2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
八幡「レポートに将来先生の家に永久就職するって書いたら、毎日電話とメールの嵐なんだが」 雪乃・結衣「」 結衣「ヒ、ヒッキー嘘だよね?」 雪乃「・・・」 八幡「嘘というかレポートに将来の事についていつも通り書こうと思ったがその頃独身ならと思って…
唐突だが二択だ。一つの選択肢は『遠回り』、もう一つは『見て見ぬふり』。 登校時間を考慮したときに前者は遅刻覚悟になるためちと厳しく、されど後者は著しく成功率が低そうだと考えるだけで分かる。 俺が何から逃れようとしているのかという問いに関して…
「上杉君、今日は学食じゃないんですね」 昼休み。いつもなら学食で伝家の宝刀『焼き肉定食焼き肉抜き』を振るっているはずの俺は、とある事情から教室でもそもそ菓子パンをかじる憂き目に会っていた。 というのも、全校生徒が入り乱れて食事をするあの場所…
prrrr 雪ノ下「はい、雪ノ下です」 由比ヶ浜『あ、ゆきのん!ヤバイの!助けて!』 雪ノ下「落ち着いて由比ヶ浜さん。状況を説明して頂戴」 由比ヶ浜『無理無理無理!ヤバイんだって!』 雪ノ下「だから何があったのか説明しなさいと言っているの」 由比ヶ浜『説明…
「あ、上杉さん。ここでしたか」 「お、おお。四葉か」 珍しくバイトも家庭教師の予定も入っていない一日だったので、一人学校の図書室にこもって勉強していた。ここ最近、自分のためだけに使える時間がぐっと減っていたので、こういう機会は無駄に出来ない…
「どういうことだ、これ」 五つ子の家庭教師を始めてから、もうずいぶんと日が経った。途中、学年の切り替わりを挟む程度には。 着任当初には非協力的だった面々が素直に教えを乞うてくれるようになったのは、純粋に嬉しく思う。そこにやり甲斐じみたなにか…
あやせ「お兄さん?浮気したってことは……分かってますよね?」 あやせ「彼女と別れたそうですね、お兄さん」 京介「そ、そうなんだ・・・また麻奈美からか・・・」 あやせ「別れた、ふぅん、そうですか」 あやせ「原因は何だったんですか?」 京介「おまっ!別れたば…
結衣(よーしっ。今日も奉仕部がんばるぞーっ!) 結衣「やっはろー!」ガラッ 八幡「あっ」キガエチュウ 結衣「えっ」 八幡「・・・・・・閉めてくれ」 結衣「うわああああっ!?」ピシャァン 結衣「なっ、何で脱いでんの!」 八幡「今日体育の補習なんだよ、他に着替…
海老名「…………」 戸部「あの……、俺さ、その……その」 葉山「…………」 大岡「…………」 大和「…………」 雪乃「…………」 結衣「…………」 八幡(戸部を振られないようにし、かつ彼らのグループの関係性を保ち、海老名さんとも仲いいままにしておく) 八幡(ならやっぱ、方法…
いろは「…あれ?もしかして比企谷せんぱいですか?」 八幡「あ?…えーと、一色、だったか?」 いろは「わー!本当にせんぱいだー懐かしい!」 八幡「一色…いろは?」 いろは「そうですよー。一色いろはです。せんぱいが高校卒業して以来ですから、3年ぶりく…
八幡(……年が明けて初めての奉仕部の活動) 八幡(雪ノ下さんは早速先日罵倒語ディクショナリーに追加された言葉を開放なされたようです) 八幡「あら雪ノ下さん、言葉遣いがお下品よ。もう少し品のある言葉を用いられてはいかがかしら」 雪乃「それは誰の真…
真涼「最近の私たちは恋愛脳に侵されかけているわ…」 鋭太「そうか」 真涼「そこで私は宣言するわ!」 鋭太「!?」 真涼「絶対に今日は恋愛脳的な事はやらないわ!」 鋭太「…絶対だな?絶対だよな?」 真涼「ええ。絶対よ約束するわ」 鋭太「…そうか」 真涼…
■1月1日 AM0:00 0秒 真涼「ふふふ。ついに年が明けたわね」 真涼「年末は鋭太がどうしても勉強がしたいというから、別行動にしたわ」 真涼「ええ。私はできる彼女。束縛しない彼女。広い心を持った彼女!」 真涼「だから、鋭太の去年の最後の望みく…
倫也「やったぞ英梨々! ついに嶋村中学全生徒の総オタク化に成功した!」 英梨々「……倫也、学校では話しかけないって約束でしょ?」 倫也「お前こそ何言ってるんだ? もう俺たちを引き裂くヤツらはどこにもいない! というかヤツらもみんなオタクと女オタク…
ミサト「おはよーうシンちゃん ん?どうしたのそれ」 シンジ「どうしたのじゃないですよ・・・ポストを掃除しないからこんなに郵便物がたまっちゃって・・・ 重要な書類とかが入ってたらどうするんですか」 ミサト「あーぁ いいのよ 本当に大事な手紙はそん…
