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アスナ「これがキリトくんの匂い…///」【SAO SS】

 

キリト「はああああ!」シュキーン 

 

モンスター「がああああ」パシューン 

 

キリト「ふう。」 

 

パッパラパー 

 

キリト「お、レアドロップか。新しい装備に変えて…今の装備は売るかな。さ、帰ろう」 

 

 

町 

 

キリト「さて、競売に…」 

 

シリカ「あ、キリトさん!」 

 

キリト「あ、シリカ。どうしたのこんな所で」 

 

シリカ「ええ、ちょっと競売に…新しい防具を見に」 

 

シリカ「あ、キリトさんは新しい防具なんですね!いいなぁ」 

 

キリト「うん、今レアドロップしてね。あ、よかったら前の防具使う?黒だけど…」 

 

シリカ「え、ホントですか?いくらですか?200万あれば足りますか?」 

 

キリト「え、いやお金いらないよ。凄い食いつきだね…はい」ポチポチ 

 

シリカ「これが…キリトさんの…」 

 

キリト「うん、それでいいかな?」 

 

シリカ「は、はい!もちろんです!あ、ちょっと用事思い出したので失礼しまーす!///」タタタ 

 

キリト「あ…いっちゃった。装備貰ったらすぐ帰っちゃうって…なんか少し悲しいかな…」 

 

 

部屋 

 

シリカ「ああああ!キリトさんキリトさんの匂いに包まれてる!ああああ!最高です!最高ですうううう!!」クチュクチュ 

 

キリト「うーん、この間拾った防具あまりよくないなぁ。前のにしとけばよかった」 

 

キリト「そうだ、リズなら強化出来るかも。行ってみるか」 

 

 

リズベット武具店 

 

キリト「こんにちはー」 

 

リズ「はーい、あ、キリト!」 

 

キリト「こんにちはリズ。実は、お願いがあってさ」 

 

リズ「お願いって?」 

 

キリト「今着てる防具の強化お願いしたくて」ヌギヌギ 

 

キリト「はい、これ」 

 

リズ「おお、これは…」 

 

キリト「できそう?」 

 

リズ「出来るけど1週間かかるわね。そして大変だから報酬も高いわよ?」 

 

キリト「そんなにかかるの?で、報酬はいくら?」 

 

リズ「報酬はお金じゃないの。実は二つお願いがあって」 

 

キリト「うん?」 

 

リズ「まず、防具の耐久テストをお願いしたいの。この防具の代わりに私が作ったこれを装備して、1週間戦ってきて」 

 

キリト「あ、色は黒にしてくれてるんだ?こっちも防具無いから助かるよ。もう一つは?」 

 

リズ「私用のマントを取ってきてほしいの。60層のレアモンスターが出すらしいんだけど」 

 

キリト「そんなレア装備聞いたことないけど…まあそれくらいなら」 

 

リズ「それは報酬だから、1週間後に頂戴。その間そのマントも装備して耐久テスト宜しく!」 

 

キリト「え?着るの?」 

 

リズ「だって私が装備して弱かったり呪われたらいやだし。じゃ、頼んだわよー」フリフリ 

 

バタン 

 

キリト「…俺嫌われてるのかな…」トボトボ 

 

リズ「…」カタン 

 

閉店 

 

リズ「…」 

 

リズ「キリトの…防具!!」 

 

リズ「あああ、やっと、やっとメンテ!もー、この時をどんなに待ちわびたか!!」 

 

リズ「ああああああキリトの汗の匂い堪らない!ああ、キリトキリト!いい匂いだよおおおおお!」クチュクチュ 

 

 

一週間後 

 

キリト「ふう。一週間頑張りすぎたな。でも、戦果もバッチリだ」 

 

キリト「リズ、防具出来たー?」 

 

リズ「…あ、キリト…いらっしゃい…」 

 

キリト「え?リズどうした?そんなにやつれて!」 

 

リズ「ううん、ちょっと頑張りすぎちゃって疲れてるだけよ。はいこれ」 

 

キリト「うわ、金属部分凄く磨かれてる。その上にしっとりとした布の肌触り…流石リズだな」 

 

リズ「う、うん。ちょっと薬品くさいのは我慢してよね」 

 

キリト「ああ、大丈夫!で、これ借りてた防具とマント。」 

 

リズ「!!!」 

 

