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三浦「あーしとあんた友達なんだし」 八幡「…」【俺ガイルss/アニメss】

 

12月

 

八幡「さすがに寒くなってきたな」

 

八幡「駅前の花屋っていったらここだよな?まだ来てないか」

 

 

三浦「ヒキオ、後ろだっての」

 

八幡「うお…いたのかよ」

 

三浦「驚きすぎだっての」

 

八幡「それ言うなら、お前と出かけてる段階で驚きなんだけど」

 

三浦「あんたまだ観念してないわけ?」

 

八幡「してるから、ここにいるんだよ」

 

 

八幡(本日12月も入って非常に寒い日ですが…)

 

八幡(なんとあーしさんと出かけることになりました)

 

八幡(向こうから誘ってきたんだけどな…断ったが、無理だった)

 

 

八幡「で?今日ってなにすんの?」

 

三浦「特にこれといって決めてたわけじゃないけど…」

 

 

三浦「ていうか、あんた意外と服のセンスよくない?鞄とかも」

 

八幡「これは、この前由比ヶ浜が選んでくれたやつだからな」

 

 

三浦「結衣が?へえ~、納得って感じ」

 

八幡(これってデートなんですかね?いや、違いますよね?うん、違うな)

 

八幡(断じてデートなんかじゃない)

 

 

三浦「ま、いいや。とりあえず服でも見に行くし」

 

八幡「マジか?」

 

三浦「あんたも買うならおごるけど?」

 

八幡「はい?」

 

三浦「だから奢るけど?」

 

八幡「へ?」

 

三浦「殴るぞ」

 

八幡「いえ、すみません…」

 

八幡「ど、どういう風の吹き回しなんですかね?」

 

三浦「…今日のこれは…」

 

八幡「これは?」

 

 

三浦「お礼とかも含まれてるし…」

 

八幡「お礼って……ああ、あれのか」

 

三浦「そういうこと」

 

八幡「あれは依頼なんだろ?それでわざわざお礼って」

 

三浦「あんたに借りつくったままっていうのも嫌だし」

 

八幡(どんくらい前になるのかね?依頼してきたんだよな、こいつ)

 

八幡「はあ、わかったよ。お言葉に甘えますよ」

 

三浦「そう、あんたはそうやって素直にしてればいいの」

 

 

~回想~

 

ガラ

 

三浦「あ、あのさ…」

 

 

雪乃「あら?三浦さん、どうしたのかしら?」

 

結衣「あれ、優美子」

 

八幡「……」

 

 

三浦「い、依頼ってまだやってんの…?」

 

 

雪乃「今の季節をわかっているの?もう部活自体を退部してるのだけど」

 

三浦「それは…わかってるけど」

 

結衣「あ、ゆきのん…優美子も困ってるみたいだしさ」

 

 

雪乃「でも事実よ?私たちは受験勉強でここを使ってるだけに過ぎないわ」

 

 

三浦「…」

 

 

八幡「とりあえず、話すだけ話したらいいんじゃないか?」

 

 

三浦「え…あ、うん」

 

雪乃「それじゃあ、紅茶でいいかしら?」

 

三浦「え、いいの…?あ、ありがと」

 

雪乃「別にあなたがここに来て行けないことなんてないでしょう」

 

三浦「それは、そうかもしれないけどさ…」

 

結衣「優美子、話っていうのは何かな?」

 

 

三浦「うん、それだけどさ…なんていうのか…」

 

八幡「…」

 

 

三浦「隼人と仲良くしてみたいんだけど、手伝ってくんない?」

 

結衣「へ?」

 

雪乃「もう、葉山くんとは仲良いのでしょう?」

 

 

三浦「表向きは……でも、全然進展しないし、そもそも隼人の考えてることがわかんないし…」

 

 

~回想おわり~

 

スタスタ

 

八幡(予想できない依頼ではなかったかな…そもそも3年になってからもこいつらの関係は変わってなかったし)

 

八幡(三浦が現状に不安になって、相談にきたとしても不思議じゃなかったな)

 

 

八幡(まあ、この依頼は奉仕部としてできることなんてあんまりないわけで…)

 

八幡(あと、雪ノ下がいい顔はしなかったな…あいつは葉山とわだかまりがあるし)

 

 

八幡(それで、俺が個人的に受ける形になった)

