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雪乃「聞かせて欲しいのよ。あなたがどんな女性を選ぶのか」【俺ガイルss/アニメss】

 

雪乃「比企谷君何をやっているの?」

 

八幡「ガールフレンド(仮)

 

雪乃「あぁ、よくCMでやってるアレね?」

 

八幡「そうだな。CM見て始めた」

 

雪乃「そう。やるのは勝手だけど、静かにお願いするわ」

 

八幡「えっ?俺何か言ってた?声を出すようなゲームじゃないんだが・・・」

 

雪乃「ええ。さっきから『可愛い』『やべえ可愛過ぎだろ』『…好きだ///』などと気持ちの悪いひとり言をつぶやいていたわ」

 

八幡「マジか。やっちまったか」

 

雪乃「おめでとう比企谷君。ひとり言をブツブツ言うようになったらあなたは、ぼっちから不審者にランクダウンよ」にこっ

 

八幡「おめでたい要素が無えな。いや、俺の頭か…」

 

雪乃「よく毎度懲りないものね。確かあなたには以前、某国民的彼女ゲームでも何か失態をやらかしていなかったかしら?」

 

八幡「そん時は母ちゃんに彼女への告白を聞かれちまったな…って、何で知ってるの?そして何故思い出させるの?」

 

雪乃「…ちなみに、その某国民的彼女ゲームの際には何をお母さんに聞かれたんだったのかしら?」

 

比企谷「そしてさらに傷をえぐりに来るのか。何?ダウンした相手に追い打ちをかけるスタイルなの?レフェリー止めろよ…」

 

雪乃「あなたのような不審者が誰に何と言って告白したのか、ちょっと気になってしまったのよ。 それを知る事が出来れば対策を立てて、全校生徒に注意喚起出来るでしょう?」

 

比企谷「ガチの不審者扱いじゃねーか。やめて、小学校で『××地区に不審者が現れたので注意してください』って連絡きた時に、『比企谷じゃねー?』ってクラス中が爆笑したのを思い出すから」

 

雪乃「そんな昔から不審者の素養があったのね。やはり警戒するに越した事はないわ」

 

八幡「そんな深刻な顔で言うな。傷つくぞ」

 

雪乃「それで、比企谷君。何と言って告白したのかしら?」

 

八幡「何この罰ゲーム」

 

雪乃「聞かせて欲しいのよ。あなたがどんな女性を選ぶのか」じっ

 

八幡「…いや、告白って感じでもねーよ。ただ思わず『凛子、好きだよ』って言っただけだ」

 

雪乃「……。」

 

八幡「その瞬間に母ちゃんが部屋の前通りかかってな。『友達でも来てたの?』って言われて

友達が来るわけないから『で、電話だよ』という悲しいやり取りがあったんだよ」

 

雪乃「…そう。あなたの気の毒な思い出はどうでもいいのだけれど、やはりゲームに喋りかける癖はどうにかした方が良さそうね」

 

八幡「どうでもいいなら何故聞いた。そしてぼっちからゲームを奪ったらどうやって時間を潰せばいいんだよ?」

 

雪乃「あなたの好みが『凛子』という事も判明したし。とりあえず某国民的彼女ゲームに関する尋問はここまでね」カチカチ

 

八幡「おい。凛子を検索するな。余計に恥ずかしいだろうが」

 

雪乃「ああ。この子が凛子ちゃん?可愛い彼女じゃない」にこっ

 

八幡「やめろ。いや、もうやめてください…」

 

雪乃「そして、今度は彼女ではなくて携帯アプリで(仮)の彼女作りを目指すだなんて。 見事にレベルが下がっているあたりがあなたらしいわね」

 

八幡「しかも結構な金がかかるしな。やべえ。彼女作りに金かけるとか、俺いつからリア充になっちなったんだ?」

 

雪乃「大丈夫。あなたはリア充になっていないわ。幻覚よ。 調査を続けるわね。そっちの(仮)のガールフレンドさんはどんな女性なのかしら?」

 

