一花「…ねぇ……脱いで……」 風太郎「あ、ああっ……」【五等分の花嫁ss/アニメss】
一花「付き合ってるのにキスもエッチもまだなんだ」
四葉「うん……」
一花「もうお付き合い初めてから3ヶ月くらい経つよね。デートも毎週しているのに?」
四葉「やっぱり変かなぁ」ハァ…
一花「プラトニック・ラブですな~いいんじゃない?付き合い方は人それぞれで」
四葉「こんな相談乗ってくれてありがとう、一花。でも彼はどう思ってるんだろ……」
一花「ん?」
四葉「ほら、男の子だもん、そういうことに興味とか……あるんじゃないの?」
一花「エッチなことに?四葉は興味あるの?」
四葉「……///」
一花「という話がこの前ありました」
風太郎「……報告はいいから手を動かせ。高校最後の期末試験が赤点じゃ締まらないだろ」
一花「で、実際四葉とどこまで行ったの?」
風太郎「……」
一花「お姉ちゃんに報告義務はあると思うけど。私が背中押してあげたから付き合えたんでしょ?」
風太郎「……いや、そういう事は……大人になってからだな」
一花「で、キスもまだしてないんだ」
風太郎「……ああ」
一花「うわっ、四葉かわいそ」
風太郎「……」
一花「キス、したくないの?フータロー君」
風太郎「……///」
一花「四葉はしたそうだったけど」
風太郎「しかし、そういう事は、結婚してから……」
一花「したじゃん、キス。私と」
風太郎「!!!」
一花「忘れたとは言わせないよ。あれ、私のファーストキスだから」
一花「四葉に言っていい?」
風太郎「すまん、一花、それだけは勘弁してくれっ……!」
一花「ちょ、ちょっと土下座やめてよ」
風太郎「このとおりだ、頼む」
一花「もうっ……言わないって、私だって妹の心傷つけたくないし」
風太郎「ほっ」
一花「代わりにフータロー君の本音聞かせてほしいな。四葉とキスしたいですか?」
風太郎「……ああ///」
一花「そんな恥ずかしがらなくても!好きな人とキスしたい、当たり前の事だもんね」
風太郎「しかし、いざ、しようと思っても……どうしたらいいのかわからん」
一花「デートの終わり際に四葉の肩寄せてブチューってすればいいじゃん」
風太郎「そんな破廉恥な!俺たち、3ヶ月でやっと、手を繋げたくらいなのに……」
一花「あらら、こりゃ重症ですな。付き合ってるんだからキスくらい男の子の方からいかないと駄目だよ」
風太郎「しかし高校生のための恋愛ガイドブックにはお付き合いした先のことが何も書いてないんだ……くそっ、ここに来て経験の不足が!」
一花「じゃあ練習する?私で」
風太郎「……」
風太郎「いや、それは……どうなんだろう……」
一花「今の間はなんなのかな~フータロー君!私の唇みて……アリかもと思ったでしょ!」
風太郎「待て待て!流石にナシだ!そんなことしたら浮気だろ!?」
一花「うーん、もう私達キスしたよね」
風太郎「つ、付き合う前だからな!浮気じゃない!」
一花「でも、君、自販機でオレンジジュース買ってきたじゃん。あの時にはもう四葉と心に決めていたんでしょ?」
風太郎「……」
一花「あの状況で私のキスを受け入れたのは、形式的には浮気じゃなくても精神的には浮気じゃないの?」
一花「だから四葉に秘密にしてほしいんでしょ?」
風太郎「うぐっ……」
一花「ごめんごめん、泣かないで、よしよし、よしよし」
風太郎「泣いてないもん!」
一花「しかし、四葉は寛大だよねー。彼氏を一人で女の子の一人暮らしのホテルに送り出して。なにか言ってない?」
風太郎「特に何も言われていない。お前を雇って家庭教師やることは付き合う前からやっていたことだ。それに6人一緒に卒業するのは四葉の願いだからな」
一花「ありがたや、ありがたや」
風太郎「というわけで勉強するぞ」
一花「待ってまだ話の途中。一応、四葉から頼まれてるんだ、フータロー君の気持ちを確認すること」
風太郎「まだなにかあるのか?」
一花「フータロー君って女の子とエッチな事したいと思ったことある?」
風太郎「!!!!!!」
風太郎「ま、待て待て。四葉が本当にそれ、知りたいって言ってたのか?」
一花「うん」
風太郎「いや、それは……」モジモジ