 

 

三浦「そういや、ヒキオさお腹減らない?」

 

八幡「朝は食べてないからな」

 

三浦「朝食くらい食えっての」

 

八幡「家は小町至上主義だから、朝食用意されてないこともしばしば」

 

三浦「何それ?」

 

八幡「なんでもねぇよ」

 

三浦「そこのコーヒー店、入らない?」

 

八幡「服はいいのか?」

 

三浦「後で見れるじゃん、あーしもお腹減ってるから、先に軽食でもしようかなって」

 

 

八幡「じゃあ、入りますか」

 

三浦「あ、ここもあーしの奢りでいいから」

 

八幡「本当かよ?どういう風の吹き回しだ…」

 

八幡(こんなお礼されることしてない気もするが…ま、いいか)

 

 

~回想~

 

 

雪乃「葉山くんとの仲を進展させるのが依頼というわけ?」

 

 

三浦「えっと…進展っていうか…隼人と1年以上一緒にいたけど…まだ何もないし」

 

三浦「あーしも自分の気持ちがわからなくなってきたし」

 

 

八幡「でも、お前以前に現状維持がいいって言ってたよな?」

 

三浦「は?いつのこと持ち出してんの?」

 

 

八幡(こっわ、あーしさんこっわっ!)

 

三浦「あーしは今は、変えていきたいって思ってんの」

 

結衣「うんうん、優美子、バレンタインの頃から積極的になってたもんねっ」

 

 

三浦「う、うん」

 

雪乃「…」

 

雪乃「やめておいた方がいいかもしれないわよ」

 

三浦「え…?」

 

結衣「ゆきのん?」

 

八幡「どういうことだよ?」

 

雪乃「言葉の通りだけど…今のままの方が良かったといえるかもしれないわよ」

 

三浦「それは……そうだけどさ…」

 

 

雪乃「それに、奉仕部は今はない状態なのよ」

 

結衣「ゆきのん…」

 

八幡(雪ノ下の奴…否定的だな、まあ葉山とは仲悪いし仕方ないけど…)

 

 

八幡(しかし、それだけか?それにしては…)

 

三浦「やっぱ、手伝ってくれないわけ?」

 

雪乃「そうは言わないわ、でも…」

 

結衣「ゆきのん、手伝ってあげようよ」

 

 

雪乃「由比ヶ浜さん…」

 

三浦「あーしとしても、はっきり言ってほしいんだけど?」

 

八幡「…じゃあ」

 

雪乃「?」

 

八幡「俺がやるってことでどうだ?」

 

 

~回想おわり~

 

 

三浦「ヒキオ、あんた何にする?」

 

八幡「ん、適当にサンドイッチでいい」

 

三浦「ふ~ん、じゃあ、あーしはホットケーキにしよっと。すみませ~んっ」

 

 

八幡(最初、雪ノ下が渋ってたのは、単に葉山が苦手だからとか思ってたが)

 

八幡(よく考えたら、あいつがそれだけの理由で断るはずなかったんだよな、去年からのことからしても)

 

葉山(なんだかんだで、葉山と行動してた時はあったんだし)

 

 

三浦「あんた何さっきから、心ここに非ずみたいになってんの?キモイんだけど」

 

八幡「ひでぇ…雪ノ下のことちょっとな…」

 

三浦「はあ?あんた雪ノ下さんのこと考えてたわけ?」

 

八幡「おい…変な言い方すんなよ…葉山のことも含めてな」

 

 

三浦「あ…そういうことか…てどっちにしろ、今考えることじゃないじゃん」

 

八幡「三浦、葉山のことはどう考えるんだ?」

 

三浦「…前も言ったけど、しばらく離れようかなって思ってる」

 

八幡「そうか」

 

三浦「あーし自身も、隼人のことホントに好きだったのか怪しいしさ」

 

八幡「好きだったんだろ?」

 

三浦「他の子と同じ、外見で好きになってたかも」

 

 

八幡「………」

 

三浦「つーか、せっかく遊びにきてるのに、これ以上シリアスにすんなし」

 

八幡「いや、でもな…」

 

三浦「楽しい雰囲気とかぶち壊すタイプ?あんたって」

 

八幡「楽しむつもりなのかよ」

 

 

回想

 

 

