風太郎「五月、口開けろ! ちゃんと味わえよ!」五月「こ、こうですか?」【五等分の花嫁ss/アニメss】
- 風太郎「トホホ……五月は可愛いのにエンゲル係数はタカイタカイなんだから……あーあ、どうにかして五月の胃袋を満足させられないかな~、ん?」
深夜なのに、五月の部屋から明かりが漏れている。 - 五月「はむっ……はむっ……」
風太郎(い、五月が自分の部屋でご飯をつまみ食いしている!?)
五月「けぷっ……こんなものですかね。もっと食べられるように頑張ってもらわないと……」
風太郎「五月ぃー!」 バターンッ!
五月「ひゃあッ!?」
風太郎「い、五月ぃー! ごめんよーッ!
五月は毎日俺のご飯食べたがってたのに俺はそんなことも知らずに……ッ!
ハフッ!ハフッ! 五月の食後のお腹ふかふか!」 - 五月「ど、ドサクサにまぎれてお腹を撫でないでください!」
風太郎「す、すまない五月……」
五月「べ、別にあなたのご飯食べるくらい普通です。それがあなたのお仕事なんですから……。それに、あなたは甲斐性なしで、お腹いっぱい食べさせてくれないから……」
風太郎「そ、そんなことないぞ!五月にお腹いっぱいになってもらうためだけに俺は毎日働いているんだぞ! あっ、そ、そうだ! 五月、口開けろ!」
五月「こ、こうですか?」
風太郎「そう! それじゃあ今からご飯あげるからな! 五月の食いしん坊な口に食べさせてやるから、ちゃんと味わえよ!」
五月「えっ、えっ?」
風太郎「ウオーッ! 五月! ホカホカのご飯食わすぞ!」 トピュドピュドピューッ!←米の一粒一粒が起ち、美しい艶を放つ様
五月「ひゃあッ!」 モグモグ - 風太郎「くっ……ふぅ……! す、すっごい美味しいご飯が炊けたぁーッ!」
五月「ほんとうです……で、でもなんで……?」
風太郎「それはな……五月の気持ちが、俺に伝わったからさ! 五月のもっと食べたいって食欲がな!」
五月「私の食欲……」
風太郎「そう! だから、食費なんて、二の次なんだよ! ホカホカご飯は、金持ちに食べてもらうより、好きな人に食べてもらうのが一番幸せなんだよ!」
五月「す、好きって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、ご飯食べてもいいですか?」
風太郎「もちろん!」
その後、俺は一晩中五月にご飯を食べさせて次の日の朝は食材が尽きるほど逼迫していた。
でもまぁ、その日以来、ご飯を食べるとき五月が一回多く「おかわり」を言ってくれるようになったので結果オーライ!
- 終
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