リズ「お、おおお」 

 

ガシッ 

 

リズ「これよこれ!これを待ってたの!キリト、ごめん今日は閉店!また来てね!」 

 

キリト「え?ちょっとリズ!?おーい!」 

 

バタン 

 

キリト「…俺って装備持ってくるだけの男なのかな…」 

 

 

部屋 

 

リズ「体力的には限界だけど…このまま死んでもいい!」 

 

リズ「ああキリトの匂い!!!!たまらなあああああい!!!!」クチュクチュ 

 

リズ「包まれてる!キリトにつつまれてるよぉおおお!ああ、キリトあいしてるううう!」クチュクチュ 

 

 

第70層 

 

キリト「ふう…町に戻りたくなくてここまできちゃったなぁ」 

 

アスナ「キ・リ・ト・君!」 

 

キリト「うわっ!アスナ?どうしたのこんな所で」 

 

アスナ「そんなに驚くことないでしょ。それよりも聞きたいことがあるんだけど」 

 

キリト「何?」 

 

アスナ「最近女の子に装備あげてるらしいじゃない。どういう事?」 

 

キリト「え、それは…」 

 

アスナ「リズなんてわざわざメッセージしてきたの。キリト君に貰ったんだって大喜びだったわ」 

 

キリト「…そっか」 

 

アスナ「レアモンスタードロップのくせに能力もないマントをよ?競売じゃ1000くらいなのに。」 

 

キリト「え?そんなもんなのあれ」 

 

アスナ「そうよ?価値なんてほとんどないのにさ。あーなんなのよもう」 

 

キリト(じゃあ、リズが喜んだのはアイテムが嬉しくてじゃないのか?) 

 

アスナ「それにシリカちゃん?にも防具あげたでしょ」 

 

キリト「え、なんで知ってるの?怖いんだけど」 

 

アスナ「黙ってて。で、そのシリカちゃんも大事にしてるらしいわよ。なんかそのあとすぐ上位の防具出たらしいけど、上位の方を競売に出したそうよ」 

 

キリト「シリカ…」 

 

アスナ「で、そうやって女の子に装備あげまくってるキリト君は、なんで私にはくれないの?」 

 

キリト「え?」 

 

アスナ「だってそうじゃない!私にも何かくれてもいいんじゃないかなぁ…」チラッ 

 

キリト「…」 

 

アスナ「ねぇ、キリト君聞いてる?私にも防具を」 

 

キリト「…最低だ」 

 

アスナ「えっ」 

 

キリト「アスナがそんな事言うなんて思わなかったよ。シリカもリズも、アイテム目当てなのかって思ったけど、そんなに大事にしてもらってたなんて嬉しかったのに」 

 

アスナ「え?え?違うよ!私もみんなと同じ様に…」 

 

キリト「ごめん、リズとシリカのところいってくるから」パシューン 

 

アスナ「…」 

 

アスナ「なんで私だけ悪者なのー!!!!」 

 

キリト「シリカとリズを疑うなんて…素直に謝ろう。」 

 

キリト「まずはシリカは…と」 

 

キリト「シリカの部屋はここか…」コンコン 

 

… 

 

キリト「あれ?返事がない…」キキミミ 

 

シリカ「ああんキリトさん!キリトさんの匂いで一杯ですぅ!キリトさん大好きいい!」クチュクチュ 

 

キリト「oh…」 

 

キリト「えっえっ…き、聞かなかったことに…///」 

 

 

リズベット武具店 

 

キリト「さっきは驚いたなぁ…まあシリカも女の子だししょうがない!うん、しょうがない」 

 

キリト「閉店?おーい、リズー」ガチャ 

 

キリト「…oh」 

 

キリト「あられもない姿でリズが寝てる…俺が借りてたマントと防具は…グショグショじゃないか」 

 

キリト「という事はこの防具も…」 

 

キリト「…」 

 

リズ「キリトぉ…大好き…」ギュッ 

 

キリト「マントを抱きしめてる…」 

 

ガチャ 

 

キリト「そういう事だったのか…」 

 

 

後日 

 

キリト「リズー。メンテ頼むよ」 

 

リズ「あ、ハイハイ!」 

 

キリト「このマントと鎧はリズにあげるよ」 

 

リズ「あ、ありがと…(新品か…)」 

 

キリト「それためしに3日ほど着てたから」 

 

