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早坂「さっさとやっちゃった方がいいのでは?」 かぐや「ダメです! そういうのは結婚してからなの!」 【かぐや様は告らせたいss/アニメss】

 

かぐや「ほれ薬!?」 

 

早坂「はい。とあるルートで手に入れた貴重なものです。せっかくなので使ってみますか?」 

 

かぐや「はぁ……。何か勘違いがあるようなので言っておくけど」 

 

早坂「?」 

 

かぐや「会長が私に惚れて、惚れて、すっごく惚れて仕方ないから相手をしてあげているだけ」 

 

早坂「なるほど」 

 

かぐや「だから私がほれ薬を使う必要はないわ。それにほれ薬を使ったら、まるで私が会長にもっと好きになって欲しいみたいじゃない」 

 

早坂「わかりました。勘違いをしてすみません」 

 

かぐや「わかればいいのよ」 

 

早坂「では、これは処分しますね」 

 

かぐや「え?」 

 

早坂「?」 

 

かぐや「え、えーと、処分するのは勿体ないわ。だって貴重な物なんでしょう? そ、それに私の知り合いにそういう薬を使いたい人がいるかもだし……」

 

早坂「なるほど。では、使い方を説明しておきますね----」 

 

 

■内容 

ジュースとか食べ物に混ぜて好きなあの人をGET! 

 

■使い方 

1粒…あなたを好きになります 

2粒…手をギューっと握りたくなる 

3粒…めちゃくちゃにしてーーーー 

 

 

かぐや「……めちゃくちゃ? どういう意味かしら?」 

 

早坂「セッ〇スですね」 

 

かぐや「セッ……!?」 

 

早坂「薬は全部で5粒しかありません。有効活用してくださいね」 

 

かぐや「5!? え!? 5粒も使ったら私どうされるの!?」 

 

早坂「え? これを使うのはお知り合いの方なんでしょう?」 

 

かぐや「……もちろんです。私は知り合いの身を案じただけです」 

 

早坂「なるほど」

 

かぐや「……で?」 

 

早坂「?」 

 

かぐや「そ、その……キスは2.5粒くらいでいいのかしら?」 

 

早坂「さあ? そもそも使ったことありませんし。3粒飲ませてさっさとやっちゃった方がいいのでは?」 

 

かぐや「ダメです! そういうエッチなのは結婚してからなの!」 

 

早坂「かぐや様は会長さんと結婚まで考えているのですね」 

 

かぐや「違います! これは知り合いの話です。でも、あくまで参考に聞きたいだけで------」

 

  *  *  * 

 

かぐや「コーヒーになります。どうぞ」 

 

白銀「ありがとう」 

 

かぐや(入れちゃいました……5粒……) 

 

かぐや(……) 

 

かぐや(…………) 

 

かぐや(……………………) 

 

かぐや(あーーーーーーーーーーーーーーっ//) 

 

かぐや(私のばか! なんで5粒も入れたの!?) 

 

かぐや(いや、これは告白する勇気がない会長の背中を押すためだけの行為!) 

 

かぐや(……) 

 

かぐや(だからって5粒入れるとか私のばかーーーーーーーーっ!!!)

 

かぐや(…………) 

 

かぐや(あーーっ//) 

 

かぐや(私、どうされちゃうの!?) 

 

かぐや「……」チラッ 

 

白銀「……」ジー 

 

かぐや(あああああああああ 私をどうしちゃうんですか!? 会長ーーーーーーー//)

 

白銀「……」 

 

かぐや「……//」ドキドキ 

 

白銀「……」 

 

かぐや「……//」ドキドキ 

 

白銀(四宮が俺をガン見してる!?) 

 

白銀(どういう事だ!?) 

 

白銀「……」 

 

白銀(ま、まさか、このコーヒー!) 

 

白銀(また間接キスを狙っているのか!?) 

 

白銀「……」 

 

白銀(しかし、このカップ。見た所普通だ) 

 

白銀(もし、俺がこれを飲んだとしても間接キスだと俺は気づかない……) 

 

白銀(俺が気づかないことに対して、何か意味があるのか?) 

 

白銀「……」 

 

白銀「…………」 

 

白銀(わかったぞ!睡眠薬か!!)

 

白銀(なるほど俺を眠らせて何かを謀るつもりだな四宮!) 

 

白銀「……」 

 

白銀(ふむ。また寝たふりをしてもいいが、今日はこの資料を仕上げないとかなり困る事に) 

 

白銀(だが、四宮がどんなアプローチをかけてくるか気になる) 

 

白銀(ぐっ! 俺はどうすれば!!)

 

白銀「……ぐっ」 

 

かぐや「……」 

 

かぐや(ま、まさか気づいた!?) 

 

かぐや(さすが会長。さすが私が認めた理想の人! でも、今はこれを飲んでもらうしかないんです!) 

 

かぐや(……過去使った手をもう一度使うのは本当は嫌なのですが----!) 

 

かぐや「うぅ……」 

 

白銀「!? どうした!? なぜ泣いているんだ!?」 

 

かぐや「だって……会長がコーヒーを飲んでくれなくて……私がいれたコーヒーはそんなにお嫌いですか?」 

 

 

白銀「え? べ、別に普通に好きだぞ」 

 

かぐや「……では……なんで飲んでくれないんです?」 

 

白銀「そ、それは!!」

 

白銀(くそっ! これは罠だ! う、上目遣いで見てきて可愛い  そうじゃなくて! 罠だからと言って、泣く四宮を無視するのは俺のやり方に反す チラチラこっちを見るな可愛いだろうが!!) 

 

かぐや「うぅ……」 

 

白銀(うおおおおおお! 考えがまとまらん! お、俺はどうすれば!) 

 

かぐや「……」チラッチラッ 

 

白銀「だから上目遣いで見るな! 可愛すぎて考えがまとまらんだろうが!」 

 

かぐや「……ふぇ//」ボンッ 

 

白銀「あっ」 

 

 

 不意打ち!! 

 

 普段のかぐやならば、この不意打ちを自分のチャンスに変え 

「可愛すぎる? 私は普通に普段通りに会長を見ただけなのに? ……もしかして会長は普段から私の事を可愛いと思っていたという事でしょうか? クスッ。お可愛いこと……」 

ぐらいの事は言えたであろう。 

 

 しかし、今のかぐやは普段通りではない。 

 そう! ほれ薬を使う事で何が起きるのか? 昨日からドキドキでまったく眠れていないテンションMAXの状態なのだ! 

 

 そんなほれ薬という最強の武器に溺れ、防御する術を用意していなかった彼女が不意打ちをくらった場合どうなるかというと。

 

かぐや「あぅ……//」バタンッ 

 

白銀「四宮が倒れた!? 大丈夫か!? なっ! 顔が真っ赤で熱があるみたいだ! しかも過呼吸! 救急車を呼ばねば!!」 

 

 

かぐや(あああああああああああああ。会長が可愛いって! 私を可愛いって! あああああああああああああああああ//)ハァハァ 

 

 

 本日の勝敗 

 かぐやの敗北 

 敗因・興奮して寝ていなかった 

 

 ちなみにほれ薬入りコーヒーは冷めたし、何が入ってるかわからないので白銀が捨てた。 

 

 

 

 

元スレ

かぐや「ほれ薬!?」【かぐや様は告らせたい

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