2019-01-01から1年間の記事一覧
――チュチュのスタジオ―― チュチュ「Why!? なんで!? どうしてどいつもこいつも私のスカウトに靡かないの!!」 パレオ「チュチュさまー、そんなに暴れてたらスカート捲れちゃいますよ?」 チュチュ「あーもう悔しいっ! あんな演奏力で感動させられるし、…
………………一ノ瀬学園 グラウンド 滝沢先生 「今日から体育は長距離走だ。初日だから、無理するなよ」 滝沢先生 「身体を慣らす程度でいい。ただししっかり走れよー」 成幸 (ふっふっふっふ……) 成幸 (長距離走はただ走るだけ! 不器用な俺が体育の内申点を上げるチャ…
一枚のタオルケットの包まれた上条当麻は右手の軽さに違和感を覚えながら焦げ臭い匂いで目を覚ました。 瞬き混じりで重い目を開けると匂いは明確に鼻腔に飛び込んでくる。 寝起きの喉の粘着く不快感を覚えながら上体を起こし、パジャマ姿のまま周囲を見渡す…
風太郎「あ、あぁ~ッ!」ドピュドピュドピューッ!←家計が火の車になる音 五月「はい、今日の晩ご飯は終わり。ごちそうさまでした」 風太郎「うぅ……お、おそまつさまでした……」 数週間前、念願の中野五月と結婚したのだが、 『裕福な家庭に育った娘が貧乏人…
キリト「こ、今度の休日アスナの家に呼ばれてるんだけど」 クライン「リアルで?」 キリト「……り、リアルで」 クライン「両親は?」 キリト「……不在らしい」 クライン「……………」 キリト「…………」 クライン「…………なぁキリトよ、自慢話とか良いから攻略の話しよ…
キリト「アスナって俺のこと好きなのかな?」 クライン「……」エギル「……」 エギル「……どうしてそう思ったんだ?」 キリト「え、だって家にお呼ばれされて手料理作ってくれたし、無理矢理パーティ組まされるし、お弁当作ってきてくれたし、ボス戦終わった後抱…
海老名「おかしいな……どこに行ったんだろう……」 由比ヶ浜「どうしたの、何か無くした?」 海老名「うん、『水着エプロン男子高校生喰い』ってDVDが見つからなくて」 由比ヶ浜「すごいタイトルだね……」 三浦「あんたはまたそんなものを学校に持って来て……」 …
八幡「先生俺だけ他の生徒と扱いちがいませんか」 八幡「俺の将来が専業主夫でも大学にも進学して一時的とは言え働くから何も先生には迷惑かかりませんよね?」 平塚「それはだな・・・君が将来を思ってだな」 八幡「だいたい、俺と先生が将来付き合って結婚…
--朝・唯我家、玄関前 花枝「それじゃあ先に行くから。成幸のこと頼むわね」 双子「水希姉ちゃん行ってきまーす」 水希「うん、行ってらっしゃい。心配しないでお母さん。お兄ちゃんのことは全て私に任せてくれれば。ふふ、ふふふ…」 花枝「一番心配なのは…
真涼「勝負!今日は徹底的に勝負よ!鋭太!」 鋭太「いいぜ!かかってきな!」 真涼「鋭太…あなたは原作最新刊で私の『強敵』になったわ」 鋭太「ああ、そうだ」 真涼「そう!私たちはライバル!強敵同士!戦わないといけないわ!」 鋭太「ああ、いいぜ。俺…
ある火曜日 八幡「うぃーす」ガラララ いろは「こんにちは!」ガラララ ドン 雪乃「こ、こんにちは(めちゃくちゃ自然に比企ヶ谷君が開けたドアを一色さんが閉めたわね・・・)」 八幡「雪ノ下、昨日休んでたみたいだけど大丈夫か?」 雪乃「ええ、もう大丈夫よ。それ…
真涼「最近の鋭太は色々とおかしいわ」 鋭太「そうか?」 真涼「手を繋いでくれないし、抱きしめようとすると避けるし、キスをしようと目を閉じると逃げるわよね?」 真涼「私はあなたの偽彼女(フェイク)なのよ!彼女の演技が必要なのよ!?」 鋭太「いや…
………………問36後 夜 ラーメンうめえん ズルズルズル…… うるか 「んーっ! やっぱりこの時間のラーメンは最高だね、文乃っち」 文乃 「ほんとだねぇ……」 ズルズルズル…… 文乃 (うぅ……また太っちゃう……) 文乃 (でも美味しいよぅ……) 文乃 「あ、すみません。替え玉お願いしま…
八幡(土日、それは1週間という地獄に唯一のオアシスである。) 八幡(しかし、そんな貴重なオアシスをどのように使ったらいいのか俺は知らない) 八幡(もしも時間を切り取って他者に与える事が出来るなら俺は土日を切り取って売っている」 八幡「何なら「夏…
鋭太「真涼、今度の土曜日は暇か?…よかったらデートしないか?」 真涼「ごめんなさい、今度の土曜日はジョジョ読む日なの…だから…」 鋭太「そうか…せっかく真涼と一緒に過ごしたかったんだけど残念だ」 鋭太「しょうがない、土曜日は商店街を一人でぶらつこ…
