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黒子「私がルールです。早急に服を脱ぎ、手ブラを恥ずかしがるように赤面しながら発言してください」美琴 「アンタ何言って…」【とある科学の超電磁砲ss/アニメss】

 

「では、これより御坂美琴に対するジャッジメントを行います」

 

「は?」 

 

「本日のジャッジメントジャッジメント長はこの私、白井黒子です」 

 

「…いや、何言ってんのアンタ…」 

 

「私がこのジャッジメントのルールです。言いたいことがある場合は早急に服を脱ぎ、手ブラを恥ずかしがるように赤面しながら発言してください」 

 

「いや、だからアンタ何言って…」 

 

「そこ、被告人は勝手に喋らないでくださいまし。今のルール違反による罰則は下着ワンセット分ですの」 

 

「え、いやだから…って……いいいっ!?ちょ、ちょっとぉ!返しなさい黒子!!」 

 

 

 

ジャッジメント長:白井黒子 

○検察官:御坂妹(検体番号10032号) 

ジャッジメント員:シスターズ 

○被害者:上条当麻 

○見物人:ndex-Librorum-Prohibitorum 

○被告人:御坂美琴 

 

罪状:上条当麻(被害者)を利用し、偽りの恋人関係を広めようとした疑い

 

「それでは大罪を犯した罪深きお姉さまの妹さま。事件の説明をお願いします」 

 

「大罪って…私が何したって言うのよ!」 

 

「そこ、被告人。2度目の勝手な発言はカーディガン1枚分です」 

 

「え…?あっ、黒子!!っていうかさっき取った下着返…何匂い嗅いでんのよあんたはー!!」 

 

「3度目。ソックス片方ですの」 

 

「っ…ああ、もう!!わかったわよ!!静かにしてればいいんでしょう!!ってだから匂い嗅ぐのやめ」 

 

「4」 

 

「ぐっ…」 

 

「…えー、コホン。では引き続き、妹様、よろしくお願いします」

 

「…はい。事件は簡単です。そこにいる薄着の被告人が、目の敵であるはずの上条当麻に対し卑劣にも恋人関係を偽り接近」 

 

「その後も間接キス等など、性的行為の既成事実を作り上げることによって意図的に親密な関係を築こうした」 

 

「という事件だとミサカは少々呆れながら説明します」 

 

「んなっ……!」 

 

上条当麻さん、検察の話に間違いはありませんわね?」 

 

「……え?何?」 

 

「古文の宿題をするのはあとにしてくださいまし」 

 

「いや、これ今日中にやらないとやべーんだよ。誰か手伝ってくれねーかな…」 

 

「このジャッジメントが終わったら私が手伝いましょうか、とミサカは心躍らせながら提案します」 

 

「お、頼むよ!えっと…」

 

「…」ピラ 

 

「御坂…妹か。ありがとな」 

 

「いえ、構いません。むしろ嬉しいです、とミサカは率直な気持ちを言ってみます」 

 

「はぁ!?」 

 

「ちょっと何なのよこれ、黒子!!」 

 

ジャッジメント長ですの」 

 

「…っ…ジャッジメント長!」 

 

「なんですの、御坂被告人」 

 

「え……あ、えっと…アイツの宿題は私が手伝ってあげてもいいかな…なんて」 

 

「前にも手伝ってやったことあるし、私もこのあと暇だし…」 

 

「…だそうですが、上条当麻さん、どういたしますの?」 

 

「いや、宿題手伝ってもらうのに二人もいらないだろ」 

 

「なっ…!」 

 

「ふふ…」 

 

「やれやれですの」

 

「…とりあえず問題となるのは、被告人の行動が計画的だったかどうかになりそうですわね」 

 

「それでは証人の偽海原さん、お願いします」 

 

「はい。僕は御坂さんが好きなのですが、」 

 

「ちょっ…何よいきなり…!」 

 

「どうしました、御坂被告人」 

 

「……いえ…なんでもありません…」 

 

「そうですか。では偽海原証人、続けてください」 

 

