アニメssリーディングパーク

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アスナ「ダメじゃないキリトくん……私に嘘なんてついたら…」キリト「あ……え……」 【SAO ss/アニメss】

 

キリト「アスナって俺のこと好きなのかな?」

 

クライン「……」エギル「……」

 

エギル「……どうしてそう思ったんだ?」 

 

キリト「え、だって家にお呼ばれされて手料理作ってくれたし、無理矢理パーティ組まされるし、お弁当作ってきてくれたし、ボス戦終わった後抱きつかれたし……絶対好きじゃね?」 

 

クライン「……まぁ……そうだろうな(…自慢か?)」 

 

エギル「よかったじゃねぇかあんな美人さんに好かれるなんてよ」

 

キリト「まぁそれはいいんだけどさ……なんとなくなんだが……1年ぐらい前からだろうか……とにかくアスナの様子がおかしいんだ」 

 

クライン「様子が…」 

 

エギル「おかしい?」 

 

キリト「ああ……たとえば」 

 

アスナ「キリトくん……何か隠してるでしょ?」 

 

キリト「え?」 

 

アスナ「だっておかしいもの…君、片手剣装備なのに盾を持たないじゃない?私が装備しないのはレイピアの速度が落ちるからだし……怪しいなぁ……」 

 

キリト「……えと」 

 

アスナ「さては、ユニークスキルね」ニッ 

 

キリト「」 

 

アスナ「(やっぱりね……ずっとおかしいとは思っていたのよ…彼は無駄なことはしない性格だし、わざわざスタイル重視で盾を装備しないとかそんな危険なことを考える人じゃない……)」 

 

キリト「(な、なんでわかるんすかぁぁ!?)」 

 

回想終了 

 

 

キリト「ってことがあったんだ」 

 

クライン「へぇ…じゃああのボス戦前からアスナちゃんはお前に二刀流があることを知ってたのか」 

 

キリト「…さすがに二刀流スキルは分かってなかっただろうけど……それにしても察しが良すぎないか?」 

 

エギル「確かに……普通ユニークスキルなんて発想は出てこねぇよな」 

 

キリト「それにまだあるんだよ…」 

 

 

回想 

 

アスナ「キリトくん!」 

 

キリト「アスナ…」 

 

アスナ「もう…心配したんだからね?リズと一緒にマップから消えちゃうんだもん!…何してたのよ?」 

 

キリト「いや…別に」 

 

アスナ「それ…リズが鍛えた剣?」 

 

キリト「ああ…名は《ダークリパルサー》。最高の剣だよ」 

 

アスナ「……(でも彼のエリュシデータと特に大きな違いはない……なぜ彼はこんな強い剣を2つも欲しいと思ったの?………………あ)」 

 

アスナ「(まさか……《二刀流》?)」 

 

キリト「アスナ?」 

 

アスナ「(いや、そんなスキルはないわ……いや待てよ……もしキリト君が……ユニークスキルの使い手だったら……)」 

 

アスナ「……ありえるわ」 

 

キリト「おい…アスナ?」 

 

アスナ「あ、なんでもないわなんでも!…それよりキリト君、聞きたいことがあるんだけど…」 

 

キリト「なんだい?」 

 

アスナ「昨日はリズと何処で寝泊まりをしたの?」 

 

キリト「え………あ、の、野宿だよ野宿……いやぁ参ったよホント!」 

 

アスナ「…キリト君寝袋2つ持ってたもんね?それじゃ吹雪の中2人とも寝てたの?」 

 

キリト「…(2人で穴に落っこちて手を繋ぎながら寝てた…なんて言えないよな)」 

 

アスナ「……」 

 

キリト「そうだよ、いやぁ寒かった寒かった…死ぬかとー」 

 

アスナ「嘘ね」 

 

キリト「………え?」 

 

アスナ「(さっきの間…あれはきっと何かを隠そうとしているんだわ……それに吹雪の中で眠ったなんて、キリトくん1人ならやりかねないけど、優しいキリト君が女の子をそんな所で寝かせるはずがない……と、なれば)」 

 

アスナ「トラップで穴に落ちた……とか?」ニッ 

 

キリト「……なん………だと」 

 

アスナ「ダメじゃないキリトくん……私達友達なんだから嘘なんて…」 

 

キリト「あ……え……」 

 

アスナ「それで……穴の中でどんな風に過ごしたの?」ニコ 

 

キリト「」 

 

回想終了 

 

 

クライン「…………」 

 

エギル「…………」 

 

キリト「……どう思う?」 

 

クライン・エギル「……こえぇよ」 

 

キリト「だよな……さらにあってさ」 

 

クライン「まだあんのか………」 

 

 

回想 

 

アスナ「私もう1度47層に行ってみたいなぁ」 

 

キリト「まぁあそこは女の子が喜びそうな所だよな」 

 

アスナ「綺麗な所だったよね」 

 

キリト「ああ…今ではデートスポットになってるみたいだよ」 

 

アスナ「……随分と詳しいんだねキリト君?」 

 

キリト「え?」 

 

アスナ「もしかして、攻略後も行ったことあるの?デート?」 

 

キリト「いや…そんなんじゃ」 

 

アスナ「(確かあそこには……!!…なるほど理解したわ)」 

 

アスナ「お相手は…シリカちゃん…かしら?」ニッ 

 

キリト「……なん……で」 

 

アスナ「キリトくんがあのビーストテイマーのシリカちゃんと知り合いだっていうのは知ってるよもちろん」 

 

キリト「…(え、それ話したことあるっけ?)」 

 

アスナ「そしてあそこのダンジョンには使い魔蘇生アイテムを手に入れられるものがあった……つまりシリカちゃんは何かの拍子に自分の使い魔を死なせてしまい、そこに偶然居合わせたキリトくんがその蘇生アイテムを手に入れるための手助けをすることになった……と、いうわけになるわ」 