八幡「えっ?まだ続くのこれ?ダウンした相手に馬乗りになって殴るスタイルなの? 総合格闘技の試合だったの?再起不能になっちまうぞ…」

 

雪乃「私は奉仕部部長として、あなたに関する調査結果を生徒に伝える義務があるの。協力してもらえるかしら?」

 

八幡「俺の性癖調査するのが部活動になるとはな。生まれてこれまでで一番注目浴びてる瞬間がこれとか切ないわ」

 

雪乃「比企谷君。あなたはガールフレンド(仮)において、どんな女性に手を出しているのかしら?」

 

八幡「答えないとダメな空気?だがぼっちは空気を読まない。 否、読めているのだが、それに乗っかるタイミングを計り損ねて結果として空気を悪くしてしまう」

 

雪乃「いいから答えて。あなたの性癖を調べない事には部活を終えられないわ」

 

八幡「部活が終われないって事は、俺が答えない限りは…」

 

雪乃「あなたも奉仕部部員である以上、当然あなたも家に帰れないわ」

 

八幡「答えるしかないんじゃねぇか」

 

雪乃「そうね。その通りよ。言って楽になってしまいなさい?」

 

八幡「どうしてこうなった…まあいいや。帰りたいし」

 

雪乃「そう。観念したようね。それで比企谷君のガールフレンド(仮)はどんな子なのかしら?」

 

八幡「クロエ・ルメールちゃんだよ」

 

雪乃「……。」

 

雪乃「ちゃん付けで呼んでいるのね…」ささっ

 

八幡「…失言だ。忘れてくれ。おい、後退りするな。何か傷つくからっ!」

 

雪乃「あなたが不気味な事を言うからよ」

 

八幡「だから今のは忘れてくれって。いいだろ?ゲーム中なら誰にも迷惑かけるわけでもない。 そう、ぼっちとは究極の…」

 

雪乃「いつもの持論は結構よ。…へぇ、これがクロエ・ルメールちゃん?へぇ?」カチカチ

 

八幡「おい。またググるな。何が『へぇ?』なんだか気になるだろうがよ」

 

雪乃「そんなに彼女の事が気になるのかしら?」

 

八幡「今ハマってる真っ最中だからな」

 

雪乃「そんなに携帯アプリの彼女(仮)の事が気になるのかしら?」

 

八幡「アプリとか(仮)とか言うなよ。悲しくなるだろうが」

 

雪乃「大丈夫よ比企谷君。あなたはいつもの状態でも十分に憐れよ」にこっ

 

八幡「今日一番の笑顔で何て事言いやがるんだこの女…」

 

結衣「やっはろー♪」ガラッ

 

結衣「ゆきのん、ヒッキー、やっはろー!」

 

雪乃「こんにちは由比ヶ浜さん」

 

八幡「おーう」

 

結衣「二人ともなんか話してたみたいだったけど、何話してたの?」

 

八幡「何?まさか廊下まで聞こえていたのか…?」

 

雪乃「そのことなんだけれど、由比ヶ浜さん。この比企谷君について相談があるのよ」

 

結衣「えっ?なになに?ヒッキーなんかしたの?」

 

八幡「おいやめろ。俺の性癖を拡散するな。炎上しちまうぞ。俺の精神が」

 

雪乃「かくかくしかじかで」

 

結衣「まるまるうまうまなの?ヒッキーキモい!」

 

八幡「ほら出た。ヒッキー傷ついたよ。今日だけで累計で致命傷だっつの」

 

結衣「あ…ごめんねヒッキー?」

 

八幡「別にいいよ。ダメージの大半は雪ノ下が原因だしな。死因・雪ノ下だ」

 

雪乃「それを言うなら、私もあなたのひとり言を聞かされて精神的苦痛を与えあれたからおあいこだと思うのだけれど?」

 

結衣「も、もうっ!二人ともケンカしないでよ」

 

