俺妹/俺の妹がこんなに可愛いわけがない。
桐乃「じゃあ、とりあえずメルルでも見よっか」 黒猫「なにが、とりあえずなのよ」 黒猫「今日はマスケラのブルーレイを持って来ているわ」 黒猫「それを見ましょう」 桐乃「ここ、アタシの家なんだけど」 桐乃「なんであんな厨二病アニメ、見なきゃなんない…
京介「…おーい、桐乃ー…居ないのかー?」 京介「…まぁ、ゲーム返すだけだからいいか」 ガチャッ 京介「…ん?なんか机の上に…卒業アルバム…桐乃の小学校のやつか」 京介「………卒業アルバムくらい、いいよな」 京介「…楽しそうだな……ん?これは…体育の授業か?…っ…
あやせ「お兄さん?浮気したってことは……分かってますよね?」 あやせ「彼女と別れたそうですね、お兄さん」 京介「そ、そうなんだ・・・また麻奈美からか・・・」 あやせ「別れた、ふぅん、そうですか」 あやせ「原因は何だったんですか?」 京介「おまっ!別れたば…
「おはよう先輩。遅いお目覚めね?」 「…………なんでおまえがここにいんの?」 夏休みも終盤にさしかかろうとしている頃。朝、俺が目を覚ますと何故か黒猫が俺の机に座っていた。 黒猫は、俺が桐乃から借りているピンクのノートパソコンを使ってなにやら作業を…
桐乃「はぁ?アンタ掛け算もできないの!マジありえないっての!」 京介「…何叫んでんのお前? 休みの日くらい静かにしてくれよ」 桐乃「うっさい、アタシに指図すんな。てか、なんでココにいんのよ」 京介「なんでって…、ココ俺の家だろうが。飲み物取りに…
京介「……」 京介「あー部屋から出たくない」ゴロリ 京介「…春休みってもっと忙しいもんだと思ってたのによ」 京介「こうも暇を持て余すとはな」 京介「何処かに出かけるにしたっても、何処行きゃー良いんだか」 京介「……」 京介(俺が行くことろ行く所に……あ…
あやせ「い、一度したくらいでもう彼氏気取りですか!?このヘンタイ!」 京介「えっ? 俺達ってもう恋人同士じゃなかったのか?」 あやせ「ち、違います! わたしはそんな軽い女じゃありません! 死ね!」 京介「はぁ? 誘ってきたのはそっちだろ?」 あやせ「…
京介「あやせと体育倉庫に閉じ込められた」 「開かないな……」 押しても引いてもドアはびくともしない。 あやせ「な、なんでこんなことに……」 あやせはさっきからしきりに悩んでいる。 そんなに俺と居るのが嫌なんだろうか……? さて、これからどうしよう。 体…
桐乃「ねぇ」 京介「…あんだよ」 桐乃「ソレ、貸してくんない?」 京介「ソレじゃわかんねぇよ」 桐乃「ハァ?あんたが着てるパーカーに決まってんでしょ」 京介「分かるか!」 桐乃「いいから貸してよ」 京介「ヤダよ、何で俺が貸さなきゃなんねーんだよ」 …
加奈子「うぃーす!京介!」 京介「か、加奈子!?」 加奈子「何そんなにびっくりしてんだよ!あ、まさか女子高生になった加奈子にときめいちゃった??」京介「んなわけねーだろガキが。んなことよりお前…来るなら来るって連絡くらい寄越せよな…」加奈子「…
―――高坂家リビング 京介「桐乃、おまえ最近ちょっとデブったんじゃねえ?」 桐乃「はあ!?どこが!」 京介「いや、腹の辺りとかさ……プヨンとしてんぞ」 桐乃「こ、これは……違うの」 京介「なにが?あきらかに腹出てきてんだろ」 桐乃「だから、違うって言ってんじゃん…
あやせ「私との関係を桐乃が知ったらどう思うでしょうね?」 あやせ「ねぇ、お兄さん」クスッ 京介「分かってると思うけど桐乃には言うなよ?こんな事知っちまったらアイツは……」 あやせ「分かってますよ、私としても桐乃とはまだ親友でいたいんですから」 あやせ…
あやせ「どうぞ。座ってください」 京介「今度は手錠じゃなくて拘束具とかシャレになってませんよ!?」 あやせ「ランクアップした理由も分からないと言うのですか?」 京介「全く記憶にない」 あやせ「お兄さん。携帯を見せてください」 京介「動けないんだ…
桐乃「ん、兄貴と・・・誰?」 私の目線の先には京介と見知らぬ女が立っていた。 制服が同じなので高校の同級生だろうか。 アタシの知らない女が京介と喋るのはなんだか嫌だ。接近しよう。 女「あの・・・高坂君、私と付き合ってくださいっ」 !? 京介が、告白さ…
京介「ただいま~」 京介「誰もいないのか?」京介「とりあえず桐乃にかして貰ったエロゲーやるか」ギシギシ京介「なんだ……この音……」ギシギシギシギシ京介「まさか、強盗!?」 京介「桐乃の部屋から聞こえる」ギシギシギシギシ京介(そ~と、そ~と)ギシギ…
あやせ「お兄さん、お話があります」 京介「またか……今度は一体何の相談だ?」 あやせ「いえ………今日は桐乃のことじゃなくて、お兄さんにお願いが…」 京介「俺に?出来ることなんてたかが知れてるが…」 あやせ「あの、その……」モジモジ 京介(あやせが言い淀…
京介「はあっ!? ちょっと待て、なんだその頭の沸いた話は?」 桐乃「言い訳禁止! ちゃんと本人から聞いたんだから!」 京介「…言い訳するなって言われても…根も葉も無いどころか、そもそも何の話をされてるのかもわからんのだが」 桐乃「何の話って、それ…
桐乃「ちょっと!早くしないとくろネクのイベントはじまっちゃうわよ!!」 黒猫「分かっているわ」 京介「どうかしたのか?」 黒猫「いいえ。ちょっと用を思い出しただけよ。悪いけど先に行っててちょうだい」 京介「用事なら俺も手伝あいててて!!!!」 …