「…はい。えー、僕は御坂さんが好きなのですが、あの日の御坂さんは少し変でした」 

 

「事件当日、僕は御坂さんとデパートの下着売り場までご一緒させてもらうところだったのですが」 

 

「御坂さんが、偶然通りかかった上条当麻に突然抱きつきました」 

 

「や…その、あれは…」 

 

「被告人は静かに」 

 

「…」

 

「…いいですか?それで、抱きついてから手を繋いで二人でどこかへ走っていってしまったんですね」 

 

「偶然やってきた知り合いに突然抱きつくなんてことを御坂さんがするはずがないので」 

 

「僕はこれを計画的犯行だと推察します。あと、有罪だった場合は御坂さんを僕にください」 

 

「却下します。お姉さまは誰にも渡しませんの」 

 

「それに有罪だった場合はもちろん罰がありますから、その罰の執行は私が行います」 

 

「偽海原証人はお下がりなさい」 

 

「はい…」 

 

「次、土御門証人」 

 

「出番だにゃー!」

 

「あなたは上条当麻サイドの目撃者ですね」 

 

「はい。当日、俺とカミやんは好きな女の子のタイプについて話しながら歩いてたんですが――」 

 

 

<<待った!>> 

 

 

ばんっ 

 

「……」 

 

「どうしました、御坂被告人」 

 

「えっ……その……詳しく!」 

 

「お、何?俺?俺の好きな女の子は――」 

 

「違う!!あんたじゃなくて……」 

 

「あー、カミやん?なんだよカミやんかよ。カミやんばっかずりーにゃー」 

 

「いいから、さっさと言いなさいよ!」

 

「はー、これだ。まあいいや。えーとだ、カミやんのタイプの女の子は…」 

 

「……!」ゴクリ 

 

「ですから…ここが未然形接続なので、この助動詞は…」 

 

「んー?ちょっとまって、未然形だから…」 

 

「はい…ここにはこれがはいるわけです、とミサカは懇切丁寧に説明します」 

 

「あー、なるほどね。わかりやすい!」 

 

「ってそこでなにやってんだあんたらはあああああああああああああ!!!!」バリバリバリバリ 

 

「きゃっ」 

 

「うおっ」バシュウ 

 

「…おい、大丈夫か御坂妹」 

 

「大丈夫ですが…ちょっと目眩がするので肩に寄り添ってもいいですか、とミサカは顔を赤らめながら聞いてみます」 

 

「それくらいいいけど…ったくビリビリは何でこう俺の邪魔をするのかね」 

 

「……泣いてもいいですか」 

 

「誰ですの!!お姉さまを泣かせる不届き者は!!」 

 

「お前もだああああああああああ!!!!」

 

「…さて、当日の証言だけでは判断がつきませんでしたので」 

 

「当日の犯行の動機を探ってみましょう」 

 

「もう帰りたい……」 

 

「ずばり聞きますの。お姉さまは、上条当麻のことを恋人対象として見ているのですか?」 

 

「え…?…いや、そんな…ことは……」 

 

「そんなことは?」ジー 

 

「あ…いや……その…だから…」アセアセ 

 

「…」ジー 

 

「…」ダラダラ

 

「…その……私は…アイツのことが…」 

 

「というわけでここは③です、とミサカは確実な根拠と共に解答を選びます」 

 

「なるほどね。帝が大納言に対して淡い恋心を抱いていたわけだ」 

 

「はい。ですからこの場面で大納言はこのように帝の手を握り…」ギュ… 

 

「お、おい…」 

 

「いいじゃない、減るもんじゃないし、とミサカは躊躇なくテンプレートを使用します」 

 

「…まあ、お前がいいならいいけど」 

 

「ふふ、では遠慮なく♪」ギュッ 

 

「…幸福だ」 

 

 

「………帰ってもいいですか」 

 

ジャッジメント終了前の帰宅による罰則は着ている服全部です」 

 

「……」

 

「…では、ジャッジメントを続けます」 

 

「御坂被告人の上条当麻に対する恋心の件ですが」 

 

「私自身が証言させていただきますわ」 

 

「は…?あんたはさいば…ジャッジメント長でしょうが」 

 

「夜の1時を過ぎる時間帯の御坂被告のベッドでの行為についてなんですが――」 

 

 

<<待った!!>> 

 

 

ばんっ! 