季節は冬。吐く息は白くなり、地面も白くなり、リア充のムードはピンクになる季節。 なに、なんなの、冬は? 気温は冷たく、小町の目はクリスマスやらなんやら、恋愛事関連の行事が近づくたびに生暖かくなり、雪ノ下の目は冷たい。あ、最後のは何時もだった…
比企谷「雪ノ下が産婦人科から出て来た」 比企谷「おい、まじかよ…」 雪ノ下「…あら?」 比企谷「…うっす」 雪ノ下「こんなとこで会うなんて…奇遇ね」 比企谷「ああ、そうだな…その…俺は何も見てないことにするから気にすんな」 雪ノ下「何がかしら?」 比企…
プロローグ “誕生日”……。 年に一度、自分がこの世に生を受けた事に感謝する記念日であり、その親や友は、その者がこの世に生まれて来てくれた事に感謝し、その者の健やかなる成長を願う日でもある。 ある者にとって誕生日とは、また一つ大人へと成長した事を…
勇太の家 六花「あぅ。赤点また取った。宿題増やされた。部活動の更新申請書書かなきゃ」 六花「もうやだー!つらい―!学校行きたくない!」 六花「いいなあキメラは……お前はエサ食ってのんきに。はあ」 キメラ「にゃー」 勇太「お前洗濯物入れてないだろ!…
藤原「アキネイターというアプリで遊びませんか?」 白銀「アキネイター?」 かぐや「!」 アキネイター! 20個以内の「はい」「いいえ」の質問を答える事により、回答者がイメージしている人物を当てる事ができるアプリなのである。 藤原「というわけなん…
結衣「やっはろー☆」 雪乃「………………」ブスッ 八幡「………………」フンッ 結衣「ふ、二人ともどうしたの…?」 雪乃「由比ヶ浜さんこんにちは」ニコ 結衣「う、うん……」チラ 八幡「…………おう」 結衣「ひ、ヒッキーまで機嫌悪いし…」 雪乃「なんでもないの由比ヶ浜さん。ただ、…
八幡「俺たち付き合ってんの?」 雪乃「そんな訳ないわ、気持ち悪い」 八幡「だよな…」 雪乃「そうよ」 八幡「あのさ…」 雪乃「どうしたのかしら比企谷くん」 八幡「この近さはなんなの?」 雪乃「こうした方が暖かいでしょう?」 八幡「寒いんだったら、部…
ゼロツー「ねぇダーリン、一緒に寝ようよ」 ヒロ「だ、駄目だよゼロツー!」 ゼロツー「えー? どうしてー?」 ヒロ「どうしてって……とにかく、駄目だってば!」 ゼロツー「むう……」ムスッ ヒロ「お願いだから、言うことを聞いてくれよ、なっ?」 ゼロツー「………
「おはよう先輩。遅いお目覚めね?」 「…………なんでおまえがここにいんの?」 夏休みも終盤にさしかかろうとしている頃。朝、俺が目を覚ますと何故か黒猫が俺の机に座っていた。 黒猫は、俺が桐乃から借りているピンクのノートパソコンを使ってなにやら作業を…
八幡「最近いろはが好き過ぎてヤバい」 いろは「へぇ」 八幡 「…あれ?」 いろは「なんですか?」 八幡 「いや…あれ?」 いろは「あ。今なにげに名前呼びしました?ごめんなさいいきなり距離感詰められるとかそうゆうの慣れてないんでけっこう無理です」 八…
日曜日 マリンピア 小町「あれ? 部活に行ったんじゃなかったの?」 八幡「あー……」 小町「もしかして、サボったの?」 八幡「ま、まあそんなところだな!」 小町「そんなことしていいの? 後で雪乃さんに怒られるよ?」 八幡「いや、雪ノ下は体調が悪いみた…
それでも比企谷八幡は静かなる期待を寄せる。 「君たちに依頼がある」 平塚先生は部室に現れるや否やそう切り出した。 またいつぞやのキャンプの様に、何らかの行事を間接的に手伝わされるのだろうと思ったが、平塚先生はいつになく深刻な表情をしているので…
雪ノ下「……ト、トリックオアトリート」 八幡(今俺は信じられない光景を目の当たりにしている) 雪ノ下「………」 八幡(俺の自宅の玄関に雪ノ下が魔女の格好をしてこう言ったのだ) 八幡「トリックオア…トリート…」 八幡(………悪戯なんてもんじゃねえなこれは) 雪…
ヒロ「そういえば、イチゴとも乗れた」 ゼロツー「へ?」 ヒロ「いや、グランクレバスの時にさ」 ゼロツー「うん」 ヒロ「イチゴと、デルフィニウムに乗って駆けつけただろ?」 ゼロツー「ダーリン、待って」 ヒロ「うん?」 ゼロツー「浮気?」 ヒロ「……」 …
桐乃「はぁ?アンタ掛け算もできないの!マジありえないっての!」 京介「…何叫んでんのお前? 休みの日くらい静かにしてくれよ」 桐乃「うっさい、アタシに指図すんな。てか、なんでココにいんのよ」 京介「なんでって…、ココ俺の家だろうが。飲み物取りに…