小鳩「あんちゃん・・・」 圭「ん?」 圭「えっと・・・羽瀬川さん、だよね?」 圭「今日ウチのクラスに転校してきた」 小鳩「む、そなたは何奴だ?」 圭「何奴て・・・白銀だよ、同じクラスの」 小鳩「そうか、だが少し違うぞ」 圭「何が?」 小鳩「我が真…
由比ヶ浜「お弁当作ってきたよ」 由比ヶ浜「どうかな?」 八幡「俺はお腹いっぱいだから遠慮しとくよ」グー 雪乃「私も自分の分あるし・・・」 由比ヶ浜「ヒッキーお腹なってるし・・・私上手く出来たから二人には食べてほしかったんだけど」 雪乃「仕方ない…
由比ヶ浜「ゆきのんとヒッキーが入れ替わったぁ?!」 比企谷「由比ヶ浜さんとりあえず落ち着いて座ってもらえないかしら」 由比ヶ浜「ヒッキー?!なんでゆきのんみたいな喋り方?!…ああ中身はゆきのんで…。あれれ」アワワ 雪ノ下「由比ヶ浜大丈夫か」 由比ヶ…
桐乃「じゃあ、とりあえずメルルでも見よっか」 黒猫「なにが、とりあえずなのよ」 黒猫「今日はマスケラのブルーレイを持って来ているわ」 黒猫「それを見ましょう」 桐乃「ここ、アタシの家なんだけど」 桐乃「なんであんな厨二病アニメ、見なきゃなんない…
学園都市。 学生が八割を超えるこの街で一番空気が重くなるのが夏休み直後だ。 空はまだ青く太陽は燦々と輝いていて気温も暑苦しいままだというのに学業だけが普通に始まってしまう。 長期休暇中の開放感とダラけた生活も引き締められて両肩の上に窮屈な生活…
書記「一色さん、昨日比企谷先輩と千葉にいなかった?」 いろは「え?」 書記「あ、昨日・・・、偶然見かけて」 いろは「あっちゃー、書記ちゃんの方も気が付いてたのか」 書記「え?」 いろは「私も昨日副会長とデートしてるの見かけたからね」 書記「あ、…
最初はほんとに偶然だった。 早朝にサブレを連れて、これから通うことになる高校を見ておこうと思っていただけ。 朝も早かったしすぐに帰るつもりだったから、寝るとき着ていたクマさん柄のパジャマのまますっぴんで出掛けていた。 高校の近くまで行ったしそ…
総武高校を卒業して二十数年… 俺は高校時代の同級生だった川なんとかさんもとい川崎沙希と結婚した。 それまでぼっちだった俺がたくさんの人から祝福を受けて盛大な結婚式を行った。 さらに俺の女房となった沙希もしっかり者で面倒見もよく頼れる存在だ。 そ…
真涼「いよいよ。エイプリルフールになったわ」 真涼「今日は4月1日!携帯のカレンダーの確認もしたわ」 真涼「というわけで騙されなさい!鋭太!」 鋭太「…今、何時だ?」 真涼「何を言ってるのかしら?4月1日の0時よ?」 鋭太「帰れ。以上」 ガタン …
ミサト「ただいま…」 シンジ「お帰りなさい、ミサトさん…」 シンジ「アスカの具合どうですか?」 ミサト「いい方向にむかってるわ、治療が思うよりうまくいってるみたい」 シンジ「本当ですか!よかったー…」 シンジ「でも、あのときボクがしっかりしていれ…
TV<続いてのニュースは千葉県で起きている連続殺人です TV<被害者は○人、いずれも若い男性で…… TV<……複数、単独犯両方で捜査を…… prrr prrr 雪ノ下「平塚先生? 珍しいわね。はい、雪ノ下です」 比企谷『雪ノ下か! 頼むヤバイんだ! 助けてくれ!』 雪ノ下…
らいは「おにーちゃん!朝だよ!起きてー!ご飯できたよー」 違和感に気がついたのは朝起きてからだ。 風太郎「らいは。顔に0って書いてあるぞ」 らいは「ゼロ?」 風太郎「ああ。デカデカと大きな字で」 らいは「お父さん、本当?」 勇也「あ?何も書いて…
何度試そうにもこれ以上カレンダーを捲ることが出来なくなって、そこでようやく今が何月かを理解した。 玄関から一歩外に出ればそこにはもう冬が広がっており、間もなく今年が終わってしまうという事実をぼんやりと悟る。 すっかり歩きなれてしまった通学路…
八幡「うおっ、どうしたんだお前・・・その怪我」 沙希(比企谷があたしの眼帯を見て驚く) 沙希「別に・・・階段で転んだだけ」 八幡「・・・そうか、その、大丈夫なのか?」 沙希「・・・2、3日で治るってさ」 沙希(こいつが心配してくれる。それだけで…
(ーーーーこうして、ひたむきな情熱とたゆまぬ努力によって、一人前の実力を身に付け、河村・スパイダー・きらりと雲雀ヶ丘歌穂を、緑道翠音から取り戻した安曇誠司。その後、二人から告白を受ける彼の姿を見た叶巡璃は……) 巡璃(これで、”この世界”の誠司…