 

「く、黒子…ジャッジメント長…一体何を喋るおつもりですか…?」 

 

「1時をすぎると静かだったお姉さまのベッドが少しだけ揺れ――」 

 

 

<<待った!!>> 

 

 

ばんっ! 

 

「黒…ジャッジメント長、個人的に少しお話が…」 

 

「あとにしてくださいまし」

 

美琴「(な、なんで…!?黒子が完全に寝たのを確認してから…のに…!)」 

 

黒子「あー、被告人も所詮は中学生」 

 

黒子「本当に寝ているときと狸寝入りしているときの寝息の違いで判断しているのでしょうが」 

 

黒子「裏を返せば狸寝入りしているときに本当に寝ているときの寝息を立ててやれば」 

 

黒子「あっさり騙せるというものですわ」 

 

美琴「なっ…!?」 

 

黒子「お姉さまの艶かしい何かを耐えるような小さな声を聞きながら寝たふりをするのは大変難しいですが」 

 

黒子「そこにこそやり遂げる価値があるというものですの」 

 

美琴「な…ななな…!」 

 

黒子「さて、私事が過ぎてしまいましたわ」 

 

黒子「えー、1時をすぎるとですね、お姉さまのベッドから…」

 

黒子「……っ……おにぃ…ちゃ……!」 

 

黒子「といった声が聞こえてくるわけです」 

 

 

<<異議あり!!>> 

 

 

美琴「……ッ!」 

 

黒子「落ち着いてくださいまし。そんな顔をしていては超能力者(レベル5)台無しですわよ」 

 

美琴「いっ、意味わかんないわよ!!」 

 

(ここは大納言が大胆に…) 

 

(お、おい、ちょっと…) 

 

(帝も一緒に…とミサカは少し興奮しながら尋ねます) 

 

(い、いや、さすがにそこまでは…) 

 

(ですが、問題を解くには登場人物の立場にならないと…) 

 

(そういうものなのか…っておい、ここじゃまわりに人が…) 

 

美琴「ああああああああああああ!!!!検察!!あの検察をどうにかしろおおおおおおおおお!!!」

 

黒子「つまりお姉さまは、兄と妹でドロドロになるプレイを想像しながら夜な夜なベッドの中で」 

 

美琴「あーー!!あーー!!聞こえないーー!!聞こえなーーい!!」 

 

黒子「…上条当麻が兄」 

 

美琴「ッ!」ビクッ 

 

黒子「…ですの?」 

 

美琴「さ、さあ…?」ダラダラ 

 

黒子「……とうま……おにぃ…ちゃ…」 

 

美琴「!?」 

 

黒子「…当麻お兄ちゃん、ですね?」 

 

美琴「……ッ」ダラダラダラ

 

黒子「……はぁ。残念です、お姉さま…」 

 

美琴「……」 

 

黒子「自らの夜の情事を暴露されて喜ぶ性癖をお持ちでないことは知っております」 

 

美琴「……」 

 

黒子「つらいのですね…わかります……ですが!私もつらいのです!」 

 

黒子「あんなわけのわからぬ男にお姉さまを奪われるのは…つらいのです…!」 

 

美琴「……」 

 

黒子「このままでは有罪は確実…」 

 

黒子「ですがお姉さま…お姉さまが再び黒子の手を取ってくだされば…」 

 

美琴「……」 

 

黒子「さあ…お姉さま…」 

 

美琴「…………わよ」 

 

黒子「…はい?」 

 

美琴「ええ、認めてやるわよ!!認めてやりますとも!!」 

 

美琴「私、ビリビリこと御坂美琴は!!」 

 

黒子「!?いけませんお姉さま!!それ以上言っては!!」 

 

美琴「上条当麻のことが!!」 

 

黒子「お姉さま!!」 

 

美琴「好きだーーーーーーーー!!!!」 

 

 

 

 

…………シーン………… 

 

 

 

 

美琴「はぁっ…!はぁっ…!」 

 

美琴「どうよ……!言ってやったわよ…!!」 

 

(ああ、帝…いいです…とても…とミサカは…んっ…!) 

