ミサト「お気に入りのパンツが無くなってるわ…」 アスカ「あたしのも消えてる!!一番可愛いやつ!!」 【エヴァ ss/アニメss】
ミサト「おかしいわね…」
ミサト「お気に入りのパンツが無くなってるわ…」
ウロウロキョロキョロ
アスカ「鬱陶しいわね、なにウロウロしてんのよ」
ミサト「あ、アスカ、あたしのパンツ知らない?気に入ってたのが無いのよ」
アスカ「知らないわよ」
ミサト「おかしいわねぇ…」
シンジ「どうしました?」
ミサト「シンちゃん、あたしのお気に入りのパンツが無いのよ、知らない?」
シンジ「え?無くなっちゃったんですか?」
アスカ「あんた盗ってないでしょうね…?」
シンジ「と、盗らないよ!!なんてこと言うのさ!!///」
アスカ「怪しい…」ジトッ…
シンジ「ふざけ無いでよ!そんなことするはず無いじゃないか!!」プンスカ
ミサト「どこいっちゃったのかしらねぇ…」
シンジ「洗濯して干して、ちゃんと畳んで、いつも通り部屋の入口の脇に置きましたよ」
ミサト「そうよね~、おっかしいなぁ…」
アスカ「あ、あたしもなんか心配になって来たわ…」スタスタ…
ガラッ… ゴソゴソ…
アスカ「あああああ!!」
ダダダダタ!
アスカ「あたしのも消えてる!!一番可愛いやつ!!」
ミサト「ええっ!?」
シンジ「ええっ!?」
アスカ「このエロシンジ!!白状しなさいよ!!あんたでしょ!!」ビシッ!
シンジ「ちょっ!待ってよ!!ホントに知らないよ!!」
アスカ「じゃあ他に誰が居るって言うのよ!!」
シンジ「そんなの分かんないよ!!」
ミサト「まぁ、待ってアスカ、シンちゃんの線は薄いわ」
ミサト「洗濯とかで常に扱ってるんだし、わざわざ盗ったりする必要も無いわよ」
アスカ「そ、それもそうね…」
シンジ(やめてよ…その理論はおかしいよ、まるで僕がオカズに使ってるみたいじゃないか…///)
シンジ(下着に欲情するような変態と一緒にしないでよ…///)
ミサト「もしかして…下着泥棒?」
アスカ「外からの侵入者って事?」
シンジ「た、確かに夜は網戸だけで、窓開けっ放しですし…」
アスカ「警報器付いてんでしょ?」
ミサト「いえ、一々ベランダに出るのに切ったりするのが面倒だから、切りっぱなし」
アスカ「あんたバカぁ!?警報器の意味無いじゃん!!」
シンジ「と、とにかく警報器のスイッチ入れて様子見ましょうよ」
ミサト「そうね…そうしましょう」
アスカ「見つけたらフルボッコにしてやるわ!!」
アスカ「シンジ、お腹すいたわ」
シンジ「あ、うん…晩ごはんにしようか」
シンジ「何食べたい?」
アスカ「オムライス!!」
シンジ「OK、わかったよ」
アスカ「ふわふわトロトロのヤツよ!」
シンジ「それって、意外とカロリーもコレステロールも高いんだよ?」
アスカ「か、かまわないわ…」
シンジ「じゃ、用意するよ」
~~~~~~~~
シンジ「卵は一人辺り4個位かな…」カシカシ パカッ…
アスカ「そんなに使うの?」
シンジ「たっぷり使わないと物足りないよ?」
アスカ「そうなの…」
シンジ「泡立て器で良く溶いて置くよ、あと砂糖と塩を少々…」カシャカシャカシャ…パラパラ…
シンジ「次にチキンライスを作るよ、具材は玉ねぎと鶏肉」
ミサト「グリーンピースは入れないでね?」
シンジ「わかってますよ!」
シンジ「まず油で具材を炒めるよ、玉ねぎからね」ジュワ~
アスカ「バターじゃないの?」
シンジ「ん~、くどくなるから僕は普通の油使うなぁ~」
シンジ「卵の時は使うけどね、風味欲しいから」ジュワッ
シンジ「玉ねぎが飴色になって香りが立ったら鳥肉も入れるよ」ジャッジャッ
シンジ「鳥肉に火が通ったらマッシュルームを入れる…」ジュワッ
シンジ「そしてケチャップを入れて水分を飛ばすんだ」ジュブジュブ
アスカ「へ~、先に入れちゃうんだ…」
シンジ「こうして置くとベタベタにならないでパラリと仕上がるんだよ」
シンジ「次にご飯を入れるよ」ガバッ ジャッジャッ
アスカ「美味しそう…」グギュルル…
シンジ「よく混ぜて…仕上げに白ワインを少々…」チョロッ シュワ~
