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留美 「あ、あのね、その….い、一緒に寝ても良い、かな///」【俺ガイルss/アニメss】

 

―比企谷家―

 

八幡 「ただいまー」

 

シーン

 

八幡 (まだ小町帰ってきてないのか)

 

ガチャ

 

八幡 (今の内に風呂沸かしとくか)

 

??? 「あ、あの」

 

八幡 「うぉっ!?」ビクッ

 

??? 「ご、ごめん」

 

八幡 「だ、誰だよ...って留美?なんでここに?」

 

留美 「ここに泊めさせてもらうから」

 

八幡 「え?ていうかここまでどうやって来たんだよ」

 

留美 「お父さんに送ってもらった」

 

八幡 (え?本当にどういう事?)

 

ガチャ

 

小町 「ただいまー」

 

八幡 「良い所に来たな。留美が泊まると言ってんだけど何か聞いてるか?」

 

小町 「うん。留美ちゃんの両親が明日のお昼まで居ないんだって、それで心配だからウチに泊めようって話になったんだって」

 

八幡 「いや留美の家とウチ接点ないだろ。どういう経緯だよ」

 

小町 「たしかお父さんと留美ちゃんパパが居酒屋で意気投合して、それから平塚先生が同席して...」

 

八幡 「あーなんとなく分かったわ」

 

留美 「迷惑だった、かな」ウルウル

 

八幡 「い、いやいきなりだったから驚いただけだ。それにここの家主は俺じゃないからな、俺に決定権はない」

 

小町 「ちなみにウチの両親も今日は帰ってこないらしいよ」

 

八幡 「そうなのか。毎度ご苦労な事だな」

 

小町 「両手に華だね、お兄ちゃん♪」

 

八幡 「ソーダネー、ハチマンウレシイナー」

 

小町 「わーすっごい適当。まぁいいや。じゃあ小町は夕飯作ってくるね」

 

八幡 「おー頼むわ。んじゃ俺は風呂でも沸かしてくるわ」

 

留美 「わ、私も何か手伝う」

 

小町 「それじゃ小町と一緒に調理しようね」

 

留美 「はい!」

 

 

小町 「さ、食べよう」

 

八幡 「おう」

 

留美 「いただきます」

 

小町 「こっちの野菜炒めは留美ちゃんが作ってくれたんだよ」

 

八幡 「おおそうなのか。料理上手だな」

 

留美 「別にそんなにすごい事でもないし」プイッ

 

小町 「」ニヤニヤ

 

八幡 「いやいや本当に上手いから...パクッ...うん、味もばっちりだわ」

 

留美 「そ、そう?それなら良かったけど」エヘヘ

 

小町 「こっちの味噌汁は小町が作ったんだけどー、どう?」キャハ☆

 

八幡 「うん、いつも食ってる味だな」

 

小町 「むぅ。そういうの小町的にポイント低い」

 

八幡 「こういう事言えるのはある程度親密度がないと言えない事なんだぞ。つまりそういう事だ」

 

小町 「えー何それ意味分かんないし」

 

留美 「八幡と小町さんって仲良いんだね」

 

八幡 「まぁな。留美は一人っ子なのか?」(ていうか何で俺だけ呼び捨て?)

 

留美 「うん。だからそういうのちょっと羨ましいかも」

 

小町 「良い事思いついた!ここに居る間は私たちが留美ちゃんのお兄ちゃんとお姉ちゃんになってあげるね?」

 

留美 「え?」

 

小町 「さぁさぁ遠慮せずにお姉ちゃんって呼んでも良いんだよ?」

 

留美 「え、えっと...」

 

八幡 「こら小町、留美が困ってんじゃねえか」

 

留美 「お、お姉ちゃん」

 

小町 「はうっ」キュン

 

八幡 「留美?無理して呼ばなくても良いんだぞ?」

 

留美 「ううん、無理してない。ちょっとびっくりしただけで、その...嬉しかったから///」

 

八幡 「まぁお前が納得してんなら良いけど」

 

留美 「でも八幡はお兄ちゃんっぽくない」

 

八幡 「いやめっちゃお兄ちゃんだろ」

 

留美 「全然お兄ちゃんじゃない」

 

八幡 (えーちょっとショックなんだけど?)