一花「あともう一つ。フータロー君があの幼馴染とお付き合いしてたのかって気にしてたよ」
風太郎「竹林とは……あいつは他に男いるからな」
一花「じゃあ四葉が初カノでいいんだよね?」
風太郎「お、おう……そ、それより四葉の方はどうなんだ?前の学校で……彼氏とかいたのか?」
一花「前の学校は女子校だったよ」
一花「これは危ないな」
風太郎「何がだ」
一花「初めて同士のカップルの2年生存率0.1%。これは信頼できる雑誌(女性誌)の統計データだよ」
風太郎「そんな馬鹿な!」
一花「フータロー君も昔言ってたじゃん。高校生同士のカップルなんてどうせ別れるに決まってるから時間の無駄だって」
風太郎「うぐっ……」
一花「で、その雑誌によると、初めて同士のカップルが別れる理由の多くが、初めてのエッチがうまくいかなかったからなんだって」
風太郎「マジか……」
一花「お互い張り切って初めての夜を迎えるけど、だいたい失敗する。それから気まずくなって、徐々に心が離れていくんだってさ」
風太郎「俺達はそんな事ない。四葉も、俺もそういうことを目的に付き合っているわけじゃないからだ」
一花「じゃあ何を目的に付き合っているの?」
風太郎「一緒に時間を過ごして……それで幸せで、楽しいんだよ」
一花「じゃあ今私と一緒にいる時間は楽しいですか?」
風太郎「……楽しくなくはない」
一花「一緒に過ごして楽しいだけなら友達でいいじゃん。男の子と女の子がお付き合いする。それは、究極的な意味で言えば子作りしたいからでしょ」
風太郎「!」
一花「四葉気にしていたよ。フータロー君に子作りする能力あるかって。実はホモ……なんて笑えないよ」
風太郎「俺はホモじゃない!ホモじゃ……ない!!」クワッ
一花「そんな強く否定しなくても」
一花「で、四葉とエッチしたいの?」
風太郎「……したいです///」
一花「素直に最初からそういえばいいんだよ。で、どうするの?フータロー君は」
風太郎「……いや、したいと思っても、どうしたらいいのかわからない」
一花「ですよねー」
風太郎「教えてくれ、一花、頼む」ペコリ
一花「……」ゾクッ
一花「し、仕方ないなー……ここはお姉さんが一肌脱ぎますか……」
風太郎「ん?一花、お前は経験あるのか?」
一花「経験?じょ、女優の仕事で……経験くらい……」
風太郎「さてはお前、経験ないな。さっきからお姉さんぶって俺に色々言っていたが、所詮耳年増の戯言だ。いや、むしろ彼女がいる俺の方が男女関係の経験値は上なんじゃないか」
一花「ぐ……痛いところ付くなぁ」
風太郎「さて、くだらない話はもう終わりで、勉強するぞ」
一花「私だって……経験したいんだから」
風太郎「……」
一花「好きな人とエッチな事」
風太郎「……そ、そうか……が、頑張れ……」
一花「私の好きな人。知ってるよね、君は」
一花は目をうるませながら風太郎をじっと見つめた。
一花「さっき言ったよね。初めて同士だとうまくいかないって。四葉とうまくいきたいならフータロー君も経験積まないと駄目だと思う」
一花「で、私は女優として……一人前になるために、男の子のこと知りたい。利害関係が一致してない?」
一花「私となら、遊びでいいから。四葉とする前に、してみない?」
一花「エッチなこと」
そう言って一花は、目を瞑りながらゆっくり顔を風太郎に近づけた。
ちゅっ
風太郎「……」
一花「……」
一花「またしちゃった、ね。キス」
風太郎「一花……」
一花「優しいね、フータロー君は。逃げることも出来たのに、受け入れてくれた。妹の好きな人にちょっかいばかりかける卑しい女の事、嫌いだよね」
風太郎「そんな事はない……だが、お前も自分をもっと大事にしろ……」
一花「これが私の精一杯だよ。エッチなことするてのは忘れて。四葉を裏切る事は出来ないから。でも、せめてキスくらい」
風太郎「一花っ」チュッ
一花「あっ……」
一花「キス、自分から出来たじゃん、フータロー君」
風太郎「す、すまん。お前があまりにも可愛くて……つい」
一花「そうそう、その調子で四葉にもキス、頑張りなよ」
風太郎「お、おう……それじゃあ今日は、もう帰るわ」