 

(御坂妹……) 

 

美琴「人が告白してんでしょうが空気読めやコラぁああああああああああああああああ!!!!!!」バリバリバリバリバリ

 

黒子「では、判決を下します。ジャッジメントですの!」 

 

美琴「……」 

 

黒子「ここまでの話をまとめると、お姉さまと上条当麻は、恋人ではない」 

 

黒子「お姉さまが上条当麻お兄ちゃんの妄想で熱い欲情を吐き出す毎日を送っているうちに」 

 

黒子「本物の上条当麻はお姉さまの妹と帝ごっこで濡れ濡れグショグショになっているという実に嘆かわしい現実が明らかになりました」 

 

美琴「……もう……一思いに殺して…」 

 

黒子「そんな人生の崖っぷちに立たされたお姉さまを支えてあげられるのは、もはや黒子だけ…」 

 

黒子「これ以上お姉さまを苦しめることなんて、黒子にはできません…」 

 

美琴「…」 

 

黒子「よって!!このジャッジメント、判定は……」 

 

 

    無    罪 

 

判決理由:これ以上やると一方通行に挑みかねないから 

 

 

美琴「議題何にも関係ないじゃんッッ!!!!!」 

 

黒子「以上、お疲れ様でした」

 

美琴「待ちなさいよ!!結局なんだったのよ!!全然裁判になってないっていうか何これ罰ゲーム?」 

 

黒子「ジャッジメントですの!」 

 

美琴「うっさい」 

 

黒子「無罪、おめでとうございますわお姉さま」 

 

美琴「……」チラ 

 

美琴「……」 

 

上条「…ん?」 

 

美琴「…ねえ、あいつは?」 

 

上条「ああ、なんか全然宿題進まないから、一人でやることにした」 

 

美琴「ふーん。…それじゃ次、私が見てあげよっか?」 

 

上条「え、マジ?いいの?」 

 

美琴「え?いいの?」 

 

黒子「え?」

 

……… 

 

…… 

 

… 

 

美琴「…で、ここはこうなるわけ」 

 

上条「はー、なるほどねー。っておお、ついに終わったー!!」 

 

美琴「…」 

 

上条「サンキュー、ビリビリ」 

 

美琴「ビリビリじゃ……ううん、どういたしまして」 

 

上条「こと御坂美琴」 

 

美琴「えっ…?」 

 

上条「…そうだ、何か礼させてくれよ」 

 

美琴「…当然ね。手伝ってあげたんだから。礼は、そうね…さっきの恥ずかしい叫びの返事」 

 

上条「…ああ」 

 

美琴「じゃなくって」 

 

上条「あれ?」

 

美琴「今度、また恋人ごっこしてよ」 

 

上条「……は?」 

 

美琴「何よ、断るって言うの?」 

 

上条「あ、いや、いいけど…」 

 

美琴「じゃ、決まりね!」 

 

上条「…ああ」 

 

 

 

美琴「それじゃ、約束の日忘れないでよ!」 

 

上条「お前こそ、次はいきなり飛びついてきたりすんなよ」 

 

美琴「さぁーねー♪それじゃ、バイバーイ!」 

 

上条「ああ、じゃあな」

 

黒子「なんなんですの…これは……」 

 

御坂妹「……積極的なアタックが常に最良というわけではない…とミサカは潔く負けを認めます」 

 

黒子「私は…私はまだ認めませんの!」 

 

黒子「ジャッジメント……次のジャッジメントで…」 

 

黒子「待っていてください、お姉さま!!」 

 

黒子「必ずや黒子はお姉さまとあのツンツン頭を引き離してみせます!!」 

 

黒子「次こそ必ず…」 

 

黒子「ジャッジメントですの!」

 

 

 

 

 

 

元スレ

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1260631414/