 

小町 「も、もう一回お姉ちゃんって呼んでみて!」

 

留美 「へ?お姉ちゃん?」

 

小町 「きゃー!もう最高だね!」クネクネ

 

八幡 (傍から見たら俺もこんなんなのかな?そうだとしたら少し態度を改めてみようかな...いや小町に対してそんな生半可な気持ちじゃ駄目だな。やっぱ今まで通りでいよう)

 

 

小町 「あっ留美ちゃん、お風呂入ってきたらどうかな?」

 

留美 「え?私は最後で良いです。小町さん先にどうぞ」

 

八幡 (俺は後なのは決定なのか)

 

小町 「うーん、それじゃあ一緒に入る?」

 

留美 「え!?」

 

小町 「小町、女の姉妹が居なかったからさ、一緒にお風呂とか憧れてたんだよね」

 

留美 「は、はぁ」

 

小町 「だから一緒に入ろ?」

 

留美 「わ、分かりました。私もちょっと楽しそうだと思いましたし」

 

小町 「そういう事だからお兄ちゃん覗いちゃ駄目だからね」

 

八幡 「いやいつも覗いてるみたいな言い方やめてくれる?誤解されちゃうだろ」

 

留美 「!?」サッ

 

八幡 「いや本当に覗かないから」

 

小町 「じゃあお風呂行ってくるね」

 

留美 「...本当に覗いちゃ駄目だからね///」

 

八幡 (どんだけ信用されてないんだよ)

 

 

―風呂場―

 

小町 「留美ちゃんの髪綺麗だね」ワシャワシャ

 

留美 「そ、そうですか?」

 

小町 「もーせっかく姉妹になったんだから敬語は無しだよ」

 

留美 「でもいきなりは、その...」

 

小町 「お兄ちゃんには敬語じゃないでしょ?」

 

留美 「八幡はなんかそういうのじゃないから」

 

小町 「そうそう今の感じ」

 

留美 「こま...お姉ちゃんは八幡の事好き?」

 

小町 「うん。まぁ兄弟としてだけどねって当たり前か」

 

留美 「八幡ってお姉ちゃんには優しいもんね」

 

小町 「本当は小町だけにじゃないんだけどね、分かりずらいだけで」

 

留美 「...うん知ってる。千葉村の時もクリスマスイベントの時も私の事助けてくれたし」

 

小町 「千葉村の事は知ってたけどクリスマスの時のは知らないなぁ。何があったの?」

 

留美 「私、劇の道具とか一人で作ってたんだ。八幡は何回も私の様子を見に来てくれて、でも私素直じゃないからつんけんしちゃって...本当は嬉しかったのに」

 

小町 「ふんふん、それでそれで?」

 

留美 「それでね、手伝わなくて良いって言ってるのに八幡が『俺の方がもっと一人で出来る』とか意味分かんない理由で手伝ってくれてね。あの時本当に嬉しかったなぁ、しょうもない意地も寂しさも全部包んでくれたみたいで」ニコッ

 

小町 (ほほうこれは意外と...)

 

留美 「だから八幡が本当は優しい人だって分かってる」

 

小町 「そっかそっか」

 

留美 「い、今の八幡には言っちゃ駄目だからね」

 

小町 「分かってるよ。ちゃんと自分の口から言いたいよね」

 

留美 「そ、そういうわけでは///」カァ

 

小町 「まぁお兄ちゃんが素直に受け取ってくれるかは分からないけどね」アハハ

 

―居間―

 

小町 「お兄ちゃんお風呂空いたよー」

 

八幡 「おー」

 

留美 「・・・」

 

八幡 「おー留美、小町との風呂楽しかったか?」

 

留美 「うん。本当にお姉ちゃんと入ってるみたいだった」

 

八幡 「そっか、それは良かったな。んじゃ俺も入ってくるわ」

 

ガチャ

 

小町 「ねぇねぇ留美ちゃん」

 

留美 「はい?」

 

小町 「せっかくなんだし、お兄ちゃんと一緒に寝たらどうかな?」

 

留美 「えぇ!?む、無理ですよ。どうせ断られるし...」

 

小町 「大丈夫大丈夫。だってほらここに居る間はお兄ちゃんは留美ちゃんのお兄ちゃんでもあるんだから」

 

留美 「で、でも」

 

小町 「今日くらい素直になっても良いんじゃないかな?」ニコッ

 

留美 「・・・」

 

 

―八幡の部屋の前―

 

留美 (今日くらい素直に...)

