奉仕部部室 八幡「うーす」 八幡(あれ、誰もいない) 八幡(バッグがあるのを見ると……飲み物でも買いに行ったか?この前紅茶の茶葉なくなったとか言ってたし) 八幡(……ナチュラルに俺は置いてかれるのか……) 八幡(別に寂しくないし。一人ぼっちは慣れてる…
アインクラッド クライン「キリ坊…なんかやつれてねぇか?」 キリト「……まあな」 エギル「顔色悪いぞ?」 キリト「……そうか」 リズ「ちょ、ちょっとアンタ、大丈夫なの?」 キリト「……ああ」 クライン「……」 エギル「……」 リズ「……」 キリト「いや、うん……実…
少女「こ、こんにちはー……」 雪乃「こんにちは」 結衣「や、やっはろー?」 八幡「……?」 少女「ここ、奉仕部、であってますか?」 雪乃「ええ、そうよ。依頼の方かしら?」 結衣「話すのは初めて、だよね?」 少女「はい、私も二年生ですけどみなさんとは話…
帰り道 雨 ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…クゥーン…」 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…」 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…クゥーン…クゥーン…クゥーン…クゥーン…」 雪ノ下「…」 捨て犬「クゥーン…」 雪ノ下「…」 雪…
直葉「自分の心を裏切った!お兄ちゃんを好きな気持ちを裏切った!」 和人「・・・」 直葉「全部忘れて諦めてキリトくんを好きになろうと思った!ううん、もうなってたよ!・・・・・・・なのに!それなのにっ・・・」 和人(・・・・・・ふむ、興味深いな。捨てたものじゃない…
上条「よーし、学校終ったし買い物いこっと」 土御門「おーいカミやん、もうすぐ夏休みだけど何か予定有るのかにゃー?」 上条「あくまでも俺の予想だけど多分補習があるから」 青ピ「安心してええよ、その補習は僕も付き合うで」 上条「小萌先生目当てだろ…
八幡「……」ペラ 雪乃「……」ペラ 結衣「……」ポチポチ 八幡「……ふぅ」パタン 八幡(しっかしホント何もしねぇなこの部活……。というか果たしてコレを部活と呼んでいいものか) 八幡(そういや他の奴は普段、何をしているんだろうか。どうもこう暇だといらん事に頭を働…
何となく点けられているリビングのテレビからは毎年この季節によく聞く名曲が流れていた。 あの「パジャマを脱いだら出かけよう」とかいって猥褻物陳列罪を推奨するあの歌だ。 やだ、なにそれこわい。 正解はケンタツキーのCMに使われてるやつ。 そう、「今…
京介「…おーい、桐乃ー…居ないのかー?」 京介「…まぁ、ゲーム返すだけだからいいか」 ガチャッ 京介「…ん?なんか机の上に…卒業アルバム…桐乃の小学校のやつか」 京介「………卒業アルバムくらい、いいよな」 京介「…楽しそうだな……ん?これは…体育の授業か?…っ…
「うげっ」 「その反応は人としてどうなのよ」 チラシに挟まっていた特売情報に釣られてやって来た、日頃利用しないスーパーで知った顔に遭遇した。 時に、この知った顔という表現は俺にとってかなり厄介なものであるように思える。 なにせ、別人のくせに顔…
いろは「……」スタスタ 八幡「……」スタスタ いろは「……」 八幡「なあ…一色…」 いろは「話しかけないでください…」 八幡「す、すまん…」 いろは「あ、いえ……すみません」モジモジ 八幡「なんでこんなことになったのか…」 八幡(時刻は朝6時前…まだ辺りは暗い…) 八幡(な…
八幡「レポートに将来先生の家に永久就職するって書いたら、毎日電話とメールの嵐なんだが」 雪乃・結衣「」 結衣「ヒ、ヒッキー嘘だよね?」 雪乃「・・・」 八幡「嘘というかレポートに将来の事についていつも通り書こうと思ったがその頃独身ならと思って…
唐突だが二択だ。一つの選択肢は『遠回り』、もう一つは『見て見ぬふり』。 登校時間を考慮したときに前者は遅刻覚悟になるためちと厳しく、されど後者は著しく成功率が低そうだと考えるだけで分かる。 俺が何から逃れようとしているのかという問いに関して…
「上杉君、今日は学食じゃないんですね」 昼休み。いつもなら学食で伝家の宝刀『焼き肉定食焼き肉抜き』を振るっているはずの俺は、とある事情から教室でもそもそ菓子パンをかじる憂き目に会っていた。 というのも、全校生徒が入り乱れて食事をするあの場所…
prrrr 雪ノ下「はい、雪ノ下です」 由比ヶ浜『あ、ゆきのん!ヤバイの!助けて!』 雪ノ下「落ち着いて由比ヶ浜さん。状況を説明して頂戴」 由比ヶ浜『無理無理無理!ヤバイんだって!』 雪ノ下「だから何があったのか説明しなさいと言っているの」 由比ヶ浜『説明…