リズ「え?え?」 

 

キリト「ほどほどにね?」クスクス 

 

リズ「ええええええ////」 

 

キリト「さて、邪魔したら悪いからこれで!」パシューン 

 

リズ「え?ちょっとメンテは?え?」 

 

リズ「ば、バレてる…?」ジー 

 

鎧 マント 

 

リズ「で、でもという事は合意ってことだよね///キリトぉ」クチュクチュ 

 

シリカ「キリトさーん!」 

 

キリト「あ、シリカ。丁度よかった。はいこれ」 

 

シリカ「え、これは」 

 

キリト「俺のお古だけどね。これだけあれば足りるでしょ」 

 

シリカ「え、足りるって?え?」 

 

キリト「そろそろその鎧もシリカの匂いになっちゃったんじゃない?」クスクス 

 

シリカ「え?え?えええええええ!!////」 

 

キリト「じゃ!疲れない程度にね」パシューン 

 

シリカ「な、なんで?知ってるの?え?え?」 

 

シリカ「…」 

 

シリカ「こんなに沢山…キリトさぁん///」 

 

シリカ「早く帰ろう!」タタタ 

 

アスナ「キリト、違う違うのキリト…」ブツブツ 

 

キリト「あ、アスナ?」 

 

アスナ「キリト?キリト?キリトぉ…違うの、私アイテムが欲しいんじゃないのごめんなさい」 

 

キリト「いや、いいんだよ。アスナのお蔭で二人の事がわかったし」 

 

アスナ「え、どういう事?」 

 

キリト「ま、お礼といっちゃなんだけどこれ」 

 

アスナ「何これ?細長い布?」 

 

キリト「そう。最近防具も余ってないしね。せめてものお礼。」 

 

アスナ「これって…」 

 

キリト「いつも巻いてるよ、それ」 

 

アスナ「!?」 

 

キリト「じゃ、俺はこれで」パシューン 

 

アスナ「キリト君が…いつも巻いてる…でも、黒じゃない…赤…見えないとこに?うふふ、そっかそっかぁ」 

 

アスナ「早くかえろ」 

 

フロアボス「ごあああああ!」 

 

モブA「フロアボスが出てきた!何故!?」 

 

モブB「に、逃げろー!」 

 

フロアボス「うごあああああ!」 

 

アスナ「邪魔」パシュシュシュシュシュ 

 

フロアボス「うご…?」パシューン 

 

アスナ「待っててキリトくーん♪」 

 

モブA「瞬殺…だと」 

 

キリト「さて、飯でも食べるか」 

 

クライン「おーい、キリト―」 

 

キリト「あ、クライン」 

 

クライン「あ、じゃねーよ!お前俺の鉢巻どこもってったんだよ!返せよ!」 

 

キリト「あ、ごめん。あれあげちゃった」 

 

クライン「はぁ?なんで勝手に…あれ案外高いんだぞ!」 

 

キリト「アスナが中古防具欲しがってたからさ…」 

 

クライン「あ、アスナって閃光の…?」 

 

キリト「そう。クラインの防具がアスナの身に…」 

 

クライン「お、おお…」 

 

キリト「取り返してくる?」 

 

クライン「いや、いい!というか飯おごろうか?な!」 

 

キリト「え、そこまでしてもらわなくても」 

 

システム「警告!警告!この場所に危険が迫っています!」 

 

クライン「なんだこれ?イベントか何かか?」 

 

キリト「いや、違う!これは…モンスターか?」 

 

クライン「な、何が起こるってんだよ・・・」 

 

ウフフフ…チガウ…ニオイガチガウ… 

 

クライン「あ、あれは…」 

 

キリト「アスナ!?」 

 

アスナ「あははは!きーりとくーん!これは誰の匂いなのかなぁ?私、もうちょっとで食べちゃうところだったよ?」アハハ 

 

クライン「え、えーっと…どういう事?」 

 

キリト「えーっと…」 

 

アスナ「…」クンクン 

 

シュン 

 

ドスッ 

 

クライン「え」 

 

キリト「クライーン!!!」 

 

クライン「な、なんで…ここは…街中…」バタッ 

 

キリト「アスナ!なんでこんなことを!」 

 

アスナ「だって…あの布の匂い、この人でしょ?いらなーい。キリト君の匂いじゃない人いらなーい」クスクス 

 