 

コンコン

 

八幡 「開いてるぞー」

 

ガチャ

 

留美 「し、失礼します」ドキドキ

 

八幡 「どうかしたか?」

 

留美 「あ、あのね、その...」モジモジ

 

八幡 「?」

 

留美 「い、一緒に寝ても良い、かな///」カァ

 

八幡 「・・・いやいきなり何言っちゃってんの!?」

 

留美 「だ、駄目かな?」

 

八幡 「いや小町が居るだろ。あいつんとこ行け」

 

留美 「八幡とが良い...」

 

八幡 「いやでもなぁ」

 

留美 「駄目、だよね」シュン

 

八幡 「・・・あ、あー分かったからそんな顔すんな。一緒に寝れば良いんだろ」

 

留美 「良いの!?」パァ

 

八幡 「まぁ一応明日まではお兄ちゃんって事みたいだしな」

 

留美 「ありがと...エヘヘ」

 

八幡 「つーわけで留美はベッドで寝ろ。俺は床で寝るから」

 

留美 「駄目。ベッド、一緒」

 

八幡 (何でカタコト?)

 

八幡 「いや...」

 

留美 「」シュン

 

八幡 「はぁ分かった分かった。一緒に寝てやる」

 

留美 「!?」(やった!)

 

 

八幡 「つーか嫌じゃないのか?横にこんなのが居て」

 

留美 「何それ、自虐?別に八幡の事嫌いじゃないし...なんかこういうのも良いかなって」

 

八幡 「まぁそれなら良いけどよ」

 

留美 「さっきからそればっかだね」フフッ

 

八幡 「うっせ。もう良い時間だから寝ろ」

 

留美 「うん、そうする。おやすみ、八幡」

 

八幡 「おやすみ」

 

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チュン チュン

 

留美 「八幡起きて、もう朝だよ」ユサユサ

 

八幡 「んーもうちょっと」

 

留美 「・・・えいっ」ギュッ

 

八幡 「ちょっ!?お前何してんの!?」ガバッ

 

留美 「だって八幡なかなか起きないし」

 

八幡 「今ので目覚めたわ」

 

留美 「なら作戦成功だね」ニコッ

 

八幡 (わー良い笑顔)

 

 

小町 「あっ!やっと降りてきた。留美ちゃんありがとね」

 

留美 「ううん。泊めさせてもらったお礼だよ」

 

小町 「ホントお兄ちゃんには困ったものだよ」チラッ

 

留美 「本当に大変だね」チラッ

 

八幡 「くっ...ってもう昼じゃねえか」

 

留美 「そうだよ?」

 

小町 「ていうかもうすぐ留美ちゃんママが迎えに来るから。留美ちゃんと別れの挨拶くらいしないと」

 

八幡 「別れの挨拶って一生会えないって訳じゃないんだから」

 

<ピンポーン

 

小町 「あっ!噂をすれば留美ちゃんママかな?」

 

<ハーイ!イマデマース

 

留美 「ねぇ八幡、携帯貸して?」

 

八幡 「?。良いけど...ほらよ」スッ

 

留美 「ありがと」ポチポチ

 

八幡 「お前、携帯とか持ってたんだな」

 

留美 「お父さんが何かと物騒だからって...はい、私の連絡先登録しといたから」スッ

 

八幡 「お、おう?」

 

留美 「また今度、電話しても良い?」

 

八幡 「あんま長い事は話せないと思うぞ」

 

留美 「それでも良いから」

 

八幡 「んなら良いぞ」

 

留美 「うん。また連絡するね」

 

ガチャ

 

小町 「留美ちゃーん!お母さん迎えに来たよー」

 

留美 「今行きます。それじゃあまたね、お兄ちゃん」ニコッ

 

八幡 「お、おう、またな」

 

小町 (どうやら素直になれたみたいだね)ニコッ

 

留美 「~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

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