2018-01-01から1年間の記事一覧
ココア「転校生の保登心愛(ほと ここあ)です!みんな今日からよろしくねっ!」 教壇に立ち屈託のない笑顔でそう挨拶する転校生を見て私は目を疑った 多分私だけじゃなくてクラス中の全員が固まっていたと思う それもそのはず、彼女は顔も声も、その振る舞い…
次の日 上条の家 上条「何持って行こうかな?」ガサゴソ 禁書「イギリス行くの?」 上条「ああ」 禁書「お土産楽しみにしてるからね」 上条「…あれ?」 禁書「どうしたの?」 上条「一緒に行きたいって言うと思ってた」 禁書「連れてってくれるの?」 上条「い…
とある公園 一方「…」ゴクゴク 五和「…」ボー 五和「好きです…」ボソッ 一方「…?」ゴクゴク 五和「…」ボー 一方「…」ゴクゴク 五和「どうしたらいいんでしょうか…」ボソッ 五和「どうしたらうまくしゃべれるんでしょうか…」ボソボソ 五和「やっぱり…」ボソボソ 一方「…」ゴク…
いろは「先輩を私にください!」 雪乃「どうして私に言うのかしら?」 いろは「雪ノ下先輩はその. . .」 雪乃「何かしら?ハッキリ言ってくれると助かるのだけれど」 いろは「せっ. . . 先輩のこと好きなんですよね?」 雪乃「...言っていることがよくわから…
黒子「お姉様?何をなさっておりますの?」 美琴「んー、ちょっとね……クローゼット整理してたら去年の写真出てきたから見てたのよ」 黒子「去年のですの?ちょ、ちょっとわたくしにも見せて貰えませんでしょうか?」 美琴「いいけど、学校行事の写真だからそ…
人生とは恥の上塗りである。 それは人類が進化を遂げていく過程で、絶対的に必要だった“想像力”の副作用によるものだったのだろう。 他人がいて初めて起こりうる心象「恥ずかしい」。 誰だって他人に笑われたくないし、見損なわれたくないし、なにより嫌われ…
いろは「えいっ!えいっ!」 戸部「い・・・・いっ・・・!」 戸部「いろはす~」 戸部「あれ?」 いろは「ふふっ成功です~!」 戸部「あれ?いろはすなにこ・・・いろはす~」 いろは「ごめんなさい戸部先輩、先輩を手に入れるための実験台になってもらい…
緋沙子「幸平、遠月でミスコンをやるらしいぞ」 創真「ミスコンって……あのミスコンか?」 緋沙子「うむ。女子の人気投票のような、あのミスコンだ」 創真「そういうのって普通、学園祭とかでやるもんじゃないのか?」 緋沙子「月饗祭の時は、多くの生徒が自…
佐天「誰かを守れるぐらいの能力があれば」 初春「もー、また佐天さんたらそんなこと言ってるんですか」 佐天「だって…」 初春「全く、そんな妄想してもすぐにレベルがあがったりしませんよ」 佐天「わかってるけどさ…」 佐天(けどさ…) 佐天(やっぱり憧れ…
001 かりかりと、紙の上を鉛筆が走る音が静かに部屋に流れる。 時折、何かを言いたげにちらちらとこちらを窺う阿良々木くんの視線。 いえ、阿良々木くんの言わんとしようとしている事はわかっているのだけれど、それをわざわざ指摘するのもつまらないのよね…
学園都市 某所某日 黒子(少々遅くなってしまいましたの。……ん、あれは) ヒュンヒュン 黒子「お姉様ぁぁ!」ガバッ 美琴「ひやぁ!? 何、って黒子!? ……あんたねぇ、走ってるのに危ないでしょうが!」 黒子「ああん、ごめんなさいですの! ごめんなさいですの! …
八幡「朝起きたら先生が横に寝ていた…」 八幡「しかも、裸で」 平塚「…すーすー」スッポンポン 八幡「…」スッポンポン 八幡「…まさかね」 八幡「…帰ろう」サッ 平塚「……どこに行くんだ?」ガシッ 八幡「」 八幡「いや、ちょっとあれっす、家に帰りたいなーなんて」 平塚「…」…
いろは「毎日先輩と一緒にいられて幸せです!」 八幡「…とか言ってた時期がお前にもあったよな」 いろは「ちょ…やめてくださいよ、思い出したら恥ずかしくなっちゃいます」 八幡「いや、お前な、ソファーの上でだらしない格好でゴロゴロしてるその状況をまず…
シャル「僕が腹黒いという風潮」 シャル「どうしてなの一夏」ムスッ 一夏「どうしてって・・・俺に聞かれてもな」 シャル「僕は腹黒くないし、あざとくもないよ。どういうことなの!」 一夏「だ、だから俺に言われても」 シャル「しまいにはビッチとまで・・・…
奉仕部 平塚「比企谷? 帰ったんじゃなかったのか?」 八幡(……先生、目が赤いな) 八幡「いつもの置いておいた本を持ち帰るのを忘れてたんですよ」 平塚「それなら明日来れば良かったじゃないか」 八幡「明日から春休みですよ? ただでさえ休みが短いのに、…