一花「……」ギュッ
風太郎「手、掴まないでくれ……これ以上はまずいから」
一花「……しよ?」
風太郎「な、何を……」
一花「四葉の事は裏切りたくなかったけど……君にキスされて……また胸が……ビービー言っている」
風太郎「……」
一花「あんっ」ちゅっ
風太郎「ぷはっ。いいのか、一花……俺も男だ……ずっと、我慢していたんだが……」
一花「んっ……ちゅっ、ちゅぷっれろっ……」
風太郎「ちゅっ、ちゅっ……ちゅぷっ」
ホテルの一室に、濡れた口づけの音が静かに響いていた。そこからしばらく、一花と風太郎は無言でキスを続けた。
お互いの口の中を、舌を使って探り合う。一花は舌全体が性感帯になって、風太郎の拙い動きにさえ感じさせられていた。
風太郎「ぷはっ……はぁ、はぁ……」
一花「んっ、はぁ……」
風太郎「おい、これ以上は……」
一花「そうだね。遊びじゃ、なくなるかも。べ、勉強しよっか」
風太郎「……ああ」
お互い我に変えるととんでもないことをしでかしてしまったと、胸を痛めた。
一花は妹を、風太郎は恋人を裏切るようなキス。
背徳感を愉しむには、まだふたりとも若かった。そう、若すぎた……
風太郎「ちゅっ、ちゅっ、ちゅぷっ、んちゅっ、はむっ、んっ、ぬちゅっ」
一花「ちゅっ、ちゅっ、んんっ、ぷはっ、んっ」
風太郎「……」
一花「……」カキカキ
勉強をしながら、目が会うたびに二人は無言でお互いの口を求め合った。
一度その味を知ってしまったら、我慢できるはずがなかった。
一花「はぁ……はぁ……暑い、ね」
風太郎「おう……」
一花「横に、なっていい?」
一花の提案に、風太郎は頷いた。
一花はベッドに横になり、腕で目を隠した。
風太郎は一花の体に覆いかぶさるようにベッドの上に乗った。
一花「はぁ……はぁっ…ちゅっ、んっ、れろっ、ちゅぷっ」
風太郎「んっ、ちゅっ、ちゅぷちゅぷっ、んっ」
抱き合うようにして、激しいキスが始まる。
この時、風太郎はブレーキを探していた。恋人と瓜二つの目の前の女、それはよく見ると恋人とは似て非なる女だった。
しかし、あまりにも一花は魅力的だった。彼女の事は嫌いじゃない。選びはしなかったが、風太郎は最後まで迷っていたのだ。
そして風太郎はこの時、キスをやめる理由を必死に探していた。
30分以上、一花の唇を貪りながら、キスをやめる理由を真剣に探していた。
一花「はぁ……はぁ……暑い……だめっ……んっ……」
風太郎「はぁ……はぁ……」
お互い、服を来たままキスしただけで汗だくになっていた。一花の額には前髪が汗ではりつき、体がじっとり濡れているのを風太郎は感じ取っていた。
一花「脱がせて……」
その言葉に、風太郎は我に返った。引き返すなら今しかない。これ以上はやめよう。
その言葉が喉のてっぺんまで来たが、声の形にはならなかった。
一花「……」
風太郎「……」
一花「脱ぐね」
しびれを切らしたのは一花で、汗でぐっしょり濡れたセーターとスカートをベッドの上で脱ぎ、下着になった。
風太郎は目を丸くしていた。
一花「はずい……よ……ねぇ……脱いで……」
風太郎「あ、ああっ……」
もうここまで来たら、一花に恥をかかせるわけにはいかない。風太郎はそう腹を括ってシャツとジーパンを脱ぎ、パンツ一丁になった。
お互い下着姿で、ベッドの上で向き合う。
一花「触っていい?」
風太郎「……っ」
一花の長い手が、上杉風太郎の最も敏感でナイーブなところに、布越しに触れた。
すでにそこは硬くなっていた。
一花に触れられながら、風太郎はこの次何をして良いのかわからずに固まっていた。
一花「君も……触っていいよ」
そんな風太郎に一花は耳元で優しく囁いた。
股間を探られながら、風太郎は決心し、手を一花の胸に伸ばした。
一花「あっ……」
一花の吐息が漏れた。それから、しばらくして、気がつくと一花のブラジャーが外れていた。
たわわな一花の乳房を、風太郎は揉みしだき、硬くなった乳首の感触を試すようにつまんだ。
一花はその度に切なく、蚊が鳴くような声を喉の奥から漏らした。
風太郎「はぁ……はぁ……はぁっ……」
一花「んっ、ちゅぷっ、れろっ、れろれろっ、んっっ」クポクポ