キリト「何だっていうんだ!アスナにだって装備あげただろ!」 

 

アスナ「キリト君の匂いじゃないもん。酷いよ。わかっててやってるんでしょ?」 

 

キリト「ま、まぁね」 

 

アスナ「でもいいの。もう。装備なんて」 

 

アスナ「キリトから直接奪えばいいんだから」アハハハハハハ 

 

キリト「どうしてこんな事に!クラインの鉢巻のせいで!!」 

 

ソレハヒドイヨ… 

 

キリト「」 

 

アスナ「ふー、今度こそキリト君の装備―♪さー、すっきりしよっと!」タタタ 

 

キリト「」 

 

クライン「き、キリト…」ソセイアイテム 

 

キリト「うう…」 

 

クライン「だ、大丈夫か?」 

 

キリト「ああ、というか一回死んでたな…」 

 

クライン「あんまり女心弄ぶなよ…」 

 

キリト「弄んだわけじゃないんだけど…」 

 

クライン「とにかくだ」 

 

キリト「ああ」 

 

クライン「服を着ろよ」 

 

キリト「oh///」 

 

リズ「で、そのあといきなりアスナがキリトの装備で現れてさ」 

 

シリカ「そうだったんですか…大変でしたね」 

 

リズ「びっくりしたよ。でも、キリト君の肌着くれて帰ったけど。」 

 

シリカ「いいなぁ。私にもくれないかなぁ」 

 

リズ「もうバレてるんだし、直接キリトに聞いたら?」 

 

シリカ「それは流石に・・・恥ずかしいですよぉ///」 

 

シリカ「それで、アスナさんは今どうしてるんですか?」 

 

リズ「あの後ギルドにばれて首になって…」 

 

シリカ「うわぁ…」 

 

リズ「一応装備はキリトにかえってきたらしいんだけど」 

 

シリカ「はい」 

 

リズ「ベットベトだったのよねぇ。それがこれ」 

 

シリカ「大分綺麗になりましたけど…酷いですね」 

 

キリト「こんにちは」 

 

リズ「あ、キリト!」 

 

シリカ「キリトさん!」 

 

キリト「どう?装備何とかなりそう?」 

 

リズ「何とかね。代用の装備は大丈夫?」 

 

キリト「ああ、ちゃんと着てるから楽しみにしといて」 

 

リズ「バッ、楽しみにってこのバカ!///」 

 

シリカ「いいなぁ、キリトさん私にもー」 

 

キリト「でも、今装備在庫ないから後は下着くらいしか」 

 

シリカ「じゃあ、それで我慢します」 

 

キリト「え、いや、我慢って…」 

 

リズ「よかったね、シリカちゃん!」 

 

シリカ「はい!これでやる気が出てきましたよぉ!」 

 

リズ「それって下ネタでしょ?」 

 

シリカ&リズ「hahahahahaha!!」 

 

キリト「…」 

 

 

こうして、二人に装備を与えながら攻略を続けた。 

 

100層ボスフロア 

 

キリト「ついにここまで来たな」 

 

クライン「ああ!クリアして帰ろうぜ!」 

 

リズ「帰ってもキリト、宜しくね。逃がさないから!」 

 

シリカ「私もですよ!リアルなキリトさんの匂い…」ハアハア 

 

クライン「お前凄いなキリト…」 

 

キリト「この二人の変態パワーでここまで来たんだから言うな…」 

 

クライン「まあな」 

 

キリト「よし、じゃあ行くぞ!」 

 

ギィ 

 

リズ「さあ、出て来いボース!」 

 

シリカ「私がやっつけてあげますよ!」 

 

ピナ「うごぎゃあああああ!」 

 

クライン「ピナが邪魔で入れない…デカくなったな」 

 

キリト「うん…よし、じゃあ突撃…」 

 

 

待っていたぞ 

 

キリト「誰だ!!」 

 

アスナ「…」 

 

キリト「…」 

 

リズ「…」 

 

シリカ「…」 

 

クライン「…」ガタガタ 

 

シュッ 

 

ドス 

 

クライン「グハァ!」 

 

アスナ「さあキリト君?装備をよこせえええええ!」 

 

キリト「うわああああああ!」 

 

 

こうして、攻略は更に3年の月日が掛かったと言う 

 

 

 

 

元スレ

「貢がされてる…?」

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346818268/