「あ、上杉さん。ここでしたか」 「お、おお。四葉か」 珍しくバイトも家庭教師の予定も入っていない一日だったので、一人学校の図書室にこもって勉強していた。ここ最近、自分のためだけに使える時間がぐっと減っていたので、こういう機会は無駄に出来ない…
「どういうことだ、これ」 五つ子の家庭教師を始めてから、もうずいぶんと日が経った。途中、学年の切り替わりを挟む程度には。 着任当初には非協力的だった面々が素直に教えを乞うてくれるようになったのは、純粋に嬉しく思う。そこにやり甲斐じみたなにか…
あやせ「お兄さん?浮気したってことは……分かってますよね?」 あやせ「彼女と別れたそうですね、お兄さん」 京介「そ、そうなんだ・・・また麻奈美からか・・・」 あやせ「別れた、ふぅん、そうですか」 あやせ「原因は何だったんですか?」 京介「おまっ!別れたば…
結衣(よーしっ。今日も奉仕部がんばるぞーっ!) 結衣「やっはろー!」ガラッ 八幡「あっ」キガエチュウ 結衣「えっ」 八幡「・・・・・・閉めてくれ」 結衣「うわああああっ!?」ピシャァン 結衣「なっ、何で脱いでんの!」 八幡「今日体育の補習なんだよ、他に着替…
海老名「…………」 戸部「あの……、俺さ、その……その」 葉山「…………」 大岡「…………」 大和「…………」 雪乃「…………」 結衣「…………」 八幡(戸部を振られないようにし、かつ彼らのグループの関係性を保ち、海老名さんとも仲いいままにしておく) 八幡(ならやっぱ、方法…
いろは「…あれ?もしかして比企谷せんぱいですか?」 八幡「あ?…えーと、一色、だったか?」 いろは「わー!本当にせんぱいだー懐かしい!」 八幡「一色…いろは?」 いろは「そうですよー。一色いろはです。せんぱいが高校卒業して以来ですから、3年ぶりく…
八幡(……年が明けて初めての奉仕部の活動) 八幡(雪ノ下さんは早速先日罵倒語ディクショナリーに追加された言葉を開放なされたようです) 八幡「あら雪ノ下さん、言葉遣いがお下品よ。もう少し品のある言葉を用いられてはいかがかしら」 雪乃「それは誰の真…
真涼「最近の私たちは恋愛脳に侵されかけているわ…」 鋭太「そうか」 真涼「そこで私は宣言するわ!」 鋭太「!?」 真涼「絶対に今日は恋愛脳的な事はやらないわ!」 鋭太「…絶対だな?絶対だよな?」 真涼「ええ。絶対よ約束するわ」 鋭太「…そうか」 真涼…
■1月1日 AM0:00 0秒 真涼「ふふふ。ついに年が明けたわね」 真涼「年末は鋭太がどうしても勉強がしたいというから、別行動にしたわ」 真涼「ええ。私はできる彼女。束縛しない彼女。広い心を持った彼女!」 真涼「だから、鋭太の去年の最後の望みく…
倫也「やったぞ英梨々! ついに嶋村中学全生徒の総オタク化に成功した!」 英梨々「……倫也、学校では話しかけないって約束でしょ?」 倫也「お前こそ何言ってるんだ? もう俺たちを引き裂くヤツらはどこにもいない! というかヤツらもみんなオタクと女オタク…
ミサト「おはよーうシンちゃん ん?どうしたのそれ」 シンジ「どうしたのじゃないですよ・・・ポストを掃除しないからこんなに郵便物がたまっちゃって・・・ 重要な書類とかが入ってたらどうするんですか」 ミサト「あーぁ いいのよ 本当に大事な手紙はそん…
季節は冬。吐く息は白くなり、地面も白くなり、リア充のムードはピンクになる季節。 なに、なんなの、冬は? 気温は冷たく、小町の目はクリスマスやらなんやら、恋愛事関連の行事が近づくたびに生暖かくなり、雪ノ下の目は冷たい。あ、最後のは何時もだった…
比企谷「雪ノ下が産婦人科から出て来た」 比企谷「おい、まじかよ…」 雪ノ下「…あら?」 比企谷「…うっす」 雪ノ下「こんなとこで会うなんて…奇遇ね」 比企谷「ああ、そうだな…その…俺は何も見てないことにするから気にすんな」 雪ノ下「何がかしら?」 比企…
プロローグ “誕生日”……。 年に一度、自分がこの世に生を受けた事に感謝する記念日であり、その親や友は、その者がこの世に生まれて来てくれた事に感謝し、その者の健やかなる成長を願う日でもある。 ある者にとって誕生日とは、また一つ大人へと成長した事を…
勇太の家 六花「あぅ。赤点また取った。宿題増やされた。部活動の更新申請書書かなきゃ」 六花「もうやだー!つらい―!学校行きたくない!」 六花「いいなあキメラは……お前はエサ食ってのんきに。はあ」 キメラ「にゃー」 勇太「お前洗濯物入れてないだろ!…