八幡「はあ…?ほんとか?」

 

雪乃「ええ、正式に言われたわけじゃないけど…そうだと思うわ」

 

八幡「だから、三浦が依頼にきたとき、あんなに厳しく言ったのか」

 

雪乃「厳しく言ったつもりはないけれど」

 

八幡「いや、そこはいいから」

 

八幡「しかし、葉山は雪ノ下が好きなのか…」

 

雪乃「まだ告白はされていないわ」

 

八幡「いや、デート誘われて、もう少し仲良くしたいとか言われてるんなら同じじゃねぇか」

 

雪乃「そういうものかしら」

 

八幡「ああ、多分な」

 

 

雪乃「でも…」

 

八幡「?」

 

雪乃「私がどうするかなんて、あなたならわかるでしょう?」

 

八幡「断ったのか?」

 

雪乃「ええ、もちろん」

 

八幡「即答ね」

 

雪乃「私と葉山君なんてありえないわ。それに…」

 

八幡「……?」

 

雪乃「いえ、なんでもないわ」

 

 

八幡「というか、あの依頼の時に言ってほしかったんだが…」

 

八幡「もう、葉山と三浦のデートの段取りとかも終わってるのに」

 

雪乃「葉山君はOKをしたのね」

 

八幡「まあ、出かけるのはOKしてたな」

 

雪乃「そう、ならそれでうまく行けば問題ないわね」

 

八幡「いや、今の話聞いてたら、うまく行かないだろ?」

 

雪乃「依頼の時にそのことを言うと、また喧嘩になるかもと思って」

 

八幡「…わかったよ、あとはこっちでうまくやる」

 

雪乃「ごめんなさい」

 

八幡「いいっての、元々受けたのは俺だしな」

 

 

回想おわり

 

 

八幡(葉山が雪ノ下に告白してたとは意外だったな…あの後、正式に告白したらしいし)

 

八幡(まあ結果は変わらなかったが…)

 

 

三浦「あ、このホットケーキうまっ!」

 

八幡「サンドイッチもいけるな」

 

三浦「ちょっと頂戴っ」

 

八幡「て、おい…」

 

八幡(間接キス…三浦は気にしないのか?)

 

 

三浦「あ~うまいねこれ、ここ気に入った。また来よっと」

 

八幡(そういえば、三浦と葉山のデートも…何回かこなしたが…)

 

八幡(あまりうまく行かなかったんだよな…まあ、当然か。葉山は雪ノ下に意識が向いてるし)

 

 

八幡(友達と遊んでるくらいにしか思ってないだろうしな)

 

 

回想

 

スタスタ

 

三浦「あれ、ヒキオ…」

 

八幡「おう、早かったな、終わったのか?」

 

三浦「なんかつまんないから、早めに切り上げただけ」

 

八幡「そうか」

 

三浦「というかあんたは何してんの?」

 

八幡「お前がついてきてほしいって言ったんだろ…」

 

三浦「あ、そうだったね…」

 

 

八幡「なんですか、この扱い……」

 

三浦「ごめん、別に忘れてたわけじゃないんだけど」

 

八幡「忘れてましたよねっ」

 

 

三浦「あーし帰るね…」スタスタ

 

八幡「……」

 

三浦「隼人は…」

 

八幡「ん?」

 

三浦「やっぱり、あーしのこと見てないみたいだし…」

 

八幡「そうか…無理か…」

 

三浦「…うん」

 

 

八幡「これは言おうかどうか迷ってたんだけどな…」

 

三浦「隼人、雪ノ下さんのこと好きでしょ?」

 

八幡「えっ?」

 

三浦「なんかそんな感じはしてた」

 

八幡「もう、告白もしてるらしい…雪ノ下は断ったけど」

 

三浦「そうか…そうなんだ…だから、あーしといてもいつもと何も変わらないんだ…」

 

三浦「なんかヒキオにも悪いことしちゃったね…あーしにつき合わせたりとか」

 

 

八幡「いや、それはいいけどな」

 

三浦「埋め合わせとかはすっから」

 

八幡「はあ、埋め合わせね」

 

三浦「うん、だからさ…その、色々愚痴とか聞いてくれるとありがたい…かも」

 

 

八幡「愚痴ですか…そういうのは由比ヶ浜とするんじゃねぇの?」

 