結衣「三人でボーリングとか、初めてだね!」モグモグ 雪乃「私はボーリング自体初めてなんだけど。比企谷君、どうやればいいのか、教えてくれる?」 八幡「ああ。まずはボールを選ぶんだ。向こうに幾つかボールがあるから、自分が持ちやすいボールを選んでく…
首筋に垂れた一筋の汗が、蜂蜜色の匂いをふわりと巻き上げ、上条の鼻腔を通り過ぎた。彼は恥ずかしそうに彼女から目を背ける。 上条の視線の先には、点々と立ち並ぶ屋台の灯り。わたあめを作る機械の音。イカ焼きの煙、並んだお面、浴衣を着た人々。騒がしさ…
シンジ「アスカ、健康診断の結果、どうだった?」 アスカ「今日はまだ答えが出ないって言われたわ。精密検査するんだって」 シンジ「え? そうなの? 僕は問題ないって通知だったけど・・」 アスカ「どーせ、あんたのことなんてどうでもいいから、テキトーに…
アイズ「……(喜んで、もらえるかな)」* * *ロキ「アーイズたんっ。どうしたんや? そんな辛気臭い顔して」アイズ「……そんな顔、してた?」ロキ「してたで。まあ、アイズたんはいつも何考えとるかわからん部分あるけどな、でもいつもに増してわけわからん…
森夏「あれからもう10年か・・・」 森夏「10年経った今でも彼氏できないとかどういう事よ・・・」 森夏「占い師なんて出会いゼロの仕事に就いた私が言える立場じゃないけどさ・・・」 森夏「一人くらい彼氏できてもいいじゃない!」 森夏「近寄ってくるヤツらは…
一夏「シャルを本気で口説き落とそうと思う」 千冬「……は?」 一夏「え?」 千冬「い、今何か言ったか?」 一夏「あ、え?俺声に出してた?」 千冬「うむ。『シャルを本気でくどきおt』」 一夏「うわぁぁああやめてくれっ///」テレテレ 千冬「」 千冬「その、な…
折本「やっはろー!」 八幡「……………………おう」 バタンッ 折本「えっ!なんで閉めるの!?おーい!ひーきーがーやー!」ドンドン え、なにしにきたのあの子。怖いんだけど。なにが怖いかってどんだけあの「やっはろー」とかいう挨拶広まってるの?他校まで流行っ…
八幡「」ペラ 沙希「」ギュ 八幡「」ペラ 雪ノ下「・・・・・・」 由比ヶ浜「・・・・・・」 八幡「」ズズ 沙希「・・・・・・」 八幡「・・・・・・」 八幡「」スッ 沙希「」ズズ 八幡「美味いか?」 沙希「」コク 雪ノ下「・・・・・・」 由比ヶ浜「・・・・・・…
陽乃「はちま~ん♪」ダキッ 八幡「陽乃これから仕事に行くから離してくれるか?」ナデナデ 陽乃「え~八幡分補給中なのに~」スリスリ 八幡「きのうも充分補給しただろ、直接」 陽乃「ゆうべもお楽しみでしたね///」 八幡「ちょ、自分で言って照れるなよ…こっ…
戦場ヶ原「あら阿良々木君、何をふざけたことを言ってやがるのかしら」 阿良々木「すまない戦場ヶ原」 戦場ヶ原「謝らないで。ところで何を言ったの」 阿良々木「僕と別れてくれないか」 戦場ヶ原「そう、細胞分裂したいのね。わかったは、チェンソーでいい…
打ち止め「ねーねー、あーそーぼ?ってミサカはミサカは営業スマイルでおねだりしてみたり!」グイグイ 一方「あァ?メンドクセェから芳川か番外個体と遊ンで来いよ…」ゴロン 打ち止め「ミサカはあなたと遊びたいのーってミサカはミサカはぐいぐいぐいーっ!」グ…
ーーー教室ーーー 小咲「い………一条君、私、実はね………」 楽「お、小野寺…………?」 小咲「今までずっと、言えなかったんだけど……………私……」 小咲「ずっと…………ずっと一条君のことが好きでした……!私と…付き合ってください………!」 楽「えっ…………小野寺…………!?」 小…
雪乃「こっちに来ないで比企谷君」 「悲しいこと言うなよ雪ノ下」 雪乃「お願いだからやめてちょうだい!」 「…」 雪乃「い、いまなら誰にも言わないから」 「ずいぶんと上からものを言うんだな」 雪乃「わ、私が何かひどいことを言ったのなら謝るから」 「…
【わたしは】 えぇー……なに、なんなんですかこれ……。 先輩に今日の会合がなくなったことを伝えに奉仕部の部室に来たんだけど、漏れ聞こえてくる声からするとどうも和やかな雰囲気じゃなさそうだ。 なんか結衣先輩と雪ノ下先輩が言い争ってる……ように聞こえる…
三浦「あーしってさ案外一途なんだよね」 八幡「はぁ」 んじゃ 八幡「・・・・・・」 三浦「・・・・・・」 八幡「い、いいんじゃねーの、一途な女の子って」 三浦「!」 八幡「男で嫌いなやつはいないだろーし」 三浦「そ、そうっしょ、いいっしょ、いいっ…