風太郎「はぁっ……はぁっ……」
一花「くぷっ、んっ、ちゅぷっちゅぷっちゅぽちゅぽ」クポクポ
ホテルの中に淫靡な濡れた音が響く。ベッドに横になった男の股ぐらに一花は顔をうずめ、まだ初心な口で彼の硬くなったそれを慰撫していた。
風太郎「はぁっ、はぁっ……」
敏感な亀頭を一花の温かい口が包み込み、口の中で竿をザラッとした舌で擦り上げる刺激に、風太郎は腰が抜けた。
一花の方を見ることができず、風太郎は天井を眺めながら、彼女との出会いのことを思い出していた。
一花「ふーっ、ぷはっ……はぁ……はぁ……もう、いい?」
風太郎「あ、あぁ……」
すっかり硬くなったソレは反り返り、かつてない張りに痛みさえ風太郎は覚えた。
一花「もう、私も、いいと思うから……いいよ、フータロー君になら……」
一花がベッドに仰向けになって、足を広げた。
丁寧に処理された薄い毛の奥で、一花の秘所はじっとりと濡れて準備を済ませていた。
風太郎は、本能のままに彼女の上に乗った。
行為のやり方など、この男は知らなかった。家は貧乏で、勉強ばかりしていた男は営みのことを知らなかった。しかし、本能はわかっていた。
それを中に挿れればいい。とてもシンプルなことだ。どうしてやり方がわからなかったのか、この時風太郎は少し自嘲気味に笑った。
一花「来て」
一花は微笑み、手を風太郎の首へ伸ばした。
風太郎は吸い寄せられるようにして、一花の柔らかな体に密着した。そして、腰を進めた。
一花「んんっ」
そこは思ったより固かった。だが、肉が押し広がっていく感触が、風太郎の下半身を駆けあがった。
一花「んんっーっ、はぁっ、はぁっ……」
風太郎「入ったぞ、一花……」
一花「入ったね……おめでとう、フータロー君」
風太郎「なぜ上から……お前だって」
一花「ゆっくり動いて……いいよ、んっ」
風太郎「ああっ」ヌプッ
風太郎は恐る恐る腰を引き、一花の膣内をひっかきながら蒸気機関車のピストンのようにゆっくりと前後に動かした。
風太郎「うっ、うっ」ズポズポ
一花「あっ、あっ、んっ、あんっ、はぁっ」
腰の動きに合わせて一花が啼いた。
風太郎のソレは、一花の中ですっかり気を良くしたようだった。硬く、熱いまま、一花の敏感な中を擦り上げ、乱暴に押し広げるように動き続けた。
一花「あんっ、あんっ、ああっ、あぁっ、あっ、あっあっあっ」
風太郎「ふぅ、ふぅっ、はっ、はっはっはっ」ズッポズッポズッポ
風太郎は無我夢中で腰を振った。それに緩急はなく、次第に速度が上がり、一気にゴールめがけて駆け上がるような100mの全力疾走に近かった。
風太郎「イクぞ、一花!」
一花「あっ、あっ、あっ、あっ、あんっ、はいっ」
風太郎「うっ、ぐっ」ドプッ
風太郎「はぁっ~~」ドプッドプッドプッビュッビュッ
風太郎「あぁ~~~」ビューッビューッ
一花「んっ、んんっ……はぁっ」ビクッ
風太郎は一花の膣内で達し、長く尾を引く射精をした。
一花も達して、上にのしかかる男の子に抱きつきながら、永遠と続くような幸せな時間を噛み締めていた。
二人は長い間、そのまま抱き合った。
準備も何もない、本能のままのセックスを、若い二人は経験した。
一花「今日はありがとう」
風太郎「試験までにさっき渡した問題集しっかりやれよ」
一花「うん」
風太郎「それじゃあな」
風太郎はシャワーを浴びて体をきれいにした後、服に着替えて一花のホテルを後にした。
無性に幸せだった。それでも、この時の風太郎に四葉を裏切ってしまったという罪悪感がないといえば嘘になるが……
風太郎「もしもし、四葉?一花の勉強会終わったぞ。うん、うん、大丈夫だって」
風太郎「それより、今週のテスト終わったら、遊びに行こう。週末、デート」
風太郎「公園か、悪くないな。それじゃ、また」
通話を切って、風太郎はホテルの一花の部屋を見上げた。
もう、多分二度と二人で会うことはないだろう。
風太郎「じゃあな、一花」
四葉と風太郎はそれから程なくして結ばれ、何年後かに夫婦となった。
一花が大女優になったのは、また別の話だ。
終
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