三浦「結衣には話しづらいし」

 

八幡「みっともない姿見られてくないとか思ってんのか?」

 

三浦「人の心読むなっての」

 

八幡「図星かよ」

 

 

回想おわり

 

 

三浦「そういやさ、ヒキオ」

 

八幡「なんだよ?」

 

 

三浦「そんな前でもないけど、あーしの愚痴に付き合わせたのもこんな場所だったね」

 

八幡「そういやそうだったな、近くの喫茶店につれて行かれたな」

 

三浦「あの時はありがと。おかげですっきりした」

 

八幡「愚痴っていうか、葉山との思い出話を延々に聞かされたな」

 

三浦「だってさ~、なんか悔しかったし…隼人、あーしのこと見てなくて」

 

八幡「悪口色々入ってたよな…」

 

三浦「あんた途中でラノベとか読みだすし、あれはむかついた」

 

八幡「お前、水かけてきたよな…どこのカップルだよ」

 

 

三浦「……」

 

八幡「あ、いや…例えばの話だからな?」

 

三浦「あんたさ」

 

 

八幡「は、はい?」(蛇ににらまれたなんとやらになるかな?)

 

三浦「奉仕部の…結衣たちとなんかあんの?」

 

八幡「は?なんかって?」

 

三浦「だから、それは…ほら、わかるでしょ」

 

八幡「恋愛模様ってやつか…?」

 

三浦「そう」

 

八幡「あるわけないだろ…」

 

三浦「マジで?バレンタインの後、なんか色々あったんでしょ?」

 

八幡「あ、あの時は…もう一年近く前じゃねぇか」

 

三浦「やっぱ、なんかあったんだ」

 

 

八幡「…」

 

三浦「ま、話したくないなら聞かないけどさ」

 

八幡「知りたいのかよ、こんなこと」

 

三浦「もうちょっと、ヒキオのこと知りたいかも」

 

八幡「え…?あーしさん…?」

 

三浦「ちょっとだけだから、ちょっとだけ、お礼も兼ねてるから」

 

八幡「あの時は…なにもなかったんだよ…」

 

三浦「…そうなんだ」

 

 

八幡「もしかしたら、もうちょっとがんばってたら変わったかもしれないけどな」

 

八幡「いつもの3人の関係に戻ってた」

 

三浦「…」

 

八幡「俺としては、そっちの方が良かったともとれるな。平和に受験勉強もできてるし」

 

三浦「どっちかと付き合うとかなってたら、奉仕部で受験勉強とかできなかっただろうしね」

 

八幡「そ、そういう話してるんじゃねぇだろ…!」

 

三浦「でもそういうことでしょ?男一人、女二人の関係なんだし」

 

八幡「うっ…」

 

三浦「あんた、予想以上に青春してるんだ、なんか腹立つ」

 

八幡「腹立てる意味がわかんねぇ…なにこれ?逆恨み?」

 

 

三浦「あーしの恋は終わったんだしさ…というか始まってもないけど」

 

八幡「俺も同じだっての」

 

三浦「絶対違うし…結衣の態度見てたら、すぐにでも始められるし」

 

 

八幡「何言ってんだよ…」

 

三浦「奉仕部で付き合うのがまずいなら…」

 

 

八幡「いや、誰もそんなこと言ってないけどね?」

 

三浦「それ以外の子と付き合えば?」

 

 

八幡「一色とか川崎とかか…?」

 

三浦「なんでそこで、その二人が出てくんの?」

 

八幡「え、いや…特に意味はねぇけど…」(怖いってほんと、あーしさん…)

 

三浦「ヒキオ、その二人と仲良かったねそういえば」

 

 

八幡「そ、そうでもないけどな…」

 

 

三浦「ていうか、そもそもあーしの名前でてきてないし…」ボソ

 

八幡「えっなんか言ったか?」

 

三浦「別になにも」

 

三浦「あ~あ、まあいいや。今日はとことん付き合ってもらうから」

 

八幡「なんか趣旨変わってきてないか?」

 

三浦「いいっしょ?どうせあーしの奢りなんだし」

 

八幡「わかったよ…付き合いますよ」

 

三浦「服見たあと、カラオケとかいいじゃん」

 

八幡「カラオケ?マジか?」

 

 

三浦「あんた、あんま行きそうにないけど、いいでしょ」

 

八幡「へいへい、どうせ強制ですよねっ」

 

 

三浦「なんか腹立つけど、まあいいやっ、じゃあそういうことで」

 

 

服屋

 

 

三浦「ヒキオ、ヒキオ。これこれ」

 

八幡「ん~?」

 

三浦「どうよっ?」

 

八幡「いいんじゃねぇか?」

 

三浦「じゃあ、これ買うから、今度から着て来てよね」

 

八幡「へ?」

 

三浦「結衣が選んだやつじゃなくて」

 

八幡(へ…また出かけるの…?あーしさんと…?確定事項?)