 

キリト「(全て見透かされている!?)」 

 

アスナ「….あそこのダンジョン…確か植物系のハレンチなモンスターがPOPするわ」 

 

キリト「!!(まさか……)」 

 

アスナ「キリトくんは余裕でしょうけど……シリカちゃんはどうだったのかしら?……あの植物系モンスターに絡み取られるシーンもあったんじゃないかしら?」 

 

キリト「………」ガクガク 

 

アスナ「……そこから予想できるのは一つ……あなたは恐らくシリカちゃんのパンツを見たわね」 

 

キリト「」 

 

アスナ「……詳しく、説明してもらうわ」ニコ 

 

回想終了 

 

 

キリト「なんで全部わかるんだよ!?どうなってんだよ!?」 

 

エギル「47層に行った=シリカって予想できるって……」 

 

クライン「まぁ確かにビーストテイマーは珍しいし……シリカちゃんはこの世界では有名人だからアスナちゃんがシリカちゃんを知っててもおかしくはないが…」 

 

エギル「引くを超えてもはや感心する」 

 

クライン「感心を超えて俺はもはや感動した」 

 

キリト「お前ら他人事だと思って!俺身体の何処かに無線機でも付けられてるかと思ってしまうぐらい混乱してんだからな!?」 

 

エギル「まぁ…この世界に無線機なんざあるわけねーよな」 

 

キリト「はぁ……」 

 

クライン「キリト…お前あの子と付き合ったら絶対に浮気なんてできねぇな」 

 

キリト「そんなことはしないさ」キリッ 

 

エギル「そこは格好つけるのかよ」 

 

 

アスナ「おーいキリトくーん」 

 

キリト「」ビクッ 

 

エギル「…どうやら嫁がお呼びのようだぜ?」ニヤニヤ 

 

キリト「ま、まだ嫁じゃねぇよ!///」 

 

クライン「そこは照れるのかよ」 

 

キリト「////…じゃ、俺行くから!」ガチャ 

 

エギル「……なんつーか」 

 

クライン「…なんだかんだで青春してんじゃねぇか」 

 

 

キリト「おいアスナ…引っ張るなよ」 

 

アスナ「ふふ、早く行こう!面白いダンジョン見つけたの」 

 

キリト「わかったわかったよ…ったく」 

 

アスナ「…………スキ////」 

 

キリト「…え?なんか言ったか?」 

 

アスナ「う、ううん!なんでもない////」 

 

キリト「?」 

 

アスナ「あ、そう言えば」 

 

キリト「なんだい?アスナ」 

 

アスナ「月夜の黒猫団って知ってる?」ニッ 

 

キリト「」 

 

 

おまけ

 

75層ボス攻略 

 

エギル「何人…死んだ?」 

 

クライン「クソッ!」 

 

キリト「はぁ…はぁ…」 

 

ヒースクリフ「………」 

 

キリト「!」 

 

キリト「(まさか……そんな……)」スッ 

 

アスナ「団長!」バッ 

 

キリト「!(…アスナ?)」 

 

ヒースクリフ「どうしたアスナくん?」 

 

アスナ「先ほどのボス戦で気になったことが何点かありまして…」チラ 

 

キリト「!(…一瞬だけど…俺の方を見た?)」 

 

ヒースクリフ「?…なんだ?」 

 

アスナ「それが……」 

 

グサッ 

 

キリト「なっ!?」 

 

エギル「え」 

 

クライン「は…?」 

 

ヒースクリフ「ごふっ!?……なん……だと?」 

 

アスナ「気になる点があったんですよ……団長、いえ……茅場晶彦!!」ニッ 

 

キリト達「」 

 

ヒースクリフ「」 

 

ヒースクリフ(…バカな!?) 

 

アスナ「ずっとこの機会を待っていました…あなたから信用を勝ち取り……あなたが油断する瞬間をー」 

 

ヒースクリフ「(なんて恐ろしい娘だ)」 

 

アスナ「……(現実世界に帰ると実家がめんどくさくて、キリト君とイチャイチャできなくなるから)まだ[ピーーー]つもりではなかったんですけどね……あなたはどうやらキリト君に夢中の様だったので懐がガラ空きでしたよ?」 

 

ヒースクリフ「ぐっ……」 

 

アスナ「…私が何より許せないのは…キリト君に《二刀流》を与えたことです」 

 

キリト「……え?」 

 

アスナ「キリトくん……その《二刀流》スキルは悪を倒す勇者のためのスキルなのよ」 

 

キリト「ど、どういう?」 

 

ヒースクリフ「(そ、そんな……わたしの思惑まで!?)」 

 

アスナ「団長のユニークスキル…それを打ち破るためのスキル…それが《二刀流》。つまりキリト君は最強の剣士としていずれ団長と戦う運命だったの」 

 

キリト「!!」 

 

アスナ「許さない……絶対……キリト君に危険なことをさせようとしたあなたを私は絶対に許さない!!」 

 

キリト「アスナ……(わけわからん)」 

 

ヒースクリフ「……私の負けだ、アスナくん、キリトくん」 

 

アスナ「……」 

 

キリト「……(え、俺なんもしてないんすけど)」 

 

ヒースクリフ「最後にこれを君に受け取ってほしい」 

 

キリト「これは?」 

 

ヒースクリフ「The Yandereだ……芽吹けばどういうものかわかる」 

 

キリト「?」 

 

アスナ「(あ、それ持ってる)」 

 

ヒースクリフ「ゲームクリアおめでとう。アスナくん、キリトくん」パシャーン 

 

ゲームはクリアされました。 

ゲームはクリアされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

元スレ

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