雪乃「それで、由比ヶ浜さん。この二人が比企谷君の元カノとガールフレンド(仮よ)」

 

結衣「ふむふむ」じっ

 

八幡「凛子を元カノと呼ぶな。いろいろ複雑になるから」

 

結衣「ふーん?へぇ?」じーっ

 

雪乃「でしょう?」じーっ

 

八幡「おい。妙な目線で俺を見るなよ。女子にそんな目で見られるといろんなトラウマが掘り起こされんだよ」

 

結衣「…ヒッキーはこういう子が好みなんだね」むすっ

 

八幡「な、何がだよ…?」

 

雪乃「そうね。比企谷君は…」

結衣「ヒッキーは…」

 

雪乃「こういう明るくて軽く天然入ってるっぽくて、自分を頼ってくれそうで子犬みたいなタイプのおっぱいが大きい女の子が好きなのね?」

 

結衣「ヒッキーはつり目でクールな感じで、自分一人で何でもこなしてちょっとキツいもの言いのスマートな女の子が好きなんだね?」

 

結衣「えっ?」

雪乃「えっ?」

 

八幡「…ん?」

 

雪乃「何を言っているのかしら?由比ヶ浜さん…」

 

結衣「いやいや!ゆきのんこそ何言ってるの?」

 

八幡「あの」

 

雪乃「由比ヶ浜さん。よく聞いてね?比企谷君は今現在クロエ・ルメールちゃんが好きなのよ? すなわち、彼はルメールちゃんのようなタイプが好きなのよ」

 

結衣「ゆきのんこそゆきのんらしくないよ。間違ってる! ヒッキーはもともと凛子ちゃんみたいな子が好きなんでしょ?だったらヒッキーのタイプは凛子ちゃんみたいな子だよっ!」

 

八幡「あー」

 

雪乃「何を言っているのかしら由比ヶ浜さん?彼は現在進行形でルメールちゃんが好きなのよ? すなわち、比企谷君は明るい髪色の巨乳の女の子が好きだと思うのだけれど」

 

結衣「ゆきのんこそいつもの分析力が足りないよ!ほら、ここ見てっ!ルメールちゃん凛子ちゃんとおんなじ声なんだよ? これってヒッキーは凛子ちゃんの面影を求めてるって事だよね!?」

 

雪乃「それには気付いていたけれど、面影を求めているのなら普通は見た目が近い子を選ばないかしら? よって彼は声や喋り方はあまり重要視していないと判断し、現在の結論に至ったのだけれど」

 

結衣「そんな事ないよ!声や喋り方とか、雰囲気とかキャラクターはすっごく大事だよ?

最近のアニメとかゲームでもルメールちゃんみたいなカタコトの日本語喋る女の子結構居るし!」

 

雪乃「比企谷君はそのアニメやゲームが好きなのかしら?」

 

結衣「えっ?あ、いや、やってないだけじゃないかな? それより、ゆきのんの説で言うならヒッキーが他の凛子ちゃんみたいな見た目の子にハマってないとおかしいじゃんか!」

 

雪乃「うっ…そ、そんな事はないわ!」

 

八幡「あー、あのー」

 

結衣「ヒッキーはきっともっとクールで猫っぽい女の子が~!」

雪乃「違うわ可愛いらしくて胸の大きい子犬みたいな子が~」

 

八幡(面倒だ。帰ってしまおう)

 

八幡(そうだ。今日は帰ったら久しぶりにCCさくらでも見ようかな)

 

八幡(何年たっても可愛いからな。俺をこの世界に引きずりこんだ原因だけある)

 

八幡(やっぱり妹タイプの女の子が一番可愛いもんな!)

 

 

結衣「ヒッキーは~~だもん!」

雪乃「比企谷君は~~に違いないわ!」

 

 

 

 

 

元スレ

雪乃「比企谷君何をやっているの?」八幡「ガールフレンド(仮)

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