 

 

結衣「ゆきのん、こういうの似合うんじゃないかな~?」

 

雪乃「そうかしら?私にこういう可愛いのは…」

 

結衣「ゆきのん可愛いから似合うよ~」

 

雪乃「ちょ、ちょっと由比ヶ浜さん…」

 

八幡「なんか聞き覚えのある声が…」

 

三浦「どしたの、ヒキオ?」

 

八幡「いや…」

 

 

雪乃「あら…」

 

結衣「あ、ヒッキー…と、優美子…?」

 

 

三浦「あっ……」

 

八幡「お前ら…」

 

 

結衣「あ…あはは…えっと…」

 

雪乃「……」

 

雪乃「ええと、二人は依頼の関係でここに来ているの…?」

 

三浦「え?」

 

八幡「ん?」

 

 

結衣「ゆきのん…普通に考えて、それはないんじゃないかな~」

 

雪乃「そ、そうなの?私はてっきり…三浦さんが比企谷くんを呼んだのかと」

 

 

三浦「ま、まあ間違ってないけど」

 

八幡「依頼の延長線上って感じか?」

 

三浦「違うっての」

 

八幡「違うのかよ…?」

 

結衣「じゃ、じゃあやっぱり…デート?」

 

雪乃「……」

 

 

八幡「い、いや、デートって…」

 

三浦「ヒキオと、今回のお礼代わりでデートしてんの」

 

結衣「あ、そ、そうなんだ…」

 

八幡(あ、デートだったんですね…)

 

三浦「ヒキオは隼人とのデートについて来てくれたりして、愚痴とかも聞いてくれたし」

 

三浦「そのお礼で、今日奢るってことにしたのっ」

 

 

結衣「優美子…隼人くんのこと」

 

三浦「ま、色々吹っ切れたって感じかな」

 

結衣「よかったね、よかったって言っていいのかわかんないけど」

 

三浦「まあ、ちょっとは前に進めたかな?隼人はいつもと変わらないし、その辺はさすがっていうか」

 

 

結衣「そっか…優美子も前に進んでるんだ」

 

三浦「結衣と雪ノ下さんにも感謝してる、今度のことだけじゃなくてさ」

 

八幡「お前から、褒め言葉とか…怖いんですけど」

 

三浦「ヒキオ、水差すなっての。あーしだって似合わないことくらいわかってる」

 

結衣「そうだよヒッキー、そういうのダメだよy」

 

雪乃「私は何もしていないわ。それに隼人くんのことを黙っていたのは悪かったし」

 

三浦「ま、隼人が雪ノ下さんのこと見てるのはわかってたしさ」

 

 

雪乃「でも完全に断ったのだし、まだこれからもチャンスはあるんじゃないかしら?」

 

三浦「……ていうか」

 

雪乃「?」

 

三浦「そっちに持っていこうとしてない?」

 

雪乃「え…な、なんのことかしら?」

 

三浦「…ま、いいや。ヒキオ、そろそろ行くしっ」グイ

 

八幡「え、ええ…!?」スタスタ

 

三浦「じゃね結衣、また学校で」

 

結衣「え、う、うん…またね、ヒッキーも」

 

 

八幡「おう…またなっ」

 

 

雪乃「由比ヶ浜さん」

 

結衣「なに?ゆきのん」

 

雪乃「ここは、葉山くんと付き合うということで、動揺を誘った方がいいかしら?」

 

結衣「ええっ?ゆきのん?」

 

雪乃「もちろん冗談だけれど」

 

結衣「隼人くん、かわいそう…」

 

結衣「それに、今の優美子じゃあんまり動揺しないんじゃないかな~?」

 

