

 

比企谷「まず行く前に、食パンを1枚食べてから行くぞ」

 

小町「お兄ちゃーん、小町なんだか切ないよ・・・」

 

比企谷「戸塚、ドライバーでネジを回すコツは、押す力が80%で回す力は30%、これが理想的らしい

回すのに力入れるより、押す方がいいという豆知識だ」

 

戸塚「ドライバーを回すのに、自分の限界を超えないといけないんだね・・・」

 

平塚「比企谷、私だって本気で恋をすると食事も喉を通らなくなるような時代があったんだ」

 

比企谷「突然どうしましたか。それにしても意外ですね」

 

平塚「あの時はもうピザしか受け付けないくらいだったな」

 

比企谷「結構ガッツリ食ってんじゃねーか!」

 

いろは「せんぱーい!聞いてくださいよ~」

 

比企谷「今日はどうした?」

 

いろは「こないだバイトしようと思って履歴書書いて応募したんですけど、落とされちゃってー」

 

比企谷「生徒会やってる奴は大抵採用されると聞いたが、ダメだったのか」

 

いろは「やっぱ志望動機に『遊ぶ金欲しさ』って書いたのがマズかったですかね?」

 

比企谷「お前それ犯行動機じゃねえか」

 

由比ヶ浜「そうだ♪うれしいんだ♪いーきる喜び♪」

 

雪ノ下「アンパンマンのマーチ。それとなく深いテーマよね」

 

比企谷「ああ。一見あれだけ仲間に囲まれているようで『愛と勇気だけが友達さ』という部分にはシンパシーを感じる」

 

由比ヶ浜「そこシンパシー感じちゃうんだ!?」

 

雪ノ下「いっしょにしないで欲しいわ。あなたとアンパンマンでは真逆の精神性と人格じゃない」

 

比企谷「そうか?ジャムおじさんも食パンマンもカレーパンマンもみんな仕事上のビジネスライクな付き合いだけだろ。アンパンマンがプライベートで彼らと交流してる描写はない」

 

雪ノ下「ゆがんだ解釈をしないで頂戴」

 

由比ヶ浜「ヒッキーネガティブすぎだし!」

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

由比ヶ浜「ねぇゆきのん。さっきヒッキーが小学生にニフラム!ニフラム!

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