シンジ「ガーリックパウダーを少し入れると風味が出て美味しいよ」パサッ…
シンジ「よしっ、これで出来た」ジャッジャッ
アスカ「おおお…」ゴクリ
シンジ「型に詰めてお皿にあけるよ」ギュッギュッ パカッ
アスカ「もうこれで食べても良い感じ」
シンジ「もう少し待って、すぐ出来るから」
シンジ「卵を焼くよ、手早くしないと失敗するからね」
シンジ「バターを大匙一つ…」カン ジュゥゥ~
シンジ「溶いてあった卵を入れるよ」ジュワッ
シンジ「すぐに回すように掻き混ぜる」グルグル
シンジ「半熟になって来たら、形を整えて…」トントントントン
シンジ「焦がさないようにね」トントンポフポフ
シンジ「ほら出来た、すぐチキンライスの上に乗せて…」ソッ…
シンジ「卵の上を開いて…」チョイチョイ
パカ トロ~ン
アスカ「きたきた!これよこれ!美味しそ~♪」キャッキャッ
シンジ「ミサトさんの分もすぐ出来ますから」
~~~~~~~~
イタダキマース
カチャ ハフッ モムモム…
アスカ「ん~ふわふわトロトロ~♪」
ミサト「美味しいわね~、お店のオムライスみたいだわ♪」
アスカ「ん?あんたの崩れてるわよ?」
シンジ「あ~、ちょっと失敗しちゃったからさ、僕が食べるんだ」
ペンペン「クワックワワッ!」
シンジ「ペンペンはサンマね」
ペンペン「クワッ♪」ングング
~~~~~~~~
ミサト「さて、もう寝る時間だけど、警報機入れとくから今夜は大丈夫だと思うわ」
アスカ「一応エサ撒いとこうか…」パサッ
シンジ「ちょっ…そんなトコにパンツ置くなよ!」
アスカ「いいのよ、履き古しだし」
ミサト「じゃあたしはストッキング置いとこうかな」パサッ
シンジ「もう…」
~~~~~~~~
???「」ゴソゴソ…
???「」ヒョイヒョイ…
???「~♪」
~~~~~~~~
アスカ「ああああああ!パンツ無くなってる!?」
ミサト「ホントだ…」
シンジ「警報鳴らなかったよ!?」
アスカ「やっぱり…」ジロッ
シンジ「な、なんだよその目は!?僕が犯人だって言うのかよ!」
アスカ「そうとしか考えられないじゃない!!他に誰が居るってーのよ!?」
シンジ「違うよお!!僕じゃないよ!!」
ミサト「はぁ~…シンちゃん…こうなったら正直に…」
シンジ「み、ミサトさんまで僕を疑うの?酷いよ!!」
プシュー
ペンペン「クワックワックワ~♪」ペタペタ ズルズル…
アスカ「ん?ペンペン何か引きずってるわよ?」
ミサト「え?あれあたしのストッキングじゃない!?」
アスカ「ま、まさか!」ピッ プシュー
アスカ「あああ!!あたしのパンツ!!」
ミサト「ウソっ!?」ガバッ
ミサト「ほ、本当だわ…あたしのもある…」
アスカ「犯人はペンペンだったのね…」チラッ
シンジ「」ゴゴゴゴゴコ
アスカ「あ、あの…シンジ?」タラッ…
ミサト「シンちゃん…落ち着いて…」タラッ…
シンジ「…クモ…ヨクモ・・・」ゴゴゴゴゴ
シンジ「よくも犯人扱いしてくれたなああああああ!!!」ドッカアアアアアン!!!
アスカ「ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさい」ガクガク
ミサト「ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさい」ブルブル
シンジ「そこに正座しろおおおおおおおおお!!!」
アスカ「はい…」ペタン
ミサト「はい…」ペタン
シンジ「はぁ~はぁ~…僕はもう怒ったからね…」プルプル
ミサト「ど、どうしたら許してもらえるかしら…?」
シンジ「ミサトさんは向こう一カ月間ゴミ出しとトイレ掃除と買い物当番一人でやってもらうから!」
ミサト「はい…」ショボ~ン
シンジ「アスカはリビングと廊下と玄関とお風呂掃除だよ!!」
アスカ「は~い…」ショボ~ン
シンジ「よ~く反省してよ!!」
ミサト「トホホ…」
アスカ「トホホ…」
葛城家は今日も平和であった。
終
元スレ
【葛城家の日常その四】ミサト「おかしいわね…」
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