雪乃「それもそうね…全く比企谷くんは…」

 

結衣「ぼっちぼっちとは言ってるし…ウソツッキーだよウソツッキーっ」

 

 

スタスタ

 

三浦「あんたさ」

 

八幡「なんだ?」

 

三浦「な~にが、始まってないんだか」

 

八幡「どういうことだよ」

 

三浦「とっくに始まってんじゃん…バカなん?」

 

八幡「バカとか失礼だな…お前より成績いいっての、多分」

 

三浦「うわっ、勉強しか能のない奴が言いそうなセリフ…」

 

八幡「引くのやめてねあーしさん…俺のガラスのハートがブロークンですから」

 

 

三浦「何言ってんの?ま、それはいいとして…」

 

八幡「流されたよ」

 

 

三浦「と、友達からで…」

 

八幡「は、はあ……?」

 

三浦「だから、あーしと友達からで…」

 

八幡「……」

 

三浦「あーし、あんたのこと良く知らないしさ…これから友達として付き合って行きたいんだけど…」

 

八幡(これって…告白か…?最初は友達からで、みたいな?)

 

 

八幡「なんで俺なんだよ?」

 

三浦「それは…あんたに興味でたっていうか…結衣も気に入ってるみたいだし」

 

八幡「由比ヶ浜が気に入ってるって…」

 

三浦「なんでそこで嬉しそうにすんのよっ」

 

 

八幡「し、してねぇし…」

 

三浦「あんた結衣のこと好きなん?」

 

八幡「な、なに言ってんだよ…それは終わったって言っただろ…」

 

八幡「とにかく行こうぜ…」スタスタ

 

 

三浦「…結衣にも雪ノ下さんにも渡さないし…」ボソ

 

 

カラオケ

 

 

三浦「なんか久しぶりに歌ったって感じ」

 

八幡「4時間とか、長い気がするんだけどな…疲れた」

 

 

三浦「ヒキオ体力無さ過ぎ、声小さいし」

 

八幡「俺に大声で歌わせようとしたのは誰ですかね…」

 

三浦「あれ面白かったね、なんだっけ」

 

八幡「みかんのうたとか勘弁してくださいね、本当に…」

 

 

戸部「いや~やっぱ隼人君やべ~わ~、うまいわ~」

 

葉山「そんなことないからな」

 

いろは「そーですね~、先輩だとああはいかないでしょうね」

 

戸部「いや、いろはす~さっき俺の歌聞いてなかったかのような口ぶりじゃん~」

 

葉山「多分、戸部のことじゃないな今のは」

 

いろは「さっすが葉山先輩、わかってらっしゃいますね~」

 

 

八幡「なんか聞き覚えのある声が…」

 

三浦「あ……隼人…」

 

葉山「比企谷と、優美子…」

 

八幡「なんつータイミングだ、今日人に会いすぎ」

 

三浦「そんなこと冷静に言われても…」

 

 

戸部「あれ~優美子とヒキタニくんじゃん~すげぇ偶然、てかすげぇコンビっ?」

 

八幡「お前らも、意外と見ないトリオだよな」

 

葉山「こっちはサッカー部つながりさ、もう引退したけどね」

 

八幡「12月だしな」

 

いろは「せんぱい」チョコン

 

 

八幡「び、びっくりした…!」(いつの間に隣に来たんだよ…)

 

いろは「なんで三浦先輩と一緒にいるんですか?あ、デートですか?」

 

八幡(こっわっ!久しぶりに見たよ、この声の低さ…)

 

いろは「先輩って三浦先輩とそんなに仲よかったんですか?雪ノ下先輩たちは知ってるんですか?」

 

八幡「い、一応知ってるぞ…うん」(こわいこわい…近い近い…)

 

いろは「わたしに内緒ってどういうことですか~?わたし知りませんでしたよ~?」

 

八幡「話、飛んでるよね?色々変だよね?あと怖いぞ一色…」

 

 

三浦「…」

 

葉山「優美子…」

 

戸部「あ…これは…」

 

八幡「葉山、ちょっといいか?」

 

 

離れた場所

 

 

葉山「やっぱり君が裏で動いてたのか」

 

八幡「やっぱりってなんだよ…そもそも、お前がちゃんとしてれば三浦も依頼に来なかったんだよ」

 

葉山「それは悪かった、雪ノ下さんのことで頭がいっぱいでね」

 

八幡「結果は…」

 

葉山「振られたけどね」

 

八幡「…」

 

葉山「俺も正直に素直に生きることにしてみたんだ…まあ、優美子には悪いことをしてしまったな…」

 

八幡「三浦のこと、デコイにしてた面もあるのか?」

 

葉山「デコイか…そんなつもりはもちろんないけど、結果的にはそうなのかもな」

 

八幡「お前、これからどうすんの?」

 

葉山「そうだな、もう少し雪ノ下さんを追いかけてみるさ」

 

八幡「そうか」

 

 

葉山「しかし、優美子まで君に惹かれるとは…さすがだな」

 

八幡「惹かれるとか…なにがさすがなんだよ…」

 

葉山「雪ノ下さんの件もあるし…やっぱり君には嫉妬するかな」

 

八幡「……」

 

葉山「俺は所詮、外見だけなんだよ」

 

八幡「お前、性格だっていいだろ?」

 

葉山「違う、俺の性格は作られたものだよ、俺の本質を理解して近づいてくれる人は少ない」

 

八幡「…」

 

葉山「そういう意味では、君とは真逆なのかもしれないな」

 

八幡「真逆か…」

 

葉山「君は見えないところで動くのを厭わないタイプだし、そういう本質に惹かれてみんな近づいている」

 

葉山「俺は比企谷のそういうところに憧れてるのかもしれないな」

 

 

八幡「外見に惹かれてる自分とは真逆…外見いいっていうのは認めるんだな」

 

葉山「これでも苦労してるんだぞ、外見保つのは楽じゃない」

 

葉山「特に俺の場合は、なにか一つのささいなミスも危険だ」

 

八幡「校内で聞こえるように屁しただけで評判変わりそうだな…」

 

葉山「そういうことだ」

 

 

八幡「ちょっとお前のこと好きになったかもしれん」

 

葉山「やめるんだ…」

 

三浦「だから、ホントにヒキオとは付き合ってないっての」

 

いろは「ホントですか~?ウソだったら、いくら三浦先輩でも許しませんよ~?」

 

いろは「わたしの生徒会での権限はまだまだ健在なんですから、色々行使しますよ~?」

 

 

三浦「……あんたって、こんなに怖かったわけ?ヒキオも大変だし、ホント…」

 

戸部「いろはす…怖いよ、いろはす…」

 

 

葉山「やあ、待たせたかい?」

 

八幡「おう」

 

 

いろは「あ、遅いですよ~」

 

三浦「なに話してたの?」

 

 

八幡「ま、ちょっとな…」

 

三浦「おせっかいじゃん、バカ」

 

八幡「……」

 

葉山「ははは、見抜かれてるな」

 

八幡「うるせぇよ…」

 

八幡「そうだ、これから晩御飯食べようと言ってたところなんだが、よかったら一緒にどうだい?」

 

 

三浦「あーしらと?」

 

八幡「あ…ま、いいんじゃね?」

 

三浦「あんたがいいなら、いいけどさ」

 

 

戸部「え、なにこれ?恋人っぽくない?」

 

いろは「先輩…」

 

八幡(一色の顔は見ないでおこう…)

 

 

葉山「じゃあ、決まりだね。行こうか」

 

 

いろは「むむむむむむっ!」

 

 

三浦「…」

 

三浦「ヒキオ」

 

八幡「なんだ…?」

 

三浦「あーしとあんた友達なんだし、今から番号交換するし」

 

八幡「今からかよ?」

 

三浦「そ、いまから」

 

八幡「わかりましたよ…」

 

 

いろは「ななな…」

 

戸部「いろはす~ほんとに怖いよいろはす~?」

 

葉山「はははは、見せつけるな」

 

三浦「あ、あとさ、ヒキオっ」

 

八幡「んっ?」

 

三浦「誰にも負けるつもりはないから、覚悟しといてよっ」

 

八幡「…それってどういう意味ですかね~?」

 

三浦「ふ~ん、シラ切るんだ、じゃあわかりやすく…」

 

 

チュウ

 

 

八幡「む、むぐ……!?み、三浦…!?」

 

三浦「こういうことっ、わかった?」

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「まさか三浦とこんなことに」

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439039542/